メルマガ:青い瓶の話
タイトル:「青い瓶の話」 No.64  2004/04/06


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 ■■■                  青い瓶の話
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 ■■■                                                        花墨雨。 
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                                                  2004年4月6日号 No.64 
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●特集「花について」

○「緑色の坂の道」vol.2507,2508
○「桜梅の枝」・山本 優子
○「黒のセダンが坂道を下りてきた」・渡邉 裕之

○「モモの花」・平良 さつき
○「車窓の花」・榊原 柚
●「緑色の坂の道」vol.2509,2510,2511

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緑坂 2507
                そこで風が変った。




■ のだと思う。
 雲が低いところにある。
 薄い雨が降り始めている。


04_03_18
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緑坂 2508
                粘りつく。




■ 春には粘度のようなものがある。
 暖かい泥のようで、肩口のあたりが熱を帯び、硬い。



■ それはしかたないことよ。
 と、毛を焼かれた狐が峠でこちらを向いている。


04_03_22
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●「桜梅の枝」・山本 優子


 桜の開花がニュースで流れ始めると、大好きな季節の到来が待ち遠しい気持ち
と一緒に、10歳の春の記憶がいつも呼び醒まされる。

 あの頃の私は学校が終わると、親の言いつけ通りに行きたくもない児童館に必
ず寄り、晴れの日には家に帰っても誰も待つ人のいない子供たちと公園で遊んで
いた。
 裏道を通れば1分もかからずに行けるその公園は、砂場やブランコなどの遊具の
あるエリアと、サッカーや野球のできるグラウンドのエリアに分かれており、四
方を桜の木がぐるりと囲んでいる。私たちはいつも、ブランコに立ったまま誰が
一番高いところまで漕げるかとか、球体のぐるぐる回るやつを思いっきり速く廻
して、その気持ち悪さに誰が最後まで我慢できるかといった遊びをして、暗くな
るまでの時間を潰していた。
 私はそんな遊びにうんざりしていた。方法を変えても道具を変えても、結局や
ることは一緒なのだ。競い合うか、いじめるか。そのどちらかでしかないことは、
知れきっていた。

 その春、私はひとりベンチに座って満開のソメイヨシノを、そしてその花びら
がはらはらと風に舞う様を飽きることなくいつまでも眺め、うっとりと見とれて
いた。そのうちに、この花を母にも見せてあげたい衝動に駆られ、滑り台を駆け
上がって、手の届く枝のうち最も枝ぶりが良いものを選んでボキッと折った。そ
れから、暮れ始めた空に向かって枝を掲げ、その美しさに見惚れると同時に母の
喜ぶ顔を期待して悦に入っていた。

 急に強い視線を感じたのは、そんな時だった。恐る恐る視線の方向へと目を向
けると、そこにはバイクに跨った父がいた。父は無言のまま、ただじっと私を見
据えていた。目が怒っていた。訳もなく罪悪感に襲われた。怖気づいた私は身じ
ろぎもできず、父が何か言ってくれるのを待った。
 その時間はひどく長いものに感じられた。

 私を置き去りにして走り去っていった父の背中を追いかけるようにして、家へ
帰った私は、握りしめていた桜の枝を乱暴に奪われ、訳もわからぬまま長いこと
玄関に正座させられた。そして、強烈なゲンコツを一発喰らった後でようやく叱
られた理由を知らされた。
「昔から、桜折る馬鹿梅折らぬ馬鹿って言うんだ」
 つむじの辺りで、ゲンコツの痛みが波紋のように広がっていた。痛みを和らげ
ようと頭を擦りながら、私はわかったようなわからないようなその意味を考えた
が、やっぱり理解できず、おずおずとその心を確かめたのだった。

