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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.539(2010/1/23)  2010/01/23


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* 
  *■□■■□□■☆彡*           第539号* 
  *■■■■■■■■■*2010/1/23       * 
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※このメールは等幅フォントでご覧ください。 
==【もくじ】======================================================== 
  □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第539号 
  ■映画インプレッション『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』 
  ■TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.206) 
  ■石男的衛星電影案内(Vol.473) 
  ■編集後記 
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN 
  『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』 
  監督&主演:マイケル・ムーア
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  ☆『ボウリング・フォー・コロンバイン』で銃社会を、『シッコ』で
  は医療問題と、アメリカの抱える問題を取り上げてきたマイケル・ム
  ーア監督。次なるテーマは「資本主義」です。

  2008年9月、リーマン・ブラザースは破綻し、大不況がやってきた。
  しかし実際はそれより以前からアメリカでは住宅ローン延滞のため、
  自宅を差し押さえられる人が増えていたのだ。「1%の富裕層が底辺
  の95%より多い富を独占」しているというアメリカでは、国民の税金
  が金持ちを救うために投入される。ムーアは$マークのついた袋を持
  ち、「僕たちの金を返せ!」とウォール街へ突入していく…。

  民主主義=資本主義と催眠術にかけられたアメリカ人を目覚めさせる
  というブラックユーモアですが、少数の金持ちが政治を握り、自分達
  に優位な法案しか通さない。ギャンブルと同じで、1%の勝者が残り
  から金を巻き上げ、それも自分に有利なようにルールまで変えて…。

  大企業が従業員に生命保険を掛けて、死亡したら遺族に保険金を渡さ
  ず会社の利益にするのには驚きましたね。パイロットの給料の安さに
  はもっと驚きました。日航の破綻とかでパイロットの給料の高さが問
  題になっていましたが、アメリカのパイロットは本業だけで食べてい
  けないので他でバイトをしている人も多いとか…。

  女性パイロットが非番の日にウェイトレスをやって学資ローンを払う
  なんて想像も出来ませんね。

  アメリカは大変だと対岸の火事のように思っていてはいけませんね。
  日本も明日はわが身かもしれません。

  公式サイト http://www.capitalism.jp/

  STONEMAN推薦度★★★ リーマンショック度★★★☆ 
   (10点満点:★=2点・☆=1点) 

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スマイルBEST シッコ スタンダード・エディション [DVD]
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■ TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.206)
  『シャネル&ストラヴィンスキー』
   監督:ヤン・クーネン 主演:アナ・ムグラリス
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  ☆昨年のシャネル生誕120年記念(実際は1883年誕生)とし
  て作製されたシャネルの映画、シャーリー・マクレーンの「ココ・シ
  ャネル」とオドレイ・トテゥの「ココ・アヴァン・シャネル」は、よ
  りバイオグラフィー的映画であったのに対し、このヤン・クーネン監
  督の『シャネル&ストラヴィンスキー』は、彼女のすべての苦労と成
  功の後、大切な人、ボーイ(アーサー・カペル)を事故で亡くした直
  後の喪心のときの熱い恋と、香水シャネルの5番の完成にまつわる物語だ。

  『ドーベルマン』のヤン・クーネン監督が、バイオレンスとはまるで
  異質のジャンルに臨むが、もともとミュージック・クリップを製作し
  ていただけに、シャネルの作品としての服飾を、シャネル・ブランド
  の現在のミューズであるアナ・ムグラリスを起用して、格別に美しく
  撮りあげている。

  ロシア人の作曲家、ストラヴィンスキーが画期的過ぎて、最初はパリ
  で受け入れられなかったとき、シャネルが、彼に注心し、経済的にも
  援助していき、彼の才能を引き出していくという格好のストーリーだ。
  他2作とは違い、シャネルの興降後のストラヴィンスキーとの交際時
  にフォーカスされ、ピカソやこのジャン・コクトーなどのサロンで
  出会う著名な人たちへの交際をも知られてはいるが、この作品では描
  かれる必要もなく、美しくドラマティックに描かれている。

  台詞が少なくスタイリッシュで、シャネル役のアナの美しさに心酔す
  る。『誰がため』で記憶に新しいマッツ・ミケルセン(シトロン役)
  が、知的かつ悩める芸術家ストラヴィンスキーとして品よく好演。
  クーネン監督のハリウッド進出はなかなかうまくいかなかったものの、
  ミケルセンの活躍はじわじわと観られそうだ。(『タイタンの戦い』
  に出演、2010年公開予定。)

