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**************************** *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* *■□■■□□■☆彡* 第585号* *■■■■■■■■■*2010/12/4 * **************************** ※このメールは等幅フォントでご覧ください。 ==【もくじ】======================================================== □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第585号 ■映画インプレッション『SPACE BATTLESHIP ヤマト』 ■TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.251) ■「エンジンのかからない映画レビュー」第61回目 ■石男的衛星電影案内(Vol.518) ■編集後記 ==================================================================== ■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN 『SPACE BATTLESHIP ヤマト』 監督:山崎貴 主演:木村拓哉 -------------------------------------------------------------------- ☆第一次アニメブームを作ったTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』を『三丁 目の夕日』の山崎貴監督が描きました!主演の木村拓哉を始め豪華キャ ストによるSFエンターテイメント作品です。 西暦2199年、突如侵攻してきた謎の敵・ガミラスによって、人類はその 存亡の危機に瀕していた。人類の大半は死滅し、生き残ったものも地下 生活を送っていた。ある日、地球へカプセルか落下してきた。それは惑 星イスカンダルからの通信カプセルで、そこに行けば、放射能浄化装置 があるという。人類最後の希望を乗せて、最後の宇宙戦艦“ヤマト”が イスカンダル目指して旅立つ。しかし、行く手にはガミラスの艦隊が待 ち構えていた…。 TBSが社運をかけて20億を投じての作品だけにVFXやキャストに は金をかけていました。ファンにはたまらないのは原作の名セリフは随 所に使われていて、盛り上げていました。 2時間枠の映画にするためにかなりの改変が行われているので、アニメ のファンにはちょっと面食らうかも…。メインクルーの設定もかなり違 っているのはまだ許せる範疇ですが、ガミラスやイスカンダルの設定が 感情移入出来ないアレな感じが残念ではありました。 それとエアロスミスも良いですが、主題歌はささきいさおのあの曲が聞 きたかったのが正直なところです。 今年亡くなった西崎義展や原作にクレジットされていない松本零二がこ の映画を見たらなんと言うのかが気になります。 公式サイト http://yamato-movie.net/index.html STONEMAN推薦度★★☆ アナライザー最強度★★★☆ (10点満点:★=2点・☆=1点) ==================================================================== 「SPACE BATTLESHIP ヤマト」 オリジナルサウンドトラック http://amzn.to/foD5cZ(←amazonでチェック!) ==================================================================== ■ TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.251) 『デイブレーカー』 監督;ピーター&マイケル・スピエリッグ 主演;イーサン・ホーク ------------------------------------------------------------------------------ ☆2019年、近未来の地球上では、バンパイアになるウィルスの感 染により、人類は滅びる寸前の5%ほどになってしまった。そのため、 純粋な血液を得られなくなったバンパイアたちは、凶暴化しバンパイ ア自体までも襲いかかり、恐ろしい社会へと変貌してしまっている。 血液学者であるエドワードは、なりたくしてなったわけでもない吸血 鬼として人間の血液に代わるものを開発しようと研究を続けていた。 とある日、吸血鬼であることからまあ人間へと回復できたエルヴィス (ウィリアム・デフォー)と出会い、人類への協力と、エルヴィスの 辿った回復の過程を探求するのだった・・・。 近年「トワイライト」シリーズに人気をはくしているバンプものだけ に、この「デイブレーカー」にもその影響は回ってくるだろうか。 ティーン・エイジの恋愛もなく、古典的なバンパイアもので胸に杭を 打たれたり、日光にさらされると焼け死んでしまう。しかし、社会の 主だった構成人員となり、血液を製作して売る製薬会社が暴利を得る。 しかし、その血液成分が問題だったりする。 駅のキオスクまがいのスタンドショップでジュースやコーヒーと同じ ように血液が売られ飲まれているシーンは、おもしろく描かれている ものの、凶暴化したバンパイアの姿を映し出したシーンは、さながら ゾンビ映画のようだ。 主役陣に、イーサン・ホーク、サム・ニール、W・デフォーと豪華に もかかわらず、その演技者たちのトーンダウンした演技にいささか華 が欠けるような気もするが、迫力のある破壊的なシーンは、かなりグ ロテスクだけれど見ごたえ充分。 監督は、2003年「アンデッド」低予算ゾンビ映画で人気を得た、 オーストラリア出身のピーター&マイケル・スピエリッグ兄弟。 ==================================================================== 『アンデッド』[DVD] http://amzn.to/f7r7Ob (←amazonでチェック!) ==================================================================== ■「エンジンのかからない映画レビュー」第61回目byかからないエンジン http://mentaiazi.blog115.fc2.com/ 『ローリング・サンダー』(1977年 アメリカ) 監督:ジョン・フリン 主演:ウィリアム・ディベイン ---------------------------------------------------------------------- ☆作品紹介・・・7年の捕虜生活に耐え抜き、ベトナムからアメリカへ と帰還したレーン少佐。だが、妻子との関係は冷え切っており、レーン 自身も精神を病んでいた。ある日、レーンが戦争の報酬として得た銀貨 目当てに地元の賊が家に侵入、妻子を射殺し、レーンの片腕を切断する 。復讐に存在意義を見出したレーンは義手と銃と共に旅立つ。 ベトナム帰還兵と賊の戦いを描いたバイオレンス・アクションの傑作。 Q・タランティーノに影響を与えたカルト映画の巨匠、ジョン・フリン が監督を務め、脚本は『タクシー・ドライバー』のポール・シュレイダ ー。主演は『ファミリー・プロット』のポール・ディベイン。