メルマガ:【マスコミが伝えない事実】
タイトル:るいネットメールマガジン【 る い 】 [2004.03.17]  2004/03/17


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      メルマガ 【 る い 】    [2004.03.17]
              http://www.rui.jp/
 
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1  今週の注目投稿
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★今回は「社会統合」の会議室から「マスコミの功罪」についての議論を
 ご紹介します。
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◇ オウム事件の主犯はマスコミでは? 
            【阪本剛 ( 30 千葉 SE ) 04/03/09 PM09】
 
  >最近の鳥インフルエンザ報道で会長を自殺に追いやったメディアの
  自殺に対する傍観者的報道などを見ても、無責任の一言であり、共認
  形成の場からメディアに対する認識転換を図る必要があると痛感する。
  (引用 http://www.rui.jp/message/06/88/20_8773.html)

  2004年 2月27日、東京地裁でオウム真理教の松本智津夫(麻原彰晃)
  被告に死刑判決が出た。連日、オウム真理教と関連事件をめぐって猛
  烈な批判を含めた報道が続いているが、何か違和感を感じる。

  ■オウムを拡大させた当事者はマスコミ

  素朴な疑問として、拡大手段を持たない小さなオウムが、なぜ数千人
  の信者を抱える大組織へと拡大できたのか?

  例えば、幹部を含めた少なからぬ信者たちが、入会のきっかけは麻原
  の「空中浮揚」の写真だと証言している。
  (参考http://www005.upp.so-net.ne.jp/satoko-kikin/saiban-37-2.html)

  この写真やオウム関連記事を掲載・連載したのは「トワイライトゾー
  ン」(ワールドフォトプレス)、「ムー」(学習研究社)、「プレイ
  ボーイ」(集英社)などの雑誌であった。掲載されたのは1985年。こ
  の年をはさんで10名に満たない会員が200名へと拡大している。
  (参考http://www001.upp.so-net.ne.jp/arti/7th/-1989.htm)

  (ちなみに、空中浮揚がマスコミで紹介されたのは麻原が最初ではな
  い。1982年からヨーガ指導者の成瀬雅春の空中浮揚写真を多くの週刊
  誌が掲載している。)

  つまり、オウムを拡大させた当事者はマスコミだったのである。
  オウムを好意的に紹介することを飯のタネにしていた人間がマスコミ
  に多数いたということだ。
  
  ■オウム拡大の社会潮流を創ったのもマスコミ

  今日から見れば信じられないが、オウムが拡大を続けていた1980年代
  は、マスコミ総出で形成されていたオカルトブームの只中にあった。

  ブームは「ノストラダムスの大予言」(1973年)やユリ・ゲラー来日
  (1974年)にはじまる超能力ブーム、心霊写真ブーム(1975年頃がピ
  ーク)にさかのぼる。

  出版界では、需要を見込んだ「ムー」(1979年)「トワイライトゾー
  ン」(1982年)などのオカルト系雑誌が発行されはじめる。
  また、終末論にもとづいた小説・コミックも「幻魔大戦」(1983年映
  画化、ハルマゲドンの概念を広めた)、「風の谷のナウシカ」(1984
  年映画化)、「北斗の拳」(1984年アニメ化)など多数生み出された。

  テレビでは、日本テレビの「木曜スペシャル」を中心にして、Mr. マ
  リックの超魔術・ハンドパワー・ブーム(1989年)、宜保愛子の霊視
  ブーム(1986年頃からテレビ出演)などが生まれる。

  ほとんど毎日、毎週のようにテレビや雑誌でオカルト関連の番組や記
  事が流れていた。子供も大人も、終末思想やUFOや心霊などの超常
  現象、超能力にまつわる情報に晒されていたのだ。洗脳といってもい
  い。あの明らかに狂っていた時代の空気の中で、相当偏った心情を抱
  いた人間は少なくなかっただろう。

  オウムが使った言葉は、マスコミが作ったブームから適当に取捨選択
  して作ったにすぎない。

  マスコミは「なぜ、多くの人がオウムに魅かれていったのか?」と言
  っている。が、なんのことはない。マスコミ自身がオウム拡大の社会
  潮流を創っていたのだ。それを飯のタネにしてきた人間が、あたかも
  他人事のようにオウム真理教と信者をバッシングしている。
  だが、オウム事件の主犯はマスコミなのではないだろうか?

  マスコミが、過去にオウムを面白おかしく報道したり、つまらないブ
  ームを作らなければ、(今も遺族や被害者が苦しみ続けている)悲惨
  な事件は起こらなかったのではないだろうか?

  全文 http://www.rui.jp/message/06/88/23_0fdb.html

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◇ ずっと受信者のままだったんだ 
          【久保田彰子 ( 26 福岡 OL ) 04/03/10 PM06】
 
  マスコミは、ちょっとのことを、大げさに表現するし、褒めてみたり、
  叩いてみたり、それが事実かどうかかなりあやしいということは、私
  達も気づいていて、マスコミからの情報は、“絶対鵜呑みにしない”、
  “事実かどうか見極めることが大切だ”って、ずっと思ってました。

  でも、先日のなんでや劇場で、マスコミ→一般人という構造自体が、
  発信者と受信者という階級をつくりあげているということをお聞き
  しました。

  なるほど、『発信者は発信するのみ、受信者はそれを受け取るだけ。』
  いくら、情報を選別しようとも、そういう構造自体が偽物だったんで
  すね。

  情報を垂れ流すだけ垂れ流し、絶対に叩かれない位置にいるマスコミ。
  そんな情報社会の犯罪性を感じました。

  >なんで屋露店、なんでや劇場、るいネットといった認識形成の場な
  ら、みんなの実感を羅針盤にしながら、新しい認識を作り出すことも
  出来るし、構造認識の吸収もみんなで無理なくできそう。
  (68126「認識の必要」と「認識形成の場」って一体) 

  なんで屋露店、なんでや劇場※、るいネットだったら、発信も吸収も
  同時に出来そうです。  

  全文 http://www.rui.jp/message/06/88/59_589e.html

  ※なんでや劇場のご案内
  詳細・申し込み方法 http://www.rui.jp/ruinet/gekijou.html

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