メルマガ:仮想力線電磁気学
タイトル:仮想力線電磁気学  2015/02/14


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 ━┓→
 N┃→       仮想力線電磁気学
 ━┛→
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●反エコ(環境)ファッショ特集 号外

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前回同様、他のメルマガ(サマータイム制導入に反対する)の流用
記事での代用です。
体調が戻るまで、どうか御了承願います。


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-.改めて福島第一原発事故の本当の原因
  を考える <16>
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 今回も前半では、前回の続きとして、『改めて福島第一原発事故
 の本当の原因を考える』ことをテーマにしたいと思います。
 まずは、毎回示している重要点を復習してきたいと思います。

 まずは、事故が起きた本当の原因として、以下の三つですね。

 (1)自然災害の想定が低すぎた。

 (2)想定越えという事態を考えていなかった。故に、想定越
    えという事態に対する備えが全く不十分であった。

 (3)事故が起きた時のことを考えていなかった。故に、事故
    への対処がなっていなかった。

 それから、(1)の原因となった「日本の地(震)学」の未熟さ
 を示す証拠として、以下の三つです。

 (A)「日本の地(震)学」者たちは、実は、地下のひずみの
    たまりを把握していない。

 (B)「日本の地(震)学」者たちは、実は、連動のメカニズ
    ムを解明できていない。

 (C)「日本の地(震)学」者たちは、実は、アウターライズ
    地震のメカニズムも解明できていない。

 以上のことを思い出していただいた上で、前回の話の続きを述べ
 ていきたいと思います。


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-.想定とは何か?
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 今回は、『想定』という言葉についての話をしたいと思います。
 というのは、想定という言葉の意味がわかっていない人が、かな
 りいるように思えるからです。

 言っておきますが、想定とは『それを越える負荷がかかることに
 は絶対にならないということを保証するもの』ではありません。
 具体的な例で言うと、負荷が、たとえば津波の場合、『それを越
 える高さの津波が襲ってくることは絶対に無いということを保証
 するもの』ではないのです。
 ですから、想定越えという事態になることがあったとしても、別
 に不思議なことではないのです。

 では、想定とは、一体、どういう意味なのでしょうか?
 そして、何のために必要なものなのでしょうか?
 今回は、そのあたりのことをお話したいと思います。


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-.ある大きさ以上の負荷がかかると駄目
  になる
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 どんなものでも、ある大きさ以上の負荷がかかると、駄目になる
 ものです。
 壊れてしまったり、正常に機能しなくなったりします。

 つまり、耐えられる負荷の限界点というものがあるわけです。
 ですから、かかってくる負荷に限界点を越えられないようにしな
 くてはならないわけです。

 では、そのためには、どうすれば良いのでしょうか?


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-.限界点を上げるのにも限界がある
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 限界点を無限大に上げ(て作)ればいい?
 でも、それは現実には不可能なことです。
 まず、技術的に不可能な場合が多い。

 それに金がかかりすぎます。
 特に負荷(の原因)が自然災害の場合、自然災害というものは、
 必ず襲ってくるというものではありません。
 また、襲ってきたとしても、そうそう頻繁に襲ってくるわけでは
 ない場合がほとんどです。
 ですから、そんなやり方では、あまりに不経済ということになっ
 てしまうです。

 また、限界点を無限大に…いや、そのはるか手前の大きさでも、
 限界点を大きくすると、機能に障害が出てきてしまう場合があり
 ます。
 たとえば、航空機の場合、絶対安全を目指すあまり、強度を上げ
 すぎたりすると、重くて飛べなくなってしまうのです。
 ですから、限界点を上げるのにも限界というものがあるのです。


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-.現実の負荷の大きさは有限
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 それに、現実の負荷(実際にかかってくる負荷)の大きさは、有
 限です。
 ですから、限界点を無限大にするというのは、賢いやり方ではな
 いのです。