 それから十数年後、ソメイヨシノが満開の良く晴れた日に、父はあの世へと旅
立っていった。
 暖かい陽光の中で、はらはらと風に舞う薄桃色の花びらを眺めながら、私はあ
の日のことを思い出す。その余韻も束の間、肌を刺す冷たい空気に満ちた冬の午
後、小さな盆に植わった紅白の梅をためすつがめつ眺めては、枝を剪定していた
父の背中が瞼の裏に浮かんでくる。
 あの時の枝がどうなったのかは、憶えていない。


山本 優子:yuco@h4.dion.ne.jp
青瓶サブデスク

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●「黒のセダンが坂道を下りてきた」・渡邉 裕之


 覗きの集団を覗いたことがある。当時、私は杉並区のZ公園の近くに住んでいた。
同じアパートに映画会社の美術部で仕事をしている30代後半の石崎という男がい
て、暇な時に顔を合わせると、よく部屋で一緒に飲んだものだった。普段は無口
だが酔うとしゃべりだす男の話には、邦画の裏方ならではの煮しめたような味わ
いがあって、私はそれが好きだった。石崎は、私が同じくらいの年齢だったこと
と、20代の頃、劇場の裏方の仕事を少しばかり経験していたことが気にいってい
るようだった。

 ある夜、石崎の部屋の四畳半で飲んでいた。しばらくすると、公園に巣くって
いる覗きの集団と、自分は通じているのだと石崎が少し得意げにいいだした。い
つのまに酔っていたのだ。たちまち話は盛り上がり、その週の末に二人で覗きを
覗きにいくことになった。

 弁解めくが、私はそのようなことで盛り上がる男ではなかった。しかし石崎と
話していると、若い頃、舞台裏で思いつめていた自分が甦るのだった。覗きの話
を聞いた時、学生時代のアルバイト、新橋演舞場舞台裏の暗がりで見た早変わり
のために開いてみせた女形の真っ白い背中が浮かんだ。「裏だから見れるものが
確かにあったのだ」と酩酊しながら思い、そして、はしゃいだ。

 当時のZ公園の一部には、ある坂道が隣接している場所があった。その道は廃屋
になっている邸宅の外壁が伸びていて、暗くなると人通りはまったくなくなった。
夜の11時頃、男たちは植え込みの中に現れた。私と石崎がいる場所からは微妙な
距離が保たれ、各人の間もほどよい間隔があり、顔はよく見えなかった。

 人数は4人、黒っぽい服を着た中年の男たちで、醸し出される雰囲気は、杉並
の会社勤めの男たちとはまったく違っていた。では、下町の自営業かといえば、
そのような範疇にははまらない東京では見たことがない者たちだった。

 しばらくたつと一人が、ゆっくりと歩き出し、街路灯の付いた電柱に近づいて
いった。髪の薄い無表情な中年男はポケットから何やら取り出し、電柱に付いて
いる蓋を開けた。中に手を入れた瞬間、灯が消えた。男たちは街路灯の合鍵をも
っていた。ただ待っているのではなく、アベックがくるような場所を作りだすの
だ。湿った草の匂いがした。囁きたくなるような、秘密めいた坂道となった。

 すると時間を合わせたかのように、黒のセダンが坂道を静かに下りてきた。電
柱の手前で止まった。静かな時間が流れた。何がきっかけだったろうか、男たち
が動き出した。4人の男がお互いに絶妙に距離を保ちながら黒のセダンに近づい
ていった。ついには車のまわりを取り囲む形になった。闇の中の真っ黒に磨かれ
た車に黒い背中の男たち。その背中を見ているだけなのに、自分は植え込みの中
で勃起しているのだった。車の中の世界が異様な熱の世界であることがわかって
いた。

 石崎が私のシャツをひっぱって、近づきだした。男たちはすぐに気づいたが、
石崎がまるで時代劇の登場人物のように大袈裟に拝み倒すと、男たちは許した。
ただし、あるところまで行くと近づくことはできなかった。黒装束の男たち全員
が何かの末裔のようで、それ以上足を踏むだすことができなかった。

