メルマガ:【マスコミが伝えない事実】
タイトル:るいネットメールマガジン 【 る い 】 [2003.06.25]  2003/06/25


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      メルマガ 【 る い 】      [2003.06.25]
              http://www.rui.jp
 
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1  社会統合会議室 注目投稿ダイジェスト
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★今までの流れ:社会統合板では、新しい人間関係(認識仲間)を求める
 人々の意識潮流について議論しています。
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◇ 「自分を知る」という旧観念  
           【丸一浩 40歳代 滋賀 農業 03/06/18 PM11】
  ≪要約≫
  先日、大学を卒業したばかりの男性と話す機会があり「“自分”って
  何?」「“自分”にこだわるのは何で?」という事が話題になりまし
  た。彼は「自分とは何だ?って考えても何も無いように思う。でも自
  分を知らないと駄目だと思う。例えば仕事をする時自分の長所や短所、
  できる事、できない事を知っていないと、何もできないのはないか?
  と思う。」という意見でした。 

  最初、謙虚な考え方なのかな?と思いましたが  
  「何のために“自分”を知るのだろう?」 
  「それは、仕事を成功させる為?」 
  「本当は人や社会の期待に応える事が大切なんじゃないか?」 
  「期待に応えられればうれしくなって、やる気が生まれるのでは?」 
  「自分を知ると言うような事を考えるのでは無く、期待に応える為に
   はどうしたら良いのか?を最初に考える方が早道なのでは?」  
  「それなら、出来る事はいっぱいあるんじゃないか。」 
  「自分を知ると言う事は、本当は自分で自分を知ると言う事では無い
   んじゃないか?」 
  「実際、周りの人達からの評価や指摘の方が圧倒的に的確だし、それ
   だけを対象にした方が適切な考えや方針が生まれると思う。」 
  「周りからの評価や指摘を受けるのは期待を受けてる事と同じ事なの
   では?」 
  「結局、自分を知る、なんて事はどうでもよくて、期待だけを対象に
   すれば良いんじゃないだろうか?」 
  というような議論になりました。 

  現代は「“自分”というものには、本当は中身が無い。」と言う事に
  は大抵の人が気付いているのだけれど、旧い観念が本当に深く固定化
  してしまっていて、何を考えるのにもまず、“自分”を最初に置かな
  いと、思考が開始しないようになってしまっているのではないかと思
  います。 
  又、他者からの評価は素直に受入れられない、自分が都合よく納得し
  た、短所や長所、できる事できない事しか認められない・・・という
  ような感覚が意識の奥底にあるようにも思います。 

  この会話の中で「自分」という旧観念の怖さを感じると同時に「自分
  を超えてみんな」「対象が全て」と言う意識になれれば一気に世界が
  広がり、現実が見えてくるように感じました。 

  http://www.rui.jp/message/05/72/13_9ce6.html


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◇ 自他の区別? 
           【石橋直樹 38 大阪 企画営業 03/06/20 PM11】
  ≪要約≫
  最近の若者は他者を攻撃することをタブー視しているように感じてい
  ましたが、実は自他の区別が曖昧なのではないかという気もします。 

  乳児は知覚が発達して他者を認識できる段階の次に、2歳頃から自他
  の区別がつくようになります。具体的には「○○ちゃんのもの」とい
  うように私有権を媒介にして区別するのが多いと思います。逆にそこ
  が希薄だと「ウチの子は自分のものと他人のものが区別がつかない」
  というお母さんの愚痴になったりします。 

  あるいは小さい頃は兄姉が泣かされると、弟妹が泣き出したりします
  が、これも自他の区別が曖昧な為かもしれません。最近は小中学生で
  も一緒に泣いたりすることもあるそうですが。 

  私権が衰弱して以降に育った人は、早い時期から自他の区別が曖昧な
  ままなのではないでしょうか。逆にそれ以前(私権時代)は、自他は
  区別すべきものということを前提にしていたと思います。 

  地域性で捉えれば、主語が曖昧な日本語と主語を峻別する英語圏の違
  いのように、日本的(縄文的)な風土としても自他の区別が曖昧、あ
  るいは自他を区別する必要がないと考えることもできます。
  (参考投稿 http://www.rui.jp/message/00/29/33_2576.html)

  このように考えると、相手を否定するとか他者を攻撃することができ
  ない若者(あるいは子供や縄文人)は、自他の区別が曖昧であること
  が根底にあるような気がします。  

  http://www.rui.jp/message/05/73/70_bef8.html


★あわせてこちらの投稿もごらんください ---------------------------

 どんな人でもきっと話せば分かるはず。何かちょっと違う・・って思って
 も、それをすぐに言葉にしないで、ちょっと違うけど・・きっとどこかに
 共通点はあるはず、分かり合えるはず。今までそう思って生きてきた。 
 対立することはよくない、相手を否定するのはよくないと、無条件に思い
 込んでいた。でも冷静に考えたら、それって何の根拠もない。
 
 ○どんな人でも、きっと話せば分かるはず・・・という幻想
 http://www.rui.jp/message/05/73/28_67ac.html


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2  るいの異世代交流会⇒円卓勉強会(どちらでも参加可)のお知らせ
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 るいネットでは、「実現可能性を探る」というコンセプトの下に、おしゃ
 べり型の交流会と勉強会を開催しています。行き詰まった社会の突破口・
 可能性を発掘するために、職業や年令を超えた様々な人が、社会の当事者
 として語り合い、現実に使える認識を紡ぎ出してゆく『場』が、『るいの
 異世代交流会⇒円卓勉強会』です。※参加費:1,000円/1回 (学生無料)
  
 <開催日時>
 京都 7月 6日(日) 13:00〜16:30  東京 7月19日(土) 14:00〜17:30
 大阪 7月12日(土) 14:00〜17:30  新宿 7月23日(水) 19:00〜22:30
 神戸 7月19日(土) 13:00〜16:30
 大阪 7月20日(日) 14:00〜17:30

 詳細・参加方法はこちら→ http://www.rui.jp/ruinet/annai_koryu.html
 
◆お問い合せ先:るいネット・事務局 E-mail : member@rui.ne.jp
 フリーダイヤル:0120−408−333(日・祝日を除く、午後1時〜8時)

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