メルマガ:仮想力線電磁気学
タイトル:仮想力線電磁気学  2004/09/26


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 N┃→          仮想力線電磁気学
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●第67回 第3章・力線の理論(その35)

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当メールマガジンを御購読いただき、誠にありがとうございます。

今回から『電極板の温度上昇』を取り上げます。
一回で説明するのは無理なので、複数回に分けて説明します。
なお、このメルマガは等幅フォントで御覧下さい。

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96.電極板の温度上昇
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従来、運動による質量の増大を示す現象とされてきたものに、もう一つ、『電極
板の温度上昇』があります。
この実験は、次のようなものです。

        ┏━━
        ┃
        ┃
        ┃
    ●→  ┃電極板
        ┃
        ┃
        ┃
        ┗━━

加速された荷電粒子●を、電極板に吸収させ、電極板の温度上昇を測定します。
電極板の温度が上昇するのは、●が有していた運動エネルギーが、熱エネルギー
に変換されるからです。
そこで、電極板の温度上昇の仕方を測定すれば、●の運動エネルギーが、速度に
より、どのように変化するかがわかるだろう、というものです。

運動エネルギーは、速度が大きくなるほど、大きくなります。
ニュートン力学では、速度の二乗に比例して大きくなります。
したがって、電極板の温度上昇の仕方も、そのことを反映したものになるはず、
というわけです。

ところが、実際の測定値では、電極板の温度上昇の仕方は、それよりも大きかっ
た、というのです。
そこで、これは運動による質量の増大を示すものだ、とされてしまったのです。
質量が増大すれば、運動エネルギーも大きくなるからです。
これが、従来の定説に基づく解釈なのですが…

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97.定説の問題点
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実は、この解釈には、重大な問題点があります。
それは、『●が有していた(運動)エネルギーが、全て、電極板の温度上昇に費
やされた』としていることです。
もし、この前提が誤っているのだとすれば、つまり、『●が有していた(運動)
エネルギーの一部しか、電極板の温度上昇に費やされなかった』とすれば、この
現象は、運動による質量の増大を示すものとは言えなくなってしまうのです。

こんな『たとえ話』を考えてみてください。

今、AさんとBさんが、Cさんを介して、Dさんに金を収めたとします。
Aさんは20万円、Bさんは40万円、それぞれ収めました。
そして、Dさんは、「BさんがAさんの二倍の金額を収めた」ということを知ら
されていたとします。

さて、困ったことに、AさんとBさんの金を預かったCさんは、二人の収めた金
を一部横領してしまいました。
Aさんの分からは50%、Bさんの分からは25%、それぞれ横領してしまった
のです。
その結果、Dさんには、Aさんの金が50%分の10万円、Bさんの金が75%
分の30万円しか渡されませんでした。
つまり、二人の収めた金が、全額渡されず、一部しか渡されなかったのです。

ところが、Dさんは、Cさんの横領による損失を知りません。
そこで、「BさんがAさんの二倍の金額を収めた」と知らされていたDさんは、
BさんがAさんの二倍の金額(10万円×2=20万円)よりも10万円も多く
収めてくれたと思い込み、
「ああ、Bさんは何て気前が良いのだろう。10万円も余計に収めてくれた。」
と感動しました…とさ。

これはDさんの気の毒な勘違いですね。

このように、もとの一部しか渡されない(受け取れない)と、思わぬ増加があっ
たと錯覚してしまうことがあるのです。
『電極板の温度上昇』の場合も、速度の増加によるエネルギーの増加(→質量の
増加)に関して、同じことが言えるのです。
したがって、定説の解釈は、その前提からして問題がある、と言わざるを得ない
のです。

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98.制動波
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このことをよりハッキリさせるために、今回はまず、荷電粒子●の運動エネルギ
ーが、どのようにして、熱エネルギーに変換されるのかを調べてみましょう。

●が電極板に吸収されるということは、電極板により、●が減速させられた(巨
視的に見れば「静止させられた」)ということです。

では、具体的に何の作用によって減速(静止)させられたのかというと、電極板
中の荷電粒子から、運動を妨げるような向きの電気力を受けることによって、減
速(静止)させられたのです。

しかしながら、単に運動と反対向きの電気力を受けただけでは、減速(静止)す
ることはできません。
●が反対方向にはじき返されるか、あるいは、電極板中の別の荷電粒子が代わり
にはじき出されるだけです。

  ●→ ■   ⇒   ←●  ■  または  ●  ■→

そうならないためには、運動エネルギーが別の形のエネルギーに変換されなけれ
ばなりません。
それを実現してくれるのが、『制動波』というものです。
制動波が発生することで、●は減速(静止)することができるのです。

制動波の正体は、電磁波です。
この制動波という電磁波が発生することで、●は運動エネルギーを失うことがで
きるのです。
つまり、●の有していた運動エネルギーは、電磁波のエネルギーに変換されるこ
とで、失われるわけです。

ちなみに、仮想力線電磁気学のような遠隔作用の理論では、電磁波は、第1章で
説明したように、無数の荷電粒子の相互作用として説明されます。(いわゆる疑
似近接作用。)
したがって、上記の現象は、●が有していた(運動)エネルギーが、無数の荷電
粒子に次々と伝わっていき、拡散していく現象、と言うことができます。

さて、この制動波という電磁波を、電極板が吸収することにより、電極板の内部
エネルギーが増し、温度が上昇します。
こうして、運動エネルギーは、最終的に、熱エネルギーに変換されることになる
わけです。

つまり、制動波という電磁波(の発生・吸収)によって、運動エネルギーは熱エ
ネルギーに変換され、●は減速(静止)することができるわけです。

                          <次回に続きます>

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 発行者 : tarkun(たーくん) mailto:tarkun2@yahoo.co.jp
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