 どれくらい時間がたっただろうか。信じられないことが起きた。男たちがペン
ライトをつけ、車内に光を当てはじめたのだ。ペンライトの光はとても幽かな光
量なのだが、4本の光が車の中の闇に交錯する一瞬、私は女の顔を見た。40前後の
色の白い女が男の背中越しに汗だくになって口を開けている表情を見た。

 森のようだと思った。中の女も男も覗かれるためにやってきたのだ。車の内と
外で快楽が循環していた。暗い森の生態系。男たちは螢のような虫で、車の中に
は巨大な花芯をもった植物があり、無数の虫を呼び寄せる腐臭を吐き出している
ようだった。

 車は闇の中なのだが車体表面の漆黒の輝きは尋常のものではない高級車だった。
横にいる石崎を見ると、驚くほど年をとった老人の顔になっていた。

 その年の冬、石崎はアパートを引っ越した。私は時に酔っぱらって深夜の公園
を何度か歩いたことがあったが、男たちを見つけることはできなかった。近所の
呑み屋で地元の人に、ついそんな話をしてしまったことがあったが、杉並の住宅
地の公園で覗きの集団がいることなどありえないというのだった。

 日本映画の裏方の仕事をしていた石崎がいなければ、出会えない男たちだった
のだろう。そのように納得し続けていた。


渡邉 裕之:hiro-wa@qa2.so-net.ne.jp
ライター

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●「モモの花」・平良 さつき


 年の暮れ、母と二人でたくさんの買い物をした。玄関と車を往復している時、
「さっちゃん見てみー、モモがいるんだよ」
 そう言ってプランターを指差す。植わっているパンジーを覗き込んでみる。な
るほど。この黄色い花はどことなく、昔飼っていた猫に似ている。
 
 モモは温和な美人だった。身体はでっぷりしているが、目が大きくて細面だっ
た。家族みんなに愛されていた。肥満を気にして、ダイエット用のキャットフー
ドを与えられていたモモを不憫に思い、母はごくまれに好物のベーコンを与えて
いた。年老いたモモはそのベーコンを喉につまらせてしまった。14歳まで生きた
モモ亡き後、母は何も飼わなかった。あれからもう、10年近く経つ。

 子供たちが全員家を出たあたりから、家には植木鉢が増えだした。正月に帰省
しているとき、夕方パート勤めから帰った母が庭で花の手入れをしているのを初
めて見た。以前は手間のかかることは大嫌いなひとだった。
 
 買ってきた鏡餅を二人で組み立てていたら、ゲートボールから帰ってきた祖父
がもの凄く真剣な表情で言った。
「やー、あぬ黄色の花やモモに似ちょらんみー」
大笑いする二人を、祖父はあきれ顔で見ていた。


平良 さつき:taira.s13@mbh.nifty.com
青瓶デスク

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●「車窓の花」・榊原 柚


 平日のど真ん中の日の朝、いつものように、ぎゅう詰めの車内の窓にへばりつ
いていた。窓の外には広がる空、光量全開の突き抜けたブルーが目に刺さる。伸
びかけたヒゲの間に砂が詰まって気持ち悪い。駅まで来る間に浴びた、春のざら
ざらした風のせいだ。春眠に邪魔されて、今日はヒゲ剃り時間が取れなかった。

 東京の中心へ向かう電車には、快速と各駅停車がある。並行して向かいを走っ
ている快速は、圧縮され押し寿司のようである。
 自分の乗っている各駅が、少し先にホームを出る。ゆっくり追ってくる快速。
しばらく併走し、そしてゆるやかなペースで抜かされていく。
 快速と各駅の関係を思うと、自分は妙な気分で鼓動が早くなってしまう。やあ
追いついたね。ずっと一緒にいようか、ああでも君は行ってしまう。追いかけて
も追いつけない、もどかしい。けれど、見送る背中にほっとするような。
 なんとも胸苦しい気持ちだ。

「いた!」今日も見つけた。押し寿司快速の前から3両目の最初のドアの右側。ド
アのガラスにぴったりくっついている彼女。今日は髪をアップにしている。いつ
もの黒メガネ。春ものの明るい色のスーツか。いつも斜め内側を向いているので、
今日のアップなんかは首筋がちょうどよい角度で眺められ、大変になまめかしい。

