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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.605(2011/4/23)  2011/04/23


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* 
  *■□■■□□■☆彡*           第605号* 
  *■■■■■■■■■*2011/4/23       * 
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※このメールは等幅フォントでご覧ください。 
==【もくじ】======================================================== 
  □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第605号 
  ■映画インプレッション『ガリバー旅行記』
  ■TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.271)
  ■「エンジンのかからない映画レビュー」第71回目
  ■石男的衛星電影案内(Vol.536) 
  ■編集後記 
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『ガリバー旅行記』
  監督:ロブ・レターマン 主演:ジャック・ブラック
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  ☆「ナイト・ミュージアム」のスタッフが1726年にジョナサン・スウィ
  フトが発表した小説「ガリバー旅行記」を現代風にアレンジしたコメディ
  ファンタジー作品です。

  ニューヨークの新聞社で郵便係として働くガリバー。うだつのあがらな
  い彼だが、5年間片思いしている旅行記者のダーシーからバミューダ・
  トライアングルの取材を持ちかけられ、取材旅行に行く事に。しかしバ
  ミューダ沖で嵐に遭遇した彼は、中世風の衣装を着た小人たちが暮らす
  リリパット王国に流れ着く。一度は囚人として捉えられた彼だが、その
  体の大きさを活かして敵国の襲撃を蹴散らした事から、英雄として扱わ
  れるようになる…。

  ジャック・ブラック演じるガリバーは、赤いTシャツにカーゴパンツ、
  コンバースを身に着けた現代人で、対するリリパット王国の小人たちは
  中世風のクラシカルな衣装を身に着け古風な暮らしをしています。体の
  大きさの違いだけではなく、新しい文化に出会い、変わっていくリリパ
  ット王国の人々の姿にも注目です。

  KISSの音楽や映画『タイタニック』や『スター・ウォーズ』をパク
  ってネタにするジャック・ブラックらしい演出も見所です。彼の作品で
  私の一推しは『スクール・オブ・ロック』です。

  残念なのは予告編でほぼ全ての見所を見せてしまっていたので、本編を
  見てもインパクトに欠けてしまうところが…。予想通りの展開でのハッ
  ピーエンドなので物足りないと思う人もいるかもしれませんね。

  公式サイト http://movies2.foxjapan.com/gulliver/

  STONEMAN推薦度★★★ ロボット科学力凄すぎ度★★★☆
   (10点満点:★=2点・☆=1点)

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『ガリバー旅行記』オリジナルサウンドトラック
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■ TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.271)
  『キラー・インサイド・ミー』
  監督;マイケル・ウィンターボトム  主演;ケイシー・アフレック
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  ☆1958年のテキサス、砂埃たち荒野広がる静かな田舎町。ルー
  (K・アフレック)は、その平和な町を守る保安官で精悍な好青年。
  周りの人々からも慕われていた。そんな中、町外れに住む娼婦への
  苦情が持ち上がり、彼女の立ち退きを任されたルーは、彼女の元を
  訪れる。客と間違われるルーは、娼婦ジョイス(J・アルバ)へ歓
  待されるも、保安官とわかるや否や幾度となく平手打ちを食らう。
  それを機に、ルーの中の何かが豹変する。彼女をベルトで打ちまく
  りながらも、突如として激しく愛し合ってしまう。そして、彼の狂
  気的な殺意までもが呼び覚まされていく。

  オープニングのルーの押し殺したような声のナレーションから、す
  べてが抑圧された世のような響きにされる。ルーの過去に何かがあ
  ったにせよ、それは画中にあからさまには表されず、ルーを狂気に
  駆り立てた本当の理由がわかりえない。幼児への性的虐待、父の本
  の中に潜んでいた少女のいかがわしい写真、義兄の死にまつわる真
  実・・・そういったことから、ルーの生い立ちを想像させられる。

  医者の息子であったルーの屋敷はりっぱで、重々しい本がいっぱい
  の書棚に囲まれ、シガーの煙をたゆませながらオペラを聴く・・・
  そんな教養も礼儀も知る男が、男であり紳士である以外は、人とし
  て認めないという考えを持つに至った若き人生に、彼の尋常ではな
  い人間性に異常性を感じながらも、どことなく同情を感じてしまう
  のは何故か。

  戦後の明るく平和なアメリカののどかな町での悲劇に、BGMが妙に
  ミスマッチな明るい局長で不協和音のように響き薄気味悪さを増し、
  ルー演じるK・アフレックの淡々とした物腰と密かな笑みも不気味
  だ。そして、ルーの狂気を導き出す女たち、保安官であり医者の息
  子であり裕福だが影ある家庭環境だったであろうこと、閉塞感・・・
  まさに、新たなるノワールの世界。

