メルマガ:【マスコミが伝えない事実】
タイトル:るいネットメールマガジン 【 る い 】[2005.8.3]  2005/08/03


  るいネットメールマガジン【 る い 】[2005.8.3]

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        メルマガ 【 る い 】  [2005.8.3]
            http://www.rui.jp/

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1  今週の注目投稿
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★ 社会統合お題より、「肯定視が共認回路を再生していく」についての
  議論をご紹介します。
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◇ 肯定視から突破口が見える 
       【宮島明子 (37 新潟 営業) 05/07/30 PM10】  
 
  >ならば、みんなを100%肯定するところから観念機能は再生されて
  いくのかなって思いました。 
  (参照 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=75157 )

  これまでは自分なりにかなり一所懸命に認識を勉強してきたつもり
  でした。でも、露店ではお客さんと話して楽しいのに、日常の職場
  になるとやはりイライラしたり腹を立てたりすることが多い。認識
  を勉強しているし、それなりに進歩しているつもりなのに何でなの
  だろう・・・?そんな疑問がどんどん募って、逆に露店でも楽しめ
  ない日さえ出てきました。

  露店の仲間や師匠と話し合ったり相談に乗ってもらううちに、自分
  の不全や課題に強く拘る思いの裏には、「みんなを否定視」する気
  持ちがあったことに気づきました。どんなに認識を学んでも、どん
  なに露店でたくさんの人と話しても、潜在意識のような深いところ
  に否定視があると、全てが頭の中だけで価値観と結びついた固定観
  念に転化していったからなのだと思います。

  これをきっかけに、肯定視するとはどういうことかということが少
  しずつ感覚で分かり始めたようです。
  例えば職場の不全についても、「私権体だから」などの言葉で括っ
  ていたうちは、きちんと事実を直視していなかったのだと思います。
  
  でも「肯定視しよう」と思い始めてからは、自分の内側に生起する
  不全感ではなく目の前の事実により目を向けるようになりました。
  例えば「同僚が笑顔で反応を返してくれたからこれでよかったんだ」
  とか「お客さんがここで何かスッキリしない返事しかしてくれない
  ということは、何が納得できなかったんだろう」等々。

  それを繰り返しているうちに、いつの間にか同僚との関係にも変化
  が見え始めました。相手の実際の返事や表情を捨象して内面の不全
  感にばかり反応していた頃に比べ、明らかに相手の笑顔が増え始め
  たのです。もちろん、それを見て私も暖かいような気分になれ、い
  つの間にか不全は相対的に小さな問題になっていきます。ひたすら
  事実を直視すること、これが肯定視であり実現可能性に向かうこと
  なのだと実感しました。

  自然を100%肯定視することによって自然圧力に苦しめられてい
  た太古の人類が精霊をそこに見て観念機能を発達させ生き延びてき
  たように、今の自分の生活でもみんなを肯定視することから現実の
  課題を突破する可能性が拓けて来るのだということを、頭でなく心
  =共認機能で理解しはじめました。 
 
  全文 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=95349
  
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◇ 同化が人を、組織を育てる 
     【西谷文宏 (26 和歌山 建築設計) 05/07/24 PM08】  
 
  >意識してみんなに開き出して、課題を軽視していることを自覚し、
  教えてもらって、そのままやってみるということを繰り返していきたい。
  (参照 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=94750 )
  >どうしたらミスなくせるのかなって思っているのは相手も一緒なんだ!
  (参照 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=94787 )

  今から3年ほど前、一緒に仕事をしていた新人スタッフが大きいミ
  スをしたことがありました。前日の夜、(その新人スタッフに)取
  りまとめをお願いした書類(次の日の打ち合わせに必要)の出来が、
  朝チェックしてみると散々たる状況だったのです。取りまとめの指
  示をしたのは僕で、明確に指示をしたつもりだったので、愕然とす
  るとともに、「なんでこいつはこんな簡単なこともできないんだ!」
  と怒りに震えました。
  この事態をどうしようか考えるよりも、怒りと否定視で怒鳴り散ら
  すようなことしか出来なかったことを鮮明に覚えています。

  ちょうどその時、その仕事をまとめるディレクターが出社してきた
  ので、状況を説明しました。ディレクターは怒るでもなく、あと数
  時間後に迫った打ち合わせ用に資料を早急にとりまとめる指示を僕
  とそのスタッフにし、わずか30分ばかりの間に必要書類と、足り
  ない資料の判断をし、打ち合わせの戦略を練り上げました。その状
  況判断能力と、戦略判断のすばやさに驚かされたのですが、それよ
  りも驚いたのは、その後、僕とスタッフにとった行動でした。

  「まあ、座ろうや」とディレクターは僕とスタッフを打ち合わせテ
  ーブルに座らせ、「なんで今回、こんなことになってしまったのか、
  彼(新人スタッフ)の心理状況、西谷の指示内容、一つ一つ考えて
  見ようや」と言って、ミスが起きた原因追求を始めたのです。

  てっきり、”怒られる”とばかり思い込んでいた僕(おそらく新人 
  スタッフも)はあっけにとられました。打ち合わせまであと数時間
  あるとは言え、臨戦態勢のこの状況の中で原因分析をするとは考え
  もしなかったからです。
  
  そのことをデイレクターに伝えると、「今回、こういう形でミスが
  起きた。ミスと言って片つけるのは簡単や。でも、ミスとして片つ
  ける限り、これからも同じようなことが起きる。今、ミスが起きた
  この現場で、一緒に考えてみることが、これからの君たちにも、組
  織の為にも絶対プラスになる。だから一緒に考えよう」と答えが返
  ってきたのです。

  ディレクターはその後、僕の指示状況や、スタッフの作業状況を聞
  く中からミスの原因がスタッフの勘違いにあることを確認すると、
  今度は、指示を受けたときのスタッフの心理状況の分析、さらには、
  殆ど精神分析に近いレベルまで分析して行きました。

  その分析を一緒に考える中で、「なるほど、こういう風に勘違いし
  ていったんだ」と彼(新人スタッフ)の心理状況がどんどん見えて
  きて、「僕の指示をこう言えばよかった」「これから彼に指示する
  のは、こういう言い方だと伝わらないから、こう言って伝えてあげ
  よう」など自分自身に対する反省点もドンドン浮かんでくると共に、
  彼のミスに対して怒ることしかできなかった自分が如何に否定視が
  強いかも痛感しました。

  「ミスは怒ってもどうにもならない。今回、彼がミスを起こした。
  そこでやるべきことは、怒ることじゃなくて、彼の心理状況に徹底
  的に同化して分析し、今後同じようなことを起こさないようにする
  ことや。なんでミスが起きたのか、徹底的に分析することなしに、
  ミスを防ぐことなんてできるはずがない。」一通りの構造分析を終
  え、デイレクターが僕たち2人に言った言葉が凄く印象的でした。

  あれから3年たちましたが、ミス・トラブルの総括会議や年下のス
  タッフ、露店の弟子などに接するたびに、このときのディレクター
  の言葉を思い出します。
  ミスやトラブルが起きたときほど、起こした本人に同化し、徹底的
  に構造分析することが不可欠であると言うこと。そして、その本人
  に同化し、構造分析していくことが、その本人を育て、組織も育て
  ていくと言うこと。

  同化が人を、組織を育てていくんだ!  
     
  全文 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=95053

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