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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.651(2012/3/10)  2012/03/10


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* 
  *■□■■□□■☆彡*           第651号* 
  *■■■■■■■■■*2012/3/10       * 
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※このメールは等幅フォントでご覧ください。 
==【もくじ】======================================================== 
  □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第651号 
  ■映画インプレッション『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.315)
  ■「エンジンのかからない映画レビュー」第93回
  ■石男的衛星電影案内(Vol.582) 
  ■編集後記 
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
  監督:スティーヴン・ダルドリー 主演:トム・ハンクス
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  ☆ジョナサン・サフラン・フォアの同名小説を原作に、『リトル・ダ
  ンサー』『めぐりあう時間たち』の名匠スティーヴン・ダルドリーが
  映画化した話題作です。アカデミー賞では作品賞と助演男優賞にノミ
  ネートされました。

  9.11同時多発テロで父を亡くした少年オスカー(トーマス・ホーン)は、
  父の突然の死を受け入れられずに日々を過ごしていた。そんなある日、
  彼は父の部屋のクローゼットで、封筒の中に1本の“鍵”を見つける。
  この鍵は父が残したメッセージかも知れない。オスカーはその鍵の謎
  を探しに、ニューヨークの街へと飛び出した…。

  日本の3.11にも通じる話ですね。愛する人を失った事実を受け入れる
  のは誰にとっても容易な事ではないですが、ある日突然、理不尽に奪
  われてしまった命なら尚の事です。ツインタワー崩壊と共に父との別
  れを余儀なくされた知的で繊細な少年の喪失と再生の道程を描いた物
  語でした。

  父親役のトム・ハンクス、見守る愛を貫く母親役のサンドラ・ブロッ
  ク、無言の演技で魅せる名優マックス・フォン・シドーほか、バイオ
  ラ・デイビス、ジェフリー・ライトら贅沢なベテラン勢が、主演の新
  人トーマス・ホーンを守り立てていました。特にオスカーノミネート
  の82歳のマックス・フォン・シドーの演技に注目です!

  公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/extremelyloudandincrediblyclose/

  STONEMAN推薦度★★★ 意外と過保護?度★★★☆
   (10点満点:★=2点・☆=1点)

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スティーヴン・ダルドリー監督作『愛を読むひと』 (完全無修正版) [Blu-ray]
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■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.315)
  『戦火の馬』
  監督;スティーブン・スピルバーグ  主演;ジェレミー・アーヴィン
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  ☆S・スピルバーグがマイケル・モーバーゴの同名児童文学書を映画
  化し、見事な監督振りを発揮した。

  第一次世界大戦のイギリスを舞台に、美しい子馬が競売にかけられ、
  一目ぼれした農家のテッド・ナラコットによって買い取られ、負傷し
  て引退した兵士であったテッドの息子アンドリューが世話を一手に引
  き受け、家族のためにその美しい馬にジョーイと名づけ調教していく
  のだった。しかし、ドイツとの戦争が勃発し、農主にお金が払えない
  ナラコット家は、しがなくジョーイを戦闘馬として手放さなければな
  らなくなるが、アンドリューは必ずジョーイを探し出すと戦地へ赴く
  ことを志願し、ジョーイは戦地での過酷な状況にもかかわらず、奇跡
  を起こし続ける・・・。

  イギリスの美しく広大な景観から始まるが、『戦争は全てを奪う』と
  いう台詞に織り込まれたように残酷な戦闘シーンが多く含まれ、スピ
  ルバーグの作品にしては、光加減の少ないダークなシーンが多い。
  「プライベート・ライアン」の機械的な戦闘とは違う(戦闘機の変わ
  りに戦闘馬、銃の変わりに闘剣、重機の変わりに馬力での運搬、など)
  第一次大戦の残酷な戦いに目を覆いたくなる。アンドリューとジョー
  イの戦場での過酷な経験や友の喪失などが平行して描かれる中、ジョ
  ーイの驚異的な幸運と本能、人間からの好意・愛情で生き延びる姿は、
  命あるものとしての希望となっていく。他にも、弟を守り抜こうとす
  る兄、孫を守り抜こうとする祖父、対戦相手とでもジョーイを救おう
  として協力し合う両国の兵士など、様々なエピソードが織り込まれる。
  無意味に命を失われていくシーンを見ると、反戦を唱える映画でもあ
  ると思うけれども、これまでのようにスピルバーグの人間と非人間と
  の関係(サメ「ジョーズ」、エイリアン「未知との遭遇」、恐竜「ジ
  ュラシックパーク」、頭脳ある機械「トランスフォーマー」等々)を
  表現する情熱も感じられる。エンディングはハッピー(ある意味、
  典型的ハリウッド映画だが)これが、スピルバーグの作品をより多く
  の観衆たちが好んできた所以だろう。

  本作は、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞他、製作サイドでのノ
  ミーネートは多かったものの、ノミーネートどまりで、放送映画批評
  家協会賞の撮影賞獲得だけにとどまった。

