メルマガ:仮想力線電磁気学
タイトル:仮想力線電磁気学  2014/09/17


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 N┃→       仮想力線電磁気学
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●反エコ(環境)ファッショ特集 号外

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前回同様、、他のメルマガ(サマータイム制導入に反対する)の流
用記事での代用です。
体調が戻るまで、どうか御了承願います。


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-.改めて福島第一原発事故の本当の原因
  を考える <9>
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 今回も、前回の続きとして、これ(↑)をテーマにしたいと思い
 ます。
 まずは、前回も示した重要点を復習してきたいと思います。

 まず第一に、事故が起きた本当の原因として、以下の三つを示し
 ました。

 (1)自然災害の想定が低すぎた。

 (2)想定越えという事態を考えていなかった。故に、想定越
    えという事態に対する備えが全く不十分であった。

 (3)事故が起きた時のことを考えていなかった。故に、事故
    への対処がなっていなかった。

 そして、(1)の原因となった「日本の地(震)学」の未熟さを
 示す証拠として、以下の三つのことを指摘しました。

 (A)「日本の地(震)学」者たちは、実は、地下のひずみの
    たまりを把握していない。

 (B)「日本の地(震)学」者たちは、実は、連動のメカニズ
    ムを解明できていない。

 (C)「日本の地(震)学」者たちは、実は、アウターライズ
    地震のメカニズムも解明できていない。

 以上のことを思い出していただいた上で、前回の話の続きを述べ
 ていきたいと思います。


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-.天動説も解釈の産物なのだが…
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 学校教育では、天動説は「中世の暗黒時代」の象徴として扱われ
 ますね。
 そして、天動説ファッショ(?笑)の悪役にされるのが、宗教で
 す。
 つまり、「宗教が悪い」というわけです。

 ですが、こうした教育は間違っています。
 科学教育としては、学生に悪影響を及ぼすものでしかありません。

 その理由は、まず、当時は天動説が世界のスタンダードだったこ
 とです。
 キリスト教の国以外の国で、地動説を「真」としていた国が、そ
 の時代、どれだけありましたかね?
 日本は地動説を「真」としていたのでしょうか?
 自分の国の歴史を振り返れるだけでも、天動説ファッショを宗教
 だけのせいにする従来の学校教育が全然公正なものではないこと
 は容易にわかるはずです。
 なるほど、確かに、カトリック教会は異端論(地動説)者を迫害
 しました。
 しかし、それは、もしかしたら、「危険思想からは世界を守らね
 ばならない」という使命感から出た行動だったのかもしれません
 よ。
 もしそうなら、単純に悪者呼ばわりは出来ないはずです。

 理由その2。
 それは、天動説はキリスト教や聖書から出てきた教義ではないこ
 とです。
 キリスト教や聖書がヨーロッパで普及する以前から、天動説は存
 在していたのです。
 従って、天動説ファッショを宗教のせいにするのは、完全な誤り
 です。
 宗教と宗教関係者を混同しては、いけません。

 理由その3。
 それは、天動説が解釈の産物であることです。
 つまり、天動説ファッショという過ちから後生の人間が本当に学
 ばなければならないのは、『解釈の危険性』と『解釈崇拝の有害
 性』なのです。
 な〜の〜に、この一番大切なことを学校教育は教えていない。
 だから有害だと言いたいのです。


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-.解釈依存という点では天動説と同じだ
  った
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 天体観測の歴史というのは意外に古く、紀元前の時代から行われ
 ていました。
 もつろん、肉眼による観測でしたから、かなり限界がありました
 けどね。
 でも、肉眼で見える(わかる)範囲のことは、かなり正確かつ詳
 細に観測されていたのです。

 で、問題は、そうして得られた観測結果をどう解釈するか?とい
 うことなのです。
 天動説では、それを「天の方が動いている証拠」と解釈したわけ
 です。
 そして、カトリック教会が、それを盲信・狂信したわけです。

