メルマガ:仮想力線電磁気学
タイトル:仮想力線電磁気学  2015/03/05


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 ━┓→
 N┃→       仮想力線電磁気学
 ━┛→
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●反エコ(環境)ファッショ特集 号外

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前回同様、他のメルマガ(サマータイム制導入に反対する)の流用
記事での代用です。
体調が戻るまで、どうか御了承願います。


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-.改めて福島第一原発事故の本当の原因
  を考える <17>
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 今回も前半では、前回の続きとして、『改めて福島第一原発事故
 の本当の原因を考える』ことをテーマにしたいと思います。
 まずは、毎回示している重要点を復習しておきたいと思います。

 まずは、事故が起きた本当の原因として、以下の三つですね。

 (1)自然災害の想定が低すぎた。

 (2)想定越えという事態を考えていなかった。故に、想定越
    えという事態に対する備えが全く不十分であった。

 (3)事故が起きた時のことを考えていなかった。故に、事故
    への対処がなっていなかった。

 それから、(1)の原因となった「日本の地(震)学」のお粗末
 ぶりを示す証拠として、以下の三つです。

 (A)「日本の地(震)学」者たちは、実は、地下のひずみの
    たまりを把握していない。

 (B)「日本の地(震)学」者たちは、実は、連動のメカニズ
    ムを解明できていない。

 (C)「日本の地(震)学」者たちは、実は、アウターライズ
    地震のメカニズムも解明できていない。

 以上のことを思い出していただいた上で、前回の話の続きを述べ
 ていきたいと思います。


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-.『国の想定津波高さは3mだった』疑惑
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 今回は、『国の想定津波高さは3mだった』疑惑の話をしようと
 思います。

 もし、当時の国の想定津波高さが3mだったとしたら、福島第一
 原発事故の原因となったあの巨大津波は、間違いなく「異常に巨
 大な天災」だったことになるでしょう。
 従って、東電に責任を負わせるのは、法的にも許されないことに
 なるのです。

 また、あの巨大津波を「異常に巨大な天災」と認めなかった文部
 科学省は、懲戒処分の対象にされなければなりません。
 さらに、文部科学省に「異常に巨大な天災ではない」と言わせた
 政治家どもは、当然、その罪を問われなければなりません。

 こうしてみると、もし国の想定津波高さが3mであったのだとし
 たら、それは決して無視できる問題ではないということがわかる
 でしょう。

 いや、たとえ(国の想定津波高さが)3mでなくても、つまり、
 3mよりも大きな値だったとしても、実際に襲ってきた津波より
 も低い値だったのだとしたら、「異常に巨大な天災とは言えない」
 という論理は成り立たないことになるはずです。


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-.『国の想定』を言わない国とマスゴミ
  の超〜破廉恥!
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 もっとも、こんな話を始めると、「国の想定津波高さが3mだっ
 たという証拠が、どこにあるというのだ? そんな話は、聞いた
 ことがない。証拠も無しにそんなことを言うのは、トンデモだ!」
 という反論が出てくるに違いありません。

 実は、以前、その証拠の断片とでもいうべきことを話したことが
 あるのですね。
 でも、ごく最近になって購読するようになった(∴読んでない∴
 知らない)方や、忘れてしまった方、また、扱い方が軽かったた
 めにその重要性が理解できなかった方もいるかもしれないので、
 改めて、しかも詳しく取り上げることにしたしだいです。

 でも、その前に、反論者たちに言わせてもらいたいことがありま
 す。
 それは、「だったら、国の想定津波高さは、何mだったのだ?」
 という問いです。
 人のことを批判できるのですから、当然、その問いに答えられる
 はずですよねぇ。
 
 ちなみに、私は、国やマスコミが、国の想定津波高さの値につい
 て述べるのを聞いたことがありません。
 みなさんは、ありますか?
 無いでしょう。
 ならば、B層市民たちが知らないのも、当然のことです。
 こちらの問いに答えることができないのも、当然のことです。

 国の想定津波高さも知らずに、東電を攻撃するのは、卑怯です。
 東電を非難できるのは、国の想定津波高さが、東電の想定津波高
 さを上回っていただけでなく、実際に襲来した津波の高さ以上で
 あったという場合だけです。
 国の想定津波高さも知らずに、どうして東電を非難することがで
 きるのでしょう?
 「少しは恥を知れ!」と言いたいところです。