共演は缶 コーヒーBOSSのCMでもお馴染みトミー・リー・ジョーンズ。 決してお金がかかっているようには見えない、低予算のB級映画なので すが、これが物凄く面白いんです。派手な音楽も賑やかなお喋りもなく 、ひたすら静かな雰囲気の中で、非常に短い台詞のやりとりと絶妙なカ メラワーク、そしてしっかりとした照明のみで、緊張感や悲哀、登場人 物の心情を寡黙ながら非常にしっかり描いております。 ピーターパンのフック船長のようなカギ爪型改造義手など、よくよく考 えてみれば変な所は確かにあるのですが、観てる間はその雰囲気に圧倒 されてしまい、全く違和感を感じさせません。邪魔者を寄せ付けない張 り詰めた空気と、真っ暗な絶望の中でただひとつの目的に専念する主人 公達の素晴らしいストーリーが、こちらをグッと掴んで離さないのです 確かに、万人向けしない映画であることは間違いありません。ですが、 『タクシードライバー』に勝るとも劣らない傑作であると、僕は思いま す。是非ともオススメしたい一品です。11月27日にDVDが発売さ れましたので、是非どうぞ。 ==================================================================== 『ローリング・サンダー』HDニューマスター[DVD] http://amzn.to/eDlt7G (←amazonでチェック!) ==================================================================== ■石男的衛星電影案内(Vol.518)12/4〜12/10 by.STONEMAN ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本 <NHK・BS−2> デジタルBS-2(102)ch 12月7日(火)21:00 『知りすぎていた男』('56 アメリカ) 監)アルフレッド・ヒッチコック 主)ジェームズ・スチュワート ※ヒッチコック監督が、自身のイギリス時代の名作「暗殺者の家」をリ メイク。殺人事件に遭遇し、一人息子を誘拐された夫婦の苦悩を、前 作をはるかに上回るスケールとテクニックで描いたサスペンス大作。 アメリカの医師ベン・マッケンナは、妻のジョーと息子のハンクを連 れてモロッコへ旅をする。マラケシュに向かうバスの中で、とあるフ ランス人と知り合うが…。劇中で歌われる「ケ・セラ・セラ」がアカ デミー歌曲賞を受賞。 <WOWOW> デジタルBS-5(191)ch 12月9日(木)深夜0:00 『SR サイタマノラッパー』('09 日本) 監)入江悠 主)駒木根隆介 ※米国生まれのストリートカルチャー、ヒップホップやラップに夢中な 若者たちが、埼玉の片隅に……。そんな仮定が出発点でも、本作が描 くのはまさに21世紀初頭、地球のどこにでもいそうな、イタい青春群 像。地方社会の閉塞感の中で押しつぶされそうになっていく若者たち がラップで自己主張していくという奇跡。ラッパーのライムスター・ 宇多丸がラジオ番組で年間第1位の映画に選ぶなど評判はじわじわ浸透。 入江悠監督は第50回日本映画監督協会新人賞を受賞。続編「SR サイ タマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜」も好評! <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch 12月5日(日)21:00ほか 『阿修羅のごとく』('03 日本) 監)森田芳光 主)大竹しのぶ ※向田邦子の名作を『武士の家計簿』の森田芳光監督が映画化。先日、 モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞した深津絵里ほか、 大竹しのぶ、黒木瞳、深田恭子ら豪華女優陣が艶を競うホームドラマ。 昭和54年の冬。久しぶりに集まった竹沢家の4姉妹は、70歳の父に愛 人と隠し子かいることを知らされ、それを機に姉妹がそれぞれに抱え る、さまざまな事件が露呈してくる。 ==================================================================== 『SR サイタマノラッパー』DVD http://amzn.to/hsQA9m (←amazonでチェック!) ********************************************************************* ■編集後記 ☆プレオープンした広島の新しい映画館「八丁座」に行ってきました! 閉館した松竹系の劇場を映画美術監督の部谷京子さんによって芝居小 屋風に改装していました。ソファのような椅子も特注品で、3種類の 席があって畳敷きの座敷席までありました。 オーナーの蔵本社長が挨拶されまして、街中が元気を取り戻す為にこ の劇場が起爆剤になればと語ってました。広島の新名所を目指すと言 ってましたが、まさにこの劇場を見にくるだけに広島に来るのもアリ だと思いました。それ程、広島愛と映画愛を結集した劇場だと思いま す。 http://www.saloncinema-cinetwin.jp/ =================================================================== ★STONEMANオススメ本★ 『東京ポッド許可局 〜文系芸人が行間を、裏を、未来を読む〜』新書館 リスナー登録者数14万人を誇る大人気ポッドキャスト放送が、待望の書籍化! 「東京ポッド許可局」とは、マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオら 録り下ろし「書籍版許可局」3回分が収録されたCDも封入! http://amzn.to/930zfg ==================================================================== 【amazonで買い物される時は下のURLからお入り下さい!】 http://bit.ly/aSrd4k (売り上げの一部がカンパとなります) ==================================================================== ***************************************************** https://twitter.com/stoneman_ulc ↑ツイッターはじめました!フォローよろしくお願いします。 ***************************************************** http://mixi.jp/view_community.pl?id=881459 ↑mixi「うるとら★ラッキー★シネマ」コミュニティ ***************************************************** ★ULCホームページ★(仮稼働中) http://www.ulc-stone.com ***************************************************** ●○●○●読者ボランティア・ライター募集中●○●○● 映画の感想を投稿してくれるライターさんを募集中 mailmaga#ulc-stone.com(#を@に変えて下さい) ↑詳しくはこちらまでメールして下さい! 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