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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.430(2007/12/22)  2007/12/22


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* 
  *■□■■□□■☆彡*           第430号* 
  *■■■■■■■■■*2007/12/22      * 
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                          ※このメールは等幅フォントでご覧ください。 
==【もくじ】======================================================== 
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第430号 
  ■映画インプレッション『椿三十郎』 
  ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(323)
  ■TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.98) 
  ■ホラ〜言ったじゃないの(No.31) by.おやっさん
  ■石男的衛星電影案内(Vol.367)
  ■編集後記 
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN 
  『椿三十郎』 
  監督:森田芳光 主演:織田裕二     
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  ☆黒澤明監督の名作『椿三十郎』が森田芳光監督の手によってリメイ
  クされました。

  深夜の社殿の中で、井坂伊織ら9人の侍が上役の汚職を暴き出そうと
  密談していた。意気が上がる若侍たちの前に社殿の奥から1人の浪人
  が現れた。粗末な身なりに口も悪く、腹が減っていると見える。しか
  し、話を聞くうちに、井坂は浪人に類のない頭の切れを感じ、仲間に
  加わって欲しいと頼む。反対する侍もいたが、井坂は三十郎と名乗る
  その素浪人にえもいわれぬ魅力を感じていた…。

  オリジナル版の三船敏郎が威圧感で引っ張っていく三十郎でしたが、
  織田裕二の三十郎は知恵と協調性で若侍を惹きつけていました。若侍
  のリーダー役で松山ケンイチがユーモア溢れる演技でニヤリとさせて
  くれていました。笑えるといえば、中村玉緒が笑わせていました。脇
  を固める風間杜夫、小林稔侍、藤田まことも良い味を出してました、

  ほぼオリジナル通りの脚本でしたが、ラストの豊川悦司との名シーン
  の再現は森田版らしいものに演出が変えられていたのが、ちょっと個
  人的には残念でした。

  公式サイト http://www.tsubaki-sanjuro.jp/index.html

  STONEMAN推薦度★★☆ 佐々木蔵之助美味しい度★★★☆ 
                                (10点満点:★=2点・☆=1点) 

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椿三十郎OFFICIAL BOOK (ぴあMOOK) (ぴあMOOK)
価格:¥ 1,680(定価:¥ 1,680)
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■おやぢ幹のお気楽DVD日記(323)
   最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評
   http://homepage2.nifty.com/mikisan/
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 「女帝[エンペラー]」★★★  2007/6/2公開 2006年香港
  とても艶やかなチャン・ツィイー主演の中国時代劇アクションもの。
  「HERO」「LOVERS」とかぶる。まあ奇麗な映像と益々なめらかにな
  ったワイヤーアクションは見応えはあるが。 

 「憑神(つきがみ)」★★★★  2007/6/23公開 
  監督:降旗康男 原作:浅田次郎
  ラストの浅田次郎はいらないと思うが豪華なキャストで見ごたえが
  あった。三巡稲荷(貧乏神、厄病神、死神)って設定が面白い。
 
 「舞妓Haaaan!!!」★★☆  2007/6/16公開 宮藤官九郎脚本
  題材は面白いが学芸会観ているようで楽しんでいるのは作り手だけ
  のようでTVドラマを見ているようで、私には伝わってこなかった。 

 「絶対の愛」★★☆    2007/3/10公開 韓国
  韓国では美容整形があたり前のようですが、自分はこんなに愛して
  いるが本当に愛されているのか整形で別人になりすまし恋人に再び
  アタック。 「愛のコリーダ」を思い出しました。 

 「ライトアップ!イルミネーション大戦争」★★★ 
  2006年アメリカ 日本未公開
  アメリカのクリスマスイルミネーションは規模が違います。
  クリスマスドタバタコメディ。 この時期お勧め! 

 『アイ・アム・レジェンド』★★★★  2007/12/14〜公開中
  ウィル・スミス主演。
  予告からはこれほどのゾンビ映画とは予想がつかなかった。
  「28日後」で「キャストアウェイ」の「バイオハザード」なゾン
  ビ映画。 

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舞妓Haaaan!!!
価格:¥ 3,729(定価:¥ 5,040)
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■ TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.98)
 『ある愛の風景』 
  監督: スザンネ・ビア 主演:コニー・ニールセン
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  ☆デンマークの一家庭で美しい妻と二人の娘と幸せに暮らす軍人の夫
  ミカエル。両親にも誇られ、できの悪い弟にも慕われ、問題のない生
  活だった。しかし、アフガニスタンへ赴き、搭乗していたヘリコプタ
  ーがアルカイダに撃墜され、生き延びたものの捕虜になり、精神を逸
  脱するような経験をしてしまう。救援の手が差し伸べられ、帰国をし
  家族と対面するのだが・・・。

