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**************************** *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* *■□■■□□■☆彡* 第466号* *■■■■■■■■■*2008/8/30 * **************************** ※このメールは等幅フォントでご覧ください。 ==【もくじ】======================================================== □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第466号 ■映画インプレッション『デトロイト・メタル・シティ』 ■TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.134) ■「エンジンのかからない映画レビュー」第6回目 ■石男的衛星電影案内(Vol.403) ■編集後記 ==================================================================== ■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN 『デトロイト・メタル・シティ』 監督:李闘士男 主演:松山ケンイチ -------------------------------------------------------------------- ☆ヤングアニマル連載のヒット漫画を『おとうさんのバックドロップ』 の李闘士男が実写映画化しました。 おしゃれな渋谷系ポップミュージシャンに憧れ、大学進学を機に田舎か ら上京した心優しき青年・根岸崇一。「NO MUSIC NO DREAM」を胸に、 デスレコーズの新人ミュージシャン募集に応募するが、本人の意志を無 視して悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」のギタ ーボーカル「ヨハネ・クラウザー・II世」として売り出され、あろうこ とかカリスマ的人気を博してしまう…。 人気ドラマの脚本を多く手がける大森美香が強烈なギャグ漫画をライト に仕上げていました。ドギツイ台詞がありながらもPG−12指定さえ もつかない子供にも見れるギャグ映画に仕上がっていました。 クラウザーさんを演じた松山ケンイチがノリノリでしたね。根岸くんと のギャップを演じるのが本当に楽しそうで、見ているこちらまで伝わっ てきました。 松雪泰子の吹っ切りぶりも良かったですね。キッスのジーン・シモンズ もこんなバカ映画に何シーンも出て本物ぶりをアピールしていました。 個人的にはクラウザーさんの信者たちのバカっぷりがツボでした。特に こんな役をやらせたら右に出るものはいないと言える大倉孝二の演技が 素晴らしかったです。遊園地のヒーローショーのシーンが一番笑えまし た。 公式サイト http://www.go-to-dmc.jp/index.html STONEMAN推薦度★★★☆ メイク早過ぎ度★★★☆ (10点満点:★=2点・☆=1点) ==================================================================== デトロイト・メタル・シティドキュメントDVD 松山ケンイチ×クラウザーII世×根岸崇一 価格:¥ 1,576(定価:¥ 1,995) http://www.amazon.co.jp/dp/B001AQWRV8/ref=nosim/?tag=ulcstone-22 ==================================================================== ■ TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.134) 『ベガスの恋に勝つルール』 監督:トム・ヴォーン 主演:キャメロン・ディアス --------------------------------------------------------------------- ☆かなりB級感タップリめなラブ・コメディ。 キャメロン・ディアスが、金融ディーラーとして抜群なスタイルと披 露し、さらには、露出度もアップ。彼女の明かるさが役柄と重なり、 やはり、元気なお嬢役がキャメロンの適役と再認識。相手役のジャッ クにアシュトン・カッチャー。彼の知名度はまだまだ日本では低いの が残念。モデル出身の美しいいでたちにかかわらず、おバカ映画に出 演したり、MTVの番組のホストをこなしたりで知名度、人気度も高 まっている。女優デミ・ムーアの年下の夫としても知られている。こ れだけだと演技力は如何なものかと疑問が沸くが、この作品に関して はリラックスしすぎでも、「バタフライ・エフェクト」のように異色 な役柄を見事にこなしてもいる。 本作「ベガスの恋に勝つルール」では、仕事に真っ向からぶつかって いけず、父親でもある社長から首を宣告されるジャックと、仕事に打 ち込み昇進に意気込むキャリア・ウーマンでフィアンセに別れを打ち 明けらたジョイが、ラスベガスの旅先で意気投合し、酔った勢いで結 婚してしまう!解消しようとするもののカジノで大金あて、それを巡 って騒動が始まる。 