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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.769(2014/6/14)  2014/06/14


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* 
  *■□■■□□■☆彡*           第769号* 
  *■■■■■■■■■*2014/6/14       * 
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※このメールは等幅フォントでご覧ください。 
==【もくじ】======================================================== 
  □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第769号 
  ■映画インプレッション『グランド・ブダペスト・ホテル』
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.429)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.700)
  ■編集後記 
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『グランド・ブダペスト・ホテル』
  監督:ウェス・アンダーソン 主演:レイフ・ファインズ
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  ☆『ムーンライズ・キングダム』の鬼才ウェス・アンダーソン監督に
  よるコメディ。ホテルのコンシェルジュとベルボーイがホテルの威信
  をかけて、得意客を殺した犯人捜しに挑む姿が描かれます。

  ヨーロッパ大陸の東端、旧ズブロフカ共和国の国民的大作家が語り始
  めたのは、ゴージャスでミステリアスな物語だった…。1968年、若き
  日の作家は、休暇でグランド・ブダペスト・ホテルを訪れる。かつて
  の栄華を失い、すっかり寂れたこのホテルのオーナー、ゼロ・ムスタ
  ファには、いくつもの謎があった。どうやって貧しい移民の身から大
  富豪にまで登り詰めたのか?何のためにこのホテルを買ったのか?な
  ぜ一番狭い使用人部屋に泊まるのか?好奇心に駆られた作家に対して、
  ゼロはその人生をありのまま語り始める…。

  独特な世界観を持つウェス・アンダーソン監督だけに豪華キャストが
  勢ぞろい『ハリー・ポッター』シリーズの名悪役ヴォルデモート役で
  おなじみのレイフ・ファインズが主人公に扮しコミカルな演技を披露
  していましたし、『戦場のピアニスト』のエイドリアン・ブロディ、
  『ザ・フライ』のジェフ・ゴールドプラム、『プラトーン』のウィレ
  ム・デフォー、『ファイトクラブ』のエドワード・ノートン、『スタ
  ーリングラード』のジュード・ロウ、そしてウェス・アンダーソン作
  品常連のビル・マーレイと主役級俳優が軽妙な演技で楽しませてくれ
  ました。

  様式美とも言える画作りでセットや美術、そしてお菓子の箱に至るま
  で徹底したウェス・アンダーソン監督のこだわりで観客を楽しませて
  くれました。スクリーンサイズも時系列で変わるのにも注目です。

  公式サイト http://www.foxmovies.jp/gbh/

  STONEMAN推薦度★★★☆ メンドルのお菓子食べたい度★★★☆
   (10点満点:★=2点・☆=1点)

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『ムーンライズ・キングダム』[DVD]
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■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.429)
  第67回カンヌ映画祭レポート 3
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  ☆ある視点部門は、コンペティション部門に漏れた作品が集められた
  部門だったようですが、ここ数年で変貌を遂げ、新しい感覚・才能で
  製作された作品を発掘しようという部門です。公式的には新しい才能
  を発掘するための部門だったので、元来の趣旨へ戻っただけのようで
  すが。今回のある視点部門で見ることのできた作品の中からいくつか
  ご紹介します。(職種によって劇場へ入場する規制が違い、私はこの
   部門はチケットがなく普通に並んで入場を待ちます。)

  私がこの会期到着前からたいへん期待していた作品が “Lost River”。
  ライアン・ゴスリングの初監督作品で彼の名前だけでも客足はすさま
  じい数でした。あまりにも見たさに上映1時間前に行っても入場でき
  ず、次の回の上映3時間半前に劇場近くを通りかかったらすでに行列
  ができていた!それで早速並んで何とか入れたおかげで、思い出深い
  一日になるほどの近距離でライアンに接近できました。しかし、映画
  のほうはというと、残念ながらいい評価は聞かれず。内容、映像とも
  に、昨年彼の出演映画『オンリー・ゴッド』の監督ニコラス・ウィン
  ディング・レフンの特色が色濃く出ているからです。オリジナリティ
  に欠けるからでしょうか(デヴィッド・リンチ的一面も。)しかし、
  ライアンの性格からか、やさしくおちゃめな演出もあり初監督作品な
  がらなかなかの出来栄えでは。期待値が大きかったのでしょう。すで
  に日本の配給会社には売却済みで、その内どこかの劇場でお目にかか
  れるでしょう。

  “PartyGirl”はフランスの片田舎の話なのですが、60歳になるシン
  グル・マザーが水商売をしながら、結婚するかしないかという問いか
  けを見つめなおす映画でした。日本の女性もそういうときを迎えるか
  もしれないのではという感覚では受け入れられやすい作品だとも思い
  ましたが、ヴィジュアル的にはあまり興味が持てませんでした。
  この部門のカメラドールという賞を獲得していますが、日本での公開
  はまだ決まっていないようです。

