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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.463(2008/8/9)  2008/08/08


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第463号*
  *■■■■■■■■■*2008/8/9        *
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                         ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
  □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第463号
  ■映画インプレッション『百万円と苦虫女』
  ■TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.131)
  ■ホラ〜言ったじゃないの(No.34) by.おやっさん
  ■ユライの朝まで映画漬け。(14)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.400)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『百万円と苦虫女』
  監督:タナダユキ 主演:蒼井優
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  ☆ぴあフィルムフェスティバルグランプリ受賞作『モル』から、『月と
  チェリー』『赤い文化住宅の初子』、脚本作『さくらん』のタナダユキ
  が描くちょっとシニカルなヒューマンドラマです。
 
  短大を卒業後、フリーターをしている鈴子は、バイト仲間からルームシ
  ェアを持ちかけられて実家を出る事にした。しかしひょんな事から事件
  に巻き込まれ、警察沙汰に。前科者になってしまった鈴子は、「百万円
  貯まったら出ていきます」と家族に宣言し、バイト掛け持ちで懸命に働
  く。やがて実家を出た鈴子は、とある海辺の町にたどり着く。海の家で
  働き始めるが、貯金が百万円貯まると、あっさり次の土地を目指して旅
  立つのだった…。

  主人公・鈴子を演じる蒼井優が素晴らしいです。自分探しをしているの
  かと聞かれ『むしろ逃げています。探さなくても自分はここにいますか
  ら…』という台詞が良いですね。

  ピエール瀧がいい味をまたまた出していました。森山末來との少女マン
  ガのような展開にはヤキモキさせられました。

  見知らぬ町から見知らぬ町へと引っ越しを繰り返しながらさまざまな人
  と出会い、人間の嫌な面だけでなく、温かい部分にも触れながら成長し
  ていく主人公に感情移入してしまう作品でした。

  公式サイト http://www.nigamushi.com/

  STONEMAN推薦度★★★☆ シャバダバシャバダバ度★★★☆
                                 (10点満点:★=2点・☆=1点)

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百万円と苦虫女 タナダ ユキ
価格:¥ 1,470(定価:¥ 1,470)
http://www.amazon.co.jp/dp/4344015118/ref=nosim/?tag=ulcstone-22

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■ TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.131)
  『インクレディブル・ハルク』
   監督:ルイ・レテリエ 主演:エドワード・ノートン
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  ☆1962年のマーベル・コミックからの映画化(スパイダーマン、
  X−マン、デアデビル、ファンタスティック・フォー、トランスフォ
  ーマーも同様)で、イントロから劇的にフラッシュバックで、ブルー
  ス(E・ノートン)の逃亡のきっかけがあっという間に表現される。 
  オーソドックスなストーリーラインだけれど、昔から読み慕われたマ
  ーベル・コミックのヒーローは、影があり魅力的だ。

  ロス将軍(ウィリアム・ハート)の指揮下で化学実験に失敗してしま
  ったブルースは、ガンマ線を大量に浴びてしまい、グリーンの巨大モ
  ンスター、ハルクへと変身してしまう身体となってしまう。政府の兵
  器として利用されることを恐れ逃亡するブルースを追うロス将軍は、
  イギリスからの特殊部隊員ブロンスキー(ティム・ロス)を送りこむ
  が、ブロンスキー自身がファイターとしての力を増強してハルクに挑
  もうとする。ブルースは、逃亡しながらも自らの体の変化を止めるた
  めにある科学者にコンタクトするのだが、それは、予期せぬ結果を引
  き起こすことに・・・・・。

  演技派俳優E・ノートンが、やりがいを込めて出演を挑み、フランス
  人監督ルイ・レテリエ(「トランスポーター」)のもと、どことなく
  アンニュイなムードを織り込み品良くしている。数年前にも製作され
  たエリック・バナ主演のハルクの評判がかなり良くなかっただけに評
  価が気になるところだ。

  怒りしか表現できないハルクを制することができるベティ(リブ・タ
  イラー)のセクシーさ、かわいらしさが、とても科学者らしからぬけ
  れども、何故かいい。もうすぐ公開される「アイアンマン」のトニー・
  スターク(ロバート・ダウニー・Jr)が出てくるエンディングが、ど
  う関わっていくのか・・・・続編が期待される。