ストーリーに特別な感じはないものの、せっかくの元モデルの俳優を 起用して、ファッションやロケ地も素敵なのに、何かが悪かったのか、 きれいな仕上がりになっていない。ストーリーラインやカメラワーク がしっかりしてなかった?ライトニングが上手くいかなかった?笑い も不完全燃焼で少しハラハラ気味で見終わった。 ==================================================================== ホリデイ (ユニバーサル・ザ・ベスト2008年第2弾) 価格:¥ 1,423(定価:¥ 1,800) http://www.amazon.co.jp/dp/B00163IIR2/ref=nosim/?tag=ulcstone-22 ==================================================================== ■「エンジンのかからない映画レビュー」第6回目 byかからないエンジン http://mentaiazi.blog115.fc2.com/ 「ドラゴン ブルース・リー物語」 監督:ロブ・コーエン 主演:ジェイソン・スコット・リー ---------------------------------------------------------------------- ☆ストーリー…1961年の香港、ケンカに明け暮れていたリーはある日警 察署長の甥を倒してしまい、事態を恐れた父の手はずへ一人アメリカへ 旅立つ。サンフランシスコの大学に通うこととなったリーは因縁をつけ たチンピラを逆に倒し、人種を超えてカンフーの教えを広めていく。順 調に成功への道を駆け上がっていくかのように見えたが、呪われた運命 がひしひしと彼の命を奪おうとしていた・・・。 伝説的なアクションスター、ブルース・リーの怒涛の人生をハリウッド が「ハムナプトラ3」のロブ・コーエン監督で映画化。アメリカ人によ るブルース・リーの伝記映画ということで、観る前からどうも良くない イメージを持ってしまいがちですが、これがなかなか良い作品です。 この映画は「アクション俳優のブルース・リー」というよりも「人間と してのブルース・リー」にスポットが当てられています。たった一人で アメリカの地に降り立ち、人種的な偏見と戦いながらも、自分の腕で着 実に成功を掴み取っていった男ブルース・リー、そんな彼の血の滲むよ うな苦労の軌跡を尊敬の念を以って辿っていきます。 喜び、苦悩し、時には傲慢になり、時には家族愛を見せる男ブルース・ リーを演じるのは「ジャングル・ブック」などの作品で知られるジェイ ソン・スコット・リー。はっきりいって見た目は全然似ていませんが、 そのアクションの再現度はなかなかのもの。最初は違和感を感じますが、 物語が進むにつれてなんとなく彼がリーに見えてくるから不思議です。 「リーの一族にまつわる呪われた運命」といったオカルト的要素が付け 加えられていて、これが賛否両論となっておりますが、個人的にはまあ 良かったと思います。この要素が現実のリー親子の悲劇とこの作品を繋 げていて、ああいった悲しい結末を作り出すことができたのではないか なと思うので。 ブルース・リーファンの方からも評判の良いこの作品。監督がロブ・コ ーエンということもあって少々ツッコミ所も目立ちますが、それでもな かなかの佳作だと思いますので、どうぞご覧下さい。 ==================================================================== ドラゴン/ブルース・リー物語 (ユニバーサル・セレクション2008年第4弾) 価格:¥ 1,350(定価:¥ 1,500) http://www.amazon.co.jp/dp/B0012OR5L0/ref=nosim/?tag=ulcstone-22 ==================================================================== ■石男的衛星電影案内(Vol.403)8/31〜9/5 by.STONEMAN 9月1日(月)21:00 BS-11(衛星第2) 『生きものの記録』('55 日本) 監)黒澤明 主)三船敏郎 ※町工場を経営する老人、中島喜一は、原水爆とその放射能に対して 強い恐怖を抱くようになった。財産をすべて処分し、一族を連れて 安全なブラジルへ移住しようと奔走するが、家族は彼の突拍子もな い言動について行けず、裁判所に訴え出る。周囲の理解を得られな い喜一は次第に追い詰められ…。黒澤明が核の問題を最初に描いた 作品。主人公の老人には、三船敏郎。当時35歳ながら初の老け役 を見事に演じている。 9月2日(火)21:00 BS-11(衛星第2) 『蜘蛛巣城』('57 日本) 監)黒澤明 主)三船敏郎 ※シェークスピアの「マクベス」を日本の戦国時代に置き換えた黒澤 時代劇の傑作。蜘蛛巣城主に仕える、鷲津武時と三木義明は謀反を 起こした敵を討ち、主君の窮地を救った。勝ち戦を報告するため城 に向かった二人は、迷い込んだ森の中で謎の老婆に出会い奇妙な予 言を聞く。それは武時が蜘蛛巣城の城主になるというものだったが。 能の様式を取り入れた独特な映像美で、欲にかられた戦国武将の末 路を描いていく。 9月3日(水)21:00 BS-11(衛星第2) 『どん底』('57 日本) 監)黒澤明 主)三船敏郎 ※自堕落な人々が集う、暗くじめじめした棟割り長屋。そこに暮らす お杉は、夫から逃れたいと願っており、自分の妹に思いを寄せる泥 棒の捨吉を利用して夫を殺させるよう仕向けるのだが…。