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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.483(2008/12/27)  2008/12/27


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第483号*
  *■■■■■■■■■*2008/12/27      *
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                         ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
  □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第483号
  ■映画インプレッション『K−20 怪人二十面相・伝』
  ■TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.150)
  ■ユライの朝まで映画漬け。(21)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.419)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『K−20 怪人二十面相・伝』
  監督:佐藤嗣麻子  主演:金城武
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  ☆北村想原作の同名の小説を20年の構想期間を経て映画化しました。
  『アンフェア the movie』など脚本家としても活躍している佐藤嗣麻
  子がメガホンを取りました。
 
  1945年の架空都市<帝都>。19世紀から続く華族制度により、極端な
  格差社会が生じる日本で、世間を脅かしている強盗がいた。“怪人20
  面相”と呼ばれるその強盗は、富裕層だけをターゲットとし、美術品
  や骨董品を魔法のようなテクニックで、次々と盗み出すというのだ。
  頭脳明晰でこれまでも数々の事件を解決してきた探偵、明智小五郎は、
  サーカスの人気曲芸師、平吉が謎の怪人20面相<K-20>だと疑い、捜
  査を始めるが…。

  第2次世界大戦を回避した架空の日本というパラレルワールドを舞台
  に、富める者から金品を奪う怪人20面相の正体を明かしていくとい
  うお話ながら、意外に拷問シーンだとか浮浪児の悲惨な生活など暗い
  部分も見せて格差社会の厳しさを見せていました。そこが娯楽作とし
  て売っている映画でちょっと浮いてましたね。

  『スパイダーマン』のようなロープを使ってのアクションは、本家の
  ようにオールCGではなくてライブアクションに拘って撮影したよう
  です。背景は『三丁目の夕日』のVFXスタッフだけに見事でした。

  主演の金城武はコミカルな演技の方が良いですね。『レッドクリフ』
  ではジョン・ウー監督が好きな白い鳩が飛んでましたが、本作では主
  人公が白い鳩を飼っているのが偶然なんでしょうかね?仲村トオルと
  松たか子が脇を固めてました。
  
  主題歌がオアシスだったのが印象的でした。お正月映画らしいスケー
  ル感のある映画です。

  公式サイト http://www.k-20.jp/

  STONEMAN推薦度★★★☆ 和製スパイダーマン度★★★☆
                                 (10点満点:★=2点・☆=1点)

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K-20 怪人二十面相・伝 公式ガイドブック(K-20製作委員会)
価格:¥ 1,785(定価:¥ 1,785)
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■ TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.150)
  『ワールド・オブ・ライズ』
   監督:リドリー・スコット 主演:レオナルド・ディカプリオ
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  ☆「エイリアン」「ブレードランナー」や「グラディエーター」等、
  幅広いジャンルに挑むリドリー・スコットの最新アクション・サスペ
  ンス。ジャーナリスト、デヴィッド・イグネイシアスの小説をもとに、
  アカデミー男優賞獲得のL・ディカプリオ、ラッセル・クロウをはじ
  めとする、知的演技派男優たちに彩られた社会派ドラマ。

  どうしても首を傾げたくなるのは、ディカプリオ演じるロジャーのア
  クセント、いったいどこ出身なのか見当も付かない。以前の「ブラッ
  ド・ダイアモンド」では、南アフリカ人を偽るような、「デパーテッ
  ド」では、南ボストンの英語を駆使したわけだが。

  また、クロウの苦労してまで作り上げたと言われる、あの締りの無い
  太った身体が、はたしてCIAの指令を下すポジションに着く配役と
  してふさわしいかと言ったら、そうではないように思える。ただ、指
  導者ハニ役のマーク・ストロングのスマートな紳士な役柄がいたって
  際立ったため、あえてエリート的風貌のキャラクターは作らなかった
  のだろうか。

  「エイリアン」等でのプロデューサー、監督としてのリドリー・スコ
  ットを期待するなら今回の「ワールド・オブ・ライズ」は違うだろう。
  彼のSFでの描写と、本作のような社会派ドラマへの対応は至って別枠
  だ。しかしながら、ハリウッド的な過度なドラマチックさは決してな
  いにしても、欺瞞、拷問、犠牲を伴う戦闘など、現実の事項に連鎖す
  る脚本から作られた現実的な展開と結末で見ごたえがある男前ドラマ。

  英国人のR・スコット、ベテラン監督だが、9・11に大きく考えさせら
  れ、イグネイシアス氏の作品に大胆に挑むには多大なエネルギーが要
  ったであろうけれど、これからもたくさんの新作品への製作にエネル
  ギッシュに取り掛かっている。

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オリジナル・サウンドトラック『ワールド・オブ・ライズ』
価格:¥ 2,625(定価:¥ 2,625)
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■ユライの朝まで映画漬け。(21)by,ユライ・ユーコ             
  〜今夜は生まれながらのコメディアン、ジャック・ブラック!!〜
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  『愛しのローズマリー』(2001年)
  監督:ボビー・ファレリー 主演:G・パルトロウ、J・ブラック
    ★幼少時代に父親を亡くしたハル(ジャック)は遺言を信じ、彼の外
  見には全く見合わない、外見の魅力的な女性ばかりを追いかけ続けた。
  そんな時、たまたまエレベータの中で、自己啓発セミナーの講師をす
  る男と出会った。ハルの精神に疑問を感じた男は、外見だけでなく、
  内面の美しい女性が美女に見える催眠術をかける。ある日、街で、非
  の打ち所がない絶世の美女、ローズマリー(グウィネス)に出会った。
  一目でメロメロになったハルは、積極的にローズマリーにアタックを
  開始するが…
  何度観ても笑えるし、ハッピーな気持ちになる作品。多くの人に観て
  もらいたいラブコメディ。
  