 やや後方から徐々にスピードを上げ、自分のへばりついているドアのほうに接
近してくる。自分のほうは同乗者に揉まれてシャツの衿はくたくた、緩んだネク
タイ。目が血走っているだろうが知ったことではない。
 並んだ。この時間が至福の時だ。折りしも春の日光が二つの列車の間にさして、
一瞬視界のすべてが白く光り、反射する。二台は寄り添い、景色は動き、おとぎ
の世界のように時間が止まる。彼女のうなじに舌さえ触れられるほどのように感
じる。絶頂を遂げ、恍惚としたまま、列車は余韻を奏でるように少しずつ離れて
いく。全身しびれていると電車は駅に到着しており、次の瞬間に自分はホームに
転げ落ちていく。

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 朝の務めを終えてしまうと、気分は既に夕方である。業務の定刻まで空洞の時
間を過ごす。たまには交通情報をネットで検索して、電車に遅れが出ていないか
どうか確認するが、それ以外は鉛筆を耳に突っ込んでいるように、思考に幕がか
かった状態。残業を1時間しなければならない。でないと帰りの電車に、時間が合
わないからだ。

 会社を引けるととにかく駅に走る。敢えてベンチに正しく座って、一本電車を
やり過ごす。儀式なのだ。神聖な夕方のおいかけっこが始まる。
 こんな春の日が前にもあった。1年も経ったのか、と思う。甘いあたたかさに浸
ることができる季節が巡ってきた。

 各駅停車は混んでいないが自分は朝と同様、飛び乗って所定のドアのガラスに
へばりつく。オレンジに染まった川を1本越える。駅を出ると後方から快速がやっ
てくる。
 夕刻にすれ違う快速には、グリーン車が1車両挟まれている。たまにはそのグリ
ーン車が二階建てのこともある。どの席にもきっちりしたサラリーマンが、新聞、
文庫本、ごくまれに缶ビールなどを手にして姿勢よく座っている。
 ゆっくりと併走状態に入る二本の電車。まばたきもせず、くまなくグリーン車
の中を目で探る。アップの首筋を捜す。

 いない。美しいうなじどころか女性は一人も乗っていないようだ。今日は映画
にでも行っているのだろうか。本屋に寄ってから帰る日なのかもしれない。また
はフランス語のレッスンの日。ゆっくり追い抜いていく快速とともに、現実感の
ない空想も遠のいていく。いずれにしても今日は運がなかった。自分のざらつい
たヒゲが朝の数倍うっとおしい。風呂に入ってさっぱりしたい。

 窓から車内へ視線を移すと目の前に、見たことのある女性が立っている。ああ
そうか。「今日は、契約更改の日です」約束しましたね。確かに1年前。

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 各駅だけが停車する次の駅で降り、その女性に先導されて商店街のコーヒー
ショップに入る。
 契約は1年更新ということだったが、1年分の金額を今、振り込むだけの余裕が
自分にはない。「値下げ交渉の余地はありますかね」女性は、わずかだがはっき
りわかるように首を振る。子供とか通院とかでどうのこうのだ。半年の契約とい
うことで成立した。自分は女性に連絡先と振込み先を再確認して、店を出る。

 ともかくもこれで秋まで、自分は電車に乗って移動することができそうだ。毎
朝は必ず。帰りも3分の1の確率くらいで。
 併走する電車の中の彼女しか、自分はもう求められない。今まだ戸籍上では妻
である彼女は、医師の診断書と相談所の勧告を受けて、やっと別居に同意してく
れたのだ。
 せめて半年でなんとかしなければ、という思いもあった。しかし、多分この状
態を抜け出せはしないだろう。後から追いつかれ、並び、そして置いていかれる、
あの息の止まるような苦しい快感は、過去もこの先も忘れさせてくれる。自分を
遥か遠くの世界へ解放してくれる。

