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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.390(2007/3/16)  2007/03/16


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第390号*
  *■■■■■■■■■*2007/3/16       *
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                          ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第390号
  ■映画インプレッション『バッテリー』
  ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(285)
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.60)
  ■ホラ〜言ったじゃないの(No.25) by.おやっさん
  ■石男的衛星電影案内(Vol.327)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『バッテリー』
  監督:滝田洋二郎     主演:林遣都、山田健太  
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  ☆あさのあつこの小説「バッテリー」。累計380万部を突破する大
  ベストセラーとなった原作を、『陰陽師』シリーズなど多くの作品を
  送り出してきた滝田洋二郎監督が映画化。
  
  中学入学直前の春休みに、岡山県に越してきた原田巧。少年野球のス
  ター選手だった彼は、ピッチャーとしての才能に絶大な自信を持って
  いるが、母親が病弱で弟・青波にかかりきりだったためか、他人を寄
  せ付けない孤独さを漂わせていた。そんな彼が、同級生の永倉豪と出
  会う。巧の天才的投球に惚れた豪の希望で、二人はバッテリーを組む
  ことに。入学した中学でさっそく野球部に入った二人は、順調に絆を
  深めていくが…。

  単に野球モノのドラマではなくて、親子や兄弟そしてタイトル通りの
  投手と捕手との信頼関係をうまく描いていました。なんと言っても主
  演の林君はじめとして子役たちが非常に良かったです。弟役の子も嫌
  味なくて可愛らしかったです。あまりに子役がナチュラル演技なので
  逆に天海祐希や岸谷五朗が演じる親たちの演技が臭く感じてしまう程
  でした。 

  野球が出来るというのが前提でのオーディションで子役を集めたよう
  で、CGも使ってますが、投球フォームや捕球などを見ると本物の風
  格がありました。『タッチ』とは雲泥の差です。

  大人も子供も楽しめる爽やかなファミリー映画に仕上がっていました
  ので、家族で見に行くのも良いかもしれませんね。

  作品公式サイト http://www.bt-movie.jp/

  STONEMAN推薦度★★★☆ リンチシーンやりすぎ度★★★☆
                                (10点満点:★=2点・☆=1点)

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■おやぢ幹のお気楽DVD日記(285)
   最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評
   http://homepage2.nifty.com/mikisan/
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 「CLICK」★★★☆     2006/9/23公開 2006年アメリカ 
  アダム・サンドラー主演のラブコメディ。
  何でも早送りや一時停止、再生できるリモコン“ドラエモン”のパクリ
  ですが、よくある仕事を取るか、家庭を取るかってやつですが、奥さん
  役にケイト・ベッキンセール、共演のクリストファー・ウォーケンと
  共演者もしっかりしていて安心して楽しめます。
 
 「氷の微笑2」★★★★     2006/11/11公開 2006年アメリカ
  シャロン・ストーン主演 “旬”が過ぎてラジー賞ワースト作品賞、
  女優賞を受賞した作品でまったく期待していなかったのが幸いしたのか、
  ぐいぐいと引き込まれた。これは拾い物! 

 「7セカンズ」★★☆ 2006/10/14公開 2005年ルーマニア/イギリス
  ウェズリー・スナイプス主演の泥棒アクション。 無駄なカーアクショ
  ン他無駄ばっかなシーンで展開見え見えでちょっとうんざり。 

 「ママが泣いた日」★★★☆   2006/6/3 2005年アメリカ
  ジョーン・アレン主演 突然夫が失踪した4人の年頃の娘をかかえた主
  婦と近所の元メジャーリーガー(ケビン・コスナー)。 
  「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」その後みたい。 

 「トンマッコルへようこそ」★★★☆   2006/10/28公開 
  2005年韓国興行成績No1映画。
  朝鮮戦争真っ只中の朝鮮半島の山奥に戦争&銃も知らない山村に韓国
  軍2名、連合軍のアメリカ兵1名、北朝鮮軍3人が遭遇。 
  ファンタジー&コメディ戦争もの。ちょっと長い間が気になった。 

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■ TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.60)
  『ボビー』
  監督:エミリオ・エステベス 主演:フレディ・ロドリゲス、他
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  ☆1968年6月5日・・・病めるアメリカに新しい息吹を吹き込み、
  人々の熱い期待に応えようとロバート・ケネディーは大統領選挙の最
  終日を迎えようとしていた。そして、事の起きる当日、演説が行われ
  るLAアンバサダーホテルでのごく普遍的な22人のヒューマンドラ
  マが繰り広げられる。人種や階級の違う人、愛を得ようとする人、失
  う人、老いを不安に思う人、仕事に生きがいを感じる人、感じない人
  ・・・様々な感情を抱いた人々が、エミリオ・エステベス監督の手に
  よって、やさしく暖かい衝撃の一日が描かれる。

