メルマガ:【マスコミが伝えない事実】
タイトル:るいネットメールマガジン【 る い 】[2003.10.22]  2003/10/22


□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
 
      メルマガ 【 る い 】  NO.63 [2003.10.22]
              http://www.rui.jp
 
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□


─┬─────────────────────────────────
1  今週の注目投稿
─┴─────────────────────────────────
★ 『環境・農業』の会議室では、理想論や目先の運動論を超えた
  実現の可能性について話し合っています。
=================================================================

◇ 環境問題は意識の問題  
         【阿部和雄 ( 41 東京 設備士 ) 03/09/16 AM03】
 
  地球温暖化防止のためにCO2排出をいかに抑制するか、が国を挙げ
  ての取り組みとなっています。仕事柄、自治体が手持ちの施設の省エ
  ネ(=CO2抑制)を図るための技術提案に関わることが多いのです
  が、お金をかけて新製品に取り替えることと、これまでの設備を寿命
  がくるまで大切につかいきることとどっちが省資源・CO2排出抑制
  に寄与するかというと、実は後者です。つまり何もしないほうがいい。
  ということなのです。 

  どちらにしても生産・消費活動が続く限りCO2の排出はなくなりま
  せん。ならばその活動水準が低い方がCO2排出抑制には寄与するわ
  けで、技術的に環境問題を解決(少なくとも低減)しようという発想
  が根本的にずれているといえます。 

  環境問題は自然が破壊されることが問題なのではなく、経済発展の名
  の下に生産と消費を拡大し自然を破壊してきた人間の意識の問題であ
  ることは明らかです。科学技術で何とかしよう(できる)という発想も
  人間の意識が勝手に思い込んでいる幻想にすぎず、何もしなくていい
  からまず意識を変えろ、ということになると思います。 

  意識を変える、とは考え方を変えるということで、消費とそれに伴う
  充足へのこだわり(私権収束と個的充足への埋没)を別の何かに変え
  てゆくことです。私権収束を土台にした序列原理から共認原理へと充
  足の基盤が移り変わりつつある中で、私たちが何に(どこに)充足の
  可能性を見いだしてゆけるか?が、環境問題の根本的な解決につなが
  るのだと思います。 
 

◇ 分断された「意識」を統合する  【03/10/14 AM02】
 
  たとえば農業では、病害虫の被害を抑え収穫をあげるために農薬が使
  われます。生産性第一の時代なら農薬は重宝がられ、安全重視の現在
  では敬遠され、常に「生産性」か「安全性」かという対立問題として
  意識しがちです。農業を「生産性」でとらえれば、労働コスト(手間)
  をさげて収穫をあげようという大量生産・消費のルールに従わざるを
  えません。「安全性」に着眼すれば健康や安心といった付加価値(幻
  想価値)競争にとらわれることになります。 

  どちらも市場原理に囚われている限り答えは見えてきません。そもそ
  も食料生産という私たちにとって不可欠の課題を市場原理でしか考え
  られないことに思考の限界があります。「食料の自給」は国家的な防
  衛問題でもあり「生産性」は技術問題であると同時に生産組織・集団
  の問題でもあります。そして「食生活のあり方」は家庭のありかたや
  生活規範の問題へとつながります。 

  しかし、これらの問題を序列化(優劣順位化)してことを整理しよう
  とすれば忽ち価値観の対立を引き起こします。かといって個々の問題
  として扱えば、深まりのない無い目先の議論に終始してしまいます。
  要は、個々の問題が関係しあい共通の原因を持っていることや、それ
  らの原因が他の問題原因と繋がるといった原因構造を明らかにするこ
  とです。そしてその原因構造の根本部分から「可能性はどこか向って
  いるのか?」という思考をみんなと共有してゆくことが答えにつなが
  るのだと思います。そうすれば、おいしく安全で生産性に優れかつ自
  然環境に適応した農業のあり方も見えてくるはずです。 

  意識を分断していた「市場」「生産性」「安全性」などの個別の思考
  フレーム(これを“旧観念”といってもいいかもしれません)を引き
  はずし、根本に繋がる原因構造から可能性を見いだすこと、その過程
  を共有することが本来の“意識”の仕事であり、“統合”という概念
  の中身なのだと思います。 


  http://www.rui.jp/message/06/15/01_e0e1.html 
  http://www.rui.jp/message/06/28/77_b7a7.html


─┬─────────────────────────────────
2  なんでや露店のご案内
─┴─────────────────────────────────
 
 『なんでや露店』とは、我々素人が、誰でも気軽に認識形成の当事者とし
 て参加できる場です。

 路上に店を構え、地ベタに座り、その目線から社会を眺めると、家族・友
 人・同僚といった煩わしい人間関係のしがらみや世間の常識からも開放さ
 れ、世界が全く変わって見えてきます。見知らぬ人とも自然に話が盛り上
 がり、共認充足を味わう事ができる場です。

 また『なんでや露店』は、単なるしゃべり場ではなく、「世の中、何かお
 かしい。何でだろう?」に対する“答え”があります。この有料の『なん
 でや露店』こそ、みんな期待に応える「人と答えが一体のまつり場」であ
 り、「みんな」に直接接触する文字通りの最前線です。

 道行く人々からの注目度も高く、自分も露店を出してみたいという露店主
 志願者も多数あらわれています。この露店⇒弟子の育成とノレン分けによ
 る拡大が、共認運動の本命なのです。 


 なんでや露店の商品例

 ●フリーターが増えているのは何でだろう? 
 ●おじさんの話が面白くないのは何でだろう?
 ●何もしていないのに疲れるのは何でだろう?
 ●若者がすぐ会社を辞めるのは何でだろう?
 ●カフェで勉強する若者が多いの何でだろう? 
 ●恋愛が長続きしないのは何でだろう?

  
 ◇出店予定

  関西地区 http://www.rui.jp/roten/kansai.html
  関東地区 http://www.rui.jp/roten/kantou.html
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※【 】内は投稿者名・プロフィール・投稿日時です。
※配信アドレスの変更、配信中止は、以下のページにて可能です。
 http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3E9C2C446CC9D
※お問い合わせは「るいネット編集部」ruinet@rui.ne.jp まで。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇るいネット⇒ http://www.rui.jp

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。