   “Timbuktu”という文化的差異を知らしめてくれる作品は、マリという
    国のイスラムというまったく異なった世界観・宗教観の中での人々の
    生活が描かれていますが、たいへん驚がく的です。

   “The Lovely Girl”はまたイスラエルという違う文化のもとでの作品
    ですが、近親相姦の父娘の話。単なる父娘の物語と思いきや、二人の
  関係のおかしさが露出され始めると、悍ましい気分にさせられました。
  さすがにこれは日本上映は厳しそうです。

  “JAUJA”は、パラダイスを探しに行こうとした父娘の物語。娘が突然
    姿を消して、父(ビゴ・モーテッセン)は探し彷徨う。神話に基づく
    作品で、テーマになった土地ハウハを見つけようと探検するものは消
  えていなくなるという言い伝えがあるけれど、神話は常に誇張される
  ものなのですが、この作品はエンディングでその言葉を裏切ります。

   “XENIA”はギリシャの作品で、母の死をきっかけに、家出して長いこ
    とアテネに住み着いた兄のもとへ訪ねていくおちゃめなゲイの男の子
    が主人公。色彩の美しさと面白さは評価されていました。

   “Misunderstood”はシャーロット・ゲンブルースがエキセントリック
    な母親役を演じています。人気絶頂の俳優である夫は出演交渉を気に
    かけ過ぎ。この奇妙な夫婦の子供たちは少しばかり変わている女の子。
  その子のかわいさと健気さがスクリーンいっぱいに伝わってきます。

  結局、この部門の作品すべてを網羅することはできず、さらには監督
  週間、批評家週間の作品はほとんど見れない始末。原因はスケジュー
  リングの悪さにもありますが、今年はほんとうに地味目で暗い作品が
  多く、思い入れのある作品には出会うことはできませんでした。
  それでもこの大イベントには参加する意義は大いにあったと思います。

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『メランコリア』[Blu-ray] シャーロット・ゲンズブール主演
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■石男的衛星電影案内(Vol.700) 6/14〜6/20 by.STONEMAN 
    
  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本 
  <NHK・BSプレミアム> デジタルBS-103ch 
  6月16日(月)21:00
  『バーレスク』('10 アメリカ) 
  監)スティーブン・アンティン 主)クリスティーナ・アギレラ 
  ※歌手を夢見て単身ロサンゼルスへとやってきたアリは、クラブ「バ
   ーレスク」の華麗なショーに魅了され、ウエイトレスをしながら舞
   台に立つチャンスを狙う。やがてダンサーの一人となった彼女は、
   突然のステージ・トラブルを自らの歌声で乗り切り、その圧倒的な
   歌唱力で翌日からショーの主役となり、経営難だったクラブは大盛
   況となる。シェールがバーレスクのオーナー役で久々に映画出演、
   新旧歌姫の競演も話題となった。

  <WOWOWシネマ> デジタルBS-5(191)ch 
  6月14日(土)21:00
  『パシフィック・リム』('13 アメリカ)
  監)ギレルモ・デル・トロ 主)チャーリー・ハナム、菊地凛子
  ※巨大ロボットを題材にした日本のTVアニメは世界中に輸出され、多
   くの子どもを夢中にさせた。メキシコ生まれで「パンズ・ラビリン
   ス」などの良作を放ってきたG・デル・トロ監督もそんなひとり。
   “一人前の映画人になったら、自分が大好きなロボットや怪獣が大
   暴れする映画を作ってやる”、そんな熱い想いがあったに違いない、
   奇跡のような迫力満点のSFアドベンチャー。ノスタルジーだけが重
   要ではない。舞台の一つを香港にしたことで、本作は中国全土でも
   ヒット。未来を見据えたハリウッドの戦略もここにはある。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 633ch 
  6月14日(土)21:00ほか 
  『莫逆家族 バクギャクファミーリア』('12 日本) 
  監)熊切和嘉 主)徳井義実
  ※『クローズ』と並ぶ人気ヤンキー漫画を、熊切和嘉監督が実写化し
   たアクション・ドラマ。お笑いコンビ、チュートリアルの徳井義実
   ほか個性派キャストの共演で、元不良少年たちのその後の人生を描
   く。元暴走族のリーダー・火野鉄は今では家族を養うため、仕事に
   明け暮れるパッとしない毎日を送っていた。そんなある日、かつて
   の仲間の娘が暴行され、それをきっかけに、長い間封印してきた暴
   力の世界へ舞い戻っていく。

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『パシフィック・リム』[ブルーレイ&DVDセット]¥2,028
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■編集後記 
  ☆先週も広島カープの低迷を嘆いたのですが、低迷どころじゃなくて
  危機的状況ですね。もう今月に入ってプロ野球ニュースを全然見てま
  せん。こんな時は映画を観るしかないですね。

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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.769(2014/6/14) 
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