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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.587(2010/12/18)  2010/12/18


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* 
  *■□■■□□■☆彡*           第587号* 
  *■■■■■■■■■*2010/12/18      * 
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※このメールは等幅フォントでご覧ください。 
==【もくじ】======================================================== 
  □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第587号 
  ■映画インプレッション『キス&キル』
  ■TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.253)
  ■「エンジンのかからない映画レビュー」第62回目
  ■石男的衛星電影案内(Vol.520) 
  ■編集後記 
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『キス&キル』
  監督:ロバート・ルケティック 主演:アシュトン・カッチャー 
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  ☆スパイ・アクションでありながらも、主演のアシュトン・カッチャー
  &キャサリン・ハイグルの魅力を活かしたラブ・コメディ&ファミリー
  ・コメディ映画です。

  両親とのバカンス中に素敵な男性・スペンサーと出会い、恋に落ちたジ
  ェン。過保護な父親になんとか結婚を認めさせ、ジェンの実家近くで結
  婚生活を始めた。結婚三年目のある日、スペンサーの友人が彼を殺そう
  と襲いかかって来た!なんと、スペンサーは元スパイで、結婚を機に組
  織を抜けたことで、今になって命を狙われ始めたというのだ。ジェンは
  戸惑いながらも、スペンサーと一緒に次々に襲いかかってくる隣人たち
  と戦うことに…。

  元・CIAのエージェントが、妻と一緒に仲良くケンカしながらも殺し屋た
  ちに立ち向かう姿を描くというトンデモ設定には笑いますが、力技でコ
  メディにしていました。意外にも本格アクションは初めてというアシュ
  トン・カッチャーですが、本作では見事な格闘シーンを披露していまし
  た。キャサリン・ハイグルも、ラブコメ・クイーンと呼ばれるにふさわ
  しく、あっけらかんとした天真爛漫な女性を好演していました。

  監督は『キューティ・ブロンド』『男と女の不都合な真実』などを手掛
  け、ラブコメディの演出には定評のあるロバート・ルケティックですが
  どうしても公開時期が重なったトム様&キャメロンのスパイものには、
  アクションの点では見劣りが…。クライマックスの強引な展開も無理が
  あり過ぎで、ああなると深く考えず笑うしかないですね。

  個人的には父親役のトム・セレックが往年のマッチョさを維持しながら
  若い者には負けないぞというアピールが出ていて嬉しかったです。

  公式サイト http://kisskill.gaga.ne.jp/

  STONEMAN推薦度★★☆ スパイというより殺し屋度★★★☆
   (10点満点:★=2点・☆=1点)

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■ TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.253)
  『ロビン・フッド』
  監督;リドリー・スコット 主演;ラッセル・クロウ
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  ☆12世紀のイギリス、ロンドンでは、リチャード1世が台頭するも、
  十字軍の遠征で長期にわたり城を不在にし、多額の負債があった。
  そんな折、次期王座を継ごうであろう弟のジョンは、一国を統治する
  能力には乏しく戦よりもセックスにしか興味の無いような男・・・。
  そんな不安のなか、ついにリチャードはフランスでの戦中、一介の料
  理人に解き放たれた矢で命を落としてしまう。王冠をロンドンへ返上
  しようと指名された騎士たちが闇討ちにあったところにロビン・フッ
  ドことロングストライドとその仲間たちが出くわし、瀕死の騎士ロバ
  ートから彼の意思と剣を預かる。そして、ロビンらは、ロンドンへ帰
  還し王冠を返上した後、ロバートの故郷ノッティンガムへと向かう。

  10年ぶりにR・スコット監督とR・クロウがタッグを組んでの歴史
  大作。前作「グラディエーター」を髣髴とさせる戦闘シーンはあるも
  のの、緻密で巧みな映像作り、スピード感のあるストーリーラインと
  シーンはR・スコット監督ならでは。

  作られたヒーロー像であるが故、歴史をかなりアレンジしてのストー
  リー仕立てであっても、そのたくましく見事な創造性でぐいぐいと引
  き込まれていく。時代的には、かなり体格が良すぎるのではと感じら
  れるR・クロウも、監督には「痩せないと役を降ろすぞ」とまで脅か
  されたらしいが、線の細いロビン・フッドなんてR・スコット映画の
  ヒーローには似合わない。

  他、夫ロバートを亡くしロビンと新たに恋に落ちるマリアンにケイト
  ・ブランシェット、その義父に、マックス・フォン・シドー、リチャ
  ード王の重鎮マーシャルにウィリアム・ハート、そして、フランスと
  悪どく手を組んでしまうゴドフリーにマーク・ストロング。このスト
  ロングの眼光鋭い演技と存在感が際立っていた。

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■「エンジンのかからない映画レビュー」第62回目byかからないエンジン
  http://mentaiazi.blog115.fc2.com/

