メルマガ:仮想力線電磁気学
タイトル:仮想力線電磁気学  2015/03/17


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 ━┓→
 N┃→       仮想力線電磁気学
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●反エコ(環境)ファッショ特集 号外

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前回同様、他のメルマガ(サマータイム制導入に反対する)の流用
記事での代用です。
体調が戻るまで、どうか御了承願います。


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-.本題に入る前に誤字のお詫び
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 前回、【要するに安倍政権は放り出したってことです】という項
 で、「前面」とすべきところを「全面」としてしまいました。
 訂正し、お詫び申し上げます。


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-.改めて福島第一原発事故の本当の原因
  を考える <18>
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 今回も前半では、前回の続きとして、『改めて福島第一原発事故
 の本当の原因を考える』ことをテーマにしたいと思います。
 まずは、毎回示している重要点を復習しておきたいと思います。

 まずは、事故が起きた本当の原因として、以下の三つですね。

 (1)自然災害の想定が低すぎた。

 (2)想定越えという事態を考えていなかった。故に、想定越
    えという事態に対する備えが全く不十分であった。

 (3)事故が起きた時のことを考えていなかった。故に、事故
    への対処がなっていなかった。

 それから、(1)の原因となった「日本の地(震)学」のお粗末
 ぶりを示す証拠として、以下の三つです。

 (A)「日本の地(震)学」者たちは、実は、地下のひずみの
    たまりを把握していない。

 (B)「日本の地(震)学」者たちは、実は、連動のメカニズ
    ムを解明できていない。

 (C)「日本の地(震)学」者たちは、実は、アウターライズ
    地震のメカニズムも解明できていない。

 以上のことを思い出していただいた上で、前回の話の続きを述べ
 ていきたいと思います。


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-.自衛隊も証明している国の想定のメチャ
  低さ
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 国の想定(津波高さ)が実際に襲来した津波の高さよりも低いも
 のであったことは、多くの被災事実により証明されていることで
 す。
 あれが「異常に巨大な天災ではなかった」という文部科学省の言
 い分は、真っ赤な大嘘です。
 文部『科学』省があんなことを言うということは、そして、また、
 それに対する批判が無いということは、あれが我が国の「科学」
 の実態レベル…ってことですよね〜。(笑)
 そんなふうに世界から見なされちゃって、いいんでしょうかぁ?

 国の想定(津波高さ)が実際に襲来した津波の高さよりも低いも
 のであったことは、実は、自衛隊も証明していることなのです。
 自衛隊機が津波に流されちゃいましたでしょう。
 国の想定が十分なものだったのなら、なぜ自衛隊機は流されちゃ
 ったのでしょう?
 不思議、不思議、超〜不思議!

 それとも、国の想定は十分高いものだったが、自衛隊の想定が低
 すぎたのでしょうか?
 だとしたら、自衛隊(や防衛省)は、たるんでますよね。
 日頃、自衛隊のことを悪く言って攻撃しているサヨクやマスゴミ
 は、なぜ、この件では自衛隊ことを非難しないのでしょうかぁ?
 歴代の防衛大臣や防衛省の官僚たちは、一体、何をしていたので
 しょうかぁ?
 またまた不思議、不思議、超〜不思議!

 自衛隊機が流されてしまったのは、国の想定が低すぎたからです。
 国の想定は、自衛隊機が止めてあった空港の海抜高度を下回るも
 のだったのです。
 国が大嘘を吐いていることが、このことからもわかるでしょう。


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-.国防をも危うくするジャンク科学
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 余談ですが、自衛隊がこのことを言わないのは、正直言って、少
 々ムカつくことです。
 これは、自衛隊が政治家や防衛省官僚(背広組)の言いなりであ
 ることを示しています。
 マスゴミは制服組をまるで危険物か何かのように言いますが、そ
 れが如何に的外れなことであるか、このことからもわかるでしょ
 う。

 というか、マスゴミのやっていることは、かえって有害です。
 これは、国防に役立つことを言ってくれる現場の人たちが抑えら
 れているということなのですから。

 一つ気付かねばならないことがあります。
 それは、『お粗末な「日本の地震学」が、国防までをも危うくし
 ている』という事実です。
 国防関連事業に必要な自衛隊機が、やられた(流された)のです
 よ!
 「日本の地震学」は、国防をも危うくしているのです。

 「日本の地震学」を批判している私と、逆にそれを「日本ブラン
 ドだから」ということで批判しない(庇う)者たちと、一体、ど
 ちらが愛国者的または社会的でしょうか?
 国防をも危うくするジャンク科学を批判することは、「トンデモ」
 とか「攻撃的」と評価されるべきことなのでしょうか?
 私は、それを問いたいのです。

