メルマガ:【マスコミが伝えない事実】
タイトル:るいネットメールマガジン 【 る い 】[2004.05.18]  2004/05/18


  るいネットメールマガジン【 る い 】[2004.05.18]

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        メルマガ 【 る い 】  [2004.05.18]
            http://www.rui.jp/

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1  今週の注目投稿
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★ 「社会統合」の会議室から『理解を促す音読の効果』についての議論を
   ご紹介します。
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◇ 言葉は使ってから初めて分かる。 
                      【田野健 ( 42 東京 監理 ) 04/05/11 AM02】 
 
  >露店でも、劇場でも、答えを「分かっている」つもりなのに語れない
  人が多い。それは、これまで、勉強でも、読書でも、全ては自分発の理
  解に留まってきたからである。
  憶えるのも、理解するのも、使うのも、全て自分の利益発で、自分が理
  解できればそれで終り。従って、全ては頭だけで、せいぜい自我(自己
  決定)回路しか作動していない。
  (参照 http://www.rui.jp/message/07/14/63_6e4a.html )

  最近読んだ本に「奇跡の学力・土堂小メソッド」という本があります。
  100桝計算や音読学習で小学生の学力を飛躍的に伸ばしマスコミ等にも
  とりあげられた有名な校長のベストセラーです。
  その中で「分かる」に関して書かれていたくだりがありましたので紹介
  します。

  まずは音読の効果を書いているところからです。
  
  >音読は子供達の基礎的な力を上げていくためにとても有効な方法です。
  「音読が脳全体を非常に活性化させ、子供達の知性の発育に良い効果を
  与える」ということが最近の研究でも明らかになっています。
  一口に音読といっても単に文章を声に出して読ませるというだけでなく、
  教師の後を続けて読む「追い読み」クラス全員で声を揃えて読む「一斉
  読み」一人で全文を読んだり、一人ずつ順番に読んでいく「一人読み」
  などいろんなやり方があります。
  例えば子供達を2つのグループに分けて互いに声を掛け合いながら現代文
  ばかりではなく古文までとことん音読させます。そんなふうにすると子供
  達は楽しいんですね。表情が生き生きしてきます。早く読めるようになっ
  ているのなら自然と早く読みます。心を無にしてひたすら声を出して読む
  とでもいうのでしょうか、そういう集中した音読だとまるで心まで鍛えら
  れるというかすごく子供が元気になると感じる事が多かったのです。

  次にできるとわかるの関係について書かれています。
  
  >私と同じように基礎学力の向上に力を入れてきた富山市立五福小の校長
  は次のように述べています。
  わかるが先かできるが先かは教育の本質にかかわる問題です。今日の学校
  教育ではできるよりもわかるを優先する教育です。「意味もわからずに計
  算しても忘れる」と言われます。しかし果たしてそうでしょうか?
  乳幼児が言語を習得していく時、意味もわからずに言葉を丸ごと真似して
  いるうちにパターンを認識していきます。自然に意味もわかって言葉を使
  いこなすようになるのです。乳幼児は言葉の意味が後からわかるのです。
  つまり人間の最初の学習はできるが先でわかるが後なのです。
  後からわかることは決して特殊な事ではなくむしろ理解の基本形なのです。
  (以上抜粋)

  これは果たして小学校の学習の事だけだろうか?と考えた。
  我々もこれまでわかる事でできたと思っていたのではないか?
  実現論をはじめ新しい認識はもちろん深く理解することは必要だ。しかし
  分かる事と使う事(=できる)が逆転しているのではないかと思い始めた。
  使う事ができて後から分かっていく。

  それが自分発の理解の悪癖をも突破する一つの方法のような気がする。  
  
  全文 http://www.rui.jp/message/07/17/30_8279.html
 
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◇ 「わかろう」とするのは肯定視できないから 
        【太刀川省治 ( 44 大阪 建築士 ) 04/05/12 PM10】 
 