 たとえば、無限大の高さの津波が起きるためには、地殻が無限大
 の大きさの「ひずみ」をため込まなければなりません。
 でも、そのためには、無限大(長)の時間(年月)がかかってし
 まいます。
 それに、地殻が無限大の応力に耐えられる(壊れない)のでなけ
 ればなりません。
 地殻の強度は無限大ではないのですから、これはあり得ないこと
 です。

 このように、実際にかかってくる負荷の大きさは、有限にしかな
 り得ないのです。
 ならば、限界点を無限大にする必要など無いでしょう。

 負荷が有限ということは、負荷の側にも限界があるということで
 す。
 つまり、『ある(その)大きさを越える負荷はあり得ない』とい
 うことなのです。

 ならば、(負荷に耐えられる)限界点は、その大きさの負荷に十
 分耐えられる程度にまで上げれば十分…ということになるでしょ
 う。


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-.仮に決められた最大値
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 さて、もし、かかってくる負荷(がとり得る値)の最大値が確実
 に求まるものなのであるならば、(負荷に耐えられる)限界点は、
 その最大値を少し越えるぐらいで十分なはずです。
 問題は、『その最大値が確実に求まるものなのか?』ということ
 です。

 残念ながら、世の中には、確実には求まらないものもあるもので
 す。
 そこで、そういうものについては、最大値を『仮に決める』とい
 うことをします。
 この『仮に決める』ということが、「想定する」ということなの
 です。

 つまり、想定の負荷とは、仮に決められた負荷の最大値のことな
 わけです。


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-.「そこまでは耐えられる」ということ
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 さて、かかってくる負荷の最大値が決まれば、『(耐えられる負
 荷の)限界点を、どのくらいの大きさにしなければならないか?』
 が求まります。
 限界点が、かかってくる負荷の最大値よりも、いくらか大きくな
 る程度にすればいいわけです。

 特に『かかってくる負荷の最大値』が想定の場合は、それは『仮
 に決めたもの』でしかないわけですから、限界点が想定(された
 負荷)に越えられるようなことがあっては絶対になりません。
 ですから、限界点は、想定を確実に越えるものにされるわけです。

 以上のことから、想定とは、かかってくる負荷に関して「そこま
 では耐えられる」と保証している(ことになっているはずの)も
 のであることがわかるでしょう。

 これは、逆に言うと、「そこまでしか、耐えられることは保証で
 きない」ということでもあります。
 ですから、想定を越えられると、壊れたり、事故が起きたりする
 ことぐらいは、あって当たり前のことなのです。


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-.責めるのなら決め方を責めるべき
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 「壊れたり、事故があったりしては、困る」というのなら、想定
 を適切なものにする必要があります。
 そもそも、上で説明したように、想定とは『仮に決めたもの』な
 のですから、もし想定を越えられてしまった場合は、決め方が悪
 かったことになるのです。
 ですから、責めるのなら、決め方を責めるべきなのです。

 ところが、そこに話が行かない。
 何でだろう?


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-.「日本の地震学」を根拠に決めたから…
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 それは、福島第一原発の場合、「日本の地震学」を根拠に決めた
 からです。
 東電は、当時の「日本の地震学」の常識に基づいて、津波の最大
 高さを決めた(求めた)のです。
 ならば、責められるべきは、東電ではなく、「日本の地震学」で
 しょう。

 当時の「日本の地震学」は、該当エリアのプレート境界を「すべ
 りやすい」としていたのです。
 東電は、これを信用して、津波の最大高さを決めた(想定した)
 のです。
 このやり方の一体どこに非があったというのでしょうか?

 もしかして、「日本の地震学を信用したのが悪い!」とでも?
 でも、そういう立場から東電を批判した者が、どれだけいたでし
 ょうか?
 また、「日本の地震学なんか、信用しきっちゃ、いかん!」と主
 張してきた者が、どれだけいたでしょうか?

 「日本の地震学」批判もせずに、東電を責めるのは、卑怯です!


