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**************************** *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* *■□■■□□■☆彡* 第623号* *■■■■■■■■■*2011/8/27 * **************************** ※このメールは等幅フォントでご覧ください。 ==【もくじ】======================================================== □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第623号 ■映画インプレッション『うさぎドロップ』 ■TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.289) ■「エンジンのかからない映画レビュー」第80回目 ■石男的衛星電影案内(Vol.554) ■編集後記 ==================================================================== ■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN 『うさぎドロップ』 監督:SABU 主演:松山ケンイチ、芦田愛菜 -------------------------------------------------------------------- ☆宇仁田あゆみの同名の大人気コミックを松山ケンイチと芦田愛菜で実 写映画化しました!メガホンを取るのは個性派監督SABU。 27歳で独身サラリーマンのダイキチは祖父の葬儀で、祖父の隠し子りん と出会う。わずか6歳の少女が親戚中から邪魔なお荷物扱いされるのに怒 りを覚え、両親や妹の反対を押し切ってりんをひとり暮らしの借家へ連 れ帰る。保育園探しに始まり、残業のない部署への異動や、おねしょ対 策まで常に全力投球のダイキチに、りんも心を開いてゆく。ある日、り んと仲良しのコウキの母親が憧れの女性だったこと知りダイキチは驚く…。 漫画原作を実写映画化するとかなりの確率で失敗に終わることが多いの ですが、まさかのSABU監督がこの手のジャンルに手を出して来るの が不安でもあったので二重に心配しながら見たのですが、意外にも素晴 らしい作品に仕上がっていました。 松山ケンイチのキャラクターが主人公のダイキチにハマっていましたし 今や超売れっ子子役の芦田愛菜が反則としか言えないケナゲな演技で、 オープニングで引きこまれました。香里奈や桐谷美玲、池脇千鶴などの 若手女優たちと、風吹ジュン、高畑淳子のベテラン女優との演技合戦が 素晴らしく完璧とも言えるキャスティングでした。 SABU監督と言えば、男性が主役で疾走する暑苦しいドラマという作 風が定番となっていましたが、今回の題材では自分のテイストを出すの は難しいのでは?と思っていましたが、案の定、走るシーンが多目で、 特に終盤のクライマックスシーンは、やり過ぎな位SABUテイストが 出ていました。 育児を題材にしながらも、人間共通の孤独も描いていて、万人の心に沁 みるドラマになっていました。もちろん、今の日本の子育ての難しさを 問題提起もしていました。 原作にはない松山ケンイチと香里奈のダンスも見所です。個人的には、 1シーンだけの出演だった高畑淳子の迫力のセリフに圧倒されました。 公式サイト http://www.usagi-drop.com/ STONEMAN推薦度★★★★ 風吹ジュンはエロい度★★★☆ (10点満点:★=2点・☆=1点) ==================================================================== 『うさぎドロップ 9.5』映画・アニメ・原作 公式ガイドブック http://amzn.to/pZKJOR(←amazonでチェック!) ==================================================================== ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.289) 『未来を生きる君たちへ』 監督;スサンネ・ビア 主演;ミカエル・パーシュブラント ---------------------------------------------------------------------- ☆アントンは、アフリカで医療の仕事に従事している。その現場では、 騒然たる事が起きていた。権力をものにして、妊婦の腹部を切り裂い て新生児の性別を賭けるという尋常ではないことだった。その混沌と した世界で働き、休暇でデンマークへ帰国したアントンは、家庭でも 問題を抱えていた。自らの不貞から離婚の危機に陥っていた。そして、 息子のエリアスは、学校でいじめのターゲットになっていた。そんな 折、イギリスで暮らしていて母を病気で亡くしたクリスチャンが転校 してきた。悲しい影をたたえた、クリスチャンは、父への思いに葛藤 を抱きながら、やられたらやり返すんだという強い意志を持っていた。 そして、そんな少年らが出会い、家族や社会への思いを重ね合わせた とき・・・。 2010年度のアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、ともにあの イニャリトゥ監督作品「ビューティフル」を圧して外国映画賞を獲得 している本作「未来を生きる子供たち」。