  >実現論をはじめ新しい認識はもちろん深く理解することは必要だ。しかし
  分かる事と使う事(=できる)が逆転しているのではないかと思い始めた。
  使う事ができて後から分かっていく。
  それが自分発の理解の悪癖をも突破する一つの方法のような気がする。
  (参照 http://www.rui.jp/message/07/17/30_8279.html )

  新しい認識は旧観念のように言葉だけで充足するお題目ではないから、普通
  に読み流しただけでは理解できない。旧観念を全部捨てなければ、理解でき
  ないし吸収しない。なのに「わからなければ・・・」「理解しよう」と思い、
  根を詰めて読んだりする。それが存外に苦しい作業だったりする。それって
  自分の潜在意識に肯定視できない部分を残している事の証しなのだと思う。

  無垢な幼児は新しい事物に対して疑問視する観念など無いから、なんであれ
  いきなり真似をして、吸収する。そしてすぐに誰かにそれを知らせ、共感し
  てもらう事でさらに肯定視を強め、定着する。本当の意味を理解するのは何
  度も使ってからの事だ。

  観念で肯定視に転じる事はナカナカ難しい。そこで「わかる」ことはいった
  んタナ上げにして、真似をして使ってみる。みんなの反応を得て新認識の有
  用性を共感することが肯定視を可能にし、幼児と同じところまで来る。
  
  まず真似をして使ってみる。それが共感⇒肯定視⇒吸収⇒理解へとつながる
  一番の近道なのだと思う。

  全文 http://www.rui.jp/message/07/18/47_4452.html
  
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◇ 音読する感覚 
      【野崎章 ( 29 福岡 営業 ) 04/05/15 PM10】 
 
  小学生の頃、国語時間に音読をよくやった。できるだけ抑揚をつけ、感情を
  込めて読むと、先生から誉められたり、みんなから上手いと言われる事が嬉
  しかったし、なにより実際読んでいる時は、その「自分じゃないような感覚」
  が楽しくて、家で1人で読むときも同じように音読していた記憶がある。
  が、その後はまったく音読はしていない。

  >憶えるのも、理解するのも、使うのも、全て自分の利益発で、自分が理解
  できればそれで終り。 
  (参照 http://www.rui.jp/message/07/14/63_6e4a.html )

  中学、高校、大学と進む中で、本当にこんな感じだったように思う。その場
  その場のテスト(自分の利益)のためだけなので、全然頭に残ってない。残
  っていたとしても、単なる断片の「事」でしかない。

  話は変わるが、セールスマンの営業研修で、二人ペアになり、片方が「私は
  ○○で、□□□なんで、・・・だと思います」と言った簡単な話をした後に、
  もう片方が、「あなたは、○○で、□□□なんで、・・・だと思うんですね」
  といった事を繰り返すというのがあって、はじめてやると、ほとんどの人は
  そんなに長くない話でも、正確に繰り返す事ができないらしい。

  セールスマンという特性があるにしても、普通の人でも日常繰り返される会
  話の大部分が、「自分」あるいは、「自分の利益」というフィルターを通し
  て行われているのだろうと思う。
 
 “同化”の話がるいネットで紹介され、さっそく人の話を聞くときに集中して
  意識してみた。すると、相手が話している言葉が、自分の脳を通して自分の
  ど元から声が出ているような感覚がした。

 「音読の感覚と同じだ」と思った。話を聞いているのと同時に、一緒に脳も働
  いている感じ。潜在思念が深いところで共鳴している感覚なのかもしれない。

  >従って、自分(自己決定)発の理解を止め、観念の奥の対象(潜在思念)に同
  化・応合すること。それが、理論を吸収し尽くすと言うことであり、そうし
  てはじめて理論を使いこなす(応用する)ことが可能になるのだと思う。
  (参照 http://www.rui.jp/message/07/14/63_6e4a.html )
 
  これからの、会話、書物を読む感覚が全然違ってくるように思う。  

  全文 http://www.rui.jp/message/07/20/32_33ef.html

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