 国の想定津波高さが、実際に襲来した津波の高さ以上ではなかっ
 たことは、一万人を越える津波の犠牲者数を見れば明らかなはず
 です。
 いや、それどころか、東電の想定津波高さすら上回るものではな
 かったのです。
 そのことは、実は、以下で述べるように、気象庁が証明してくれ
 ているのです。
 もっとも、気象庁は、それを自分たちが証明してしまったとは死
 ンデモ認めないでしょうけれどね。
 権力の犬ですから。


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-.マグニチュード想定からは3mは妥当
  な値
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 ちなみに、国は(国の)想定津波高さについては口をつぐんでい
 ますが、マグニチュードの想定については白状しているようです。
 NHKが最近報じたところによると、それは8・6程度だったそ
 うです。
 その程度のマグニチュード値なら、想定津波高さ(注:地形の影
 響を考えなくても良い直接波についての話。)が3mぐらいだっ
 たとしても、別に奇妙なことではありません。
 少なくとも経験則的には妥当な値と言えます。

 もし「それは違う!」というのなら、M8・6で3m越えになっ
 た実例を(証拠として)是非とも示してもらいたいものです。
 それができないのなら、反論する資格はないはずです。


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-.気象庁の当初予想が3mになった超〜
  不思議
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 国の想定津波高さが3mであった最もわかりやすい証拠…
 それは、(以前取り上げたように)気象庁の当初の予想が3mで
 あったことです。
 これは、(やっぱり以前指摘したように)女川原発の直接波の予
 想値と同じです。
 これが単なる偶然と言えるでしょうか?

 どちらも3mだったのは、それが当時の定説(から導かれる値)
 だったからでしょう。
 ならば、(当時の)国の想定津波高さが3mであったとしても、
 ぜ〜んぜん不思議なことではないはずです。

 なぜ気象庁の当初予想は3mだったのか?
 一体、どういう計算をすると3mという値になるのか?
 実際に襲来した津波の高さは10m越えだったというのに…。
 気象庁は、このことを全く説明していません。
 学術的には、この上なく重要なことなのに…です。
 これ、あまりにも不自然な態度ではありませんか?

 もし国(⊃気象庁)の想定津波高さが3mだったのなら、その説
 明は容易につくでしょう。


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-.なぜ気象庁はデータ集計を途中で打ち
  切ってしまったのか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━?

 もっとも、こんな話をすると、「津波の高さの予想値が3mとい
 う低い値になってしまったのは、データが集まるのに時間がかか
 ったからだ! そんなことも知らんのか?」という反論が来るか
 もしれませんね。

 なるほど、確かに、算出した値が実際の値よりも低くなってしま
 ったことの説明は、それでつくのかもしれません。
 でも、「なぜ3mという数値になったのか?」という定量的な問
 題の説明には、全然なっていません。

 それに、「なぜデータ集計を途中で打ち切ってしまったのか?」
 という重大な疑問が残ります。
 あの地震の揺れ、ずっと続いていましたでしょう。

 それに、揺れが広範囲に及んでいたことは、すぐにわかったはず
 です。
 なのに、なぜデータ集計を途中で打ち切ってしまったのか?

 確かに、適当なところで打ち切らないと、津波の計算を始められ
 ず、そうなれば、いつまで経っても、津波の予想値を出せません。
 ですから、適当なところで打ち切らないといけないことはわかる
 のですが、あのように揺れがなかなか止まらない場合に、途中で
 打ち切って算出した津波予想値に満足するというのは、理解に苦
 しむ態度です。

 そのような場合は、せめて「3mは越えそうだ」ぐらいの、配慮
 のある発表のしかたをすべきでしょう。
 なのに、しなかったのは、なぜ?
 それは、国の想定が3mだったからではありませんか?
 まさか国の想定を越えるとは思っていなかったから3mとするこ
 とができてしまったのではありませんか?