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シャネル&ストラヴィンスキー (竹書房文庫)
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■石男的衛星電影案内(Vol.473)1/23〜1/29 by.STONEMAN 

  1月25日(月)21:00 BS-11(衛星第2) 
  『約三十の嘘』('04 日本) 
  監)大谷健太郎 主)椎名桔平 
  ※大阪発の寝台特急トワイライトエクスプレスの列車内を舞台に、男
   女六名の詐欺師たちが繰り広げる巧みなだまし合いを描いた群像ド
   ラマ。解散していた詐欺師グループが三年ぶりに結集し、久々の大
   仕事に挑むことに。しかし、カリスマ的な存在だった元リーダーは
   すっかり落ちぶれてしまい、頼りにならない・・・。二転三転する
   スリリングなストーリー展開と、椎名桔平や中谷美紀ら若手実力派
   俳優たちの軽快な芝居が楽しい一作。

  1月26日(火)21:00 BS-11(衛星第2) 
  『間宮兄弟』('06 日本) 
  監)森田芳光 主)佐々木蔵之介
  ※30代を迎えてなお、仲よく同居し続ける兄弟の日常を、ほのぼの
   としたタッチで描いたハートウォーミング・コメディー。東京のと
   あるマンション。間宮家の兄・明信と弟・徹信は女性には全くモテ
   ないものの、日々の生活を楽しみながら何不自由なく暮らしている。
   そんな二人が、女性を自宅に招いてパーティーを開くことになるが
   ・・・。江國香織の同名小説を、「家族ゲーム」「阿修羅のごとく」
   の森田芳光監督が映画化。

  1月27日(水)21:00 BS-11(衛星第2) 
  『雪に願うこと』('05 日本) 
  監)根岸吉太郎 主)伊勢谷友介 
  ※鳴海章の人気小説「輓馬」を映画化。厳冬の北海道を舞台に、ばん
   えい競馬の世界に生きる人々の人間模様と、そんな人々や馬との触
   れ合いを通して自分の再生の道を探ろうとする青年のかっとうを感
   動的に描き出した。母と兄を故郷に捨てて、東京で一旗あげようと
   した弟・学。そんな学が十三年ぶりに故郷の帯広を訪れ、厩舎を営
   む兄のもとに姿を見せるが・・・。東京国際映画祭でグランプリを
   含む四冠を獲得。

  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本 
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch 
  1月27日(水)20:30 
  『砂の器』('74 日本) 
  監)野村芳太郎 主)丹波哲郎
  ※その殺人事件で残された手がかりは、被害者の東北訛りと“カメダ”
   という言葉だけ。刑事たちは真相を辿っていくうち、かつて差別に
   さらされた父子の存在を知っていく…。脚色は橋本忍と「男はつら
   いよ」シリーズの山田洋次監督によるもの。本作のために作られた
   音楽は、原作者の松本も絶賛した。なお本作でも語られている通り、
   ハンセン病は現在、適切な治療によって治癒が可能な病気である。
   また本作のあるアイディアは後のヒット作「踊る大捜査線 THE 
   MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」が引用し、本作にオマ
   ージュを捧げた。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch 
  1月24日(日)21:00ほか 
  『寝ずの番』('06 日本) 
  監)マキノ雅彦 主)中井貴一 
  ※俳優・津川雅彦がマキノ雅彦として、中島らもの原作小説を初監督。
   上方落語界の重鎮のお通夜で繰り広げられる人間模様を、時に愉快
   に時にホロリと描いた痛快コメディ。上方落語界の重鎮・笑満亭橋
   鶴、今まさに臨終の時。師匠が口にした言葉は「そ、そ○が見たい
   …」。それを聞いた弟子たちは師匠の最後の願いを叶えようと右往
   左往するのだが…。

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砂の器 デジタルリマスター 2005 [DVD]
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■編集後記 
  ☆去年の秋ぐらいから熱くなってきた「ツイッター」を始めました!
  ずっと読むばかりでしたが、最近つぶやき始めました。
  https://twitter.com/stoneman_ulc
  暇な方、フォローよろしくお願いします。
       
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【STONEMANお勧めアルバム】 
「みんなのうた 4”ever”」ミドリカワ書房 
http://amazon.co.jp/o/ASIN/B002Y0JOE2/ulcstone-22/ref=nosim 
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