監督は「ある愛の風景」の スサンネ・ピアで、2009年にはハリウッドにて「マイ・ブラザー」 として製作された。ピア監督の戦争、家族愛を綴る緊迫感のある力強 さと温もりのある愛情表現は変わっておらず、北欧の静かな自然とア フリカの壮絶なる社会感をバックグラウンドに心に響く作品がまた撮 上げられた。 アフリカ社会で起きる悲惨な出来事に於いても、暴力に対して暴力を 振るうことは賛同しないアントンは、息子たちのいじめへの対処、町 の暴君への対応にしても、同じように自らの身体を張って教え込む。 しかし、夫婦間はなかなか、うまくいかない。しかし、そういう思い を馳せる親の子供らしく、アントンの息子エリアスは、愛情深い子供 ・・・彼の言葉や友達や人々を思いやる行動から、また両親の絆も深 まっていくのである。 またしても、子役たちの繊細な表現に心動かされ、愛と暴力という明 白な答えを出しづらいテーマをもって挑んだ作品である。 ==================================================================== 『悲しみが乾くまで』スサンネ・ビア監督作 [DVD] http://amzn.to/nUO7Gj(←amazonでチェック!) ==================================================================== ■「エンジンのかからない映画レビュー」第80回目byかからないエンジン http://mentaiazi.blog115.fc2.com/ 『エスケープ』(1994年 アメリカ) 監督:マーク・L・レスター 主演:アンドリュー・マッカーシー ---------------------------------------------------------------------- ☆作品紹介・・・うだつの上がらぬタクシードライバーのジェリーはあ る日、ラスベガスで大金を持った客を拾う。客は突如現れたギャングに 殺されたが、ジェリーは大金100万ドルを盗んで逃走。組織は超一流 の殺し屋を差し向け、100万ドルとジェリーの命を狙う。 たなぼたで大金を手にした男のスリリングな逃走劇。監督は『コマンド ー』のマーク・L・レスター。主演は『セント・エルモス・ファイアー 』のアンドリュー・マッカーシー。共演は『羊たちの沈黙』のスコット ・グレン、『クエスト』のジャネット・ガン。 簡単に言えば、「ちょっぴり頭の悪いヒッチコック映画」と言った感じ のお話。開始五分でいきなりカーチェイス&銃撃戦、そして始まる逃走 劇。やたら気の利いた台詞を”言いたがる”登場人物たち。バイオレン スもたっぷり、ベッドシーンもあるよ! でも、傑作かと言えば、断じてそうじゃない。上手くは言えないけど、 何だか色々足りない。スコット・グレン演じる殺し屋なんかは出で立ち といい行動といい、何とも格好いいのですが、終盤あたりからそれが崩 れちゃって、「俺は金が欲しいんだよー」って感じで無闇やたらに暴れ るだけの単なるチンピラになってしまうのが惜しいところ。 一応DVD未発売作品ではありますが、プレミアなんかは一切ついてい ないようです。まあ、お暇でしたら観てみてはいかが? ==================================================================== 『エスケープ』[VHS] http://amzn.to/p2Cjf9(←amazonでチェック!) ==================================================================== ■石男的衛星電影案内(Vol.554) 8/27〜9/2 by.STONEMAN ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本 <NHK・BSプレミアム> デジタルBS-103ch 8月28日(日)22:02 『毎日が日曜日』('94 日本) 監)金子修介 主)佐伯日菜子 ※少女漫画界の大家、大島弓子の同名コミックを、金子修介監督が映 画化。いじめで登校拒否になった13歳の娘のために、ストレスか ら出社拒否になり会社を辞めた義父が自宅で何でも屋を開業。優秀 な夫と娘が自慢だった母親はクラブのホステスになってしまい・・・。 毎日が夏休みのような日々を過ごす家族の生活が瑞々しく描かれる ファンタジック・コメディー。 <WOWOW> デジタルBS-5(191)ch 9月1日(木)21:00 『ヒックとドラゴン 』('10 日本) 監)クリス・サンダースほか 主)ジェイ・バルチェル(声) ※ドラゴンと人間の交流や両者がおりなす冒険を、見せ場もたっぷり に描いた作品はこれまでにもあったが、その真打ちというべき見応 えを極めたのが本作。トゥースの飛翔シーンが醸す高揚感は、劇場 公開された3D版でこそ最大限に発揮されたとはいえ、主人公の少年 ヒックとその名相棒となるドラゴンのトゥース、両者の絆を少しず つでも確かにつないでいく物語は今回放送の2D版でも存分味わえる。 監督は「リロ&スティッチ」のD・デュボアとC・サンダース。冒険 の対価である責任までもきちんと描き、大人も楽しめる! <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 633ch 8月28日(日)21:00ほか 『佐賀のがばいばあちゃん』('06 日本) 監)倉内均 主)吉行和子 ※島田洋七の少年時代の実体験を元に書き下ろした、ベストセラー小 説の映画版。