メルマガ:【マスコミが伝えない事実】
タイトル:るいネットメールマガジン【 る い 】 [2004.02.06]  2004/02/06


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      メルマガ 【 る い 】    [2004.02.06]
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1  今週の注目投稿
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★今回は旧改革派(NPO)の現状についての投稿をご紹介します。
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◇ NPOに携わってる人も、学者と同じ?  
             【山崎許子 ( 26 札幌 OL ) 04/01/28 AM00】
 
  私が学生の時、街づくりなり環境保全なり、いろいろな団体に顔を出し
  ては体を動かしていたのですが、

  >彼らの頭の中には、“自分達の運動を守る=縄張りを守る”という
  『旧いしがらみ集団意識』があり、口(御旗)では“社会”運動といい
  ながら、やっていることは旧集団意識と本質は何ら変わらない
  (引用 http://www.rui.jp/message/06/72/64_1174.html)

  という実態、本当にありました。他所の団体に対するライバル意識
  (「うちのとこの活動の方が、あっちよりもいい、まともだ。」という
  思い)がありました。

  何でかな〜、と思い返してみたのですが、一つ思い出したのは「助成金
  の申請」。

  毎年、特定の基金に助成金を申請して活動資金を確保する他にも、団体
  の知名度を上げるために(認知されることが推進の一歩だと思い込んで
  いるから)、新たに助成金を申請するのですが、よくあるのは公募形式
  (報告書提出→審査→1つor数団体に交付)の助成金申請でした。

  当然ながら、他団体はライバルであり、如何に自分たちの活動を良く見
  せるか、という低次元の発想で争います。こうなるともう、活動の目的
  自体もでっちあげみたいになるし、全く実態や実感とかけ離れていきま
  す。(そんなことを、毎年よくやっていたな〜、と自分でも呆れる。)

  そんな中でも、同じ活動の団体同士でイベントを開催することもあるの
  ですが、結局その目的も、活動規模が大きくなる→注目度・知名度が上
  がる→縄張り拡大できる、という、活動目的からズレたものでした。

  活動を維持するために、どんどん目的がズレてくるって、本当に始末が
  悪いって思います。でも、その活動団体の存在自体がおかしいとは、当
  時思わなかったし、「こういうことをするのは良いこと。」だと、根拠
  も無いのに宗教のように信じきっていたように思います。

  >NPO団体は、『旧観念/旧集団』の枠の中にドップリ漬かった存在
  であり、そればかりかその中身と逆に口では非営利で市民による“社会”
  活動を御旗にしている分、旧私権集団より始末が悪い、と見るべきでは
  ないかと感じる。(引用同上)

  私にとっては、その活動から離れてみてやっと気付いたことでした。旧
  観念を否定すれば己の存在基盤が無くなる学者のように、NPOやボラ
  ンティアをしている人って、己の活動を否定できないのかもしれません。  
  
  http://www.rui.jp/message/06/73/23_2bc8.html


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◇  本当に社会を変える気が、旧変革派にあるのか?  
          【冨田彰男 ( 40 兵庫 経営管理 ) 04/01/26 PM07】
 
  るいネットの「行事紹介&仲間探しの掲示板」の中には、NPOの集会
  に参加した方の報告がいくつかある。それらは、NPOを始めとする社
  会変革派の現状をよく表している。例えば、次の投稿。

  >前半はNPO及び反戦団体の活動報告、後半はフリーテーマによるデ
  ィスカッションの構成であった。5団体の活動報告が行われたが、街頭
  デモ、演説活動及び野外ステージ活動などの活動報告があった。どれも
  米ブッシュ政権批判や自民党批判とどれも否定、批判のオンパレードで
  あった。中には、新聞の切抜きを読み出すなど中身の無い話しで1時間
  30分を費やした。

  >各団体の活動紹介も終わりフリートークに移った。司会者が、扱いた
  いテーマについて参加者に振った。手を上げる人がいなかったので、
  「何故、戦争はなくならないのでしょう?」を私から切り出した。途端
  に、今までざわついていた場が、一気に沈黙に静まり返った。司会者も
  思惑と違ったのか、「そのことなら後で個人的に話しましょう」とあわ
  てて言い出す始末。「批判や否定では、何も解決しないのではないか?
  何故、戦争が起こるのかその根本原因をみんなで考えることが重要では
  ?皆さんの意見や考えを聞きたい」と反論した。中には、「考えても解
  決しない」や「出来ることからやらなければならない」とお決まりの不
  可能視の意見が出された。

  >彼らは、自分達の活動こそが全てであり、考えようとする意識が微塵
  も無いことが良く分かった。中には、若者から「根本問題を扱いたい」
  や「デモ運動をしていても何か違う」と実感こもった意見も出されたが、
  取り上げられず、時間切れとなり会は、終了した。
  (引用 るいネット行事紹介&仲間探しの掲示板 No.5297)

  また、次の投稿。

  >「反戦デモに参加されても、デモ終了後は傍観者になっている人が多
  いがどうなんだろう?」といった自己矛盾系の質疑が殆どです。最の質
  疑者からは、私はパネラーの先生の本に書かれた事を信じている。そし
  て同じように行動している。だから私の行動は正しいと言って欲しい。
  等の叱咤激励をパネラーの先生にしていたように思います。パネラーの
  先生の回答は苦笑しながらで、凄く歯切れが悪かったように感じました。

  >「最終的には、一人一人の行動が重要です。しかし、経営面では厳し
  い草の根運動だから、カンパ願います。地域通貨制度を導入して、経営
  面の改善を図っています。しかし今後は上手くマスメディアと付き合う
  事が鍵になると思います。又、今の制度を変える必要があるので選挙に
  皆さん行きましょう」という趣旨だったかと思います。
  (引用 るいネット行事紹介&仲間探しの掲示板 No.5744)

  これを読んで、まず、「彼らは、本当に社会を変える気があるのか」と
  思った。「私は先生の本に書かれた事を信じている。だから私は正しい
  と言って欲しい」といった発言からは、社会を変えることより、自分の
  思想を守ることの方が、彼らにとっては大事なのだ、としか思えない。

  一方、参加者の中には「デモをしていても何か違う」「デモが終わった
  後には、なぜ傍観者になるのか?」「根本問題を扱いたい」と疑問に感
  じている人も、一部にいるようである。そういった疑問の出所は、「ど
  うして、平和運動が実現しないのか?」「人々はついてこないのか?」
  という根本問題だろう。

  本来なら、「自分たちの運動と理論のどこが間違っているのか?」を突
  き詰める必要があるはず。だが、主催者及びそのファンたちの回答は、
  ゴマカシに満ちており、答えになっていない。そうである以上、社会を
  なんとかしたいと思って参加した人々に、「やっても社会は変わらない」
  という不可能視を植え付けることにしかなっていないのではないか。実
  は、これら旧変革派が社会を変わらなくさせているのではないだろうか。
 
  http://www.rui.jp/message/06/72/51_dac5.html
 

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