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-.「想定が低すぎた」という言い方がま
  ずかった
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 もっとも、東電の側にも問題があったことは事実です。
 何しろ、報道によると、「想定が低すぎた」などと言っちゃった
 そうですからね。

 こんな言い方をしては、東電が責められることになるのは当然の
 ことでしょう。
 「だったら、何で、そんなに低くしたのよ?」とか、「お前たち
 (東電)が低くしたんだな!」といったツッコミを招くことにな
 るのは当然のことです。
 そんなこともわからないとは、はっきり言って、東電は相当なバ
 カです。

 ちなみに、当時の「日本の地震学」に基づく限り、東電の想定は
 決して低くすぎたりはしなかったのです。
 ですから、「想定が低すぎた」という言い方は、間違いや嘘でさ
 えあるのです。

 東電は、言い方に気をつけるべきでした。
 せめて、「従来の地震学の常識を完全に覆す巨大地震が発生して
 しまったために、想定を越える高さの津波に見舞われてしまった」
 ぐらいの言い方をすべきでした。
 そうすれば、事故(想定越え)の本当の原因が、日本の地震学の
 お粗末ぶりにあったことが、多くの人たちに理解してもらえたは
 ずです。


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-.経営者が招いたバッシング
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 この点に関して責任があるのは、経営者です。
 経営者がバカだと、社員は苦労することになるわけです。
 株主だって、大損害を被る。

 現場の社員が命がけで事故に対処していた時、社長はどうしてま
 した?
 入院しちゃいましたでしょう。 
 みっともない。
 いい恥さらしです。

 しかも、あの入院のせいで、「やっぱり、東電に非があったのだ」
 というイメージが広がってしまったのですからね。
 不正を追求されそうになると入院して逃げる奴がいるのですから、
 あれは超〜まずかった。

 こうしてみると、東電バッシングは、東電の経営者が招いたこと
 がわかるでしょう。
 そういう点では、確かに、東電の経営者には重〜い責任があるの
 です。

 前から言っているように、日本経済が浮上できないのは、経営者
 にバカやカスやクズが多いからです。
 マルチメディアだの地デジだの言って、アナログを潰してまでデ
 ジタル・ファッショしたら、日本のメーカーはシェアを落として
 しまったではありませんか。
 それに、労働の質(→企業の競争力)を低下させるサマータイム
 の導入に賛成する有様です。
 そんな経営者どもを批判するジャーナルも皆無。
 「これで、よく、日本経済は保(も)っているものだ」と、つく
 づく感心させられます。


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-.阪神淡路大震災で教訓とすべきだった
  ことは…
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 話を想定に戻しましょう。
 何度でも言わせていただきますが、想定越えになったのは、日本
 の地震学がお粗末だったからです。(今も、そう。)

 そういえば、先月、マスゴミは、阪神淡路大震災20周年記念特
 集にわいていましたね。
 でも、肝心なことを指摘していませんでした。
 それは、「日本の地震学」がお粗末だったという事実です。
 だから、あんなに大きな被害を出してしまったのでしょう。
 阪神淡路大震災で最も教訓とすべきだったのは、『「日本の地震
 学」がお粗末なものであるということを認識すること』だったの
 です。

 でも、この教訓は、ぜ〜んぜん活かされなかった。
 というより、そういう教訓が生まれもしなかった。
 その結果が、東日本大震災の、気の遠くなるような、途方もない
 ほど大きな被害と犠牲であり、福島第一原発事故だったのです。

 「日本の地震学」を変に庇ったばかりに、こんなことになってし
 まったのです。
 「日本の地震学」を「批判」したがらないニッポン人は、今後も
 「歴史」を「繰り返す」ことになることでしょう。

                      (次回に続く)


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-.人殺しのニセ科学=『おしめり気象学』
  を斬る!<8>
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 さて、ここからは、後半の、人殺しのニセ科学=『おしめり気象
 学』を斬る話です。

