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**************************** *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* *■□■■□□■☆彡* 第642号* *■■■■■■■■■*2012/1/7 * **************************** ※このメールは等幅フォントでご覧ください。 ==【もくじ】======================================================== □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第642号 ■映画インプレッション『聯合艦隊司令長官 山本五十六』 ■TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.307) ■「エンジンのかからない映画レビュー」第89回 ■石男的衛星電影案内(Vol.573) ■編集後記 ==================================================================== ■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN 『聯合艦隊司令長官 山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―』 監督:成島出 主演:役所広司 -------------------------------------------------------------------- ☆日本が戦争へと突入していった時代、最後まで日米開戦に反対し続 けた連合艦隊司令長官、山本五十六の実像に迫るヒューマンドラマで す。 昭和14年夏。日独伊三国軍事同盟締結をめぐり、日本中が揺れに揺れ ていた。2年前に勃発した支那事変が泥沼化しつつある中、日本は支 那を支援する英米と対抗するためにも、新たな勢力と手を携える必要 があった。強硬に三国同盟締結を主張する陸軍のみならず、国民の多 くもまた強大なナチスの力に熱狂、この軍事同盟に新たな希望を託し ていた。だがその世論に敢然と異を唱える男たちがいた。海軍大臣米 内光政、海軍次官山本五十六、軍務局長井上成美の3人だ。同盟締結 をしてしまえば10倍の国力のアメリカとの戦争は避けられないのは 明確なのだが…。 山本五十六の視点から見た太平洋戦争史なので、少し偏っているとは 思いますが、軍幹部だけが対米戦を望んでいた訳ではなく、新聞等の 誘導で世論までも日露戦争の勝利から、アメリカと戦っても勝てると 盲信してしまった時代を描いていました。今考えれば浅はかな考えな のに当時の世論流れでは不可避だったのかもしれません。 東映らしく豪華なオールスターキャストで見せてくれました。戦闘シ ーンもリアルなVFXでハリウッド映画に引けを取らない感じでした。 役所広司が今までのイメージとは少し違う温和な山本五十六を演じて いたのが印象的でした。 『八日目の蝉』で見事な人間ドラマを演出した成島出監督だけに単な る戦争映画でなく山本五十六の人となりを描いた作品に仕上がってい ます。成島監督のデビュー作『油断大敵』も役所広司が主演でしたが 私の好きな作品なのでビデオでチェックしてみて下さい。 公式サイト http://isoroku.jp/ STONEMAN推薦度★★★☆ 山本五十六甘党度★★★☆ (10点満点:★=2点・☆=1点) ==================================================================== 『油断大敵』成島出監督作 [DVD] http://goo.gl/WDikj(←amazonでチェック!) ==================================================================== ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.307) 『ミラノ、愛に生きる』 監督;ルカ・グァダニーノ 主演;ティルダ・スウィントン ---------------------------------------------------------------------- ☆ミラノのクリスマス・シーズンの雪景色でオープニングを飾り、 古き良き時代のクラシカルなイタリア映画を髣髴とさせる。(特に ルキノ・ヴィスコンティ監督作品、しかし、ヒッチコックのスリーラ ーや、ダグラス・サークのメロドラマ等も感じとれる。)大きな邸宅、 豪華な装飾のある大きな部屋、そして、引退間近のルッキ氏の誕生日 会から始まる。厳粛に席が設定され、豪華な食事とともに、長男の好 きな母エンマ(T・スウィントン)の故郷の素朴な魚のスープも振舞 われ、後継人が発表される。エンマはロシア出身で後継人の一人とな るタンクレディ(ピッボ・デルボーノ)に20年以上前に見初められ 結婚し、裕福な家庭へと嫁ぎ、美しい子供たちに恵まれながらもどこ か孤独感があった。そんな折、長男エド(フラヴィオ・パレンティ) に親友の料理人アントニオ(エドアルド・ガブリエリーニ)を紹介さ れる。これを機にエンマの情熱が一気に開花されていく・・・。 ロンドン出身のスウィントンが、ロシア語訛りのイタリア語を語るら しく(ガーディアン紙より)もの寂しい雰囲気の富豪のマダムから情 熱むき出しの女性へと変貌するさまが、静かに美しく描かれている。 この成り行きをセンチメンタルで美しい物語と感じられるかどうかは 疑問であるが、映像では、ミラノの景色や、豪華な邸宅の様、思い切 りクローズアップしたエンマとアントニオの性描写等が、極上に美し く撮り上げられている。 ==================================================================== 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 (2枚組) [Blu-ray] http://goo.gl/brD3B(←amazonでチェック!) ==================================================================== ■「エンジンのかからない映画レビュー」第89回byかからないエンジン http://mentaiazi.blog115.fc2.com/ 『ケミカル51』(2002年 アメリカ) 監督:ロニー・ユー 主演:サミュエル・L・ジャクソン ---------------------------------------------------------------------- ☆作品紹介・・・所属する組織の連中を裏切った凄腕のドラッグ精製人 エルモ。