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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.870(2016/5/21)  2016/05/20


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* 
  *■□■■□□■☆彡*           第870号* 
  *■■■■■■■■■*2016/5/21       * 
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※このメールは等幅フォントでご覧ください。 
==【もくじ】======================================================== 
  □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第870号 
  ■映画インプレッション『64-ロクヨン- 前編』
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.528)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.801)
  ■編集後記 
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『64-ロクヨン- 前編』
  監督:瀬々敬久 主演:佐藤浩市
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  ☆横山秀夫のベストセラーを前後編の2部作として映画化したミステ
  リーの前編です。わずか7日間しかなかった昭和64年に発生し、未
  だ未解決となっている少女誘拐殺人事件の解明に挑む刑事と、彼を取
  り巻く人々のドラマが描かれました。

  7日間で幕を閉じた昭和最後の年、昭和64年。そのわずかな間に少女
  誘拐殺人事件が発生。それは刑事部で“ロクヨン”と呼ばれ、少女の
  死亡、未解決のままという県警最大の汚点を残し14年が過ぎ去った…。
  時効まであと1年と迫る平成14年。当時“ロクヨン”の捜査にあたっ
  た刑事・三上義信は、警務部広報室に広報官として異動する。三上は
  時効が迫ったロクヨン解決のために動き出すが…。

  ほぼ出ずっぱりの佐藤浩市の入魂の演技で圧倒されました。周りのキ
  ャストも個性派が揃っていました。部下役の綾野剛、榮倉奈々、金井
  勇太の3人を始め、憎らしい署長役の滝藤賢一、敵対する記者クラブ
  の記者役の瑛太など周りが盛り上げていました。

  ベテランでは三浦友和、永瀬正敏、吉岡秀隆、仲村トオル、奥田瑛二、
  椎名桔平と主役級の俳優が脇を揃えていました。

  前編のクライマックスは記者クラブとの対決ですが、このシーンの長
  台詞はカットを割らずに一気に撮影したでそうで、佐藤浩市の迫力に
  感動させられました。

  ちょうど良いところで前編は終わるので、早く後編が見たくなりまし
  た。  

  公式サイト http://64-movie.jp/

  STONEMAN推薦度★★★★ オールスターキャスト度★★★☆
   (10点満点:★=2点・☆=1点)
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『64 ロクヨン・上』横山秀夫・著 文春文庫
  http://amzn.to/1TfwN2v (←amazonでチェック!)

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■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.528)
  『ヘイル、シーザー!』
  監督;ジョエル&イーサン・コーエン 主演;ジョシュ・ブローリン
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  ☆『ファーゴ』『ノーカントリー』『インサイド・ルーウィン・デ
  イヴィス 名もなき男の歌』でなどで知られる、人生の酸いも甘い
  もを地味目ながらも絶妙に描くコーエン兄弟の最新作は、1950
  年代のハリウッド黄金期。しかしながらも、テレビの台頭を目前に、
  少しずつ、映画界の人間たちの心が崩れていっているのか。スタジ
  オで働く者たちの反乱や否や、誰かの企みかで、今旬の大スター、
  ウィットロック(ジョージ・クルーニー)が、突如として姿を消し、
  撮影は延び延びになるし、人件費が莫大にかさみ・・・なんと誘拐
  事件勃発。そんなトラブルなどの処理係りのエディ(J・ブローリ
  ン)が、早速、立ち回る。しかし、問題はそればかりでなく、清純
  派の女優ディアナ(スカーレット・ヨハンソン)が実は陰では、妻
  子持ちの監督とできて妊娠してしまったり、キャスティングに失敗
  した監督ローレンツ(レイフ・ファインズ)をうまく言いくるめた
  り、双子のゴシップライター、ソーラとセサリー(ティルダ・スウ
  ィントン)のインタヴュー攻撃をかわしたりと、てんやわんやだ。