 つまり、そこに問題があったのです。
 カトリック教会は、『解釈の危険性』や『解釈崇拝の有害性』を
 全く悟らなかった。
 これが、カトリック教会を誤らせた本当の原因です。
 なのに、そのことを教えないのは、やはり有害な騙し教育としか
 言いようがないでしょう。

 さて、こうしたことがわかると、東電の想定判断を狂わせた定説、
 すなわち、プレート境界は「すべりやすい」説が、実は、天動説
 と同類のものであったことがわかるはずです。
 こちらも、拡大解釈トリックという解釈の産物だったのですから
 ね。

 つまり、この「日本の地震学」は天動説並みってことです。
 言っておきますが、このことは、震災後に大ブレークした「活断
 層学」や「変動地形学」にも言えることです。
 これらは、いずれも、解釈『だけ』で決められてしまう世界なの
 ですからね。
 つまり、同じ穴の狢(むじな)にすぎないということです。


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-.『美の誘惑に負けた』という共通点
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 『プレート境界は「すべりやすい」説』と『天動説』との共通点
 は、他にもあります。
 その一つが、『美(に対する)崇拝』です。
 「美しいものは、絶対的に正しい」としてしまう欧州原産の偏執
 病です。(笑)

 なぜカトリック教会は天動説に魅せられたのか?
 それは、天動説の方が地動説よりも単純で美しい理論だったから
 です。
 天の方が動いているとか、楕円軌道とかは、単純で美しいとは言
 えない。
 だから、地動説に拒絶反応を示したのです。

 つまり、美の誘惑に負けたことが、カトリック教会を誤らせた、
 もう一つの原因だったのです。
 ならば、『美の危険性』について教えるのが、まともな教育とい
 うものでしょう。
 な〜の〜に、ぜ〜んぜ〜んなわけです。
 だから有害な教育だと言っているのです。

 ちなみに、プレート境界は「すべりやすい」説にも、『美の誘惑』
 が働いているのです。
 ここで質問。
 「地質調査できないところも、地質調査できたところと同じ」と
 いうケースと、「同じとは限らない」というケースとでは、どち
 らが「単純で美しい」と言えるでしょうか?
 答えは前者でしょう。
 だから、悪平等主義者には「美」を振り回す奴が多いのですよ。

 それはともかく、このことから、プレート境界は「すべりやすい」
 説もまた、『美の誘惑に負けた』者たちのとんでもない思い込み
 であったことがよくわかるはずです。
 定説は、この点でも天動説並みだったのです。


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-.『部分的な正しさ』という共通点
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 その他、『部分的な正しさ』という点でも、天動説と同じです。

 天動説にも、たった一つだけ正しかったところがありました。
 それは「(地球の方がではなく)月の方が動いている」としたこ
 とです。
 このように、部分的には正しいところもあったのです。

 一方、プレート境界は「すべりやすい」説にも、部分的には正し
 いところがありました。
 それは、地質調査が行えた個所です。
 そこは、おそらく、間違いなく、滑りやすいはずです。
 そういう調査結果が得られているわけですから。


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-.『的外れな攻撃』という共通点
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 以上の話からわかるように、現代人が天動説ファッショという過
 去の人たちがおかした過ちから学ばなければならないこと(貴重
 な教訓としなければならないこと)は、宗教の悪さなどではなく、
 「解釈の危険性」や「解釈崇拝の有害性」や「美の誘惑」につい
 てなのです。
 従って、教育は、それらを教えるものでなければならないはずな
 のです。