 前から言っているように、『おしめり気象学』は、地球温暖化説
 というニセ科学を支えるためのニセ科学です。
 何しろ、エントロピーの法則さえ無視するほどなのですからね。
 ちなみに、『おしめり気象学』は海洋原理主義の一部で、気圧原
 理主義を支えるものにもなっています。
 また、気圧原理主義は、偏西風原理主義と、ある部分、全く同じ
 作られ方をしています。(詳しくは、いずれお話します。)
 言うまでもなく、気圧原理主義も偏西風原理主義もまた、地球温
 暖化説というニセ科学を支えるニセ科学です。

 でも、今回は、そういう話ではなく、もっと基礎的なことの話を
 したいと思います。


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-.『海水によって抑えられる温暖化』と
  は?
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 地球温暖化説が説く「温暖化」は、『海水によって抑えられる温
 暖化』であることになっています。
 地球温暖化論者たちがそう言っているのですから、ここは尊重し
 てあげましょう。(笑)

 では、『海水によって抑えられる温暖化』とは、どういう温暖化
 なのでしょうか?
 それを、よ〜く考えて欲しいのです。

 海水によって抑えられるということは、温度の関係が『空気>海
 水』という関係になっているはずですよね。
 『空気=海水』という温度関係では、海水は温暖化を抑えられま
 せんし、まして『空気<海水』という温度関係では、海水は、む
 しろ、温暖化を加速させる(温暖化の原因という)ことになって
 しまいます。
 ですから、温度関係は『空気(さらには陸)>海水』という関係
 になっていなければならないのです。


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-.上昇気流が発生しにくくなる
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 さて、そこで質問です。
 はたして、『空気>海水』という温度関係で、上昇気流が生じる
 でしょうか?

 常識的には答えは「ノー」ですよね。
 空気が上昇するためには、空気が海水によって温められるのでな
 ければならないはずです。
 でも、そのためには、『空気<海水』という温度関係でなければ
 ならないはずです。
 『空気>海水』という温度関係では、空気は、むしろ、海水によ
 って冷やされ、下降してしまうはずです。(梅雨期のオホーツク
 海のあたりの気圧配置を見よ!)

 以上のことから、上昇気流は発生しないことがわかるはずです。
 少なくとも、上昇気流が活発化することはないことがわかるはず
 です。

 でも、そうなるとヤバいですよねー。
 だって、強力な低気圧が発生しにくくなっちゃいますでしょ。
 これでは、嵐が強まることが説明できなくなってしまいます。

 そ、やっぱ、「発展の原動力」が好きなんですよ。(笑。矛盾の
 こと。)


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-.「湿った空気」も説明できず
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 それだけではありません。
 いわゆる「湿った空気」の発生も、説明できなくなります。
 なぜなら、体制側の連中は、「湿った空気」の発生について、寒
 気の関与を否定しているからです。

 寒気の関与を否定するのなら、空気が「湿る」ためには、空気は
 上昇しなければならないはずです。
 でも、『空気>海水』という温度関係では、空気は上昇できませ
 ん。
 ですから、「湿った空気」の発生が全く説明できなくなってしま
 うのです。
 つまり、『おしめり気象学』が、その前提から崩壊してしまうの
 です。

 やっぱ、「発展の原動力」が好きなんですよ。
 そういう人たちが好む自称「気象学」なのです。

 それでも信じる?


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-.海水温が追い越すことはあり得ない
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 もっとも、こういう話をすると、「海水が温暖化を抑えられなく
 なるほど、海水温が高くなっているのだ!」という反論が来るか
 もしれませんね。

 ですが、温度関係が『空気<海水』という関係になることは、あ
 り得ません。
 なぜなら、海水温が上がると、空気の温度も上がってしまうから
 です。
 海水に冷やされる度合いが弱くなってしまいますでしょう。
 そうなると、空気に熱がたまり、空気の温度が上がってしまうの
 です。
 海水温が上がっても、空気の温度が上がってしまったのでは、追
 い越すのが難しくなります。

 それに、海水温が上がるのは、空気の温度が海水温よりも高いか
 らです。
 つまり、海水が空気によって温められるからなのです。
 ですから、仮に、温度関係が『空気=海水』に達すると、海水温
 は、もう、それ以上、高くなることはできなくなるのです。
 というわけで、追い越すことは不可能なのです。