 何を根拠に「そこでデータ集計を打ち切ってしまって良い」と判
 断したのか?
 気象庁には、この問いに答える義務があるはずです。

 そもそも、データ集計を途中で打ち切るなどということが可能な
 のでしょうか?
 データは、次から次へと、ほとんど途切れることなく入ってきて
 いたはずです。
 ですから、データ集計を途中で打ち切るということ自体、したく
 てもできなかった…としか思えないのです。
 そして、打ち切ることをしなかったのなら、「データが集まるの
 に時間がかかったから」論も成り立たなくなるのです。


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-.途中で打ち切って偶然一致した超〜不
  思議
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 気象庁は、一体、どういうルールで、データ集計を(途中で)打
 ち切ったのでしょう?
 その説明は、ありません。

 そして、何より奇妙なのは、データ集計を途中で打ち切って算出
 した津波の高さが3mになったということです。
 この驚くべき一致。
 これ、偶然にしては、あまりに出来すぎではありませんか?

 津波の高さの算出値が3mになるタイミングでデータ集計を打ち
 切るのが、気象庁のルールだったのでしょうか?
 だとしたら、やはり、3mが気象庁の想定だったということでし
 ょう。

 このように、どのような面から考察しても、気象庁の想定が3m
 だったという結論に到達せざるを得なくまってしまうのです。
 ということは、気象庁の想定が3mだった可能性が極めて大…と
 いうことでしょう。

 もし「そうでない」と言い張るのなら、気象庁の想定が何mだっ
 たのか?、答えるべきです。
 答えられない者に、異議を申し立てる資格は無いはずです。


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-.実は他の機関から指摘されて修正を始
  めた気象庁
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 「データが集まるのに時間がかかったから」というのは、明らか
 に嘘です。
 3mになったことの定量的説明として嘘であるだけでなく、予想
 値が実際の値よりも大きく下回ってしまったことの説明としてさ
 えも、実は嘘なのです。

 気象庁は、その後、予想値を段階的に引き上げていって、最終的
 には10m越えの予想(確か15m以上)を出しました。
 でも、引き上げることになったのは、地震のデータが集まってき
 たことが一番の理由だったのではなく、本当は、沖の方で潮位の
 変化を直接観測できる立場にある他の機関から「そんなもんじゃ
 ねぇぞぉ」(という言い方はしなかったとは思いますが…)とい
 う趣旨の指摘をされたことが一番の理由だったのです。

 この指摘がなかったら、10m越え予想は、出たとしても、もっと、
 ずっと遅くなっていたことでしょう。
 もしかしたら、津波が海岸ぎりぎりのところに来るまで出なかっ
 たかもしれません。
 そうなれば、犠牲者の数は何倍にも膨れ上がっていたことでしょ
 う。
 まったく、ぞっとさせられる話です。

 もっとも、そうなった方が、国の想定が3mであったことの証明
 になって良かったのかもしれないのですがね。
 東電に罪を着せ、国(政治家)を庇う今のニッポン人の様を見て
 いると、そう言いたくなるですよ。
 たとえ人道に反する発言になるとしても。


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-.気象庁の観測システムがやられたとい
  うことは…
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 気象庁の想定がメチャ低であったことを示す証拠が、もう一つあ
 ります。
 それは、気象庁の気象観測システムが震災でやられたことです。

 原発事故が起き、放射能(放射性物質)が(誰かさんたちの大好
 きな)「水素」の爆発により大気中に大量に放出されてしまい、
 その広がり方を予想する必要があったのに、気象庁の気象(この
 場合は特に風の)観測システムがやられて、予想ができなくなっ
 てしまっていたことは、みなさんもご存じでしょう。

 でも、なぜ気象庁の気象観測システムは震災にやられてしまった
 のでしょうか?
 それは、システムの震災に関する「想定が低すぎた」からでしょ
 う。

 まぁ、これは、3mという定量的な証明の証拠にはならないかも
 しれませんけどね。
 でも、想定が全く不十分だったことの証拠には十分なり得るはず
 です。

 しかも、気象庁のシステムなのですから、これは気象庁の想定が
 メチャ低であったことの決定的証拠です。
 そして、それは、国の想定がメチャ低であった証拠にもなるもの
 です。
 「異常に巨大な天災とは言えない」という文部科学省の主張は、
 完全に崩壊しているのです。
 気象庁も、文部科学省も、国の機関なのですから、国の東電への
 責任押し付けは、もはや全く不当なものとしかならないのです。

 え?、「気象庁といっても、気象と地震・津波とは専門が違う」
 ですって?
 そうだとしたら、それは、気象庁内で縦割り行政やってるってこ
 とでしょう。

 なぜ気象観測システムがやられたのか?
 もし国(⊃気象庁)の想定が3mだったとしたら、容易に説明の
 つくことです。


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-.やはり「異常に巨大な天災」だった
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 たとえ国の想定が3mではなかったとしても、実際に襲来した津
 波の高さを大きく下回る値であったことは確かです。
 「異常に巨大な天災とは言えない」という国側の主張は、事実に
 反する屁理屈です。

 これは、全責任を東電に押し付けるための見苦しい言い訳です。
 違法な犯罪行為です。
 税金泥棒たちの犯罪行為を許してはなりません!

