メルマガ:【マスコミが伝えない事実】
タイトル:るいネットメールマガジン【 る い 】 [2003.07.02]  2003/07/02


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      メルマガ 【 る い 】      [2003.07.02]
              http://www.rui.jp
 
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1  今週の注目会議室 〜仕事・起業・共同体〜
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★「仕事・起業・共同体」の会議室では、生産の現場から立ち現れてくる
 新しい潮流について議論されています。
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◇ 責任にこだわる無責任  
             【矢ヶ崎裕 28 長野 経理 03/06/27 PM10】
  ≪要約≫
  >「自己の確立」「自分が原点」「まわりに惑わされるな」「自分の
   意見を持て」などは近代以降、私権の獲得競争が大衆レベルまで広
   まった時期に唱え続けられ、自他を区別しない思考は前近代的なも
   のとして蔑視され排除さてきました。
   (引用 http://www.rui.jp/message/05/75/93_7e2e.html) 

  学歴や出世に価値を見出して、愚直に歩んできたオジサン達ほど、
  「責任」という言葉に敏感だ。仕事の中身も、自分の「責任」をはっ
  きりさせて、そこに全力を投入する。逆に言えば、ほかに目が向いて
  いない。 

  彼らから見ると、「自他」の区別があいまいで、何をするにも「みん
  な」で動く若者達たちの行動は、「責任放棄」以外の何者でもないら
  しい。 

  しかしよく考えてみれば、自分の分担外のことは知らぬ存ぜぬ、秘書
  が悪い、部下が悪い、あいつが悪い、と他人のせいにして傍観者を決
  め込む方が、よほど無責任ではないか。 

  >良くも悪くもこれまでは、個人の責任という殻で守られていた。 
   その殻の中でつかず離れず、個々の責任をまっとうしさえすれば、
   社会で生きていくことを許されていた。
   (引用 http://www.rui.jp/message/05/75/35_abac.html) 

  これまでは、何か問題が起きたら、誰かに責任の所在を固定すること
  で、「解決」したかのように看做してきた。しかしこれでは、水に流
  したも同然で、中身の解決にはなっていない。 

  「責任を全うする」ことが活力を生んだ時代は、もう終わった。分担
  に固執せず、みんなで考え、みんなで取り組んだら、同じ仕事も仕事
  仲間さえも、違って見えてくるし、成果も上がるはずだ。  
 
  http://www.rui.jp/message/05/77/92_ac4f.html


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◇ 当事者意識が高まる場では「ノルマ」もみんな課題に替わる  
            【佐藤祥司 40 北海道 建築士 03/06/30 AM01】
  ≪要約≫
  先程ニュース番組の中で、FC(フランチャイズ・チェーン)支援ビジネ
  スが急成長しているという、ドキュメンタリータッチの特集を見て、
  「相手の課題に移入し、共感しようとする 」ということを感じました。 

  このFC支援ビジネスというのは、フランチャイズ・チェーンの赤字の
  店舗の経営建て直しを専門に行うビジネスで、一人の担当者(スーパー
  バイザー)が数ヶ月その店に張り付いて経営の建て直しを計るというも
  のでした。 

  実例は2件紹介されており、経営建て直しの中身は、日々、そして月
  々の売上目標を達成しようというもので、目新しさは感じませんでし
  た。しかし、意外に思ったのは、古い手法の“売上達成目標”という
  ノルマ主義に対して、最初は「こんなことをされて、店長や店員もか
  わいそうに!」と思って見ていたのですが、画面に出てくる彼・彼女
  らの表情が実に明るいことに「なんで?」という驚きを覚えました。 

  登場している店長は、確か25歳の女性と27歳の男性でどちらも若く、
  店員もほとんどがアルバイトで20代前半で、皆若い人ばかりで店を切
  り盛りしていました。 

  その店に張り付く担当者も、比較的若くスーパーバイザーという、そ
  のなんとも傍観者的な呼び名とは裏腹に、彼らも自ら店頭に出て、ビ
  ラ配りや給仕などで汗を流し、決して数字の強制的な圧力だけを掛け、
  自分は高みから指示を出すというのではなく、“一緒に目標に向かっ
  てがんばろう”という当事者のスタンスでした。 

  このようなことは、いろんな企業でもよく言われていたことだと思い
  ますが、その内実は、自らの「私権獲得」のための「お題目」でしか
  なかったように思います。 

  しかし、今回全く異なると思うことは、彼・彼女らは「目標達成=課
  題」と「自分」をまったく切り離して捉えていて、「皆でやり遂げる」
  という課題意識と、目標達成による充足感に向かう意識が高い活力に
  繋がっていることです。もはや彼・彼女らにとって、売上目標は単な
  る数字でしかなく、売上=数字を気にする店長の姿からも何かすがす
  がしいものを感じました。 

  このことは、皆が当事者意識をもって共通の課題に向かうことで、
  「ノルマ」や「(自分の)金」という私権の(古い)価値観が、当事者
  みんなの価値意識に塗り替えられていくというパラダイムの転換の様
  を表している事例だと思いました。 
 
  http://www.rui.jp/message/05/78/66_2b2f.html


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2  るいの異世代交流会⇒円卓勉強会(どちらでも参加可)のお知らせ
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 るいネットでは、「実現可能性を探る」というコンセプトの下に、おしゃ
 べり型の交流会と勉強会を開催しています。行き詰まった社会の突破口・
 可能性を発掘するために、職業や年令を超えた様々な人が、社会の当事者
 として語り合い、現実に使える認識を紡ぎ出してゆく『場』が、『るいの
 異世代交流会⇒円卓勉強会』です。※参加費:1,000円/1回 (学生無料)
  
 <開催日時>
 大  阪 7月12日(土) 14:00〜17:30
 神  戸 7月19日(土) 13:00〜16:30
 東  京 7月19日(土) 14:00〜17:30
 大  阪 7月20日(日) 14:00〜17:30
 新  宿 7月23日(水) 19:00〜22:30
 大  阪 7月26日(土) 14:00〜17:30
 お茶の水 7月30日(水) 19:00〜22:30
 京  都 8月 2日(土) 13:00〜16:30
 東  京 8月 2日(土) 14:00〜17:30

 詳細はこちら→ http://www.rui.jp/ruinet/annai_koryu.html
 
◆お問い合せ先:るいネット・事務局 E-mail : member@rui.ne.jp
 フリーダイヤル:0120−408−333(日・祝日を除く、午後1時〜8時)

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