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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.533(2009/12/12)  2009/12/12


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第533号*
  *■■■■■■■■■*2009/12/12      *
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                         ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
  □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第533号
  ■映画インプレッション『カールじいさんの空飛ぶ家』
  ■TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.201)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.467)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『カールじいさんの空飛ぶ家』
  監督:ピート・ドクター  主演:クリストファー・プラマー(声) 
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  ☆『ファインディング・ニモ』『ウォーリー』などの名作を放ってき
  たピクサーの記念すべき長編第10作です!アニメ作品で初めてカンヌ
  国際映画祭のオープニングを飾り絶賛されました。

  冒険好きな少年と少女だったカールとエリーは夢を語りながら成長し、
  19歳で結婚。幼い日の思い出がつまった廃屋を買い取り居心地のいい
  我が家に改築する。喜びも悲しみも分かち合い、つつましく生きてき
  た2人にも、やがて悲しい別れが訪れる。ひとり残され偏屈な老人と
  なったカールは78歳で一世一代の冒険に旅立つ。無数の風船と共に大
  切な家ごと飛び立ったカールが目指すのは、かつてエリーと夢見た冒
  険の地だった。

  宮崎駿が絶賛した冒頭のシークエンスだけで、大人が感涙させられま
  すね。単に大人向けのノスタルジーだけではなく、クライマックスに
  はアクションで子供の観客を楽しませるサービス精神を感じました。

  アニメで爺さんが主人公というのも凄いですが、爺さんと孫のような
  ラッセルとのふれ合い、ダメ犬のダグとの関係性も泣かせどころです。
  お犬様映画でもありますね。

  逆に言えば敵役が余りにもステレオタイプな性格で、躊躇なく爺さん
  や子供を殺そうとするのには違和感を感じました。

  監督・脚本は『モンスターズ・インク』のピート・ドクター。ディズ
  ニー/ピクサー初の3D作品なので、是非とも3D上映で見てもらい
  たい作品です。オマケの短編の『晴れときどきくもり』も、かなりホ
  ロッとさせられました。
  
  公式サイト http://www.disney.co.jp/movies/carl-gsan/

  STONEMAN推薦度★★★★☆ お犬様映画度★★★☆
                                 (10点満点:★=2点・☆=1点)

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THE ART OF カールじいさんの空飛ぶ家
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■ TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.201)
  『カティンの森』
   監督:アンジェイ・ワイダ 主演:マヤ・オスタシェフスカ
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  ☆「世代」「地下水道」「灰とダイヤモンド」と“抵抗三部作”(反
  ナチズム、且つ、ポーランドのスターリニズムを併せ持つ)で知られ
  るアンジェイ・ワイダ監督の久しぶりの歴史的真実を的にした作品。

  1939年、第二次世界大戦で、ポーランドはソ連からもドイツから
  も侵略され、自由をなくしてしまっていた。そんな中、アンジェイら
  将校らは、ソ連軍に拉致され、見知らぬ土地へと送還されてしまう。
  妻、マリアは、そんな夫を追いかけ、家族でいることの大事さを説く
  が、彼は、軍との公約をきちんと全うしようというのである。マリア
  と娘は、ソ連に留まりなかなか祖国ポーランドへの帰国が許されずに
  いたがやっとのことで通関証を取り付け帰れたものの、夫の父(大学
  教授)も知識人として囚われてしまい、その収監中、心疾患で亡くな
  ってしまう。マリアや家族もアンジェイの無事を祈り、カティンの森
  での大虐殺のニュースで、彼の名が挙げられなかったことで彼の存命 
  の希望を持つのだが・・・・。

  映画のスタートは、暗雲立ち込める宙、雲を掻き分けても五里霧中の
  世の中、さらには悲惨な惨状さを暗示する。監督の実父が、そのカテ
  ィンの被害者であること、そして、年月が経とうとも、歴史の惨劇を
  語り継ぐため戦下の人々のそれぞれの苦悩と不幸を書き綴ったアンジ
  ェイ・ムラチク原作本をを脚本に書下ろし御年82歳でメガフォンを
  とった。

  実像をも挿入されたことで、その悲惨さのスケールが大きくとてつも
  なく惨い出来事だと感じ身につまされる。さらには、ワイダ氏の再現
  しようとするその酷さに、思わず目を覆いたくなるシーンもあったり、
  その被害者たちの家族たちの押し詰まった感情を緻密に表現すること
  を役者たちは慎重に求められたに違いない。

