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タイトル:るいネットメールマガジン 【 る い 】 [2005.6.29]  2005/06/29


  るいネットメールマガジン【 る い 】[2005.6.29]

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        メルマガ 【 る い 】  [2005.6.29]
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1  今週の注目投稿
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★ 社会統合お題より、「共認充足か?自我充足か?」についての議論を
  ご紹介します。
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◇ 自我を見抜いて叩く 
   【松尾茂実(39 佐賀 経営コンサルタント) 05/06/19 AM00】  
 
  私権が終焉した現在、他者否定の自我がストレートに表出することは
  なくなったが、その分巧みに自己正当化を図ろうとするようになった。
  その行為に対して何か違和感を感じるものの、自我の構造について無
  自覚だとついつい「そうかも」と思わされてしまうので、改めて自我
  の現れ方についてまとめてみた。

  ●個人的不全発⇒他者批判
  出発点は自己の不全にある。それは親和欠損による苦しさや人間関係
  がうまくいかない、といった個人的な不全であるが、真の原因と向き
  合うことをせずに、外界に原因を求めて他者批判や現実否定をしよう
  とする。

  ●問題のスリカエ
  自我は普段は表に出せないが、何か問題が起きたときにここぞとばか
  りに批判をする。しかし、もともと批判・否定が目的なので問題の対
  象を直視することなく、誰もが認めるであろう対象に問題をスリカエ
  て攻撃をすることになる。

  ●誇張
  より多くの人に共認させるために、「わかりやすい」事例をこじつけ
  ながら、事の重大さを誇張しようとする。

  ●傍観者
  そうである以上、自ら変わろうとか現実を変えようという気は全くな
  く、批判するだけで実現方針なしの傍観者としてのスタンスに終始する。

  以上は、本人でさえ無意識に行っていることが多く、周囲からはっき
  りと指摘しなければ改善しない問題である。自我は共認を破壊する敵
  対物であり、迎合していては本人も集団も活力衰弱していくことを忘
  れてはいけない。

  全文 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=92958       
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◇ ごまかしをさせない 
     【門奈津子(26 大阪 秘書) 05/06/27 PM05】  
 
  私達世代にも自己正当化≒他者否定はありましたが、特に今の世代と
  違うなと感じるのは「問題のスリカエ」の部分だと感じます。

  わかってほしい欠乏・評価欠乏が強いと自我が強く(表に出やすく)
  なる。そして比較的「なにが自我か」指摘しやすい為、指摘していく
  うちに本人も「自我」か「事実」かの区別がつくようになる。

  しかし、今の世代は強烈ないじめ圧力を受けたため、表層的に無難に
  やり過ごすことに意識が向かう。
  例えば・・・失敗した後、「怒られませんでした→だから大丈夫だっ
  たんです」のように、実際の失敗を自己正当化意識でなにもなかった
  ようにスリカエられる。そうなると、事実の追求には一向に向かえず、
  何度も同じ失敗を繰り返す。

  そういった、自我であることに気付いていない若者たちに自我を気付
  かせる=事実追求に向かわせるには、迎合することなく事実(対象化
  すべき相手だったり、物事だったり)を突きつけるしかない。
  そのとき重要なのは「ごまかし」を言わせないことだと思う。
  つい最後まで聞いてから指摘しようとすることがあるが、実はそれが
  すでに迎合であり、相手はごまかしを言い切ってしまうと「もう怒ら
  れない。大丈夫」→「思考停止」になる。

  「事実の追求」のみが、現実の不全を突破できる唯一の手段だという
  ことを肝に銘じたい。  

  全文 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=93459
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◇ 共認回路と自我回路 
      【四方勢至 (老年 京都 編集) 01/03/27 AM05】  
 
  私は、実現論において、サル時代に形成された共認機能が本能を超え
  た機能であるだけではなく、DNA変異に代る画期的な進化機能の実現
  であった事を明らかにしました。それに対して、ここでは共認機能の
  弱点or欠陥について触れておかなければなりません。共認機能は決し
  て完璧ではなく、それは必然的に自己の破壊回路を生み出して終うの
  です。

  期待・応合回路は、周りの期待に応えている充足の欠乏or期待され認
  められることの欠乏を生み出します(これを近代風に表現すれば、存
  在理由の欠乏とも云えますが、本質的には役割や評価の欠乏です)。
  
  とりわけ評価共認は、期待・応合回路上の各所に「与えられない期待や
  評価」に対する欠乏の塊を生み出し、その不全感を捨象すべく(実現論
  で述べた−捨象+収束のドーパミン快感回路を使って)他者否定と自
  己陶酔を目的とする自我回路を形成して終います。

  この自我回路が生み出すのは、全て「現実には与えられない期待や評
  価」の代替充足物であり、従って全てが実在しない幻想です。また「与
  えてくれない」相手や集団に対する他者否定と自己正当化の塊なので、
  共認の敵対者とも破壊者ともなる危険性を秘めており、言わば共認機
  能が生み出した鬼っ子です。

  この様に、共認回路は必然的にその副産物として自我回路を形成して
  終います。但し、必然的と云っても、夫々の回路の伝達物質は異なる
  ので、自我回路(ドーパミン)を刺激しなければ、純粋な期待・応合
  (エンドルフィン)に基づく雌雄充足共認や親和共認や役割共認の回路
  が作動します。
  (補:共認回路とその派生物たる自我回路は、共に本能と観念の中間
  領域に存在していますが、共認回路の方がより基底的な位相にあり、
  自我回路の方がより表層的な位相にあります。)

  しかし、真猿の段階では、性闘争⇒序列闘争は共認によって制御はさ
  れていますが、完全に封印された訳ではありません。それに、哺乳類
  →真猿の、とりわけ(年中発情するまでに進化した)チンパンジーの性
  闘争本能は強力です。しかも、この性闘争の本能回路は「自分以外は
  全て敵」とする回路なので、性闘争回路が他者否定と自己正当化を目
  的とする自我回路に直結し、両者は不可分に相乗収束してゆくことに
  なります。
  (注:性闘争本能が自我を生み出した訳ではありません。自我は周り
  の規範共認や評価共認に対する否定を源泉として始めて生まれます。
  ただ、共認回路がその副産物として自我回路を生み出した以上、性闘
  争本能の回路は後から必然的に自我回路に収束してゆくことになると
  いうことです。)
   
  全文 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=2239

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