 『戦慄のマッド軍団 M』(1984年 フィリピン)
 監督:ウィリー・ミラン 主演:アンソニー・アロンゾ
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  ☆作品紹介・・・フィリピンの街で暴れまわる凶悪ハゲライダー軍団。
  特別捜査員W2はボスの弟を殺害したことにより、リンチに遭い、性器
  を潰され、妻にも逃げられてしまう。催眠術を使い、子供すら容赦なく
  殺す極悪マッド軍団は強大無敵。W2に勝ち目はあるのか。

  フィリピン製『マッド・マックス』風アクション映画です。監督はジョ
  ージ・ミラーにちょっとだけ名前が似ているウィリー・ミラン。主演は
  「砂漠の戦士 テロファイタ−」のアンソニー・アロンゾ。

  このマッド軍団、どこがすごいのかと言うと、もう色々凄いんです。悪
  の軍団は総勢50名、しかも全員スキンヘッド。ですが、移動時には肝
  心のバイクが三台ぐらいしかないので、バイクに乗れなかった40名ほ
  どの人々はバイクの後を走って追いかけます。その光景はまさしく戦慄
  。フィリピン映画の懐の深さを感じさせられます。

  この映画の主人公はそりゃもう散々な目に遭うのですが、その下りが以
  上に長い。一人で苦痛の表情を浮かべたり、奥さんと浮気相手のムフフ
  なんかをやったりで、40分近くは使っちゃいます。心理描写にこだわ
  りがありますね。でも、クライマックスで主人公と共に戦う特別捜査員
  の仲間達についての描写は5分もなかったりするんですけどね。 

  その他にも、どっかの悪の組織の如く幼稚園児を大量に誘拐するわ、無
  駄に子供が死ぬわ、その場限りの人物の描写がやたら長いわ、ハゲ共は
  『燃えよドラゴン』の如き「並んで空手の練習の図」をやっちゃうわ。
  まさにこちらを戦慄させてくれる怪作です。ビデオ屋で見かけましたら
  話のタネにぜひどうぞ!

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『戦慄のマッド軍団“W”』[VHS] 
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■石男的衛星電影案内(Vol.520)12/18〜12/24 by.STONEMAN 
    
  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本 
  <NHK・BS−2> デジタルBS-2(102)ch 
  12月20日(月)21:00 
  『手紙』('06 日本) 
  監)生野慈朗 主)山田孝之、玉山鉄二
  ※東野圭吾の同名小説を、「3年B組金八先生」など数々のテレビドラ
   マの演出を手がけた生野慈朗が監督し映画化。強盗殺人を犯した兄と、
   殺人者の家族として偏見を受けることになった弟。一つの罪に巻き込
   まれてしまったすべての人々が、それぞれに苦悩し、生きるべき道を
   模索する・・・。山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカらの若手俳優陣が、
   繊細な役どころを好演し、見ごたえある人間ドラマになった。

  <WOWOW> デジタルBS-5(191)ch 
  12月19日(日)20:00 
  『96時間』('08 フランス) 
  監)ピエール・モレル 主)リーアムニーソン
  ※本作に続きベッソン製作「パリより愛をこめて」も手がける撮影監督
   出身のP・モレル監督が、その男っぽい作風を先がけて開花。愛する
   一人娘を救うという、たった1つの目的に向かって邁進し続ける主人
   公は、B級テイストながら骨太の魅力。展開の速さは邦題のルーツと
   なったであろうTVドラマ「24」を凌駕し、バトルまたバトルという見
   せ場の畳みかけっぷりはかつてのハリウッドのタフガイ物の再来を思
   わせ、その“拾い物”感は極上だ。「シンドラーのリスト」などで演
   技派の印象が強かったL・ニーソンのワイルドな熱演にも惚れぼれ。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch 
  12月19日(日)21:00ほか 
  『クローズZERO II』('09 日本) 
  監)三池崇史 主)小栗旬
  ※小栗旬主演の大ヒット映画『クローズZERO』の第2章。小栗旬、やべき
   ょうすけ、山田孝之ら前作の登場人物に加え、三浦春馬も参戦し、旬
   の人気イケメン俳優総出演で不良たちのケンカバトルを熱く映画化し
   た。500名が激突する、映画史上最大の乱闘シーンも見逃せない。

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■編集後記 
  ☆めっきり寒くなってしました。今週は仕事も忙しく体調も芳しくなく
   てなかなか映画が見にいけませんでした。せっかくTOHOシネマズ
   の1ヶ月フリーパスを6000マイルでもらったばかりなのに…。

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★STONEMANオススメ本★
『東京ポッド許可局 〜文系芸人が行間を、裏を、未来を読む〜』新書館

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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.587(2010/12/18) 
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■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city) 
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