 朝、起きるなり顔を殴る。狭い部屋を横切る彼女の足をすくう。前を歩こうも
のなら戸外であろうと蹴りを数発。彼女が泣いて崩れるたび、笑いがこみ上げる。
逃げろ、俺から遠くへ逃げろ。追いかけて後ろから脳天を打ち砕くたび、痺れる
ような電流が体に走る。もっと逃げろ。どこまでも、俺に追わせろ。
 自分はいつか、追う日常なしに生活できなくなった。同時に彼女も、逃げては
止まり、甘んじて受けた。DVのスレイブに陥るのは奉仕の精神が原因とされる。
彼女のほうも、その心は荒廃し修復が難しくなっていたらしい。
 自分たちは契約した。彼女が2本の鎖骨と4本の肋骨を折って入院した1年前。

 あと3つほど駅を越すため、自分は再び各駅停車に乗る。川のほとりに桜が数本
あるのが見える。「明日は休むそうです」代理の女性は言っていた。あさっては
また、いやできる限り、髪はアップにしてくれと頼んだ。気が向いたらそうする
よう、伝えてくれるそうだ。確かに契約条件にそこまで入っていない。
 桜は満開で、花びらが風に吹かれてとめどなく揺れ落ちている。河原で犬の散
歩が2組。橋梁を通り過ぎた各駅停車は、隣り合う快速もなく、ゆるいスピードで
ホームに入っていった。


榊原 柚:ur7y-skkb@asahi-net.or.jp
青瓶デスク

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緑坂 2509
                黒い月。




■ もう春だという。
 そういえば、桃色の桜の枝が広がってもいるようだ。
 私はここ三日ばかり春の泥の中にいた。
 一日眠ろうと思うのだが、途中、薄い夢をみる。



■ 花びらが頬にへばりついた。
 濡れていて、そして重い。


04_03_22
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緑坂 2510
                しばらく坂道。




■ 特別、花見というものをしない。
 何故かというと、埃っぽいのが神経にこたえるからだが、春というのは
ざらついているものである。
 昨晩雨が降って、風がとても冷たかった。
 開花はまだだろうと思っていると、曲がり角を過ぎて白い靄のような塊
が広がった。横目で眺め、その先を急いでゆく。
 暫く坂道が続く。


04_03_27
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緑坂 2511
                きみの濡れた日。




■ 花冷えという言葉がある。
 女の下腹のようなつめたさ。
 生ぬるい雨。


04_03_27
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●本日のウダツ。

・今年の桜は、満開の木が少ない。
 風雨に揺さぶられたせいか、または寒暖の差を等しく受けられなかったせいか
枝のすべてが満開になっている木を見つけられない。蕾を残して散った花。
 しかし、花ひとつの単位で考えれば、それぞれにまっとうし散ったはず。
 川沿いのいつもの桜。例年よりも多く透ける枝から空を見上げ、春とは何かを
考えている(榊原)。


・実家の庭にマンゴーの木が茂っています。しかし、一度も実をつけたことがあ
りません。年明けに帰った際に父と二人でビニールハウスを作りました。今年の
夏は庭で取れたマンゴーが送られてくるかもと今から楽しみにしていますが、さ
てどうなることやら(平良)。


○本日のウダツ、ツー。
・青瓶編集部では、サブデスクを募集しています。Web、CGIなど一定の経験者。
 並びに編集サブ。
 MTGがありますので、東京都内在住。
 性別体重Bカップ不問。修行はカコク。
 実態を知りたい方は、下記の青瓶デスクまで。
榊原(ur7y-skkb@asahi-net.or.jp)
平良(taira.s13@mbh.nifty.com)

(青瓶HP、じたじたとページ追加中)
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■「青い瓶の話」                 2004年4月6日号 No.64 
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□編集長:北澤 浩一:kitazawa@kitazawa-office.com
□デスク:http://www.kitazawa-office.com/aobin/ao_info.html
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