 なぜ国は『国の想定津波高さ』を言わないのか?
 それは、それを言ってしまうと、あの巨大津波が「異常に巨大な
 天災」であった事実がバレてしまうからです。
 そうなっては、東電に責任を負わせることが出来なくなってしま
 います。

 いや、東電だけではありませんね。
 津波で子供や若者たちが死んだ責任を、学校とかの責任にできな
 くなってしまいます。
 国は、津波被害に関しても、責任を負わなくてはならなくなるの
 です。

 まぁ、政治家がまともな人たちばかりなら、国の責任をごまかそ
 うとはしなかったことでしょう。
 でも、今は、クズが多勢の時代です。
 だから、『国の想定津波高さ』を言わないのです。
 そして、マスゴミは、その犬。

 まったく、酷い国になったものですねぇ、日本は。


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-.集計にではなく集計範囲判断に時間が
  かかった
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 「データが集まるのに時間がかかった」という主張は、情報工学
 的な観点からも嘘であると断言できます。

 もしデータが集まるのに時間がかかるのなら、どうして3m予想
 に必要なデータは、すぐに集まったのでしょうか?
 場所によって、そんなに所要時間が異なるはずがありません。

 データが集まるのに時間がかかったのではありません。
 「どれだけの地理的および時間的な範囲のデータが必要なのか?」
 ということを判断するのに時間がかかったのです。

 判断は人間がすることなので、時間がかかるのは当然のことです。
 ITで、そんなに時間がかかるわけがありません。
 一方、ITには、「どれだけの地理的および時間的な範囲のデー
 タが必要なのか?」ということを判断する能力はありません。
 まぁ、判断をするソフトウェア(コンピュータ・プログラム)が
 インストールされていたというのであれば話は別ですが、そんな
 ソフトウェアが当時存在したとは、とても思えません。(今も存
 在しないでしょう。)

 時間がかかったのは、「どれだけの地理的および時間的な範囲の
 データが必要なのか?」ということを人間が判断してやる必要が
 あったからなのです。
 そして、それがなかなか上手くいかなかった。
 それで、あんなに遅くなってしまったのです。


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-.気象庁にとって連動も想定外だった
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 範囲の判断が遅れた理由は、もう一つあります。
 それは、連動が起きたことです。
 これが、範囲の判断を難しくしたのです。

 連動は、広い範囲で起きる現象ですからね。
 しかも、法則みたいなものがあるわけでない。
 つまり、実際に起きてみないとわからないというところがある。
 ならば、範囲の判断が遅れたのは、しかたのないことでしょう。

 むしろ許せないのは、気象庁が上記のような本当のことを言わな
 いことです。
 それと、連動が想定外の出来事だったことも…ですね。
 これ、言ってませんでしょう。

 国にとっても連動は想定外だったのです。
 ならば、東電にとって想定外だったことを責めることは出来ない
 でしょう。

 連動は、津波の高さを大いに高くします。
 う〜ん、毎回冒頭部分で示している(B)の話までしちゃいまし
 たね。(その予定ではなかったのですが…。)


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-.国は汚染水漏れを知っていたのか?
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 先月末のことだったでしょうか、福島第一原発2号基の汚染水漏
 れを東電が隠していたぁという攻撃報道がありましたね。
 昨年からわかっていたのに、対策もとらず(とりようが無かった
 のでは?)、隠していて、地元漁協や知事らから不信をかったぁ
 と、東電への反感を煽っていました。

 ほう、だったら、国はその事実(汚染水漏れ)を知らなかったの
 か?
 その報道はありませんでした。
 なんじゃこりゃ〜?

 東電は、実質、国営化されたはずです。
 ですから、国には管理責任があるはずなのです。
 なのに、国の責任は一切追求しない、この犬のような偏向報道姿
 勢。
 これのどこが「権力の監視」なのか?


