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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.389(2007/3/9)  2007/03/09


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第389号*
  *■■■■■■■■■*2007/3/9        *
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                          ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第389号
  ■映画インプレッション『蒼き狼 地果て海尽きるまで』
  ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(284)
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.59)
  ■先取り☆Cinema(No.13) by 奈津子
  ■石男的衛星電影案内(Vol.326)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『蒼き狼 地果て海尽きるまで』
  監督:澤井信一郎    主演:反町隆史  
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  ☆長期にわたるモンゴル・ロケを敢行した、角川春樹製作による歴史
  超大作です。
  
  部族間の闘争が激化していた12世紀のモンゴル。ボルジギン族の長の
  妻ホエルンが出産。テムジンと名付けられたその子こそ、後のチンギ
  ス・ハーンである。14歳になったテムジン。父親を対立する部族に殺
  害されると、母親が敵から略奪された身である事を理由に、部下たち
  から見捨てられてしまう。やがて青年に成長したテムジンはリーダー
  としてのカリスマ性を発揮。そしてホルテを妻に迎え、次第に勢力を
  拡大するのだった…。

  西はペルシャ湾にいたる広大な帝国を築き上げた英雄チンギス・ハー
  ンの“ひとりの男”としてその数奇な運命を追った壮大な物語を2時
  間ちょっとの枠に収めるのは少し無理がありましたね。反町隆史の演
  技はなかなか頑張っていましたが、他のキャストがイマイチ層が薄い
  感じでした。特に松山ケンイチは役柄とはいえ微妙な感じでした。

  モンゴル軍を動員した平原に、数万の部下らを一堂に会させた即位式
  のシーンやモンゴルの大自然は見所です。戦闘シーンは目新しいもの
  はありませんでした。

  作品公式サイト http://www.aoki-ookami.com/

  STONEMAN推薦度★★☆ 馬うなづき度★★★☆
                                (10点満点:★=2点・☆=1点)

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■おやぢ幹のお気楽DVD日記(284)
   最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評
   http://homepage2.nifty.com/mikisan/
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 「マッチポイント」★★★★   2006/8/19公開 
  ウディ・アレン監督・脚本作品。ウディ・アレン作品の舞台がニューヨ
  ークからイギリスに渡る。
  プロテニスプレイヤーの立身出世サスペンスなのでテニスが趣味の私に
  は必見の映画。 テニスシーンもまずまず。 
  ネットにボールが当たり(コードボール)どちらか落ちるかによって勝
  負の行方がどっちに転がるかを人生にたとえたサスペンス。
  主演のジョナサン・リース・マイヤーズは捨て子だったそうでまさしく
  彼の映画。 

 「不撓不屈」★★★☆    2006/6/17公開 原作:高杉良
  滝田栄、松坂慶子が夫婦役で共演。税理士・飯塚毅(1918〜2004)の
  1963年から70年にかけての国税庁との闘いを追った作品。 
  家族愛、夫婦愛もあってテンポもよく思わず涙がこぼれましたが、
  ちょっと話が綺麗過ぎ。 

 「エネミー・ライン2 北朝鮮への潜入」★★★☆ 2006年アメリカ 
  日本未公開 前作はオーウェン・ウィルソン主演でボスニアで敵地に取
  り残されたアメリカ兵の話が、今作ではなんと北朝鮮。 
  朝鮮半島についてアメリカがどう考えているのか良く解かる作品。 
  面白かったのに未公開とは。 

 「UDON」★★★☆    2006/8/26公開 
  「踊る大走査線」シリーズの本広克行監督作品。
  “讃岐のうどん” 旨そう〜! 麺好きにはたまらない。 
   後半の家族愛はちょっとしつこいかな。
 
 「ゆれる」★★★★   2006/7/8公開
  東京で自由奔放に生きる弟と実家で質素に硬く生きる兄が実に好対照。
  オダギリジョー、香川照之、伊武雅刀の親と兄弟の演技は素晴らしい! 

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■ TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.59)
  『パリ ジュテーム』
  監督:アレクサンダー・ペイン、他 主演:マーゴ・マーティンデイル、他
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  ☆『パリ ジュテーム』のトレーラーを見て、ちょっぴり興味がもて
  て、映画館に足を運んだ。素敵な俳優たちの出ているオムニバス。1
  8作品を奏でる監督もかなり個性的で世界からかき集められた著名人
  だったりする。きれいなパリのスポットを背景に、18区のモンマル
  トルでの男女の出会いから始まり、14区パリ、デンバーからの旅行
  者キャロルの探索の話で終結する、愛のショート・ストーリー。

