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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.398(2007/5/11)  2007/05/11


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第398号*
  *■■■■■■■■■*2007/5/11       *
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                          ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第398号
  ■映画インプレッション『ハンニバル・ライジング』
  ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(292)
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.68)
  ■ホラ〜言ったじゃないの(No.26) by.おやっさん
  ■石男的衛星電影案内(Vol.334)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『ハンニバル・ライジング』
  監督:ピーター・ウェーバー  主演:ギャスパー・ウリエル 
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  ☆トマス・ハリスが生んだ、映画史上最も凶悪なキャラクター、ハン
  ニバル・レクターの若き日を描く、シリーズ最新作です。
  
  1944年リトアニア。名門家の血を引くハンニバル・レクターは、
  ドイツ軍の爆撃により両親を失い、幼い妹とともに山小屋でひっそり
  と暮らしていた。そこへ、脱走兵のグルータスらがやって来て、山小
  屋を乗っ取り、妹を連れ去ってしまう。終戦後、ハンニバルは孤児院
  へ送られるが、そこはかつてのレクター家の古城で、難なく脱走に成
  功。長旅の末、パリの叔父を訪ねた彼を迎えてくれたのは、美しい日
  本女性レディ・ムラサキだった…。

  ハンニバルの数奇な生い立ちが明らかになるほど、確かにあんな人間
  になるのも無理はないなと思わせる強引なストーリーでした。一番微
  妙なのが、義理の叔母が日本人という設定は許せるとしても、その叔
  母が仏壇のように鎧兜を奉って変な武士道をレクターに教えるトンデ
  モ設定は日本人が見ると違和感が…。

  その日本人女性をコン・リーが演じてるのがこれまた微妙でしたね。
  日本人の女優で演じれる人がいなかったのでしょうかね?レクターを
  演じたギャスパーは上手く雰囲気出してました。

  直接的なグロシーンは抑え気味ですが、精神的にトラウマになるよう
  な嫌なシーンがあるので覚悟して見て下さい。

  戦争犯罪人を追うネタということで、なんとなく『ゆきゆきて神軍』
  を思い出してしまったのは私だけでしょうか?同じ強烈キャラではあ
  りますね。

  作品公式サイト http://www.hannibal-rising.jp/

  STONEMAN推薦度★★★ 頬肉はうまい度★★★☆
                                (10点満点:★=2点・☆=1点)

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■おやぢ幹のお気楽DVD日記(292)
   最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評
   http://homepage2.nifty.com/mikisan/
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 「カクタス・ジャック」★★★★☆ 2006/7/26公開 2004年メキシコ
  2つの事件が絡み合っておりなす、メキシコの大ヒット犯罪コメディ。
  これは痛快、愉快、摩訶不思議。 

 「バリオ19」★★☆   2006年 MTV
  バリオ19とは バリオ=(ラテンアメリカのスラングで)ストリート、
  19=パフォーマーの平均年齢だそうで、ストリートパフォーマンスの
  ゲリラ的撮影。技は凄いが、ず〜と同じ音楽で飽きてしまう。
 
 「LOOP ループ」★★★★ 2006年 アメリカ 日本未公開
  これは怖い! 残虐とか血がドバーと言う怖さではなく、じわじわと
  責めてくる怖さ。ラストはイマイチわからなかったが時間軸を巧みに
  ずらして先を読ませない手法は旨い! 

 「ライアンを探せ!」★★☆   2006/12/6公開 2006年アメリカ
  「マダガスカル」に酷似の動物園からアフリカ大陸へ動物大脱走劇。
   二番煎じで・・・

 『スパイダーマン3』★★★   2007/5/1〜公開中 
  CG技術の進化で凄い映像ですが、ちょっと詰め込み過ぎ。 
  ラストシーンで抱き合ってめでたしめでたしのキルステン・ダンスト
  の腕の体毛が気になって(苦笑)

 『バベル』★★★★       2007/4/28〜公開中
  モロッコ、メキシコ〜アメリカ、日本の3点同時ドキュメント。
  高校生の娘と見に行きましたが親子で見る映画ではないですね(苦笑) 