 ところが、実際の学校教育は、そうなっていない。
 だから、その教育の害毒が出る結果となっているのです。
 それは、『的外れな攻撃』という害毒です。

 天動説ファッショについて宗教を悪者扱いするのは、誤りです。
 ところが、学校教育では、宗教を悪者扱いします。
 この教育が、的外れな攻撃をする狂った精神を植え付けることに
 なっているのです。
 事実、この教育を受けた現代ニッポン人の多くは、解釈や美を絶
 対視してデタラメな学説を信じ唱えた学者のことは一切批判せず
 に、そんな学者たちに騙された東電のことばかり批判するという、
 『的外れな攻撃』に明け暮れているではありませんか。
 これは、どうみても、教育の(悪)影響としか思えません。
 デタラメな科学史教育(もしくは科学思想教育)が、日本人の知
 能を破壊してきたのです。

 本当の愛国者や民族主義者なら(でなくても)、そんな知能を破
 壊する赤い教育は直ちにやめさせようとするはずです。
                                                     (次回に続く)


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-.人殺しのニセ科学=『おしめり気象学』
  を斬る!<1>
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 さて、ここからは、前回予告したように、人殺しのニセ気象学を
 斬る話をしたいと思います。

 なお、予告では述べませんでしたが、斬る対象となるニセ科学の
 名称を、「(南から)あたたかく湿った空気が流れ込んだせい」
 論から、『おしめり気象学』に変更いたしました。
 その理由は、二つ。
 一つは、より包括的な(より多くのことを対象とすることができ
 る)表現となることです。
 そして、もう一つは、皮肉と軽蔑の感情を込められることです。

 後者について補足しておきますと、『おしめり気象学』とは、私
 が勝手につくった造語で、昔流行った「にっかつ」のポルノ作品、
 「おしめりジュンコ」をもじったものです。
 なんて話をすると、お堅い人たちからは、「なぜ、そんな非教育
 的な隠語表現を使うのか!」と叱られそうですね。
 で、その理由ですが、それは、このニセ気象学が「その程度の、
 その程度の者たちによる、その程度の者たちのための」ニセ科学
 だからです。
 ならば、こうした隠語表現がピッタシでしょう。

 それに、このニセ気象学を主導してきた学者連中が、「おしめり
 ジュンコ」が流行った頃に若者(=エロに狂いやすい年頃)だっ
 た世代の連中なもんですからね。
 おまけに、その種の学者(インテリ・エリート)どもには、真面
 目面した「むっつりスケベ」が多いですし…。(笑)
 というわけで、そういう皮肉も込める意味で、この呼び方を用い
 ることにしたわけです。
 どうか御了承願います。


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-.「予測不能」は科学的事実ではない!
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 ついでに言っておくと、人殺しのニセ気象学(科学)は、『おし
 めり気象学』だけではありません。
 この他に、地球温暖化説、海洋原理主義、偏西風原理主義、気圧
 原理主義があります。
 このうち、後の三者は、前一者、すなわち、地球温暖化説という
 ニセ科学を支えるためのニセ科学(気象学)です。
 ここで取り上げる『おしめり気象学』も、これらと同じく、地球
 温暖化説というニセ科学を支えるためのニセ科学(気象学)です。
 これは、主に、台風や集中豪雨などの「異常気象」を、「地球温
 暖化の影響」とこじつけるために用いられるニセ科学(気象学)
 です。
 詳しくは、次回以降で説明します。

 それはともかく、なぜこれらのニセ科学が「人殺しのニセ科学」
 ということになるのか、不思議に思われる方が少なくないと思い
 ます。
 その理由は、これらのニセ科学が、『本当は、ある程度の予測は
 可能な気象現象』のことを、「予測不能」と決めつけ、予測をさ
 せないようにさせているからです。

 ある程度でも予測可能ならば、その予測により、避難指示が可能
 となり、死という悲惨な結果を防ぐことが可能になるはずです。
 でも、「予測不能」と言われると、予測はされなくなり、故に、
 避難指示などは出せず、その結果、命が失われることになってし
 まうのです。
 つまり、それが無ければ助かったはずの命を、助からなくするの
 です。
 だから、「人殺しのニセ科学」となるのです。