 もはや言うまでもないことですが、マスゴミが「日本の地震学」
 を庇う(ヨイショまでする)のは、当然のことなのです。


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-.国が東電の10m越え予想を必要とした
  のは…
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 国の想定が低すぎたことを証明する証拠は、他にもあります。
 それは、東電による10m越え(当時としてはトンデモ)予想です。

 マスゴミは、これを、東電ヘイト(?笑。バッシング。)のネタ
 に利用してきましたよね。
 東電は隠していた、震災の数日前にやっと国に報告した、官邸に
 は上げられていなかった、だから官邸は知ることができなかった
 のだぁ…と。
 でも、それって、どこから見ても「官邸」庇いのための屁理屈で
 しょう。

 国の想定が十分な高さだったのだとしたら、東電の10m越え予想
 など、全く必要とはしなかったはずです。
 それを必要としたのは、国の想定が東電の10m越え予想よりも低
 いものだったからです。
 国とマスゴミの共同謀議(?笑)は、完全バレバレです。

 要するに、事故当時の政権が、マスゴミが支持する菅=民主党政
 権であり、なおかつ、国の想定が低すぎたから、あのような戯け
 た屁理屈をマスゴミはこね回してきたのです。
 地獄に落ちろ!


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-.余震津波予想が2〜3mだったのは…
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 国の想定は、おそらく3m程度だったはずです。
 そのことは、前回の話からもわかると思います。
 ここでは、その間接的な証拠となる話をもう一つしたいと思いま
 す。

 震災後、超〜人気(?笑)になったものの一つに、アウターライ
 ズ地震があります。
 毎回、冒頭部分の(C)で(項目だけではありますが)取り上げ
 ていますよね。
 いわゆる余震の一種です。

 で、そのアウターライズ地震による津波の、専門家による予想高
 さが興味深いのです。
 NHKが震災直後にヨイショした某学者たちによる予想では、震
 災並み(すなわち、10m越え)でした。
 でも、この予想は、いつまで経っても当たりませんでした。
 理屈がいい加減なのですから、当たらないのは当然のことです。
 そこで、NHKは、もっとまともな学者に意見を求めました。
 すると、その学者の(地形の影響が無い)予想高さは、2〜3m
 だったのです。

 これは興味深い類似です。
 3mにかなり近いでしょう。
 しかも、マグニチュードの予想値は、確か、8クラスだったと思
 います。
 国の想定マグニチュード値は8・6だったのですから、この類似
 性は無視できないことでしょう。

 もちろん、アウターライズ地震と(震災本震の)プレート境界型
 地震とでは、メカニズムが違うので、単純に「全く同じことが…」
 というわけにはいかないとは思います。
 しかしながら、それでも、これは無視はできない類似だと思うの
 です。
 情況証拠が揃いすぎです。


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-.国にとってもトンデモだった東電10m
  越え予想
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 東電が予想した10m越え津波が、国の想定を(遙かに)上回るも
 のであったことは、どう見ても事実です。
 マスゴミは、これを東電ヘイトのネタに利用してきましたが、た
 とえ直ぐに国に報告したとしても、国には相手にされなかったに
 違いありません。
 何しろ、国の想定を圧倒的に上回る予想なのですから。
 官僚たちが官邸に上げなかったのは、無理もないことです。
 たとえ上げたとしても、今度は官邸から相手にされなかったこと
 でしょう。
 何しろ、当時の政権与党は『原子力53%』を公約にしていたので
 すから。
 そんな話、聞きたくもなかったはずです。

 東電が震災の数日前まで隠していたとか、官僚たちが官邸に上げ
 なかったといった話が本当の話なのか?ということは、もはやそ
 れほど重要な問題ではありません。
 重要なのは、国の想定が、東電の予想(≒実際に襲ってきた津波
 の高さ)よりも、ずっと低いものであったという事実です。
 この事実を無視した文部科学省を絶対に許してはなりません!

 それはともかく、どうして3mぐらいが妥当なM8・6で10m越
 えが可能になるのでしょうか?
 女川原発のある場所のように、地形とかの影響があるのならとも
 かく、福島第一原発のある場所では、それはあり得ないことのは
 ずです。
 なぜ『3m』が『10m越え』にもなるのか?
 そこには、何かトリックが必ず用いられているはずです。
 それを以下の部分で追求してみましょう。


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-.狭いエリアで大きな跳ね上がりが起き
  ればOK
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 高い津波が起きるためには、海底の跳ね上がりが大きくなければ
 なりません。
 そのためには、プレートの跳ね上がりが大きくなければならない。

 ところが、プレートの跳ね上がりが大きくなると、マグニチュー
 ドが大きくなってしまうのです。
 では、マグニチュードが大きくならないためには、どうあれば良
 いのでしょうか?