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 マイケル・ウィンターボトム監督作『9 Songs 』 [DVD]
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■「エンジンのかからない映画レビュー」第71回目byかからないエンジン
  http://mentaiazi.blog115.fc2.com/

 『ホワイトウィザード 極光伝説』(1990年 ノルウェー)
 監督:ニルス・ガウプ 主演:ミッケル・ゴープ
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  ☆作品紹介・・・舞台は1000年前のノルウェー。残虐なるチュード
  族によって、少年の家族は皆殺しにされてしまった。逃げる途中でであ
  った部族の力を借り、少年は復讐を決意する。
    
  ノルウェー発の歴史スペクタクル・アクション。監督は『冒険の島』の
  ニルス・ガウプ。

  ノルウェーの先住民であるラップ族の伝説を題材にしている本作、ハリ
  ウッド映画とは一味違ったアイデアやアクションが見られます。分厚い
  動物の皮を身に纏い、ソリで移動を行う光景はなかなか新鮮なものでし
  て、しかも1000年前のお話なので、武器が弓矢や斧。障害物を挟ん
  だ弓矢同士での撃ち合いは必見!
 
  また、本物の雪山で撮影が行われたということもあり、映像はド迫力!
  クライマックスの雪崩などは、本当に人が飲み込まれているかのようで
  す。
  
  脚本にやや弱さはありますが、88分という上映時間の短さは、歴史ス
  ペクタクルとしてはすごい!未DVD化作品でございますが、中古のV
  HSを購入する価値はあります。

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■石男的衛星電影案内(Vol.536)4/23〜4/29 by.STONEMAN 
    
  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本 
  <NHK・BSプレミアム> デジタルBS-103ch 
  4月25日(月)22:30 
  『エリザベス:ゴールデン・エイジ』('07 イギリス) 
  監)シェカール・カプール 主)ケイト・ブランシェット
  ※アカデミー賞7部門にノミネートされた「エリザベス」から9年、シ
   ェカール・カプール監督とケイト・ブランシェットが再びコンビを組
   んだ続編。生涯独身を誓い、イングランドの女王として君臨するエリ
   ザベス1世のまわりに渦巻く暗殺の影、陰謀、そして決して実ること
   のなかった愛。激しくも悲しい宿命と対峙(たいじ)したエリザベス
   は、迫りくるスペインの無敵艦隊との歴史的決戦に挑む。アカデミー
   衣装デザイン賞受賞。

  <WOWOW> デジタルBS-5(191)ch 
  4月28日(木)深夜0:00 
  『さんかく』('10 日本) 
  監)吉田恵輔 主) 高岡蒼甫
  ※都下で暮らし、恋人と同棲中の青年だが、恋人のまだ中学生である妹
   に好意を抱いてしまったことから、3人の関係はいつしかいびつなも
   のに……。等身大感覚で展開していく物語を「純喫茶磯辺」の吉田恵
   輔監督は、時にコミカルに、時に厳しくと、繊細かつ巧みに視座を操
   りながらスケッチ。高岡が好演するダメ青年の主人公のみならず、登
   場人物たちはいずれも行き当たりばったりながら、“こういう人いる
   かも”という共感を誘われる。共演の小野が健康的ながら独自のお色
   気を醸して魅力的。AKB48の人気者、大島優子が特別出演。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 633ch 
  4月24日(日)21:00ほか 
  『イキガミ』('08 日本) 
  監)瀧本智行 主)松田翔太
  ※政府より発行される死亡予告証、通称・逝紙(イキガミ)を受け取っ
   た者は24時間後に必ず死亡する?このイキガミを受け取った人々の壮
   絶な最期の生命の輝きを通して、生きること、愛することを描いた感
   動作。イキガミの配達員・藤本は仕事に名誉を感じていたが、3人の
   若者にイキガミを配達したことから、やがて彼の心に様々な迷いや葛
   藤が芽生えていく。
  
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『さんかく』 特別版(2枚組)[DVD]
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■編集後記 
  ☆映画界の震災の自粛ムードもそろそろなくなってきたのか、延期にな
  った作品の公開が決定したりしてますね。東北・東京電力管内は節電と
  いう問題も残っていますね。無駄に長い本編前のトレーラーを短くして
  欲しいですね。特に映画泥棒は見飽きました。映画予告3本ぐらいにす
  ればそれだけでも節電になりそうな気がするのですが…。

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■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city) 
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