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ハルク
価格:¥ 1,490(定価:¥ 2,090)
http://www.amazon.co.jp/dp/B00024Z496/ref=nosim/?tag=ulcstone-22

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■ホラ〜言ったじゃないの(No.34) by.おやっさん

 「TATARI タタリ/呪いの館」★★
  監督:ヴィクター・ガルシア
  出演:アマンダ・リゲッティ、エリク・パラディーノ

  ☆なんだか怖〜いオープニング・ロール。めまぐるしさの中にひょこ
  ひょこ映る注射器だのゾウモツだのナースだの、所謂「病院の怖いと
  こどり」をふんだんに散りばめていた。冒頭の静けさが「嵐の前のな
  んとやら」じゃねーの〜、期待出来るぞこりゃあ。

  と思ったのもつかの間。中世のどうのこうの悪魔の像だの言い出した
  辺りでちょっと心配になった。失敗する展開じゃねーのかそれは、と。

  案の定、ドンパチやりよった。ホラーにおいては、あまり派手なアク
  ションは入れないでほしいもんだ。そのたんびに気持ちが遮られてし
  まうからだ。緊張感のほどき方がなってなかった。とにかく人間同士
  でモメる「ンな事やってるバヤイじゃねーし」が多かった。頭の悪い
  リーダー、デズモンドが敗因だろう。それと「一番怖くなくちゃいか
  ん”ヒゲのオッチャン”」が一番怖くなかった事か。

  像を巡って集まった者たちが、悪い(もしくはどうでもいい)順に、
  この呪われた館内で次々に命を落としていくわけだが、肝心の惨殺が
  いい味出してるのに、撮影がマズくて損な事になっちゃっていた。デ
  ジタルとかスピード感に邪魔されて、まるでゲームの実写版みたいだ。
  亡霊は早回しばっかだから怖くないのだ。

  但し、女どもによる「お色気のちホラー」は高評価。その女のヤラレ
  方も非常にモダンであった。ヒロインも白いタンクトップが真っ赤に
  なってしまうまで頑張っていた。美人過ぎる気もしたが、勝ち気な瞳
  はイイ。

  色々な亡霊たちが出てきて、血の量も増えてきてからは悪くなかった。
  動きも『サイレント・ヒル』チックだったが、怖かったし。

 「人間、欲張っちゃイカン、という事かね」というマトメが、正解。

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TATARIタタリ/呪いの館 特別版
価格:¥ 3,781(定価:¥ 3,980)
http://www.amazon.co.jp/dp/B000V9H5ZS/ref=nosim/?tag=ulcstone-22

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■ユライの朝まで映画漬け。(14)by,ユライ・ユーコ             
  〜今夜は不思議系を演じたら天下一品なオドレイ・トトゥ!!〜
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  『アメリ』(2001年)
  監督:ジャン=ピエール・ジュネ 主演:オドレイ・トトゥ
  ★アメリは個性的な両親の愛情を受け、想像の世界を膨らませてはひ
  とり遊びをを楽しむという幼少期を過ごした。成人したアメリ(オド
  レイ)はモンマルトルのカフェで働き、周りの人に喜んでもらえるよ
  うにとこっそりと一味手を加えては、それらの人にほのかな幸せを与
  える喜びを感じていた。自分自身の幸せにはあまり関心がなかったア
  メリだったが、ある日、偶然出会ったニノに興味を持つ。親しくなり
  たいと思う気持ちを素直にあらわすことのできないアメリは、ニノへ
  対しても微笑ましいイタズラを仕掛ける。
  キュートで不器用なアメリを演じるオドレイの魅力が一番引き出され
  ている作品だと思う。実際にあるカフェやモンマルトルの丘など、パ
  リへ旅行したくなる。個人的には音楽にもノスタルジーを感じる。
  
  『愛してる、愛してない』(2002年)
  監督:レティシア・コロンバ二 主演:オドレイ・トトゥ
  ★美術大生のアンジェリク(オドレイ)は弁護士で妊娠中の妻がいる
  心臓外科医のロイックと不倫関係にあった。しかし、そのうち二人は
  離婚し、彼は自分と結ばれる運命であると信じ続けるアンジェリク。 
  記念日には一輪のバラを贈ったり、職場へ飾るようにと彼の肖像画を
  プレゼントしたりする。さらに一緒にイタリアへ旅行しようと二人分
  のチケットを持ち、空港へ向かった。しかし、どんなに待ってもロイ
  ックは現れなかった。ある日、友人と街を歩いていると、裁判所の前
  で妻と一緒にいるロイックの姿を発見。それ以降アンジェリクは精神
  的に壊れ始める。
  前半を観ているとよくある不倫の話、日陰の存在アンジェリクの切な
  い状況に共感さえできるのだが、後半の大どんでん返しにいい意味で
  裏切られる。衝撃的な結末。
  