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■ TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.68)
  『スパイダーマン 3』 
    監督:サム・ライミ  主演:トビー・マグワイア
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  ☆これぞエンターテインメント!勧善懲悪もの、CG駆使が、1、2
  よりさらにも増して、スパイダーマンの空間移動のすばやさが、すこ
  ぶる速い!ピーター/スパイダーマンが市民のヒーローとなって浮か
  れている様がかわいらしかったり、ブラック・スパイダーマンの時の
  ゴスな感じがいつもよりかっこよかったりするところも、見もの。そ
  のときの性格はブーイングものだけれども、T・マグワイヤも2局な
  男の子の役を楽しめたに違いない。そして、いつもよりまして、メイ
  おばあちゃん役のローズマリー・ハリス、涙を誘うようなやさしい笑
  みと台詞で、すばらしい功徳を説くのです。単なる娯楽ものとはいい
  難い人道もののアメコミからの実写映画だ。

  そして、今回新たに出てきたエディ君(トファー・グレイス)、憎し
  みのブラック・スパイダーマンとなって、最後は消えちゃったけれど、
  また次回作にでも出るのか?このT・グレイス、『トラフィック』
  『オーシャンズ11、12』『モナリザ・スマイル』『ルイーズに訪
  れた恋は』出演と、着実に名を上げている。

  そして、「ホリデー」でも挿入されていたThe Killers の一曲がまた
  入っているのだ。最後の最後スーパーが流れるときに流れ、キラーズ
  ・ファンなら、一瞬、スパイダーマンの感動は消え去り、聞き入った
  ことでしょう!!それにしても、難しいことを言うことなしに、ひた
  すらストーリーに素直に引き込まれ、139分をあっという間に、す
  こぶる楽しめる。

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■ホラ〜言ったじゃないの(No.26) by.おやっさん

 「オトシモノ」★
  監督:古澤健
  出演:沢尻エリカ、小栗旬、岩槻千夏

  ☆地下鉄。不気味な物件である。いいところに目を付けたな、という
  のが最初の感想だ。現実でも人身事故などが起こっているし、よく分
  からんけれど「何ぞあるやろ」という雰囲気が終始漂っている場所で
  ある。

  ありがちな落とし物である定期券。これを拾った人間が次々と行方不
  明となる。ここでのキーワードは、しょっちゅう定期を落とす「八重
  子」だ。八重子のおかげでもう大変。

  子どもが事件に巻き込まれるんだが、どうなのこれ。もはや「子ども
  が怖い」は日本ホラーの伝統となりつつあるのか。とりあえず怖いガ
  キ出しとけ、みたいな風潮があるのではないか。

  そして沢尻エリカは過大評価されている女優の筆頭ではないか。三原
  じゅん子と血縁関係はないのか。あまりにもソックリな喋り方にふと。

  出演者らに何の恨みもないが、とにかく演技下手なのばっか出てくる
  ので早いうちに興醒めしてしまった。ただ最初と再度の怖いウゴウゴ
  ルーガみたいなのはよろしい。

  ホラー映画にプラスαの心意気は買うが、謎解きが軽く、ヒロインに
  都合のいい運びでせっかくの狙いがブレまくっていた。一番の大ブレ
  は何と言っても「思わぬ友情物語」であろう。これのせいで乱暴なオ
  チとなった感は否めない。

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■石男的衛星電影案内(Vol.335)5/12〜5/18 by.STONEMAN

   5月14日(月)21:00 BS-11(衛星第2)  
  『ベルリン・天使の詩』('87 西ドイツ/フランス)
   監)ヴィム・ヴェンダース 主)ブルーノ・ガンツ
  ※東西の壁が存在した時代のベルリンを舞台に、人間に恋した天使の
   姿を描く。W・ヴェンダース監督が、ベルリンへの想いと人間への
   愛情を天使のまなざしを通して詩情豊かに撮り上げた、彼の代表作
   ともいうべき傑作ファンタジー。その後ベルリンの壁が崩壊したの
   ち、続編「時の翼にのって」(93)が制作され、アメリカでのリ
   メーク「シティ・オブ・エンジェル」(98)も話題となった。カ
   ンヌ映画祭監督賞受賞。

