メルマガ:【マスコミが伝えない事実】
タイトル:るいネットメールマガジン 【 る い 】[2006.3.15]  2006/03/15


  るいネットメールマガジン【 る い 】[2006.3.15]

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        メルマガ 【 る い 】  [2006.3.15]
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1  今週の注目投稿
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★ 現代板より、「若者がすぐ会社を辞めるのは、何で?」についての議論を
 ご紹介します。
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◇ 若者の「うぶ声」を見逃すな 
           【塩貝弘一郎  (31 京都 営業)  06/03/14 PM07】  
 
  >己の他者否定の自我の存在をちゃんと認めることが、やっぱり必要だと
   思う。
   いじめなどのゆがんだ仲間意識から脅迫観念的に忌避しているようだけ
   れど、それでは充足に向かえないのです。
  (参照 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=96026 )

  「自我」=ダメだと取り上げられていますが、ここ数年若者を見ていると、
  年々彼らの「自我」が、私たち30代(自我世代)の「自我」とは明らかに
  違うものだと感じてきています。

  要は、彼ら自身が、他者否定の自我を媒介に、みんなを捨象し代償充足を
  貪っているのか?という事です。

  実際、彼らの自我は、以前、「うつの事例」として北村さんの投稿で書か
  れていましたが、
  >これらの欠乏は本能や主要に共認回路から生ずるものである。従って精
  神的な自己攻撃のみならず肉体的な自己攻撃=欠乏の否定と封鎖を起こす
  のではないか、と思われる。当然ながら欠乏こそ全てのエネルギーの源で
  あるわけで、一切の活力は(対象と主体の封鎖に使われることに注がれる
  以外は)封印されてしまう。

  この倒錯した構造を生む主体は、共認や評価捨象の主体=自我しか考えら
  れない。通常は自我は他者否定と自己讃美(自己陶酔)のプラスに用いら
  れるが対象を否定しきれない場合、そのように対象+主体封鎖という現象
  を引き起こすのであろう。
  (中略)
  しかしこの逃避指令と主体凍結の大元は(逃避しなければ危険であるとい
  う)状況判断である。だとすればこの状況認識の転換こそが、同時に本来
  の共認欠乏・評価欠乏と、その方法回路の再生を促すカギを握っているの
  ではないか、と思う。
  (参照 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=47433 )

  母親等との関係を状況判断した結果の根深い期待封鎖によって、対象が他
  者へは向かわず内藤さんのダメ観念人間のように「自分」に向かうのでは
  ないかと思います。
  (参照 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=81144 )

  ですから、冒頭の他者否定に向かうような若者のイメージがし辛かったの
  ですが、違う一面で捉えると彼らの「自我」が出てきたという事は、私た
  ちを「分かり合える仲間」と捉え出した現れなのかもしれません。上記の
  状態から考えれば、「自我」だからダメと押さえつけるのでは無く、むし
  ろ期待封鎖してきた彼らの目覚めの「うぶ声(=チャンス)」と捉えた方が
  良いのではないでしょうか!?

  そこで周りの接し方で重要なのは、外圧(同類圧力等)を絶えずかけ続け、
  その結果得られる共認充足を分かち合っていくことだと思います。  
    
  全文 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=107347  
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◇ 若手に信頼される上司とは、面倒みのよさではなく、
                 自ら課題を突破してみせること。 
        【佐藤晴彦  (48 長野 会社員)  06/03/10 PM07】  
 
  >いずれも、心を開き出せないが故に疲弊し続け、常に頭の中は「いつか
  は会社を辞める」という意識が離れない。現実は、再就職の不安等から退
  職を踏み出せないでいるというのが現状でしょうか?
  (参照 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=105643 )

  若者が会社を辞める理由を、自分の会社での事例にひきつけて仲間と一緒
  に考えて見ました。
  共通して見えてくるのは相談できる上司がいない(=上司との信頼関係の
  欠如)、自分の技術の高度化の実感がない(=先行き不安)、やっている
  仕事の目的が不明なままの場当たり的な配置などなど・・・。

  逆に活力を持って仕事をやれたときの事例も話し合ってみると、難課題で
  はあってもその位置づけが明確で、方針をみんなで打ち合わせすることが
  出来た時(課題共認)、その方針に沿ってやるのだから、ダメだった場合も
  みんなの責任であり、自分だけに責任が押し付けれない安心感から、まっ
  すぐ課題に立ち向かえる。(=素直な期待応望)
  そうやって課題に取り組み、成功したときは充足感が高い!自らも成功体
  験によって技術も身に付いたという実感も沸く。技術の高度化は現業の圧
  力の中から身に付く。