  『ロング・エンゲージメント』(2004年)
  監督:ジャン=ピエール・ジュネ 主演:オドレイ・トトゥ
  ★第一次世界大戦中、フランス軍の任務に背いたとして死刑宣告を
  受けた五人の兵士がいた。国では兵士たちは五人全員が死亡したと
  いう情報が流れた。戦死したという兵士の中にマチルダ(オドレイ)
  の恋人マネクの名もあった。しかし、どうしても彼の死が信じられ
  ず、受け入れられないマチルダ。マネクはどこかで必ず生きている、
  という直感だけを頼りにマチルダは必死に彼の消息を捜し始める。
  アメリに続いてジャン=ピエール・ジェネ監督とオドレイの作品。
  時代背景は全く異なるが、主人公のマチルダもアメリ同様にタイプ
  は異なるが一風変わった価値観の持つ女性のため、戦争というと重
  く悲惨な映像の想像するが、そういったシーンが苦手な人でも恐れ
  ることなく溶け込める作品だと思う。恋人を信じる姿が健気。

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ロング・エンゲージメント 特別版
価格:¥ 3,299(定価:¥ 3,980)
http://www.amazon.co.jp/dp/B0009Q0J7E/ref=nosim/?tag=ulcstone-22

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■石男的衛星電影案内(Vol.400)8/9〜8/15 by.STONEMAN

  ☆ゴールデンタイムの衛星映画劇場は今週もドラマ『春のワルツ』集
  中放送の放送のためお休みです。

  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
  8月10日(日)20:00
  『ダイ・ハード4.0』('07 アメリカ)
  監)レン・ワイズマン 主)ブルース・ウィリス
  ※けっしてスーパーヒーローでなく、自分の不運を嘆きながらも全力
   で窮地を突破していくのが共感を呼ぶジョン・マクレーンが待望の
   復活。敵はこれまでの強者どもと一味違い、インターネットなどを
   駆使したサイバー・テロの一味。デジタルが苦手な旧世代派マクレ
   ーンが、苦境でグチりながらも悪戦苦闘する姿が笑いと興奮を呼ぶ
   あたり、シリーズの伝統と進化を思わせる。活劇としても、デジタ
   ル技術を駆使(監督は「アンダーワールド」のL・ワイズマン)し
   ながら、共演女優マギー・Qのアクションなど、アナログ的な見せ
   方も重視している。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
  8月10日(日)21:00ほか
  『蒼き狼 地果て海尽きるまで』('07 日本)
  監)澤井信一郎 主)反町隆史
  ※総製作費30億円、構想27年、モンゴル建国800年記念作としてオ
   ール・モンゴルロケを敢行した邦画史上空前の超大作!蒼き狼と呼
   ばれた、モンゴル建国の英雄チンギス・ハーン。史上最大の帝国を
   築き上げた男の波乱に満ちた生涯が、今解き明かされる。ハーンを
   反町隆史、その息子を松山ケンイチが熱演。津川雅彦、松方弘樹ら
   豪華俳優陣が脇を固めます。モンゴル部族長の息子・テムジンは、
   モンゴルの未来を担う存在として大切に育てられていたが、父が対
   立する部族に殺され、すべてが一変する…。

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蒼き狼 地果て海尽きるまで 通常版
価格:¥ 2,249(定価:¥ 3,990)
http://www.amazon.co.jp/dp/B000QUU4KA/ref=nosim/?tag=ulcstone-22

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■編集後記
  ☆いよいよ北京オリンピックがはじまりましたね。みなさんオリンピ
  ック中継で映画どころではないかもしれませんが、逆に映画館で涼み
  ながら映画もいいですよ。まあ『ぽにょ』とかは混雑して涼むどころ
  じゃないかもしれませんが…。

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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.463(2008/8/9)
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