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-.要するに安倍政権は放り出したってこ
  とです
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 ちなみに、安倍政権は「国が全面に立って」とほざいていたはず
 です。
 なのに、なぜ国の責任は追及しないのか?

 まぁ、マスゴミの欺瞞は今更言うだけ無駄なことでしょうが、安
 倍政権の不義に満ちた態度については、言わずにはいられません。

 要するに、安倍政権は、放り出したのです。
 地下凍結法で「行ける」と思ったのでしょうが、これが見事に大
 失敗。
 それで、民主党政権と同じような方針をとらざるを得なくなった
 のでしょう。
 つまり、『東電を批判の矢面に立たせる』という方針です。
 それが先月末に出たわけです。

 安倍政権の軽さと無責任ぶりには、つくづく呆れさせられます。


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-.やっぱり「心のケア」に頼る安倍
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 そうした批判をおそれてか、最近では「心のケア」をしつこく叫
 ぶようになりました。
 津波被害者をも巻き込む形で。
 それも、復興二の次、オリンピック第一で。(スポーツ庁ですっ
 てよ。)

 ま、無理もありません。
 失敗して、打てる手が無くなってしまったのですから。
 「心のケア」でごまかす以外、方法は無いでしょう。

 それに、安倍は、オリンピック開催で、復興を妨害しちゃったの
 ですからね。
 「あやし」が必要になるのは当然のことでしょう。

 安倍が「心のケア」に狂うのには、他にも理由があります。
 まず一つは、安倍が根がサヨクであること。
 ま、サヨク世代なのですから、しかたないでしょう。

 二つ目は、安倍自身が精神面に問題のある人物であること。
 ほ〜んと、精神力の無い男ですからねー。
 だから他の人も自分と同じだと思うのでしょう。
 自分と一緒にすんな!

 三つ目は、安倍に「心のケア」利権があることです。
 利権が無ければ、あそこまで熱心になれるはずがないでしょう。
 普通の人なら、その効果について少しは疑ってみるはずです。

 安倍政権も『国の想定津波高さ』を言っていないという点では、
 民主党政権と全く同じです。
 それは、真の愛国者には絶対にとれない態度のはずです。

                      (次回に続く)


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-.人殺しのニセ科学=『おしめり気象学』
  を斬る!<9>
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 さて、ここからは、後半の、人殺しのニセ科学=『おしめり気象
 学』を斬る話です。

 安倍が総理になると、な〜ぜ〜か、真っ赤なニセ科学が力を増し
 ますね。
 それは、安倍政権が真っ赤なニセ科学を推しているからでしょう。
 地球温暖化説や、それを支える海洋原理主義や、その一分野であ
 る『おしめり気象学』などが大きな力を得ているのは、安倍がエ
 コ贔屓しているからだとしか思えません。
 これらのニセ科学は、国益を失わせ、さらには国民を自然災害の
 危険から守れなくさせるものなのです。
 真の愛国者が、それらを放置できるわけがありません。

 それはともかく、今回も、地球温暖化説の言う温暖化が、どうい
 う温暖化なのか?について、抉(えぐ)ってみたいと思います。


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-.「寒気」や「温度差」が生じにくくな
  る温暖化
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 地球温暖化説の言う温暖化とは、「寒気」や「温度差」が生じに
 くくなる温暖化です。
 地球温暖化説の言う温暖化は、温室効果(の高まり)が原因で起
 きるとされているはずです。
 だから、CO2などの「温室効果ガス」(ということになってい
 るガス)の排出削減を叫ぶのです。

 では、温室効果が高まると、どうなるのでしょう?
 放射冷却が鈍りますね。
 そのため、寒気…特に強い寒気が発生しにくくなります。

 さて、そうなると、大問題が生じることになります。
 なぜなら、体制側が最近口にするようになった「温度差」が生じ
 にくくなるからです。

 最近、体制側も、爆弾低気圧などの「異常気象」の説明に、「寒
 気」や「温度差」という概念を登場させるようになりました。
 「寒気」や「温度差」が本当の原因であることが、徐々にではあ
 りますが、国民に知れ渡るようになってきたからでしょう。
 昔と違って、今はネットがありますから、正しい知識が広まるの
 を体制側は抑えきれないわけです。
 それで、「寒気」や「温度差」という概念を登場させることにし
 たわけです。