 以上のようなわけで、『空気>海水』という温度関係は、変りよ
 うがないのです。
 したがって、上昇気流が活発化することはなく、故に、嵐が強ま
 ることはないのです。

 だから、彼らは「百編繰り返」すのです。

                       (次回に続く)


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-.日本人人質事件でバレた安倍政権の隠
  蔽傾向
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 さて、ここからは、全然別の話です。

 40代の日本人男性二人が、ISIS(L)に人質にされ、殺害さ
 れてしまいましたね。
 で、日本の政府は、二人の拘束を知っていながら、秘密主義しま
 した。(ま、結局はバレちゃいましたけどね。)
 これは、安倍政権に隠蔽傾向がある証拠でしょう。
 ならば、地球温暖化説などの都合の悪いことを隠蔽するところが
 あったとしても、少しも不思議ではないでしょう。

 もっとも、こんなことを言うと、「政府が日本人拘束を伏せてい
 たのは、人質の安全を考えてのことだ!」という反論が来るかも
 しれませんね。
 ですが、伏せていたことは、本当に、人質の安全につながること
 だったのでしょうか?

 私は、これについて、疑問を抱いています。
 「むしろ、逆効果だったのでは?」とさえ思うところがあるので
 す。
 その理由は、以下の通りです。

 テロとは、元々、恐怖という意味だったはずです。
 ですから、テロリストとは、恐怖という表現活動により、人を支
 配しようとする者たちであると言えるわけです。
 となると、彼らは(恐怖という)表現活動の大好きな者たち…と
 いうことになりますでしょう。

 で、そんな者たち相手に秘密主義などやったら、どうなるか?
 表現活動好きな彼らにとって、それは、大好きな表現活動を規制
 されることになる行為ということになるはずです。

 となれば、彼らが機嫌を悪くすることがあったとしても、別に不
 思なことではないはずです。
 人質に手をかけることも、やりかねないでしょう。

 というわけで、逆効果でさえあった可能性が捨てきれないわけで
 す。
 相手は、『日本国内の、身代金とかを目的とした、誘拐犯』とは
 わけが違うのです。
 安倍政権は、そういう違いを考えたのでしょうか?

 私には、考えたようには見えません。
 だから、隠蔽という悪いイメージでしか受け止められられないの
 です。

 それに、今はインターネットの時代です。
 隠そうったって、隠しきれるもんじゃない時代なのです。
 ですから、相手が隠す意志が無い場合は、伏せるのは、かえって
 逆効果になるだけではないかと思えてならないのです。


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-.マスゴミによる偶像化は逆効果だった
  可能性が…
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 安倍政権の批判ばかりすると、アベノファシスト(?笑)たちか
 らサヨク呼ばわりされそうなので、マスゴミ批判もしておこうと
 思います。
 それは、マスゴミによる人質G氏の偶像化についてです。

 マスゴミは、G氏のことを、盛んに偶像化してきましたよね。
 今もやってます。
 でも、これ、逆効果だったのでは?

 まず第一に、イスラム教が偶像嫌いであることを無視している点
 がいただけません。
 確かに、穏健派の人たちは、害のない偶像には寛容の精神で見て
 くれますが、過激派は、そうではないはずです。

 第二に、G氏を持ち上げることで、もう一人の人質Y氏の立場が
 悪くなった可能性があることです。
 Y氏は、戦闘に関与したそうで、ただでさえ苦しい立場におかれ
 ていたはずです。
 そんな状況で、G氏のことを戦闘とは無関係ということで持ち上
 げては、相対効果で、Y氏のイメージが悪くなってしまう可能性
 が十分にあり得ます。

 偶像化するのなら、Y氏のことも偶像化しなければ駄目です。
 二人のバランスを考えなくては。

 でも、日本のマスゴミは、Y氏のことは見捨てていました。
 これでは、まずY氏が殺害されることになってしまっても、全然
 おかしくないでしょう。

 ちなみに、捕虜の殺害は、国際法で禁じられているはずです。
 したがって、Y氏の殺害は、たとえY氏が戦闘にかかわったのだ
 としても、国際法違反なのです。
 はたして、マスゴミの中に、そのことを指摘したものが、どれだ
 けあったでしょうか?