   5月15日(火)21:00 BS-11(衛星第2)  
  『ジョニーは戦場へ行った』('71 アメリカ)
   監)ダルトン・トランボ 主)ティモシー・ボトムズ
  ※「栄光への脱出」「ローマの休日」で知られる名脚本家ダルトン・
   トランボが、自身の小説を映画化。第一次世界大戦に参戦し両手両
   足、耳、目、口までを失ってしまったジョー。医者は彼を生きてい
   るだけで意識のない存在としてあつかうが、ジョーには、はっきり
   とした意識があった。カラーとモノクロームの映像を効果的に使い、
   人間の尊厳と戦争の愚かさを描いた作品。カンヌ映画祭審査員特別
   賞、国際批評家賞ほか受賞。

   5月16日(水)21:00 BS-11(衛星第2)  
  『過去のない男』('02 フィンランド)
   監)アキ・カウリスマキ 主)マルック・ペルトラ
  ※フィンランドの鬼才アキ・カウリスマキ監督が、何もかも奪われ、
   記憶までも失った男が見知らぬ人々とのふれあいの中で自己を再生
   していく様を描く。列車に乗って夜の町へと降り立った一人の男。
   暴漢に襲われてひん死の重傷を負うが、港湾のコンテナに住む一家
   に助けられ、新しい生活を始める。カンヌ映画祭で最高賞パルム・
   ドールに次ぐグランプリと主演女優賞の二冠を獲得したほか、世界
   各国の映画祭で多数の賞を受賞した。

   5月17日(木)21:00 BS-11(衛星第2)  
  『アメリカン・スプレンダー』('03 アメリカ)
   監)シャリ・スプリンガー・バーマン 主)ポール・ジアマッティ
  ※ダメな毎日を送っていた平凡な男が、自分の冴えない日常をコミッ
   クとして発表したことから人生が一転する・・・。アメリカでカル
   トな人気を誇るハービー・ピーカーの自伝コミック「アメリカン・
   スプレンダー」を映画化。実写をベースにアニメやイラストを駆使
   した映像、原作者本人も登場するユニークな構成で、多くの映画賞
   に輝いた作品。カンヌ映画祭では、ある視点部門国際批評家賞を受
   賞した。

  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
   5月12日(土)20:00
  『がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン』('05 アメリカ) 
   監)リチャード・リンクレイター 主)B・B・ソーントン
  ※ほとんどのちびっこ選手に野球の才能がない《ベアーズ》をウォル
   ター・マッソー演じるコーチが立て直そうと奮闘。笑いと感動を呼
   んだ1976年版だが、このリメイク版はリンクレイターらしい遊び心
   で、コーチ役の実力派B・B・ソーントンに怪作「バッドサンタ」
   を思い出させる一層リアルなダメ中年として演じさせたのがユニー
   ク。加えて少年選手たちも本当にいそうな悪ガキばかりで、その羽
   目の外しっぷりは大人の映画ファンこそニヤリかも。ラストが前作
   と異なるのにも驚かされるが、捨てがたい人情味があるのはリンク
   レイターならではだ。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
   5月13日(日)21:00ほか
  『ビッグ・リバー』('05 日本) 
   監)舩橋淳 主)オダギリ・ジョー
  ※目的のない旅を続ける日本人バックパッカーの哲平は、ヒッチハイ
   クでアメリカ大陸を横断していた。彼はアリゾナ州の砂漠で、パキ
   スタン人のアリと、アメリカ人女性・サラと出会う。自分の居場所
   がみつからない3人の間に奇妙な友情が生まれ、彼らは一緒にあて
   のない旅を始める…。国も文化も境遇も違う3人の男女が、4日間
   の旅の中で心の根底にある壁を取り払い、真の友情を結ぶまでを描
   いた珠玉のロードムービー。
   『ゆれる』『東京タワー』のオダギリ ジョー初の海外進出作品と
   して注目を集めた映画で、彼自身1ケ月にわたるアメリカ・ロケ、
   全編英語のセリフに挑戦した意欲作。監督は海外映画祭からも高い
   評価を得ている舩橋淳で、ベルリン国際映画祭で「最も美しい映画」
   と評された。

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■編集後記
  ☆GWも終わってしまいましたが、もっと映画を見に行くつもりだっ
  たのですが、シネコンがあまりの人の多さで気力が続かず大して見れ
  ませんでした。人の少ない平日のレイトで見ることにします。

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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.398(2007/5/11)
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