  となると、結局は会社を辞める理由とは、突き詰めると課題が不明、しか
  しやらねばならないという(潜在的な)序列圧力、そんな不安を解消してく
  れる相手がいないという共認不全からくる期待封鎖(上司への不信感)とい
  う事ではないでしょうか。

  迎合的な面倒見のよさよりも、むしろ厳しくてもいい。自ら先頭にたって
  課題を突破してみせるくらいの上司の背中を見ることで信頼感を抱き、若
  手からも期待が発せられる。そして自分の不安も素直に相談できる。不安
  を聞いてもらえるだけでも、解決の方針が出なかったとしても、上司も一
  緒に考えてくれた末の方針であるならば、これで自分も頑張ってみようと
  思う。そこには文字通り序列に基づく押し付けは存在しない。(少しでも押
  し付けを感じれば、その時点で相談できる相手ではなくなる)

  会社というのは紛れもなく「闘争の場」である。だから、その会社で頑張り
  たいと活力が沸くには、そこで”自分のやりがい”などが見つかるとか言う
  ことではなく、闘争共認を結べる環境が作れているかどうかだと思う。
  それが出来ているならば、お互いが相手に期待し、それに応えたいという
  活力が沸くのではないでしょうか。  
  
  全文 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=107105
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◇ 「仕事を通しての成長」と「成長している実感」 
           【内藤琢 (28 京都 会社員)  05/12/23 PM01】  
 
  雑誌を始めとする媒体で、若者を中心に「働く意欲が湧かない」ことが、
  再び問題になっている。今までは、会社に入社する意志がない事が主に問
  題にされ、ニートという言葉が生まれた。(会社に入社はしていても、働
  く意欲が湧かなくなった者を「社内ニート」などと呼び、その中でも働く
  意欲や目的を失ったまま働き続ける者を「仮面ニート」と呼ぶらしい)

  ※仮面ニート=本人に働く意欲がない、またはその結果仕事をするうえで
  必要なスキルを身につけることができないがゆえにやる仕事がなく、仕事
  を与えてもらえない社内失業状態に置かれていることが多い。

  彼らの多くが「仕事(働く事)を通しての成長」を望んでおり、その成長
  が実感できなくなると、どうしようもない不安に襲われ、その不安から
  「働く意欲」そのものも失ってしまう。
  ※実際、ニート世代である若者の多くから「働いて〜年目なのに、これく
  らいの事しか出来ていない」という言葉が出てくる。

  企業組織においてこの問題は、「成長している実感をどのように与えるか
  or作り出していくか」という問題とも言える。しかし、その成長を金に還
  元しようとすると偏狭な「成果主義」となり、結果的に組織は疲弊していく。
  成長に応じて「どのようなモノを与えるか」という視点で考えると、閉塞
  してしまう。

  しかし、一方で、「成長している実感」=「より役に立てている感覚」と
  いうものは、何かカタチがなければいけない訳ではなく、日常的には日々
  実感できるものでもある。よって、「『より役に立てている感覚』がなぜ
  生まれないか」という問題に直面する。

  ここで、「働いて〜年目なのに、これくらいの事しか出来ていない」とい
  う意識はどこから発生するのだろうか?この意識は、逆に取れば、「働い
  て〜年目なのだから、これくらいの事は出来て当たり前」と取れる。少し
  考えれば、「これくらいの事が分っていれば、〜年目としては十分」とい
  う意識が底辺にある事に気付く。

  しかし、「〜年目だから考えなくてもいい問題」などあるのだろうか?実
  際にはそんなものは存在しないのに、単に自分から「そう思い込んでいる
  だけ」である。このような状態は、身分序列にぶら下がった「残存する序
  列意識」とも言えるし、周りへ期待できない(ほぼ同時に応合もしていな
  い)「期待封鎖」と言えるし、何かを実現するのは不可能だと思い込んで
  いる「実現不可能視」とも言える。

  逆に、このような「序列意識」「期待封鎖」「実現不可能視」などがなけ
  れば、「成長している実感」=「より役に立てている感覚」は、「より大
  きな期待に応えようとする」ことから生まれるし、その「応えようとする
  行動」一つ一つの積み重ねが、まさに「成長」と言える。

  企業組織にとっては、この「序列意識」の壁、「期待封鎖」の壁、「実現
  不可能視」の壁を如何に突破していくか、が(誤魔化しの成果主義ではな
  い)本物の答えを導く事になる。  
 
  全文 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=103063  
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