 ところが、その用い方が、全くのインチキ。
 そりゃそうでしょう。
 これらは、地球温暖化説と矛盾する概念なのですから。

 体制側は、「海水温が上昇したため」とか、「その影響で暖かく
 湿った空気が流れ込みやすくなったから」などとほざく一方で、
 何と、大きな「温度差」を生み出す(決して弱いとは言えない)
 「寒気」を登場させるのです。
 海水温が上昇するほど、そして、その影響で暖かく湿った空気が
 流れ込みやすくなるほど、温室効果が高まっているというのに、
 どうして大きな「温度差」を生み出せる(決して弱いとは言えな
 い)「寒気」が発生し得るというのか?
 言ってることが、完全に矛盾しています。 

 水は、空気よりも、むろん陸よりも、暖まるのが遅いのです。
 つまり、空気や陸の方が、海よりも先に「温暖化」するのです。
 これ、前回も話しましたよね。
 昔なら、小学校高学年レベルの話です。
 それが、今の気象の「専門家」どもには理解できないのです。
 気象予報士のみならず、気象学者(大学教授・准教授)までもが
 理解できなくなっているのです。
 「日本の地学」のレベルは、断末魔的なレベルにまで低下してい
 るのです。

 真の愛国者が放置できることですか?、これって?


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-.やっぱり冬のエルニーニョが大嫌い
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 爆弾低気圧をめぐるトリックについて、詳しいことは後の回にお
 話する予定です。
 ここでは、そのほんのさわりの部分だけをお話することにします。

 体制側は、最近、爆弾低気圧をネタにした騙しを盛んに行ってい
 ますね。
 爆弾低気圧も地球温暖化の影響だぁ!と。
 しかも、海水温の上昇が直接の原因だぁ!と。

 そういうことをほざく連中に限って、この冬がエルニーニョであ
 る事実を言わないんですよねー。
 これ、ものっすごい欺瞞です。

 エルニーニョになれば、爆弾低気圧に見舞われやすくなるのは当
 然のことです。
 太平洋の西域の海水温が低下するため、(日本列島から見て)太
 平洋側で低気圧が発生・発達しにくくなり、西高東低の冬型の気
 圧配置が崩れやすくなります。
 それで、大陸からの寒気が途切れやすくなるのです。

 低気圧は、寒気の途切れたところに発生・発達します。
 もう少し正確な言い方をすると、寒気の裂け目・割れ目に発生・
 発達するものなのです。
 ですから、大陸からの寒気が途切れやすくなるエルニーニョの冬
 には、爆弾低気圧のような移動性の低気圧が発生・発達しやすく
 なるのです。

 もっとも、エルニーニョになるだけでは、爆弾低気圧は発生・発
 達しないのは事実です。
 爆弾低気圧の発生・発達のためには、大陸で発生する寒気が強い
 ものになる必要があるのです。

 実際、その傾向は、ここ数年、はっきりと見られます。
 事実、去年は寒かったですよね。
 とすれば、爆弾低気圧の増加の本当の理由は、エルニーニョと、
 大陸での放射冷却の強化(温室効果の低下→寒気の強化)でしょ
 う。

 何しろ、エルニーニョが起きていることさえ隠す連中です。
 ま、エルニーニョは暖冬の原因となる現象ですからね。
 ならば、隠して当然でしょう。
 そして、エルニーニョを隠すような連中なら、大陸での放射冷却
 の強化も、隠して当然のはずです。
 そんな連中に科学者的誠意を「期待」する方がバカなのです。


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-.日本にとってエルニーニョは海水温
  低下現象
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 ちなみに、エルニーニョは、日本にとっては、海水温低下現象で
 す。
 なのに、海水温の上昇が原因だぁ!などとほざく、日本の気象学
 者たち。
 事実と全く逆じゃん。
 もう、こうなると、気象学は自然科学とは言えなくなってきます
 ね。

 ちなみに、今時の日本の気象学者どもが、エルニーニョのことを、
 「海水温上昇現象」とほざけるのには、理由が二つあります。

 まず一つは、例年だと冬の季節風が吹きつける海域をネタにして
 いること。
 エルニーニョになると、冬の季節風が弱まったり、吹かなくなる
 ことが多くなったりするので、海水は冷やされなくなり、温度は
 確かに高くなります。
 それをネタにするわけです。
 これは、完全な騙しですね。