  この惨劇は二度と行われてはならないのだという社会的メッセージを
  受けとめて、尊い命を奪われた方々へ祷りを捧げたい。

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カティンの森 (集英社文庫)
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■石男的衛星電影案内(Vol.467)12/12〜12/18 by.STONEMAN

  12月14日(月)21:00 BS-11(衛星第2)
  『私をスキーに連れてって』('87 日本)
  監)馬場康夫 主)原田知世
  ※ゲレンデでは誰もが認めるスキーヤーだが、会社では目立たないサ
   ラリーマンの矢野。シャイで女の子ともうまく話せない彼が、仲間
   とクリスマス・スキーに出かけた先で出会った女の子に一目ぼれ。
   電話番号を聞き出したものの、それはうその番号で・・・。スキー
   場を舞台にバブル時代の若者の恋をさわやかに描く。全編を松任谷
   由実の音楽が彩りヒットした。

  12月15日(火)21:00 BS-11(衛星第2)
  『ダーティダンシング』('87 アメリカ)
  監)エミール・アルドリーノ 主)ジェニファー・グレイ
  ※今年9月に57歳で急逝した俳優パトリック・スウェイジ主演作。
   60年代、家族と山荘へやってきた上流階級の娘ベイビーは、従業
   員だけが集まる秘密のダンスホールに誘われる。そこでは彼女が知
   らない情熱的な「ダーティ・ダンス」が踊られていた。ダンス講師
   ジョニーのリードで、自由に踊る喜びを知った彼女は、ジョニーの
   パートナーを引き受けるのだが…。60年代のヒット曲と華麗なダ
   ンスでつづる青春ラブ・ストーリー。

  12月16日(水)21:00 BS-11(衛星第2)
  『シービスケット』('03 アメリカ)
  監)ゲイリー・ロス 主)トビー・マグワイア
  ※大恐慌時代のアメリカ。親に捨てられた孤独なジョッキー、愛する
   息子を失った大富豪、カウボーイとして生きる道を閉ざされた調教
   師。3人の前に現れた1頭の小柄なサラブレッドが男たちの運命を
   変えていく。実在した名馬シービスケットによって再生していく人
   々を描いた感動作。馬の表情までも鮮やかに映し出した繊細な演出
   と、大迫力のレース場面が見どころ。

  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
  12月17日(木)20:20
  『ウォーリー』('08 アメリカ)
  監)アンドリュー・スタントン 主)アンドリュー・スタントン(声)
  ※第81回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、長編アニメ映画賞
   に輝いた話題作。荒廃した未来の地球を、まるで実写映画のように
   リアルに描いた前半(台詞を最小限に抑えたのが効果的)と、ウォ
   ーリーが宇宙で冒険を繰り広げる後半、いずれも秀逸。ディズニー
   /ピクサーのアニメーションが1つの頂点に到達したというべき、
   高い完成度だ。ウォーリー、イヴから脇役に至るまで、ロボットた
   ちも愛らしさ満点。家族揃って繰り返し何度見ても楽しめる。ちな
   みに劇中でウォーリーが見る過去のミュージカル映画は「ハロー・
   ドーリー!」(1969)。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
  12月13日(日)21:00ほか
  『ALWAYS 続・三丁目の夕日』('07 日本)
  監)山崎貴 主)吉岡秀隆 
  ※前作から一年後の昭和34年の春。東京タワーが完成し、東京オリン
   ピックの開催決定と同時に、日本は高度経済成長時代へと突入しよ
   うとしていた。そんな中、鈴木オートでは事業に失敗した親戚の娘
   ・美加を預かることになる。鈴木家は美加を温かく迎え入れるもの
   の、お嬢様育ちの美加はお手伝いさんのいない生活に戸惑うのだが…。

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ウォーリー [Blu-ray]
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■編集後記
  ☆昨日(12/11)から3日間、広島でダマー映画祭が開催されて
  います。サンフランシスコ発祥の短編映画が中心の映画祭だそうです。
  世界各国や日本国内からも映画関係者がゲストで盛り上がっているよ
  うです。私も今日から参加してまいります。
      
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【STONEMANお勧めアルバム】ノン様の「日記の歌」
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