ロシアの 文豪、ゴーリキーが貧困層の悲惨な現実を描いた同名戯曲を、黒澤 明が日本の江戸時代の下町に置き換えて描いた群像劇の傑作。抜け 出したくとも抜け出せない社会の底辺に生きる人々の人間模様を辛 口に描いている。 ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本 <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch 8月31日(日)22:10 『ローグ アサシン』('07 アメリカ) 監)フィリップ・G・アトウェル 主)ジェーソン・ステーサム ※「ドラゴン・キングダム」のJ・リーと、「トランスポーター」シ リーズのJ・ステーサム。タイプは違うが、アクション映画で主役 を張れる2人が正面から激突した話題作。整形手術で何度も顔を変 え、決して正体を掴ませない伝説の殺し屋ローグと、彼に相棒を家 族ごと殺されたFBI捜査官。相容れない2人の対決の行方は? スタイリッシュかつスリリングなアクション場面はもちろん、ロー グの素性を巡るミステリーも見逃せない。また、ヤクザの組長を演 じる石橋凌とその手下役のケイン・コスギ、日本の人気俳優がリー と戦う場面も必見だ。 <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch 8月31日(日)21:00ほか 『マスター・オブ・サンダー 決戦!! 封魔龍虎伝』('05 日本) 監)谷垣健治 主)倉田保昭、千葉真一 ※ハリウッドを股にかける千葉真一と、ジャッキー・チェンを初め、 多くの香港アクション俳優らと共演するアジア・アクション界の英 雄・倉田保昭がタッグを組んだ、壮絶バトルのアクション巨編。悪 霊・小野篁を封印した三徳和尚と源流和尚のもと、邪悪な怨霊を退 治するため、7人の若者が集結した! ==================================================================== マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝 価格:¥ 2,239(定価:¥ 3,990) http://www.amazon.co.jp/dp/B000JRYN52/ref=nosim/?tag=ulcstone-22 ********************************************************************* ■編集後記 ☆意外にも『デトロイト・メタル・シティ』が大ヒットですね。まさ か『セックス・アンド・ザ・シティ』や『スターウォーズ/クローン ウォーズ』を破って『崖の上のポニョ』に続く2位とは凄いですね。 メジャーな原作でもTV局タイアップ作品でもないのにこのヒットは マツケン人気と若者たちの口コミの相乗効果でしょうね。 ***************************************************** http://mixi.jp/view_community.pl?id=881459 ↑mixi「うるとら★ラッキー★シネマ」コミュニティ ***************************************************** ★ULCホームページ★(仮稼働中) http://www.ulc-stone.com ***************************************************** ●○●○●読者ボランティア・ライター募集中●○●○● 映画の感想を投稿してくれるライターさんを募集中 mailmaga#ulc-stone.com(#を@に変えて下さい) ↑詳しくはこちらまでメールして下さい! ***************************************************** ======================================================================== ■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.466(2008/8/30) ■発行:ULC (Ushimitu Listeners Club) http://www.ulc-stone.com ■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city) ■問合せ先(ご意見ご感想も)> mailmaga#ulc-stone.com(#を@に変えて下さい) ■購読&解除はそれぞれの配信サービスにてどうぞ。 【まぐまぐ】ID:0000025922 http://www.mag2.com/m/0000025922.htm 【メルマ!】ID:m00017409 http://melma.com/mag/09/m00017409/ 【E-Magazine】ID:stoneman http://www.emaga.com/info/stoneman.html 【メイラックス】ID:MM3E96CCB3C7B20 http://www.mailux.com 【カプライト】ID:7594 http://kapu.biglobe.ne.jp/?GL ======================================================================== |