メルマガ:【マスコミが伝えない事実】
タイトル:るいネットメールマガジン 【 る い 】[2003.12.04]  2003/12/04


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      メルマガ 【 る い 】  [2003.12.04]
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1  今週の注目投稿
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★『幼・少・青・壮・老』の会議室より「若者が感じている漠然とした不安」に
関する投稿をご紹介します。
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◇ 「やっぱり何か不安」な原因がまだピンとこない  
            【西知子 ( 28 京都 秘書 ) 03/11/25 PM09】
 
  私たちの世代って、ほんとにのん気で何も考えてなくって、不安とか
  って言われても全くピンとこない。 
  例えば、 

  >何となくこのまま取り残されていくんじゃないかなあ、やっぱりい
  つか結婚とかした方がいいんじゃないかなあ
  (引用 http://www.rui.jp/message/06/40/75_8cc0.html) 

  そうなったらそん時にすればいいだけのことでは?って思ってしまう。 

  >彼らは旧世界に対して、もはや大してそれが魅力にならないし、さ
  ほど大きな可能性も無い事を知っています。しかし今現在は制度とし
  ては結婚制度や就職制度(市場制度)しかないが故に、それに次々と
  絡めとられていっている状態です。
  (引用 http://www.rui.jp/message/06/45/64_086f.html) 

  明らかに私たちの世代よりも若い世代は、旧い世界の足枷が軽くなっ
  て、新しい現実が開かれていってるはずで、もっとどんどん元気にな
  っていってもいいような気がするんだけど、なんで逆になってるの?  
 
  http://www.rui.jp/message/06/48/22_4214.html


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◇  僕ら若者世代は今、共認不安の矢面に立たされている。  
           【中根猛 ( 23 愛知 学生 ) 03/11/28 AM06】

  僕はちょうど、浅田さん(上記の投稿参照)と同世代なので、今日の
  若者としての自分の実感と照らし合わせてみて、西さんの投稿(上記
  投稿)に、「あれ?」と少し違和感を感じた部分がありました。それ
  は下記のところです。 

  >>何となくこのまま取り残されていくんじゃないかなあ、やっぱり
  いつか結婚とかした 方がいいんじゃないかなあ
  
  >そうなったらそん時にすればいいだけのことでは?って思ってしま
  う。(上記参照) 

  この、「そん時にすればいい」という実感が、僕が違和感を感じた部
  分です。どういう事かと言うと、“自分が漠然とでも「したくない」
  と感じている”=“潜在思念の部分で、「それは必要ではない」と判
  断している事”なのに、もしいざとなった時にいきなりその実感を1
  80度転換できるものなんだろうか?という疑問がわいてきたんです。  

  事例は結婚に限らず、私権企業への就職など何でもいいのですが、現
  存する様々な旧い私権システムから「抜け出して何かを探索するのか」、
  反対に「絡めとられていくのか」という選択を迫られる中で、僕らく
  らいの世代の中には、潜在思念のレベルで後者の「絡めとられる」と
  いう選択をもうすでにはっきりと捨象・拒絶している若者が決して少
  なくないのではないでしょうか。 

  つまり、現在の社会状況では、若い方へと世代を追っていくごとに(
  しかもたかだか4〜5年程度の差で)、みんな不全=旧私権システム
  に対する不信感がどんどん急速に強まっており、それは潜在思念レベ
  ルにおいては、もはや予感から確信へと変わってきているのではない
  でしょうか。 

  言い換えれば、今の若者は観念レベル=頭ではまだ「何となく・・・」
  でしか結婚する事を避けていませんが、潜在思念レベルではすでに「
  明確に」結婚なんて絶対もう旧いじゃん、という判断を下しているの
  では、と思います。 

  そうであるなら、もしもいつしか自分の周りの仲間たちがどんどん結
  婚していった時に、自分の潜在思念の判断と仲間のみんなの判断との
  ズレから、共認不安による葛藤にさいなまれてしまう事は、いくら数
  年先のケースとはいっても誰でも容易に想像がつきます。「みんなと
  一緒がいいんだけど、自分はどうしても結婚したい気になれない・・・
  なんで自分だけ?」という葛藤です。だから、現在のうちからもうす
  でに不安になってきてしまいます。 

  >つまり若者達の不安は、周りが支配共認(とそれに基づく制度)に
  絡めとられ、その中で一人取り残される怖さからきているということ
  になります。つまり不安の正体はかつての私権不安や自分不安ではな
  く本質的に共認不安なのです。 
  (引用投稿 http://www.rui.jp/message/06/45/64_086f.html) 
  
  その通りではないかと思います。そう言えば、露店に来る若者のお客
  さんの中からも、意外に「やっぱ、じぶんが大事」とか「まあ人それ
  ぞれだしね〜」といった言葉が結構出てくるという事実も、背景はそ
  の辺りにあるのでしょう。

  つまり、旧システムとそこから抜け出た新しい可能性とを天秤にかけ
  る毎日の中で、自分の潜在思念の感覚・判断と周りの仲間の行動とが
  様々な場面でズレてきている事が当たり前になってきている今日の若
  者世界。その混沌の中で、自らの潜在思念の感覚・判断を「じぶん」
  と表現し、「しょせんは人それぞれ」という言葉を自分に何度も言い
  聞かせつつ、絶えず沸き起こってくる共認不安をごまかしている。そ
  んな状況なのではないでしょうか。 

  新しい時代の統合軸がない、誰もが共認し、収束していける「答え」
  がどこにもないという現在の状況が、すでに周囲との共認原理世界を
  生きている若者たちに対して致命的な不全・閉塞状況を強制していま
  す(だから元気もないように見える)。まさに、共認不安・不全の矢
  面に立たされている今の若者たちには、「なんで屋露店」こそはうっ
  てつけの場であり、最も必要とされているものなんだ、という確信を
  さらに強くしました。 
 
  http://www.rui.jp/message/06/49/28_7cd5.html


★こちらもあわせてご覧ください  ---------------------------------

○闘争存在である男の不安と充足存在である女の不安 
【平川要 ( 25 佐賀 経理 ) 03/11/28 PM11】
 http://www.rui.jp/message/06/49/53_56ae.html

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※なんでや露店のご案内: http://www.rui.jp/ruinet/roten.html
 関西地区の出店予定表: http://www.rui.jp/roten/kansai.html
 関東地区の出店予定表: http://www.rui.jp/roten/kantou.html


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