  何気ないコック長でも、ローレンス・フィッシュバーンならではが語
  る台詞は、E・エステベスの脚本で、まるで悟った神父のように語ら
  れ、目頭も熱くなるほど心に染み入る。仕事に誇り高く、古きベルボ
  ーイとして人々に仕えるジョン役のアンソニー・ホプキンスは、『日
  の名残り』の執事役と重ねたり、イライジャ・ウッドのウィリアム役
  の終盤も、『パリ・ジュテーム』のドラキュラのシーンを思い出した
  りする。ハリー・ベラフォンテの登場には驚き、そして、その老いに
  苛まれる台詞が生々しく切ないながらも人間らしくて、心を掴れる。
  とにかく、ゴージャスな俳優人と有望株の若手に彩られている。

  60年代のポップなトーンやヒッピー系のファッションで心躍る以上
  に、サウンドトラックの素晴らしさが、さらにストーリーを引き立た
  せる。特に、ブライアン・アダムス他によるプロデュースのアレサ・
  フランクリンとメアリー・J・ブライッジのパフォーマンスは、心を
  衝く。

  当時の暗い世情、ベトナム戦争や人種問題の闘争の映像が織り込まれ
  ながら人々の不安も表されるが、ロバートにかける期待での明るさか
  ら、映像やBGMは常に明るく輝かしい。糾弾に倒れながらも、選挙
  に勝ち誇り、すでに明るい未来への兆しを作ったR・ケネディへの鎮
  魂の映像作品。

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■ホラ〜言ったじゃないの(No.25) by.おやっさん

 「オーメン2」★★
  監督:ドン・テイラー
  出演:ウィリアム・ホールデン、リー・グラント

  ☆悪魔の子ダミアンはどうなったのか。誰もが気になる彼の「その後」
  の物語である。
  7年後のシカゴ。叔父に引き取られたダミアンは、養父母といとこの
  マークらと共に、一見すれば平和な暮らしの中で13歳になっていた。

  のっけから古代遺跡ドッカーンだ。結構な大仕掛けで、ペックに引き
  続いて今回もウィリアム・ホールデンという大物起用で気合い十分さ。
  正体を知った人間は次々に怪死・惨死していき、物語をちゃんと引き
  継いではいるけれども、前作を超えるとまではいかない出来だった。
  もっと厳しく言ってしまえば、後半まではかったるい展開だった。

  このー、どう言うのか、思春期の少年にありがちなムードというか、
  兄弟同然に育ったいとこのマークとの危うく見える関係をはじめ、全
  体的に「切ない」をまぶしたような所が多く見受けられる。それが吉
  と出てる場面が多いけれど、流れを滞らせてもいた。

  まぁなんつっても見所はパワーアップ・ダミアンである。なんと見つ
  めただけで。しかし戸惑いも見え隠れする。なぜ見つめただけで相手
  がエライ事になってしまうのか、ダミアンにはまだ自分が分かってい
  なかったからだ。

  だからこそ悪魔の数字を見つけた時の動揺が辛い。そうだろうとも。
  思春期には辛かろう事実。あんまりだ。仲良しのマークにも正体を知
  られて拒まれてな。この時のアップは泣いているように見え、彼のサ
  ダメに同情に似た気持ちを呼ぶような作りになっている。そういや、
  彼の正体を見抜いているにもかかわらず、ダミアンを毛嫌いする祖母
  は「鬱陶しい人物」として描かれていたな。

  しかしかわいそうも束の間。全てを知って、悪魔の申し子である事を
  受け入れねばならなくなったと悟った彼の顔つきはガラッと変わる。
  ここら一連の演出は冴えていた。

  肝心の死に様は後半まで勢いなし。ただ「うーん事件の陰にはカラス
  有り、だな」とか「出ました!ここでも山犬が!」と思わず言ってし
  まうだけだった。

  どうでもいい事だけど、ブーゲンハーゲンて名はどうにかならないの
  か。バサリアンも。

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■石男的衛星電影案内(Vol.327)3/17〜3/23 by.STONEMAN