 それに、Y氏は、反政府勢力支持の人たちを、暴力から解放する
 ための戦闘にかかわっていたはずです。
 ですから、G氏と、手段は違っていても、目指すものは同じだっ
 たはずなのです。
 なのに、あの差別。

 ま、マスゴミは、軍・自衛隊や警察のことは「暴力装置」扱いす
 るくせに、テロリスト組織のことは絶対に「暴力装置」扱いしな
 い連中ですからね。
 ならば、こういう指摘は、するだけ無駄かも。

 さて、逆効果だったと思う三つ目の理由は、G氏を偶像化しよう
 とするあまり、G氏が反政府勢力と関係があることにまで触れて
 しまったことです。

 偶像化にも根拠が必要です。
 多くの日本人にとって、G氏は、今回の人質事件で初めて知った
 人物ではないでしょうか?
 となると、「どういう人たちに好評なのか?」ということについ
 て触れざるを得なくなります。
 で、マスゴミは、それが反政府勢力の人たちであることを、バカ
 正直に報じてしまったのです。

 これがまずかったのです。
 なぜなら、ISIS(L)は、反政府勢力をも敵視しているから
 です。
 私は「これで、G氏も助からないだろうな」と観念しましたね。
 (ちなみに、Y氏については、G氏の偶像化が始まった時点で、
 観念してました。)

 マスゴミは、一体、どういう意図で、G氏を偶像化するような愚
 かなことをしたのでしょうか?


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-.「朝鮮民主主義人民共和国」を彷彿と
  させる「イスラム国」敬称
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 そういえば、日本のマスゴミは、ISIS(L)のことを「イス
 ラム国」と呼び続けてきましたよね。
 国際社会から国と認められているわけでもないのに、「国」と呼
 ぶとは。

 ちなみに、ネット上では、「国にでもないのに国と呼ぶのは、お
 かしい」とか、「あれは『反イスラム国』と呼ぶべき代物だ」と
 いう声が、去年からあがっていました。
 な〜の〜に、マスゴミは、そういう声を完全無視し、「イスラム
 国」という敬称(?笑)を用い続けました。
 閣僚が「ISIL」と述べても、わざわざ「イスラム国」とすり
 替えて報じていたそうです。
 まったく、凄まじいまでの朝貢ぶりです。

 これ、「朝鮮民主主義人民共和国」を彷彿とさせる呼び方ですね。
 そして、お粗末な結果も同じ。
 確かに、「歴史は繰り返」しますねぇ。

 もっとも、こちらはカギ括弧付きですけどね。
 ということは、これ、皮肉で言ってたのかな?
 でも、そういう真意が向こうに伝わったら、人質の立場は、ます
 ます悪くなったのではありませんか?

 なぜ日本のマスゴミは「イスラム国」という呼び方をしてきたの
 か?
 マスゴミには「説明責任」があるはずです。

 そういえば、NHKは、今の今頃になって、「イスラム国」とい
 う呼び方をやめましたね。
 まずいと思ったからなのであれば、なぜ、もっと早くにやめなか
 ったのか?

 それに、「IS」と言った後で、わざわざ「イスラミック…」と
 言い直すのであれば、あまり変わらないのではありませんか?
 どうして、政府と同じ「ISIL」という呼び方をしないのでし
 ょうね?

 やっぱり、NHKの体質は変わっていないのです。


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 発行者: tarkun(たーくん)

 連絡先: tarkun0507@yahoo.co.jp

      件名には必ず「仮想力線電磁気学」または「vlofem」
      (カギ括弧は不要)を御記入願います。

 配信 : MailuX  http://www.mailux.com/

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