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＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ＊■□■■□□■■■＊週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★＊ ＊■□■■□□■☆彡＊ 第４６７号＊ ＊■■■■■■■■■＊２００８／９／６ ＊ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ※このメールは等幅フォントでご覧ください。 ==【もくじ】======================================================== □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第４６７号 ■映画インプレッション『２０世紀少年』 ■ＴＡＫ・Ｇのフィルム・コラム (Vol.135) ■石男的衛星電影案内（Vol.404） ■編集後記 ==================================================================== ■映画インプレッション（新作映画）by.STONEMAN 『２０世紀少年』 監督：堤幸彦 主演：唐沢寿明 -------------------------------------------------------------------- ☆「ビッグコミックスピリッツ」で８年間連載された浦沢直樹原作の人 気コミックを実写映画化。シリーズ３部作という構成と、邦画では異例 の６０億円という製作費を投入し、壮大なスケールの映画化となりまし た。 ロックスターを目指していたが、今は実家のコンビニを継ぎ、失踪した 姉の子供を育てているケンヂ。同窓会で会った旧友から、「ともだち」 と呼ばれる教祖が率いるカルト教団が、ケンヂが子供時代に作った「よ げんの書」とそっくりの怪しい事件を起こしていることを聞く。その後、 仲間の１人だったドンキーが殺され、事件の謎を解こうとケンヂは立ち 上がる。しかし、「ともだち」によって、テロリストの汚名を着せられ てしまい…。 第１弾となる本作は、ケンヂ役を唐沢寿明、オッチョ役を豊川悦司、ユ キジ役を常盤貴子と実力派が揃い。その他、香川照之、宇梶剛士、宮迫 博之、遠藤憲一、光石研、中村嘉葎雄ら芸達者が並んでいて本当に贅沢 なキャスティングでした。 原作を読んでいたので脳内補完されてストーリーが理解できましたが、 原作を読んでない人には説明不足な所も多々ありました。特に「ともだ ち」が巨大なカルト教団になっていく過程があまり描かれていなかった ので唐突な感じがするでしょうね。まあ上映時間の尺を考えてかなりの カットをしているようですね。 序盤のローカルでミクロな話が、徐々にスケールの大きな話に展開して いく所は巧いですね。 小ネタを探すのが好きな私のツボはケンヂが経営するコンビニ（キング マート）の店先に立ててある旗にキングだけに「王様」がキャラクター をやっていたのを見つけた時に一人で大笑いしてました。王様は直訳ロッ クで一発当てたアーティストです。 松雪泰子の吹っ切りぶりも良かったですね。キッスのジーン・シモンズ もこんなバカ映画に何シーンも出て本物ぶりをアピールしていました。 個人的にはクラウザーさんの信者たちのバカっぷりがツボでした。特に こんな役をやらせたら右に出るものはいないと言える大倉孝二の演技が 素晴らしかったです。遊園地のヒーローショーのシーンが一番笑えまし た。 公式サイト http://www.20thboys.com/index.html STONEMAN推薦度★★★★ 昭和の娯楽映画度★★★☆ （１０点満点：★＝２点・☆＝１点） ==================================================================== ナビゲートDVD「20世紀少年」秘密大図鑑 上巻 価格：￥ 1,370(定価：￥ 1,500) http://www.amazon.co.jp/dp/B001AZJIUM/ref=nosim/?tag=ulcstone-22 ==================================================================== ■ ＴＡＫ・Ｇのフィルム・コラム (Vol.135) 『ハンコック』 監督：ピーター・バーグ 主演：ウィル・スミス --------------------------------------------------------------------- ☆ハンコック・・・人の姿をしながら不死身で空を飛び、とてつもな い力で、犯罪を解決し、事故から市民を守るのは、当然ながらもスー パーヒーローではあるのだけれど、酔っ払いで、街の建造物を破壊し まくるし、無精ひげに、だぼついたショートパンツ、ニット帽、さら には、粗野で愛嬌もないので、人々からは疎まれている。 最近のＰＲの手法で、ラストシーンでもクライマックスのシーンでも 出して宣伝しまくるものだから、せっかくのおいしいシーンに新鮮味 が欠けることもしばしば。そういう、シーンがいくつかある中で、ハ ンコックと、ハンコックをプロモートしようとする広告マンのレイ （ジェイソン・ベイトマン）、その妻メアリー（シャーリーズ・セロ ン）とのからみや、謎めいたいきさつが、功をなし、前半のハンコッ クの更生ストーリーも楽しいが、後半のハンコックとメアリーとのい きさつが歴史がかっていて、SFのスケールもさらに拡大して見ものである。 特に、メアリー役のＣ・セロンが、いつにも増して美しく、普遍的な アメリカン・ワイフを単純に演じるのかと、不思議に思い見進めて行 くと、突如の彼女の変貌に眼を見張る。そして、単なるスーパーヒー ローのアクション映画に感情がこもり、よりドラマチックに展開する。 彼女のパフォーマンスもハンコックの成り立ちに大いに貢献している。 監督は、コメディ「ベリー・バッド・ウェディング」、学園ドラマ 「プライド 栄光への絆」、アクション「キングダム/見えざる敵」と、 違うジャンルに取り組む新鋭のピーター・バーグで、もともとは俳優 としての活躍が多く、出演作品では「大いなる陰謀」でのファルコ大佐 が記憶に新しい。 最近の「ジャンパー」といい、「ハンコック」といい、ちょっと類の 違ったヒーローの登場、シリーズ化が感じられ楽しみだ。 ==================================================================== オリジナル・サウンド・トラック「ハンコック」 価格：￥ 2,625(定価：￥ 2,625) http://www.amazon.co.jp/dp/B001BXTOHA/ref=nosim/?tag=ulcstone-22 ==================================================================== ■石男的衛星電影案内（Vol.404）9/6〜9/12 by.STONEMAN 9月8日（月）21:00 BS-11(衛星第２） 『チップス先生さようなら』（'69 アメリカ） 監）ハーバート・ロス 主）ピーター・オトゥール ※イギリスの作家ジェームズ・ヒルトンの代表作をミュージカル映画 化。