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□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□ メルマガ 【 る い 】[2004.05.11] http://www.rui.jp/ □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□ ─┬───────────────────────────────── 1 今週の注目投稿 ─┴───────────────────────────────── ★ 社会統合」の会議室から『理論を使いこなすために不可欠な同化』 についての議論をご紹介します。 ====================================================================== ◇ 頭で理解しただけでは、新理論は使いこなせない 【岡田淳三郎 ( 60代 大阪 経営 ) 04/05/06 AM01】 露店でも、劇場でも、答えを「分かっている」つもりなのに語れない人 が多い。それは、これまで、勉強でも、読書でも、全ては自分発の理解 に留まってきたからである。 憶えるのも、理解するのも、使うのも、全て自分の利益発で、自分が理 解できればそれで終り。従って、全ては頭だけで、せいぜい自我(自己 決定)回路しか作動していない。 そこには、’70年以降のみんな不全が消滅した特異な30年の時代背景が、 深く関っているように思う。 ‘60年代までは、みんな不全発の観念収束がまだ生きていたので、(それ でも、自分発の頭でっかちな観念派が多かったが)観念はみんな(共認) 回路をも作動させていた。 しかし、’70年、みんな不全が消滅した事によって、(ごく一部の自我 観念派を除いて)観念全般が捨象され、みんな回路から切り離された頭 の上だけの理解物(=私有物)に転落した。 しかし、本来、観念(理論)は、みんな不全に応えようとする期待圧力の 中で生み出されるものであり、観念(理論)の生命は、むしろ根っこの潜 在思念(みんな不全⇒みんな共認回路)にある。 従って、書物であれ、レジュメであれ、投稿であれ、相手(著者)がなぜ これを問題にしているのか、なぜそう考えるのかを深く読み取ること、 換言すれば、潜在思念のレベルで対象に同化・応合することが、不可欠 になる。 このことは、露店主ならお客さんに対応している時、誰もが心している ことである。だから、活字を読む時も、おなじように心得て読めばいい、 只それだけのことである。(少し場面が異なるが、役者がセリフを生き 生きと語れるのも、役者は意識的に役=対象に同化しているからである) 従って、自分(自己決定)発の理解を止め、観念の奥の対象(潜在思念)に 同化・応合すること。それが、理論を吸収し尽くすと言うことであり、 そうしてはじめて理論を使いこなす(応用する)ことが可能になるのだ と思う。 全文 http://www.rui.jp/message/07/14/63_6e4a.html ------------------------------------------------------------------ ◇ 同化に不可能視はいらない 【西知子 ( 29 京都 秘書 ) 04/05/08 AM02】 >自分(自己決定)発の理解を止め、観念の奥の対象(潜在思念)に同化・ 応合すること。それが、理論を吸収し尽くすと言うことであり、そうし てはじめて理論を使いこなす(応用する)ことが可能になるのだと思う。 (参照 http://www.rui.jp/message/07/14/63_6e4a.html ) 子供とかを見てると、対象に対して肯定視(興味・関心を持ち)さえす れば、すぐに同化してしまう。人にも、動物にも、テレビにも。 大人になるにつれ、肯定視と同化の間に壁が出来てゆく。すごいと思っ ても、自分には無理と思って同化するのをやめてしまう。 結局、不可能視が根っこにあるんだなと思った。 でも、吸収=理解だったら、「自分にはまだ無理」とか「知識が足りな い」とかすごく道のりは遠そうだけど、吸収=同化だったら、今すぐに でも出来る。 だって子供は、同化するときに「自分が」出来るかどうかなんて、きっ と考えていない。そういう意味で、対象と自分との壁は全くない(とい うより、「自分」っていう意識が全くない)。 だから楽しそうで、吸収が早い!! 全文 http://www.rui.jp/message/07/15/85_036f.html ------------------------------------------------------------------ ◇ 実感発の同化、みんな発の同化 【矢野悟 ( 22 高知 会社員 ) 04/05/08 AM02】 学生時代、やりたいことって言われても、わからなかった。就活を始め る前に自己分析もしてみたけど、結局何も見つからなかった。まさに、 >とりあえず、なんとなく、それなりに・・・ 「無難思考」で生きてきた若者たち。 (参照 http://www.rui.jp/message/07/13/38_ed71.html ) の一人だったと思う。 最近、交流会や勉強店に参加していた時のことを思い出す。夏の暑い日、 冬の寒い日。今日は何が聞けるかとわくわくしながら、あちこちの会場 に向かった。 いつも抱いていた感想は、「難しいけどなんか面白かった!」って感じ。 どちらかといえば、実感のみの感想だ。 少し前に出会った、男の子2人組。 「友達とうわべだけ仲良くしてても物足りない」 「最近マジ話に目覚めた」 「自分達で真剣に話をするサークルを作ろうと思っている」 「なんで屋のお題を会議のテーマにしたい」 決定的に自分と違っていると感じたのは、「何か面白そう」という実感 ベースの感想にとどまるのではなく、「新認識を知って(使って)、こ れからどうしていったらいいのか?」というところを知りたがっている 所。自分の実感を飛び越えた認識に拒絶反応を起こすこともなく、むし ろそれを吸収して自分のものにしようとしているように感じた。 >普通の人は、もう、「遊んでいても物足りない」どころか、「実感じ ゃ物足りない」ところまで来てるんだと思いました。 (参照 http://www.rui.jp/message/07/08/32_0179.html ) 実感は、あくまで自分の目の届く範囲でのみ通用する。言い換えれば、 実感で同化できるのは、「自分のことを受け入れてくれる」、あるいは 「自分が好きな」人だけに限られる。後は捨象。広く社会全体を対象化 し、相手と同化しようと思えば、自分発では不可能だ。 >新理論は、あくまで潜在思念(みんな不全⇒みんな充足)発で、相手 (著者)に同化し、対象(理論)に応合することなしには、使いこなせない。 (参照 http://www.rui.jp/message/07/14/64_46fe.html ) 目から鱗。難しいけどやってみよう! 全文 http://www.rui.jp/message/07/15/84_48e6.html ------------------------------------------------------------------ ■□併せて、こちらの投稿もご覧ください□■ ◇ 仕事でも同化 【佐藤賢志 ( 40 東京 デザイナー ) 04/05/10 PM08】 http://www.rui.jp/message/07/16/89_a749.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※【 】内は投稿者名・プロフィール・投稿日時です。 ※投稿は一部要約しています。 ※配信アドレスの変更、配信中止は、以下のページにて可能です。 http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3E9C2C446CC9D ※お問い合わせは「るいネット編集部」ruinet@rui.ne.jp まで。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇るいネット⇒ http://www.rui.jp |