   3月19日(月)21:00 BS-11(衛星第2)  
  『フェイス/オフ』('97 アメリカ)
   監)ジョン・ウー 主)ジョン・トラボルタ、ニコラス・ケイジ
  ※J・トラボルタとN・ケイジ主演で、香港出身のジョン・ウー監督
   が挑んだアクション映画の傑作。かつて息子をテロリストのキャス
   ターに殺されたFBIのショーンはついに彼を逮捕。そして彼が仕
   掛けた爆弾の場所をつかむため、ショーンは彼の顔面を自分に移植
   し、獄中にいるキャスターの弟から情報を聞きだそうとする。しか
   し、キャスターはショーンの顔を移植して逃走し、互いの顔を入れ
   替えた2人が再び対決する…。

   3月20日(火)21:00 BS-11(衛星第2)  
  『アビス 完全版』('89 アメリカ)
   監)ジェームズ・キャメロン 主)エド・ハリス
  ※「タイタニック」のジェームズ・キャメロン監督による海洋SF映
   画で、公開されたときにカットされた映像を加えた完全版。油田発
   掘基地の近くで、原子力潜水艦が座礁する事故が起こった。そこで、
   基地で作業をしていたスタッフとアメリカの特殊部隊が事故の調査
   を開始し、未知の海溝、アビスに足を踏み入れる。数々の困難に見
   舞われながら捜索を続けるうちに、未知の生命体の存在が明らかに
   なる…。

   3月21日(水)21:00 BS-11(衛星第2)  
  『ロング・キス・グッドナイト』('96 アメリカ)
   監)レニー・ハーリン 主)ジーナ・デイビス
  ※「ダイハード2」「クリフハンガー」のR・ハーリン監督が、当時
   の妻G・デイビスを主演に描いたアクション映画。小学校の教師サ
   マンサは、夫と8歳になる娘に囲まれ平凡な幸せを築いていた。し
   かし、彼女は8年以上前の記憶がないことに不安を抱いていた。そ
   して不可解な事件が身の回りで起こり、私立探偵ミッチに自分の過
   去の調査を依頼する。失われた記憶を求めながら、次々と命を狙わ
   れる中、彼女の正体が明らかになる。

   3月22日(木)21:00 BS-11(衛星第2)  
  『 K−19 』('02 アメリカ/イギリス/ドイツ/カナダ)
   監)キャスリン・ビグロー 主)ハリソン・フォード
  ※冷戦時代、ソ連の原子力潜水艦“K−19”の処女航海が行われた
   ときに実際に起きた事件をハリソン・フォード、リーアム・ニーソ
   ン主演で映画化したアクション映画。潜水艦の艦長に任命されたボ
   ストリコフは、副艦長と対立しながらも、次々とミサイル発射テス
   トやNATO基地偵察などの任務を遂行する。乗組員たちの緊張が
   解きほぐれた矢先、原子炉に異常が発生、艦長は大惨事をくい止め
   るため、ある決断を迫られる…。

  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
   3月18日(日)20:00
  『妖怪大戦争』('05 日本) 
   監)三池崇史  主)神木隆之介
  ※1968年の映画「妖怪大戦争」をベースに、水木しげる、荒俣宏、京
   極夏彦、宮部みゆきという妖怪通の作家陣が《プロデュースチーム
   「怪」》を結成して企画に着手。だが、“妖怪は戦いません”とい
   う荒俣の一言で、三池監督たちはどう物語を成立させるか頭を悩ま
   せることに。しかし、超がつく豪華キャストを特殊メイクで妖怪た
   ちに変身させ、クライマックスには3000人のエキストラを集めるな
   ど、日本映画に絶えて久しい“お祭り感”を盛り上げることで、老
   若男女が楽しめる娯楽大作を誕生させた。天才子役、神木隆之介も
   期待通りに好演!

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
   3月18日(日)21:00ほか
  『利休』('89 日本) 
   監)勅使河原宏 主)三國連太郎
  ※「茶の湯は御政道なり」と言われた時代。織田信長、豊臣秀吉とい
   う二人の権力者に茶頭として仕えた千利休が、権力闘争の渦中に身
   を置きながらも、ひたすら茶の道を追求していく様をドラマチック
   に描いた傑作。劇中に登場する生花は全て勅使河原宏の手によるも
   の。

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■編集後記
  ☆『ホリディ』のプレミアでキャメロン・ディアスが来日していまし
  たね。彼女はモデル時代に日本で暮らしていたことがあるとか…でも
  あまり良い思い出がないので、日本嫌いでなかなか来日しないスター
  でしたね。

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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.390(2007/3/16)
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