  美しい妻サラを演じるコニー・ニールセンは、「グラディエーター」
  等に出演し、デンマーク人でありながらも、この作品が初のデンマー
  ク映画出演となった。関連はなさそうだが、冒頭の映像はなぜかその
  「グラディエーター」を髣髴とさせられるドラマティックで美しい映
  像だ。淡々とした、大人で普遍的な一般人を演じる彼女の控えめな美
  しさが、余計に悲しみを誘う。

  英題「ブラザー」というだけあって、冒頭から刑務所帰りで荒々しい
  態度、表情の弟ヤニック(ニコライ・リー・コス)と、律儀で堅実な
  兄ミカエル(ウルリク・トムセン)との兄弟の絡みがあるが、戦争で
  の兄の体験からすべてが変わってくる。それはすべて、戦争の悲惨さ
  と、人間の愛情の重さ・深さを物語る。弟のこわばった表情が、兄の
  死を通じて、穏やかになり、思いやりのこもった顔つきになっていく
  様は、演技以上のものを感じさせられる。

  スザンネ・ビア監督の映像美は、採光度が低く重厚味あるカラーで悲
  哀感がある。そして、そのドキュメンタリータッチで正面から堂々と
  撮った映像は、現実味を帯び痛々しさが伝わってくる。

  たとえば、夫ミカエルのヘリコプターがアルカイダに撃墜されたとき、
  静かに打ち落とされたヘリコプターは、スクリーンのど真ん中に映し
  出され、ゆっくりと落ちていく。そして、硝煙が立ち上がる。まさに、
  人間の目で衝撃を受けながら見るときと同様なカメラワークが、リア
  リティーを増幅する。

  そして、ラストの琥珀色のシーン。アーティスティックなシルエット
  にカラー。幸せなムード立ち込める中、辛らつに夫は、告白する。い
  わば、衝撃の一シーン。そして、家族の将来の行方は、私たちオーデ
  ィエンスの想像に託されるのである。ハッピーエンディングや悲しい
  結末ではなく、この未解決のエンディングが現実感を与えてくれる。

  ハリウッドでのリメイク化が決定し、その監督、配役等が期待される
  ところである。 

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『ある愛の風景』オリジナル・サウンドトラック
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■ホラ〜言ったじゃないの(No.31) by.おやっさん

 「オーメン 最後の闘争」★
  監督:グラハム・ベイカー
  出演:サム・ニール、ロッサノ・ブラッツィ、ドン・ゴードン

  ☆悪魔の子ダミアン、野心に燃える32歳。もう大人だからエロも解禁である。
  この濡れ場が、所謂「だって悪魔くんだもん」的な行為なんだが、意外にも
  ここだけはなかなかにワイルドで良かった。抱かれたい男に指名する婦女子
  もいるとかいないとか。
  
  初っぱなから「あああ゛〜〜」な音が流れており、音楽だけは終始気合いが
  入っていたが、他はビックリするほどのんびりと進む。3つの星がビカーッ
  と重なり、善と悪のせめぎ合いが始まる危機がすぐそこに迫ってるっつーに、
  緊張感まるで無しの集会。そのしもべらがまた、それぞれがそれぞれのユニ
  フォーム(ナースとか)だったりする。おかげで後の展開はわかりやすかっ
  たが、そんな親切はホラーには要らんのだった。せっかくの「知りすぎた 
  女」もふくらませずに、アッサリサッパリと。

  まず残念なのが主人公ダミアン・ソーンが登場するシーンだ。「暗闇に輪郭
  だけ」という心理戦演出であったが、ここはもっと煽っあげても良かったの
  ではないか。彼はこの映画の華でもあるんだし。かと思うと、キリスト像を
  前にして長々と「オレは負けんぞ」と一人でハイッてる場面があったりする。
  劇的すぎて、まるでハムレットの舞台だ。

  衝撃的な死に様から始まるものの、他はしょーもない死に方ばかりであった。
 「それはダミアン関係ねえだろう」な「おっちょこちょい死」なんかもある。
  メギドの剣を手にした7人の刺客も現れるが、驚きの役立たずども。あまり
  にも計画がお粗末すぎる。ロクなセリフもなく、いきなり死ななきゃいかん
  俳優がいる事のしみじみした寂しさよ。こんなんじゃ「オレ、オーメン出た
  んだぜ」って言えないじゃないか。

  何よりもホラーというよりも「ファンタジー」なのがいけなかった。ホラー
  は怖がらせてナンボ。

  ちなみにダミアンを演じたサム・ニールは、撫で付けた前髪が志垣太郎や
  ビーンさんに似ており、半笑いになってしまう事しばしば、なワシであった。
  
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オーメン 最後の闘争 デラックス・エディション
価格:(定価:¥ 2,100)
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005UDED/ref=nosim/?tag=ulcstone-22