イギリスの田舎町で寄宿学校に勤めるチップス先生は、誠実だ が不器用でどこか堅苦しい。そんな彼が、突然舞台の花形女優と結 婚することになって、学校は大騒ぎに！「愛と喝采の日々」「フッ トルース」などで知られるハーバート・ロスの監督デビュー作品。 チップス先生を演じるピーター・オトゥールの名演が光る。 9月9日（火）21:00 BS-11(衛星第２） 『ウィズ』（'78 アメリカ） 監）シドニー・ルメット 主）ダイアナ・ロス ※Ｌ・フランク・ボームの人気小説「オズの魔法使」をもとに製作さ れたブロードウェー・ミュージカルを映画化。物語の舞台をニュー ヨークに移し、主人公ドロシーを２４歳の小学校教師に設定するな ど、ざん新な切り口が話題になった。ある冬の夜、ハーレムに住む ドロシーは愛犬トトを追いかけて吹雪の中に飛び出した。そして不 思議な国に迷い込む…。カカシを演じたＭ・ジャクソンの繊細なパ フォーマンスにも注目。 9月10日（水）21:00 BS-11(衛星第２） 『オペラ座の怪人』（'04 アメリカ／イギリス） 監）ジョエル・シュマッカー 主）ジェラルド・バトラー ※１９世紀パリ、オペラ座では仮面をかぶった謎の怪人による怪事件 が続発していた。若く美しいオペラ歌手クリスティーヌは、幼なじ みのラウルと再会。だが、その喜びもつかの間、ファントムにオペ ラ座の地下深く連れ去られてしまう。世界中で大ヒットしたアンド リュー・ロイド・ウェバーのミュージカル「オペラ座の怪人」を完 全映画化。監督は、独自の映像美に定評のあるジョエル・シュマッ カー。 ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの１本 ＜ＷＯＷＯＷ＞ BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch 9月10日（水）20:50 『象の背中』（'07 日本） 監）井坂聡 主）役所広司 ※作詞家、放送作家として時代を彩るムーブメントを仕掛けてきた秋 元康による初の長編小説を映画化。余命半年を宣告されながら、延 命を拒否して残りの日々を精一杯生きようとする男の姿を綴る。「バ ベル」など今や国際派俳優として活躍する役所広司が主人公を熱演。 苦悩しながら彼を支える妻を今井美樹が演じて豪華共演を果たした。 秋元康らしい現代的なアプローチで、生と死を考え直させる作品に 仕上がっている。監督は「ｇ＠ｍｅ．」「破線のマリス」の井坂聡。 共演には井川遥、笹野高史、伊武雅刀、岸部一徳ら実力派が揃う。 ＜チャンネルＮＥＣＯ＞ SKY PerfecTV! 261ch 9月7日（日）21:00ほか 『マッスルヒート』（'02 日本） 監）下山天 主）ケイン・コスギ ※全てがノースタント！比類なき身体能力のケイン・コスギ初主演作。 ジャッキー・チェンが強力バックアップした本作は、ジャッキー作 品を数多く手がける香港スタッフが参加し、スピード感溢れるアク ションを魅せ付ける。哀川翔、竹中直人、加藤雅也らが豪華競演。 香港マフィアの台頭で、無秩序状態の2009年東京。元米国海軍特殊 部隊兵・ジョーは相棒を救出するために、死の賭博場・マッスルド ームへ向かう…。 ==================================================================== 象の背中 スタンダード・エディション 価格：￥ 2,795(定価：￥ 3,990) http://www.amazon.co.jp/dp/B0011DIHGY/ref=nosim/?tag=ulcstone-22 ********************************************************************* ■編集後記 ☆９月に入りシネコンのお子様ランチ度合いは薄くなりましたね。ウ ィル・スミスの『ハンコック』は手堅くランキング１位になっていま したが、ウィル・スミスは確実に客の呼べる役者になったということ でしょうかね。共演のシャーリーズ・セロンは年々肌の露出度が少な くなってしまったのが残念ですが…。 ***************************************************** http://mixi.jp/view_community.pl?id=881459 ↑mixi「うるとら★ラッキー★シネマ」コミュニティ ***************************************************** ★ＵＬＣホームページ★（仮稼働中） http://www.ulc-stone.com ***************************************************** ●○●○●読者ボランティア・ライター募集中●○●○● 映画の感想を投稿してくれるライターさんを募集中 mailmaga#ulc-stone.com（#を@に変えて下さい） ↑詳しくはこちらまでメールして下さい！ ***************************************************** ======================================================================== ■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.467（2008/9/6) ■発行：ＵＬＣ （Ushimitu Listeners Club) http://www.ulc-stone.com ■編集長：ＳＴＯＮＥＭＡＮ (from HIROSHIMA city) ■問合せ先（ご意見ご感想も）＞ mailmaga#ulc-stone.com（#を@に変えて下さい） ■購読＆解除はそれぞれの配信サービスにてどうぞ。 【まぐまぐ】ID：0000025922 http://www.mag2.com/m/0000025922.htm 【メルマ！】ID:m00017409 http://melma.com/mag/09/m00017409/ 【E-Magazine】ID:stoneman http://www.emaga.com/info/stoneman.html 【メイラックス】ID:MM3E96CCB3C7B20 http://www.mailux.com 【カプライト】ID:7594 http://kapu.biglobe.ne.jp/?GL ======================================================================== |