極貧生活にあっても持ち前の人生哲学で明るく切り抜 ける、がばい(すごい)ばあちゃんと少年の心のふれあいを涙と笑 いで綴る。戦後まもない広島。原爆症の父を亡くし、女手一つで育 てられていた少年・明広は佐賀のばあちゃんの家に預けられること になったが、ばあちゃんの家は超貧乏だった。しかし家にはいつも 笑いが溢れ、明広はばあちゃんから様々なことを学んでいく…。 ==================================================================== 『ヒックとドラゴン』[Blu-ray] http://amzn.to/rmAHQz(←amazonでチェック!) ********************************************************************* ■編集後記 ☆いよいよ明日、日比谷公会堂での「大東京ポッド許可局」に参加し て参ります。久々の上京なんですが、このイベントに参加する事以外 は、ほぼノープランだったりします。迷子にならないかが一番心配で です。水道橋のホテルに泊りますが後楽園ホールにも東京ドームにも 行きません。 ==================================================================== 『大東京ポッド許可局〜"日比谷公会堂に2000人集めたい"論〜』 日時:2011年8月28日(日) 開場16:00 開演17:00 会場:東京・日比谷公会堂(東京都千代田区日比谷公園1‐3) 出演:マキタスポーツ/プチ鹿島/サンキュータツオ/みち ゲスト:宇多丸(ライムスター)、ほか 料金:A自由席1000円(※当日券は2000円となります) http://www.voiceblog.jp/tokyo-pod/ ==================================================================== STONEMANオススメ曲 ミドリカワ書房NEWアルバム『愛にのぼせろ』 http://amzn.to/qpLCzm ==================================================================== 【amazonで買い物される時は下のURLからお入り下さい!】 http://bit.ly/aSrd4k (売り上げの一部がカンパとなります) ==================================================================== ***************************************************** 当メルマガのfacebookページを作りました! http://on.fb.me/g2LofS「いいね!」を押して下さい! ***************************************************** https://twitter.com/stoneman_ulc ↑ツイッターはじめました!フォローよろしくお願いします。 ***************************************************** http://mixi.jp/view_community.pl?id=881459 ↑mixi「うるとら★ラッキー★シネマ」コミュニティ ***************************************************** ★ULCホームページ★(仮稼働中) http://www.ulc-stone.com ***************************************************** ●○●○●読者ボランティア・ライター募集中●○●○● 映画の感想を投稿してくれるライターさんを募集中 mailmaga#ulc-stone.com(#を@に変えて下さい) ↑詳しくはこちらまでメールして下さい! ***************************************************** ======================================================================== ■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.623(2011/8/27) ■発行:ULC (Ushimitu Listeners Club) http://www.ulc-stone.com ■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city) ■問合せ先(ご意見ご感想も)> mailmaga#ulc-stone.com(#を@に変えて下さい) ■購読&解除はそれぞれの配信サービスにてどうぞ。 【まぐまぐ】ID:0000025922 http://www.mag2.com/m/0000025922.htm 【メルマ!】ID:m00017409 http://melma.com/mag/09/m00017409/ 【メイラックス】ID:MM3E96CCB3C7B20 http://www.mailux.com ======================================================================== |