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■石男的衛星電影案内(Vol.367)12/22〜12/28 by.STONEMAN 

   12月25日(火)20:32 BS-11(衛星第2)   
  『マルサの女』('87 日本) 
   監)伊丹十三 主)宮本信子
  ※税務署のやり手署員、亮子は、脱税の摘発に意欲を燃やしていたが、
   捜査権限がなく、なにかと歯がゆい思いをしていた。そんな中、彼
   女に国税局査察部、略してマルサへの転属命令が。晴れて強制調査
   権を持つ「マルサの女」となった亮子は、鋭い感性で証拠を見つけ
   出して行く…。脱税犯の思いがけないような証拠隠しと、それを見
   つけ出す査察官。その攻防を、ユーモアを交えスピーディかつ緊張
   感あふれる展開で見せる。

   12月26日(水)20:32 BS-11(衛星第2)   
  『マルサの女2』('88 日本) 
   監)伊丹十三 主)宮本信子
  ※国税局査察部、通称マルサに勤務する女性査察官、亮子を主人公に
   したシリーズ第2作。今回の舞台はバブル期の東京。新興宗教の教
   祖鬼沢は、税金のかからない宗教法人を隠れみのに数々の商売や、
   やくざを操った地上げ屋などで荒稼ぎしている。彼の不正をかぎつ
   けた亮子は、なにかと東大出を鼻にかける部下と共に捜査を開始。
   やがて鬼沢の影に潜む巨悪の存在を知るのだが…。

   12月27日(木)20:32 BS-11(衛星第2)   
  『ミンボーの女』('92 日本) 
   監)伊丹十三 主)宮本信子
  ※ヤクザに目をつけられてしまった名門ホテル。支配人は彼らの横行
   を阻止しようと2人の男性社員をヤクザ担当にするが、素人対応の
   せいで状況はさらに悪化。最後の頼みとヤクザ対応のスペシャリス
   トを呼ぶことにする。期待するホテルマンたちの前に現れたのは女
   性弁護士、井上まひるだった。民事介入暴力、略してミンボーを専
   門にする女性弁護士が知識と経験と度胸を武器にヤクザに立ち向か
   う姿を描いた作品。

   12月28日(金)20:32 BS-11(衛星第2)   
  『スーパーの女』('96 日本) 
   監)伊丹十三 主)宮本信子
  ※五郎がオーナーを勤めるスーパー「正直屋」は閑古鳥の毎日。そん
   なある日、彼は偶然再会した幼なじみの花子にスーパーの問題点を
   ずばりと指摘されびっくり。彼女を社員として雇い入れることにす
   る。エネルギッシュな彼女が出すアイデアは、社員たちのやる気を
   起こさせ正直屋は立ち直って行くのだが…。駄目スーパーが、主婦
   の目線で改革を行い、商売繁盛の人気店になるまでを描いたサクセ
   ス・ストーリー。

  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本 
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch 
   12月23日(日)20:00
  『硫黄島からの手紙』('06 アメリカ)
   監)クリント・イーストウッド 主)渡辺謙
  ※イーストウッドとスピルバーグ(製作を担当)という2大巨匠が、
   硫黄島の戦いを米国側の視点から捉えたもう1本、「父親たちの星
   条旗」に続き、本作では同じ総力戦を日本側の視点から深く掘り下
   げて追求。圧倒的に不利な戦局にあって、優れた知性と人間味あふ
   れる見事な采配で、米軍相手に36日間にも及ぶ過酷な長期戦を戦い
   抜いた知将・栗林役に「ラスト サムライ」の渡辺謙。また米国映
   画なのに、人気グループ“嵐”の二宮和也、伊原剛志、加瀬亮ら、
   日本の俳優陣が日本語で見事なアンサンブル演技を披露したのも注
   目すべき見どころだ。 

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch 
   12月23日(日)21:00ほか 
  『未来の想い出 Last Christmas』('92 日本) 
   監)森田芳光 主)工藤静香
  ※『ドラえもん』の藤子・F・不二雄がこの映画のために書き下ろし
   た同名漫画を、森田芳光が監督したSFファンタジー。WHAM!
   の『ラスト・クリスマス』などヒット・ポップスも満載。1991
   年のクリスマスの夜に銀子と遊子は出逢った。しかし二人とも間も
   なく、不慮の死を迎えてしまう。二人は現在の記憶を持ったまま1
   0年前の世界に甦り、人生をやり直していくのだが…。

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■編集後記 
  ☆先週の興行成績は『アイ・アム・レジェンド』がダントツ1位でし
   たね。意外にも『えいがでとーじょー!たまごっちドキドキ!うち
   ゅーのまいごっち!?』が3位に入っていましたね。たまごっちの
   映画化でお客が入るとは…。
   『続・三丁目の夕日』を抜いて『恋空』というのにも驚きました。

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