るいネットメールマガジン【　る　い　】　［2003.10.08］ 2003/10/08

メルマガ：【マスコミが伝えない事実】
タイトル：るいネットメールマガジン【　る　い　】　［2003.10.08］ 2003/10/08

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□ 　　　　　　　メルマガ　【　る　い　】　　　［2003.10.08］　　　　　　　　　　　　　　http://www.rui.jp 　 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□ ─┬───────────────────────────────── １　　今週の注目会議室　～幼少青壮老～ ─┴───────────────────────────────── ★「幼少青壮老」の会議室では、各世代に見られる問題や新しい可能性の原因や構造を探っています。 ================================================================= ◇　認識教育へのアプローチ（小６生編）　　　　　　　　　　　　【神家佳秀　43 大阪塾講師　03/09/30 PM01】　　≪要約≫ 　　先日の算数補講の冒頭で勉強と遊びの「違う点」と「共通点」を皆の　　ノートに書いてもらった。以下はその要旨です。　　「箇条書きでも何でもいいし、いくらでもええよ。」みんなは「何で　　そんなん聞くんやろ？」という顔をしながらもオッカナビックリで書　　き出した。　　結果は「違う点」として①真剣にやるかどうか。②声を出すかどうか。　　③自分の為になるかどうか。ということが皆の共通項になった。一方、　　共通点はみんな「白紙」状態。　　日常、親や先生からの勉強と遊びの両立の期待を子供ながらに意識し　　た反応で、書いている様子を観察していてもその中身にリアリティー　　を感じているようには見られない。書かされている雰囲気で予想通り　　の展開となった。　　そこで「あれっ、共通点はぜんぜんないの？」と私。子供たちはシー　　ンとしている。「じゃあ、遊びは真剣にならないの？声を出さない遊　　びもあるなあ…。遊びは全部、本当に自分のためにならないものなん　　？」子供たちの「先生は何を言いたいんやろう？」という目を見なが　　らみんなの親譲りのパラダイムに揺さぶりをかけた。　　「勉強と遊びは『別』と思い込むから勉強はどんどん嫌なものになっ　　てきてしまうんやないか？つまり、勉強することは『自分のためにな　　ること』で遊びは『自分のためにならないこと』って言われすぎると　　遊んでいてもあまり面白くなかったり、何か物足りなく感じる。」　　「これではどっちをやるにも元気が出なくなってしまうよね。これで　　はどっちも中途半端だと思わないか？」　　「先生は逆に共通点の方が多い気がする。例えばどちらもみんなに共　　通のルールがある。頑張れば、疲れるけど満足感がのこる。仲間がい　　れば楽しくなれる。幼稚園の頃はみんなで一緒に遊びながらいろんな　　ことを覚えていったね。今だって、もし自分が独りになって、先生の　　授業を受けるとしたらどう？『一人はさみしい、面白くないわ～』に　　なるやん。」　　「本当は勉強も遊びも仲間と一緒に追及してはじめて面白いし、満足　　できるんやないかなあ。これを『充足感』って言うんやけど、これを　　勉強の中でも遊びの中でも求めていくことはこれからずっと生きてい　　くうえで大切なことだと思う。だから今日、みんなでそれを実感する　　ためのプリントを用意したよ。いっしょにやってみよう！」　　本当はここから現在の充足度が勉強＜＜遊びになっている背景には勉　　強が「私権課題」に対し遊びが「みんな課題」の傾向であるからであ　　ることを子供達に気づかせてから、勉強も満足感、充足感を得るため　　には「みんな課題」に向かっていくことが大事で『みんなで遊ぶよう　　に勉強する』というパラダイムの提示も目論んでいたが時間切れとなっ　　てしまいました。子供達の反応は非常に素直で、あとの授業も一層、　　楽しめました。これからの社会を創る子供達をいろんな機会で旧パラ　　ダイムから守っていきたい。　　http://www.rui.jp/message/06/22/46_791f.html 　　------------------------------------------------------------- ◇　共認原理に基づく教育（自習室の事例）　　　　　　　　　　　　【高田敦　30代大阪塾講師　03/09/03 PM11】　　≪要約≫ 　　塾において、自習室での勉強が学習成果を出し始めている。ここで言　　う「自習室」は、序列原理が残る授業中の教室と異なる空間である。　　また、ピンと張り詰めた空気の中で勉強をした昔の図書館とも異なる。　　自習室を外から覗くと、生徒同士がわいわい、がやがやと今日の授業　　のことについて語り合っている。死語となりつつあるが、教育ママゴ　　ンが見ると卒倒するであろう状況である。しかし、授業終了後、即刻　　家に帰って勉強する、真面目ちゃんより成果が出ているのである。　　何故、一見非効率的に見えるこのような学習方法に成果がでているの　　か、と思ってしまう。一つは、授業が序列原理の基に講師と生徒、優　　秀生と劣等性という中で成立しているのに対して自習室での勉強は仲　　間同志の期待・応望からくる共認原理に基づく学習の場となっている　　点である。自習室を使う生徒達は非効率的ゆえに何時間も自習室で勉　　強をしているのだが、少なくとも１．５時間程度で終わる授業より疲　　れてはいない。それどころかけっこう充足している。　　２つめは、非効率的にみえる学習方法にあるのではないかと思われる。　　授業中の講師は、受験で求められる答えのみに収束点を想定し授業を　　行っている。ここでは短時間にその答えを導いたものが上位となる。　　ゆえに場合によっては題意に対して深く思考するもご法度となる。自　　習室での勉強は、学問本来の「なんで？」に対して仲間どうしで追求　　し合い、行ったり来たりしながら答えを導き出す充足感がある。　　３つめは、２とも関係するが語り合う（共認し合う）ことで、その答　　えに対して普遍的な理由を導き出せる点だと思われる。成績がある位　　置から上昇しない生徒の多くは、答えは言えるが理由が語れない生徒　　である。揉まれた答えは本物であって、一般的なテストのようなもの　　にも十分に対応できる。　　自習室での仲間同志の勉強は、序列原理に代わる共認原理に基づく教　　育のあり方を垣間見たような気がする。　　http://www.rui.jp/message/06/09/30_5b2c.html ----------------------------------------------------------------- ★　上記の他、教育現場に携わる方々から子供達の新たな可能性について　　たくさん投稿が寄せられています。 ----------------------------------------------------------------- ◇　子供達も解脱充足から認識充足へ　【足立晴彦（ 46 大阪塾講師） 03/09/12 PM01】　　http://www.rui.jp/message/06/13/60_28bd.html ◇　最近の子供の不思議　【吉国幹雄（ 51 鹿児島講師） 03/09/16 PM02】　　http://www.rui.jp/message/06/15/23_85d2.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※【　】内は投稿者名・プロフィール・投稿日時です。 ※配信アドレスの変更、配信中止は、以下のページにて可能です。　http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3E9C2C446CC9D ※お問い合わせは「るいネット編集部」ruinet@rui.ne.jp　まで。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇るいネット⇒　http://www.rui.jp

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