  相変わらず、コーエン兄弟の描く世界は、どこかノスタルジックさ
  の漂う、自国を愛する感もひしひしだが、それぞれのキャストが善
  人であろうが悪人であろうが、彼らの愛の息吹を注がれ、個々が素
  晴らしい存在感をもって演じてられている。他にも、弁護士シルバ
  ーマン役のジョナ・ヒル、味のあるフィルム編集カルフーン女史役
  のフランシス・マクド―ナンド、人気俳優・ダンサー、バート役の
  カンニング・テイタムなどなど、いつも以上に豪勢な出演者たち。
  さらには、これから最も期待の上がっているアルデン・エーレンラ
  イクは、コッポラ監督に見出された若者で、ここでは、南部鉛で大
  根役者ボビー役で、ローレンツ監督との絡みには大爆笑させられる
  役回りだが、次回「スター・ウォーズ」の若きハン・ソロ役を射止
  めている。

  映画の中での誘拐事件が辛辣な状況下のはずが、とある政治的団体
  (共産主義の人たちという設定までもが、コーエン兄弟らしい!)
  によってもたらされた企みで、誘拐された本人さえも至って冷静で、
  それをコミカルにあのジョージ・クルーニーが演じるところにかな
  りな違和感がある。それでも、情熱のこもった感たっぷりな大物俳
  優と犯人たち多数の風変わりで、コーエン兄弟だからこそ思いつく
  ようなシーンが楽しめる。しかしな、これまでのコーエン兄弟の作
  品群にあったどことなく心にズシンとくるような、しこりの残るよ
  うな手ごたえは今回は感じられず、軽妙なコメディであり、エディ
  の置かされた人生の岐路をちょっぴりビターながらもおかしく描い
  ているとでもいうところか。

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■石男的衛星電影案内(Vol.801) 5/21〜5/27 by.STONEMAN 
    
  ★今週の石男が選ぶオススメの1本 
  <NHK・BSプレミアム> デジタルBS-103ch 
  5月27日(金)23:45
  『ハルフウェイ』 ('09 日本)
  監)北川悦吏子 主)北乃きい、岡田将生
  ※高校3年生のヒロは、同級生のシュウにひそかな思いを寄せていた。
   そんなある日、突然シュウから“付き合ってほしい”と告白をされ
   る。思いがけない幸せに素直に喜ぶヒロだったが、もうすぐ卒業を
   迎える2人。地元北海道の大学に進むヒロに、シュウは東京の大学
   を志望していることを言い出せない。シュウの進路希望を知ったヒ
   ロは“東京に行くのにあたしにコクってどういうつもり?”とシュ
   ウに詰め寄るが…。

  <GYAO!・無料動画> http://gyao.yahoo.co.jp/
  『麦子さんと』('13 日本)
  監)吉田恵輔 主)堀北真希、松田龍平
  ※麦子、23歳。頼りない兄と二人暮らしをしながら、声優を目指して
   いる。ある日、自分たちを捨てた母親が突然舞い戻ってきた。顔も
   覚えていない母との生活に戸惑う麦子。そして投げつけた一言、「あ
   なたのこと、母親だと思ってないから」。その言葉を最後に、母は
   帰らぬ人となった―。その後、納骨のために母親のふるさとを訪れ
   た麦子は、母が町のアイドルだったことを知る。町の人々に振り回
   されながら、初めて知る母の青春、母の人生―。そして麦子の心に
   ある思いが広がっていく…。
   ★5/31まで無料配信中

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■編集後記 
  ☆先週号のTAK・Gのフィルム・コラムのコーナーで、掲載ミスが
  ございました。最後の数行が途切れておりました。誠に申し訳ござい
  ませんでした。以下未掲載部分を掲載します。
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  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.527)未掲載部分

  アンドレア・アーノルド監督は、シャイア・ラブーフを起用、 
  “American Honey”(英・米)で、社会的問題を抱えるスターが普遍
  的な恋を経験する様を撮り上げている。

  他、ルーマニア、ブラジル、イラン、フィリピン、韓国などの作品を
  含む今回のカンヌ映画祭。

  シリアやイスラム国などの問題を反映し、戦争や国々の紛争をモチー
  フにした作品が取り上げられた数年前のカンヌとは傾向が随分と変わ
  り、より身近な社会的問題や恋愛、人との関わり合いを大事に描く作
  品がコンペティションに選択されているように思われる。

  果たして、本年度のパルムドールは、どの作品に・・・。
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  『認知症のある人って、なぜ、よく怒られるんだろう?』北川なつ著  
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