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『戦火の馬』オリジナル・サウンドトラック 
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■「エンジンのかからない映画レビュー」第93回byかからないエンジン
  http://mentaiazi.blog115.fc2.com/

 『テレフォン』(1987年 アメリカ)
 監督:ドン・シーゲル 主演:チャールズ・ブロンソン
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  ☆作品紹介・・・スターリニズムが生み出した恐るべき計画、テレフォ
  ン。アメリカ国内に潜伏している工作員達を電話ひとつで自爆させるそ
  の計画は既に葬られつつあったはずであったが、歪んだ国家主義者によ
  ってテロリズムの道具として蘇った。この悪魔の計画を秘密裏に処理す
  べく、KGBの諜報員が派遣された。

  ロシアとアメリカ、二つの国家を舞台にしたスパイ・アクション。監督
  は『ダーティハリー』のドン・シーゲル。主演は『さらば友よ』のチャ
  ールズ・ブロンソン。共演は『大脱走』のドナルド・プレサンス、『オ
  ーメン』のリー・レミック。
  
  この映画には恐ろしい計画が登場します。その名もテレフォン。これは
  あらかじめ記憶操作された工作員をアメリカに移住させ、機が熟した時
  に彼らに対して電話を掛け、ある暗号を吹き込むことによって彼らの潜
  在意識が覚醒、用意された爆弾とともに米軍の重要拠点を巻き込み、自
  爆してしまうという恐ろしいもの。

  それに立ち向かうは、我らがマンダムチャールズ・ブロンソン。非情な
  KGB諜報員に扮し、冷酷な任務も次々とこなす。その一方で漂わせる
  漢気、そして男らしい決断。うーん、マンダム。

  さすが巨匠というべき、手堅く纏った小品。未DVD作品なので、見つ
  けたら買った方がいいかも。

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『チャールズ・ブロンソン DVD 5本組 BOX』 
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■石男的衛星電影案内(Vol.582) 3/10〜3/16 by.STONEMAN 
    
  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本 
  <NHK・BSプレミアム> デジタルBS-103ch 
  3月12日(月)22:00 
  『マイ・フェア・レディ』('64 アメリカ) 
  監)ジョージ・キューカー 主)オードリー・ヘプバーン
  ※ロンドンに住む言語学者ヒギンズは自らの理論を実証するため、貧
   しい花売り娘イライザを特訓し、最高のレディーに変身させようと
   する。苦労のかいがあり、彼女は社交界の花形となるが・・・。バ
   ーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」をもとにしたヒット・ミ
   ュージカルを映画化。オードリー・ヘプバーンの魅力と数々の名曲
   にあふれた傑作。アカデミー作品賞、主演男優賞、撮影賞など、8
   部門受賞。

  <WOWOWシネマ> デジタルBS-5(191)ch 
  3月15日(木)21:00
  『ウォール・ストリート』('10 アメリカ)
  監)オリバー・ストーン 主)マイケル・ダグラス
  ※リーマン・ショックで揺れた2008年の金融界をモデルに、サバイバ
   ルをかけた金融マンたちの熾烈な駆け引きを、「ウォール街」のO・
   ストーン監督がシャープに描写。社会問題をエンターテインメント
   に仕立てる手腕は健在だ。「ウォール街」でアカデミー主演男優賞
   に輝いたダグラスが前作で演じたゲッコー役を、再び貫禄たっぷり
   に演じるのも見もの。「トランスフォーマー」のS・ラブーフ、「17
   歳の肖像」でアカデミー主演女優賞候補になったC・マリガンら若い
   競演陣も充実。前作に出演したあの人の特別出演も!

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 633ch 
  3月11日(日)21:00ほか 
  『さんかく』('10 日本) 
  監)吉田恵輔 主)高岡蒼甫 小野恵令奈 田畑智子
  ※倦怠期カップルと、彼女の妹が織り成す微妙な三角関係を描いたラ
   ブコメディ。初ヒロイン役に挑戦した元AKB48の小野恵令奈の天真爛
   漫な魅力が炸裂!同棲中の百瀬と佳代は、ラブラブには程遠い倦怠
   期気味のカップル。そんな二人の家にある日、佳代の妹で中学3年の
   桃が転がり込んでくる。15歳とは思えない桃の言動に百瀬はすっか
   りのぼせあがってしまい…。

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『さんかく』特別版(2枚組) [DVD]  
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■編集後記 
  ☆毎週金曜日にWOWOWで放送中のドラマ『ストレジャーズ6』は
  ご存知でしょうか?飯田譲治が原作・脚本・総監督を務めた日本・韓
  国・中国の三国合作のドラマなんですが、かなり荒唐無稽な設定が先
  を読めなくしていて毎週楽しみに見ています。本当はアイドリング!!!
  の森田涼花が唐沢寿明の娘役で出ているのが見るきっかけだったりし
  ますが…。
  
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■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city) 
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