メルマガ:【マスコミが伝えない事実】
タイトル:るいネットメールマガジン 【 る い 】[2003.11.26]  2003/11/26


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      メルマガ 【 る い 】      [2003.11.26]
              http://www.rui.jp/
 
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1  今週の注目投稿
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『場の転換』の会議室では、生存圧力(私権闘争)から、同類圧力(共認闘争)
へと活力源が大転換する現代の構造や具体事象について議論されています。
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◇ やっぱり何か不安。この感覚って何なんだろう?  
          【浅田祥幸 ( 24 愛知 企画 ) 03/11/07 PM10】
 
  今は彼女を特に欲しいと思わない。まわりにはたくさんの仲間がいる
  し、その方がむしろ楽しいと思える。 
  まわりの友達ははまだまだ結婚していくけど、特にそれを羨ましくも
  思わない。 
  ・・・なのに、何となくこのまま取り残されていくんじゃないかなあ、
  やっぱりいつか結婚とかした方がいいんじゃないかなあ、そうしない
  と寂しくなるんじゃないかなあと思ってしまう。 

  同じように今フリーターの友達も、今はじゅうぶん満足してるし、役
  割もあって楽しい。 
  ・・・でもずっとこのままでいいのかな、やっぱりいつかは就職しな
  きゃいけないかなって思ってる。 

  未婚やフリーターの増加など、脱集団の現象が進む中で、集団のしが
  らみに縛られたくない、その方が楽しそうというのは分かっているん
  だけど、やっぱり何か不安。この感覚って何なんだろう? 

  まだまだ今はみんなどうしたらいいのか先が見えない状況の中で、き
  っと潜在的には可能性を感じながらも、その感覚に確信が持てないの
  が現状なんだろうけど・・・。 

  でも、その僕らが何となく感じる「楽しそう」とか「おもしろそう」
  とか「いけそう」とかっていう感覚を確かめる絶好の場所が「なんで
  や露店」なんだと思う。まさしく壁のない空間で、人と人との壁も取
  り払い、生身の人と人がふれ合う場。そこでの共認充足によって、新
  たな仲間関係が構築されていけば、自ずとそんな不安は消えていくだ
  ろうし、そこでの真っ当な評価こそが、何となくの可能性を確信に変
  え、次代を切り開く原動力になるんだと思う。  
 
  http://www.rui.jp/message/06/40/75_8cc0.html
  

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◇ 正体は新たな役割欠乏では?  
         【北村浩司 ( 壮年 滋賀 広報 ) 03/11/18 PM11】
 
  浅田さんの投稿を興味深く読みました。 
  一つ気が付いたのは、不安のあり様が、旧世代と全く違っているとい
  う事です。我々のかつての不安は、例えば社会に出て自分が通用する
  かどうかの(期待と)不安だったし。男女関係にしても自分がその女
  の子と上手くいくかどうかの(期待と)不安だったと思います。つま
  り私権の獲得を巡っての勝ち負けを巡る不安=私権闘争上の不安でし
  た。ところが 

  >周りにはたくさんの仲間がいるし、その方がむしろ楽しいと思える。
  >何となくこのまま取り残されていくんじゃないかなあ、やっぱりい
  つか結婚とかした方がいいんじゃないかなあ、 
  >でもずっとこのままでいいのかな、やっぱりいつかは就職しなきゃ
  いけないかなって思ってる。 
  (引用 上記投稿) 

  若者達は既に仲間収束という形で、新しい充足世界を既に形成し実現
  してます。そしてその中では活力を徐々に再生していっています。か
  つ現在の若者達は我々の時代から見れば実にマメであって、友達との
  遊びはもとより、授業の出席率も非常に高く、バイトも実に真面目に
  やっています。だからスケジュールはいつも一杯です。 

  それは何もしない事がひたすら不安で、言葉を代えればいつも必要と
  されている事→何らかの「役割」を強力に欲しているような感じさえ
  します。しかも勉強或いはバイトの熱心さに象徴されるように、その
  中核には何らかの社会的役割欠乏があるような気がします。 
  しかし旧い制度は今なお残存しており、彼らの不安はいわば彼らが形
  成した新世界と、旧い私権の旧世界の境界領域で発生しているのです。 

  彼らは旧世界に対して、もはや大してそれが魅力にならないし、さほ
  ど大きな可能性も無い事を知っています。しかし今現在は制度として
  は結婚制度や就職制度(市場制度)しかないが故に、それに次々と絡
  めとられていっている状態です。 

  >彼らの世代は、仲間の意識や共感からズレない事が一番の焦点で、
  第一に優先される判断軸になっているのだろう。 
  (引用投稿 http://www.rui.jp/message/06/44/12_e6ba.html) 

  つまり若者達の不安は、周りが支配共認(とそれに基づく制度)に絡
  めとられ、その中で一人取り残される怖さからきているということに
  なります。つまり不安の正体はかつての私権不安や自分不安ではなく
  本質的に共認不安なのです。しかもそれはフリーターに象徴されるよ
  うに、本質的には何らかの役割欠損から生じているように思います。 

  >現実とは人々の意識である。
  (引用投稿 http://www.rui.jp/message/02/03/55_dd29.html) 

  今、旧い現実はどんどん影が薄くなり、若者達を中心にした新しい意
  識→現実が徐々に顕在化していっている状態です。しかも社会的役割
  意識がその中で生じ始めているとすれば、それは明らかに社会不全→
  みんな期待からきているものです。その意味では新しい現実から生じ
  た欠乏が親や常識の囲いを突破できずにねじれさせられていることが
  不安の正体ともいえましょう。 

  >でも、その僕らが何となく感じる「楽しそう」とか「おもしろそう」
  とか「いけそう」とかっていう感覚を確かめる絶好の場所が「なんで
  や露店」なんだと思う。(引用 上記投稿) 

  だとすれば求められるのは、本来の社会不全→みんな期待に即応した
  本来の社会的役割。新しい共認域を拡大すること、そして新しい現実
  =意識をより顕在化させる構造認識だと思います。  

  http://www.rui.jp/message/06/45/64_086f.html


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2  るいネットからのご案内です
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●上記投稿にある「なんでや露店」は関西/関東地区で随時出店されています。
 ぜひお立ち寄りください。

  なんでや露店のご案内: http://www.rui.jp/ruinet/roten.html
  関西地区の出店予定表: http://www.rui.jp/roten/kansai.html
  関東地区の出店予定表: http://www.rui.jp/roten/kantou.html


●「場の転換」の基礎理論となる『実現論』は公開されております。
  
 実現論:第4部 http://www.rui.jp/jitugenron/4_1_jinr.html#01
 実現論出版サービス http://www.rui.jp/ruinet/ruishuppan/jitugen.htm
  
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