 そのようなニセ科学は、一日も早く葬り去らなければならないは
 ずです。


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-.「予測不能」は科学的事実ではない!
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 広島で起きた土砂災害は集中豪雨によるものでしたが、国(気象
 庁)や、その犬のマスゴミ、さらに、そこに登場する気象予報士
 どもは、それ(集中豪雨)を「予測不能」などとほざき続けてい
 ます。
 ですが、これは科学的事実ではありません。
 ニセ科学に固執する国が、責任をごまかすために流した(流させ
 た)ニセ科学情報です。

 そう断じる理由は、こうです。

 まず第一に、「予測不能」という言い訳に用いられている科学が、
 ニセ科学であること。

 第二に、ニセ科学に固執しているがために予測できなかったとい
 うのが真相であること。

 第三に、予測のために必要な観測を行おうともしなかった(今も、
 しようとはしていない)こと。(いわゆる、観測怠慢。)

 第四に、予測のための観測に必要なシステムの整備に力を入れず、
 記録のためのシステムばかりに税金を投入してきたこと。

 以上です。

 ニセ科学に固執していたがために予測できなかったことを、ニセ
 科学によって「予測不能だったんだから、しかたねーんだよ」な
 どと言い訳するとは、どこまでも恥知らずな国(政府)です。
 だから、許せないのです!

 ちなみに、四番目の事態を招いたのは、政治家どもがカスの東大
 教授に気象庁を仕切る権限を与えたためであり、また、システム
 購入について自分たちの利権のことしか考えない予算配分をして
 きたからです。
 族議員は、やはり、人殺しなのです。


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-.「異常気象」と海洋原理主義を結び付
  けるためのニセ気象学
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 それはともかく、上記の二番目と三番目の騙しで用いられるのが、
 『おしめり気象学』というニセ科学(気象学)なわけです。
 もっとも、それとともに、海洋原理主義や偏西風原理主義や気圧
 原理主義も用いられているのですがね。
 『おしめり気象学』は、いわゆる集中豪雨などの「異常気象」と
 海洋原理主義とを結び付けるためのニセ科学(気象学)です。

 つまり、「空気の湿り」のせいにすることで、「海水温の高さ」
 との関連付けを可能にし、最終的に「地球温暖化(CO2温室効
 果)」と結び付けることを可能にするニセ科学なわけです。

 要するに、これを起用している国(政府)は、広島を襲った集中
 豪雨も、地球温暖化(CO2温室効果)のせいにしたがっている
 わけですよ。
 なぜって?
 その理由は、二つ。
 一つは、自分たちの環境利権のため。
 そして、もう一つは、原発再稼働のためです。

 そんな卑怯な手段を使わなくたって、原発再稼働は可能なのに、
 やはり、安倍政権はバカですね。
 ま、アベノマルキスト(?笑)たるホシュ・ウヨクに、そういう
 のが沢山いるので、そういう愚かな真似をしたのでしょうが…。
 いわゆる「地球温暖化防止のために、原発が必要だ」論です。

 でも、地球温暖化説などというニセ科学を擁護したりしたからこ
 そ、ある程度予測できることも予測できなくなったのであり、人
 を殺してしまうことになってしまった…というのが真相なのです。
 ほんと、バカな奴らです。
 この代償は高くつくぞ!

 野党もバカですね。
 安倍政権を倒せる絶好のチャンスなのに…。
 自分たちも、このニセ科学を擁護してきたばかりに、追求できな
 くなっている。
 自業自得。
 野党もまた、人殺しの共犯者です。

 というわけで、今回は項目を示しただけでしたが、次回からは詳
 細に触れて、『おしめり気象学』をはじめとする国の欺瞞を徹底
 的に暴いていきたいと思います。

                       (次回に続く)


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 発行者: tarkun(たーくん)

 連絡先: tarkun0507@yahoo.co.jp

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 配信 : MailuX  http://www.mailux.com/

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