 答えは、「跳ね上がりの起きるエリアが小さければ良い」です。
 跳ね上がりの大きさが同じである場合、跳ね上がりの起きるエリ
 アが小さいほど、マグニチュードは小さくなるのです。

 以上のことから、あまり大きくないマグニチュードで高い津波が
 起きるためには、(プレートの)大きな跳ね上がりが小さなエリ
 アで起きれば良いということがわかります。
 ですから、M8・6でも10m越え津波は、理論上は確かに可能な
 のです。


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-.「すべりやすい」説と完全に矛盾!
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 ただし、それには条件があります。
 それは、プレート境界が「すべりにくい」ことです。

 プレートの大きな跳ね上がりが起きるためには、プレートを大き
 くひずませ(変形させ)なければなりません。
 でも、そのためには、大きな力が必要です。
 プレート境界が「すべりやすい」と、大きな力がかかる前に、す
 べってしまいます。
 これでは、大きな力をかけることができず、故に、プレートを大
 きくひずませる(変形させる)ことはできません。
 ですから、プレート境界が「すべりにくい」ことが絶対に必要に
 なるのです。

 もうお気付きのように、これは当時の定説と完全に矛盾する条件
 です。
 したがって、理論的には絶対にあり得ないことだったのです。
 ならば、軽視・無視されて当然のものだったことになるはずです。


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-.二重の破廉恥
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 仮に、この『大きな跳ね上がりが小さいエリアで起きる』現象が
 実際に起きたのだとしても、悪いのは、プレート境界は「すべり
 やすい」としてきた「日本の地震学」であって、それを出し渋っ
 ていた東電ではありません。
 少なくとも、定説に反する説のことを「トンデモ」などと口汚く
 罵ってきた連中に、東電を非難する資格はありません!

 東電10m越え予想をネタにしておきながら、それが世に出るのを
 妨げたのが「日本の地震学」であることを認めないのは、まこと
 に破廉恥なことです。
 そんなにジャンク科学が大事なのか?

 それに、東日本大震災で実際に起きたのは、『(プレートの)大
 きな跳ね上がりが小さなエリアで起きる』現象ではなかったので
 す。
 『確かに「小さい」とは全く言い難いけれども、それでも東電の
 予想ほどは大きくはない(プレートの)跳ね上がりが、広い範囲
 で起きた』現象だったのです。
 この違いを完全無視しているという点でも、超〜破廉恥です。

 東電を攻撃してきた連中は、このように二重の破廉恥をやってき
 たのです。
 よっぽど破廉恥がお好きなようですねぇ。


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-.一部の数字の類似性だけで決めつける
  破廉恥
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 そもそも、M8・6で10m越えになるのなら、M9の東日本大震
 災では、その何倍もの高さ(数十m!)になっていたはずです。
 そうなれば、東北電力の女川原発だって、事故を起こしていたは
 ずです。
 というか、東北の太平洋側の自治体は全滅だったはずです。
 生存者など皆無に等しかったはずです。
 このこと一つ見ても、東電の10m越え予想をネタにすることが如
 何にナンセンスなことであるかがわかるはずです。

 マスゴミのやっていることは、『一部の数字の類似性だけをネタ
 に決めつけ、騒ぎ立てる』という破廉恥です。
 なるほど、東電の予想も、実際の津波も、10m越えという点では
 一致してはいますね。
 でも、中身は全然別物なのです。

 破廉恥と言えば、こうしたことを指摘しない「日本の地震学者」
 どもも同じです。
 彼らは、科学者と呼ぶに全然値しない連中です。
 せいぜい、競馬や株価の予想屋か、占い師並みといったところで
 す。

 それとも、東電の10m越え予想はM9を想定したものだったので
 しょうか?
 だとしたら、ますますもって、あの巨大津波を「異常に巨大な天
 災」としなかった文部科学省の説明は大嘘だったことになるでし
 ょう。
 何しろ、国のマグニチュードの想定は8・6だったのですからね。


                      (次回に続く)


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-.もう一つのお詫び
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 今回は、時間不足で、後半の【人殺しのニセ科学=『おしめり気
 象学』を斬る!<10>】は、お休みいたしました。
 どうか、ご容赦願います。


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 発行者: tarkun(たーくん)

 連絡先: tarkun0507@yahoo.co.jp

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 配信 : MailuX  http://www.mailux.com/

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