  『スクール・オブ・ロック』(2003年)
  監督:リチャード・リンクラー 主演:J・ブラック、J・キューザック
  ★ロックをこよなく愛し、自分のギターの腕前にも自信満々のデュー
  イ(ジャック)は、突然バンドをクビにされてしまった。お金もない
  デューイは、既に音楽の夢を諦め、学校で臨時職員をしているルーム
  メートになりすまし、名門小学校で教師として働き出すことになった。
  バイト感覚ではじめた仕事だったが、音楽の授業で楽器を演奏する生
  徒を見つけ、彼らの音楽の才能に気がついたデューイは、突拍子もな
  いことを思いつき、生徒や同僚の教師、校長(ジョーン)を騙し、ク
  ラス一段となって、ロックバンドを結成する。
  音楽好きな方、必見!! ジャック・ブラックのギターはもちろんの
  こと、生徒役の子供たちの楽器演奏や歌唱力にも圧倒される。強引で
  はあるがクラスが一体になっていく瞬間、教育の現場も参考にあると
  思う。

  『ナチョ・リブレ 覆面の神様』(2006年)
  監督:ジャレッド・へス 主演:J・ブラック、H・ヒメネス
  ★両親に先立たれたナチョ(ジャック)は修道院で孤児として育った。
  大人になった今も、自分と同じ境遇の孤児たちに料理を作ったり、世
  話をしたりして生活を送っていた。街に食材を買いに出かけた帰り、
  多くの人々に囲まれた覆面の男を発見した。彼は有名なレスラーだった。
  修道院で満足のいく生活をしていたつもりだったが、自分もレスラーの
  ように強くてみんなに憧れられる存在になりたいと思ったナチョは、ホ
  ームレス(ヘクター)に声をかけ、一緒にレスラーになるように口説く。
  そして二人は、訓練をし、アマチュアの大会に出場することになった。
  修道院とレスラーという相反する顔。本来の仕事に満足をしていた彼が
  なぜ、レスラーになりたかったのか… その真実が分かった時、感動し、
  心が温まる。

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スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
価格:¥ 1,281(定価:¥ 1,500)
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■石男的衛星電影案内(Vol.419)12/27〜1/2 by.STONEMAN

  ☆年末年始は特番でBS−2衛星映画劇場はお休みです。

  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
  12月28日(日)24:00
  『アイ・アム・レジェンド』('07 アメリカ)
  監)フランシス・ローレンス 主)ウィル・スミス
  ※かつてチャールトン・ヘストン主演「地球最後の男 オメガマン」
   などとして映画化された原作を、今回は最新CGを駆使してスケール
   豊かに映画化。導入部、主人公以外誰1人いない、壊滅したマンハッ
   タンの光景は目に焼き付く異様さ。人類に何が起きたのか、少しず
   つ明かしながら、主人公を次々と危機が襲う展開は最後まで目が離
   せなくなる。監督は「コンスタンティン」のF・ローレンス。全米
   公開では興収2億5000万ドルを突破し、日本でも興収43億円のヒット。
   今やスミスはハリウッドを代表するマネーメイキング・スターの1
   人となった。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
  12月28日(日)19:00ほか
  『魂萌え!』('07 日本)
  監)阪本順治 主)風吹ジュン
  ※プチ家出、予期せぬ情事、女の対決…と、戸惑いながらも人生の荒
   波を乗り越えていく主婦の姿を描いた感動の秀作。女性読者から圧
   倒的な反響を呼んだ、ベストセラー作家・桐野夏生の新聞連載小説
   を、風吹ジュン、三田佳子ら豪華女優陣で映像化。平凡な主婦・敏
   子は定年退職した夫と平穏に暮らしていたが、夫の急死によってそ
   の生活は一変。葬儀の後、夫に10年来の愛人がいたことを知ってし
   まう。さらに、8年ぶりに現れた長男は遺産相続を迫ってきた…。
 
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アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組) [DVD]
価格:¥ 3,069(定価:¥ 3,980)
http://www.amazon.co.jp/dp/B001510MB0/ref=nosim/?tag=ulcstone-22

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■編集後記
  ☆今年のメルマガ配信もこれで最後となりました。1年間ありがとう
  ございました。来年の春ごろには当メルマガも500号を迎えること
  になりそうです。記念になにか出来ればと思っております。来年も引
  き続きご愛読よろしくお願いします。よいお年を!
  
涙の天保山 (イカルス渡辺)
価格:¥ 999(定価:¥ 1,000)
http://www.amazon.co.jp/dp/B001FXW0T0/ref=nosim/?tag=ulcstone-22  
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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.483(2008/12/26)
■発行:ULC (Ushimitu Listeners Club)  http://www.ulc-stone.com
■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city)
■問合せ先(ご意見ご感想も)> mailmaga#ulc-stone.com(#を@に変えて下さい)
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