自身が発明した最強のドラッグ「POS51」を売り込む為、 イギリスへと飛ぶ。だが、組織のボスがよこした女ヒットマンがエルモ とその護衛であるイギリス人のフィリークスを狙う。フィリークスは女 ヒットマンの元愛人なのだ。 最強のドラッグを巡る抗争を描いたクライム・サスペンス・アクション 。監督は『フレディVSジェイソン』のロニー・ユー。主演は『パルプ ・フィクション』のサミュエル・L・ジャクソンに、『トレインスポッ ティング』のロバート・カーライル。共演には『ピンク・パンサー』の エミリー・モーティマー、『ブラック・ドッグ』のミート・ローフ。 何が面白いかというと、あのサミュエル・L・ジャクションとロバート ・カーライル、米英を代表する二大爆弾俳優が共演するという所。何故 か終始スコットランドの衣装を身に着け、飛行機では股を大開脚して眠 るサミュエルに、サッカーファンの集う酒場に発炎筒を投げ込むカーラ イルのコンビ、この二人だけでもう観れちゃう。 ガンアクション、カーチェイスもなかなか。いかにも走りやすそうなア メリカではなく、車も建物もぎゅうぎゅう詰めのイギリス、そこで繰り 広げられる密度の濃いスピーディなアクション、これが楽しい。 主演二人のキャラに頼りすぎか、脚本におろそかな部分があったり、ガ イ・リッチー的な演出がちょっぴりサムかったりはしますけれど、良い 暇つぶしにはなりますよ。 ==================================================================== 『ケミカル51』 DTS版 スペシャル・エディション [DVD] http://goo.gl/liwqR(←amazonでチェック!) ==================================================================== ■石男的衛星電影案内(Vol.573) 1/7〜1/13 by.STONEMAN ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本 <NHK・BSプレミアム> デジタルBS-103ch 1月9日(月)21:02 『生きる』('52 日本) 監)黒澤明 主) ※市役所の市民課長、渡辺は、自分が余命いくばくもないことを知り がく然とする。自暴自棄になった彼だったが、希望に燃える若い女 性事務員の姿に、自分も生きがいを見つけようと模索。悪疫の源と なっていた地区に清潔で新しい児童公園を作ろうと全力で奔走する。 志村喬のこん身の演技が胸を打つヒューマニズム映画の傑作。ベル リン映画祭で、ベルリン上院特別賞を受賞した黒澤明の代表作のひ とつ。 <WOWOWシネマ> デジタルBS-5(191)ch 1月7日(土)21:00 『アンストッパブル』('10 アメリカ) 監)トニー・スコット 主)デンゼル・ワシントン ※“止められない(アンストッパブル)”という題が表現するのは、 暴走して脱線の危機もある無人の列車であると同時に、列車が引き 起こすパニックに、列車を止めようとする鉄道関係者の奮闘を絡め てスピーディに描いた作品のタッチそのもの。2001年にオハイオ州 で起きた貨物列車暴走事故がモデルだが、CGを最小限にとどめた豪 快なアクションを、スコット監督らしいスタイリッシュな映像美が さらに盛り上げ、楽しめる佳作になった。大物ワシントンと共演し たのは2009年の「スター・トレック」のC・パイン。 <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 633ch 1月7日(日)21:00ほか 『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』('10 日本) 監)錦織良成 主)中井貴一 ※50歳を目前に憧れの運転士になる決断をした男と家族の絆を描く。 『ALWAYS 三丁目の夕日』の企画・制作ROBOTが贈る、勇気と希望の 感動作。一流企業に勤める49歳の肇は、家庭も顧みず忙しく仕事に 追われる日々を送っていた。そんなある日、田舎で一人暮らす肇の 母親が倒れたとの連絡が入る。それをきっかけに仕事一筋の人生に 疑問を抱き始めた肇。「俺は、こんな人生を送りたかったのか…?」 そして肇は、子供の頃に憧れていた電車・バタデンの運転士になる ことを決意する。 ==================================================================== 『アンストッパブル』ブルーレイ&DVDセット〔初回生産限定〕 http://goo.gl/Vrqcm(←amazonでチェック!) ********************************************************************* ■編集後記 ☆明けましておめでとうございます!今年も当メルマガをよろしくお願 いします。2011年の映画のベスト&ワーストを選んで見ましたので DVDレンタル等の参考にしていただければと思います。昨年見た映画 の本数は116本でした。メルマガで紹介した本数は53本です。 【STONEMANの独断と偏見の映画ベスト&ワースト2011】 (外国映画ベスト5) 1:アジョシ 2:スーパー! 3:ピラニア3D 4:宇宙人ポール 5:ブラックサンデー (日本映画ベスト5) 1:八日目の蝉 2:アントキノイノチ 3:冷たい熱帯魚 4:モテキ 5:電人ザボーガー ★5位の『ブラックサンデー』は公開当時にテロ予告で公開できず、よ うやく昨年映画館で上映された名作です。外国映画の次点は『メカニッ ク』です。 (外国映画ワースト5) 1:ツーリスト 2:カーズ2 3:スコット・ピルグリムvs邪悪な元カレ軍団 4:三銃士 5:シュレックフォーエバー (日本映画ワースト5) 1:怪物くん 2:ワイルド7 3:もしドラ 4:さや侍 5:これでいいのだ! ★ワーストは外国映画は「ツーリスト」がダントツなので他の4本は無 理やり選んだ感じです。日本映画は他にもたくさんありますが…。 ==================================================================== 【amazonで買い物される時は下のURLからお入り下さい!】 http://bit.ly/aSrd4k (売り上げの一部がカンパとなります) ==================================================================== ***************************************************** 当メルマガのfacebookページを作りました! 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