 もう一つは、今時の中高年者によくあるビョーキです。
 それは、米国猿真似症候群(?笑)です。
 米国は太平洋の東側に位置するわけですから、エルニーニョは米
 国にとっては、確かに、海水温上昇現象なわけです。
 で、それを猿真似するものですから、日本にとっては海水温低下
 現象であるにもかかわらず、エルニーニョが日本にもたらす「異
 常気象」についてまで、「海水温上昇が原因の現象」などとする
 ことができてしまうわけです。
 まったく、哀れな連中です。

 今時の日本の気象学者どもを科学者だと思っては、いけません!


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-.他国の記録的大寒波も大嫌い
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 米国の話が出てきたついでに、もう一丁。
 それは、彼らが、米国の記録的大寒波のことも無視しているとい
 う事実です。

 やっぱ、自分たちの思想信条に都合の悪い事実は大嫌いなのでし
 ょうね。
 とぉっっっても、人間的!

 ちなみに、多くの気象学者どもは、みなさんが納めた税金でメシ
 を食ってます。
 それでも平気なんですか?


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-.西高東低の東低エリアのことを考えた
  ことがあるか?
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 爆弾低気圧マニア(?笑)たちを見ていて「おめでたい」と思う
 のは、彼らが西高東低の冬型の気圧配置の「東低」の低気圧が発
 生・発達しているエリアのことを考えようとしないことです。

 毎年の天気図を調べてみて下さい。
 かなり気圧が低くなっていますでしょう。
 台風並であることも珍しくありません。
 等圧線も、結構混んでいる場合が少なくありません。
 そういうエリアでは、天気が荒れまくっているはずです。
 爆弾低気圧到来時並に。

 ただ、例年は、それは日本列島から離れたところにある。(人が
 住んでいない洋上にある。)
 だから荒れた天気に見舞われずに済んでいる…というだけのこと
 なのです。

 西高東低の低気圧も、爆弾低気圧も、ともに寒気によって生じる
 低気圧です。
 ただ、方や停滞性、方や移動性…というだけの違いです。
 そして、エルニーニョの冬の場合は、前者が弱まり、後者の比率
 が多くなる…というだけのことなのです。

 こうしてみると、爆弾低気圧騒ぎは、実は、無知や不勉強の産物
 であるということが、よくわかるでしょう。
 とっても恥ずかしい、まさしくバカ騒ぎなのですよ。
 毎度お馴染みの…。

                       (次回に続く)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
-.『「イスラム国」関係者の話』報道は
  本物だったのか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 さて、ここからは全く別の話です。
 前回に引き続き、日本人人質を殺害したISIS(L)をめぐる
 日本のマスゴミの態度に関する話です。

 日本人人質のG氏がまだ生きていた頃、日本のマスゴミの中に、
 何と、『「イスラム国」関係者の話』を報じていたものがあった
 のです。
 で、それによると、『「イスラム国」内部でも、G氏の殺害につ
 いては意見が分かれている』というのです。
 つまり、『ISIS(L)には過激派と穏健派がいて、穏健派は
 G氏の殺害に反対している』というのです。

 これ、本当の話なのでしょうか?
 この人物は、本当にISIS(L)の関係者だったのでしょうか?

 だとしたら、日本のマスゴミは、どうやってコンタクトをとるこ
 とができたのでしょうか?
 なぜG氏のように拘束されずに済んだのでしょうか?
 不思議なことだらけです。

 関係者って、自称付きではないのか?
 本当は、ただの研究者ではないのか?
 怪しいものんです。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
-.世論に揺さぶりをかける手先報道
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 気付かなければならないのは、こうした報道は日本の世論に揺さ
 ぶりをかけるものとなる…いう事実です。
 妙な「期待」を抱かせますでしょう。
 『「イスラム国」に譲歩すれば、G氏は助かるかも』といったよ
 うな「期待」を…です。
 そこが大問題だと言いたいのです。

 それって、ISIS(L)の手先となる報道でしょう。
 そんなことが許されていいのでしょうか?

 新聞社やTV局、出版社…といった所は、大卒人間の多い所です。
 そして、大学は危険思想の巣です。
 となれば、一笑に付すことはできないことではありませんか?


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 発行者: tarkun(たーくん)

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