  『パフューム』のトム・ティクバ監督の、ナタリー・ポートマン出演
  作品は私のお気に入り。彼らしい歯切れのいい映像と、その映像と時
  空速のアンバランスな作風は目新しいわけではないけれど、ポートマ
  ンの演技と合わせて、うまく5分の作品にまとめられていて、かわい
  いお話。他にも、ジュリエット・ピノッシュを主演に日本の諏訪監督
  もがんばっていて、コーエン兄弟、ガス・ヴァン・サント、アルフォ
  ンソ・キュアソン、クリストファー・ドイルを始め、世界各国からの
  監督も応戦。そして、俳優人たちも若きイライジャ・ウッドからボブ
  ・ホスキンス、ニック・ノルティ、スティーブ・ブシェミ、ウィリア
  ム・デフォーやらジーナ・ローランズやら・・・豪華。 
  ガス・ヴァン・サントのまさにゲイものは美しかったし・・・同じ、
  オムニバスでも、一監督で撮ったジム・ジャームッシュの『コーヒー
  &シガレット』より、軽やかで楽しめる。『美しい人』とは、テーマ
  が酷似する気もするけれど・・・とにかく、フランス/パリの好きな人
  には、たまらない・・・オスカーワイルドのお墓が出てきたときは、
  もう興奮! 

  2006年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門オープニング上映作品。

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■先取り☆Cinema(No.13) by 奈津子
  『デジャヴ』(3/17より全国公開)
  監督:トニー・スコット   
  出演:デンゼル・ワシントン、ポーラ・パットン、ヴァル・キルマー
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  ☆『アルマゲドン』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』などを手掛
  けた敏腕プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーと、『トップガ
  ン』『ビバリーヒルズ・コップ2』の監督で知られるトニー・スコッ
  トがタッグを組んだサスペンス・アクション映画です。

  543名を乗せたフェリーの爆発事故現場で発見された、一人の女性
  死体。一見事故死に見えるその死体に不審を抱いたATF捜査官ダグ
  (デンゼル・ワシントン)は、爆破事件との関わりを確信し彼女の身
  辺を徹底的に調べ始めるが・・・。
  
  謎めいた事件を重低音のきいた効果的な音楽と、スピーディーな映像
  でスリリングに描く手腕はさすがトニー・スコット監督。息つく暇も
  なく次から次へと繰り広げられる展開に、あっという間に引き込まれ
  てしまいました。やや荒唐無稽な設定も、デンゼル・ワシントンの厚
  みのある演技が物語に説得力を与え、『パッション』のジム・カヴィ
  ーゼルとの息を呑む攻防に目が離せませんでした。

  ただこの映画、『デジャヴ』というよりはむしろもっと別の次元が話
  しの軸となっており、ラストの展開も何だかスッキリしません。他に
  も終わってみれば色々矛盾点や粗があり、突っ込みどころも満載です。
  とは言え、見ている間はその複雑で素早い展開に付いていくだけで精
  一杯。いちいち粗を気にしている暇はなく、嫌がおうにも集中出来ま
  す。むしろボーッと見ていると完全に取り残されてしまいますので、
  頭を使いながらしっかりとご覧になることをお薦めします。見終わっ
  た後、事件を整理しながらあれこれ推察するのもなかなか楽しいもの
  ですよ。

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■石男的衛星電影案内(Vol.326)3/10〜3/16 by.STONEMAN

  ★今週の衛星映画劇場は『あなたが選んだ寅さんアンコール・パート2
  (後半24作品)』です。視聴者のリクエストが多かった上位5作品を
  5位から順番に放送します。

  3月12日(月)21:00 BS-11(衛星第2)リクエスト5位
  3月13日(火)21:00 BS-11(衛星第2)リクエスト4位
  3月14日(水)21:00 BS-11(衛星第2)リクエスト3位
  3月15日(木)21:00 BS-11(衛星第2)リクエスト2位
  3月16日(金)21:00 BS-11(衛星第2)リクエスト1位

  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
   3月16日(金)22:30
  『ダーク・ウォーター』('05 アメリカ) 
   監)ウォルター・サレス  主)ジェニファー・コネリー
  ※古びたアパートに引っ越してきて新たな生活を始めた母娘を見舞う、
   戦慄の恐怖。2001年発表の邦画オリジナル版では黒木瞳が演じた、
   幼い一人娘を抱えたシングル・マザーのヒロインを、本作では、「
   ビューティフル・マインド」で第74回アカデミー助演女優賞に輝い
   た実力演技派J・コネリーが熱演。都市生活者の孤独や疎外感を鋭
   く浮き彫りにした、「モーターサイクル・ダイアリーズ」の俊英W
   ・サレスのスリリングな演出も見もの。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
   3月11日(日)21:00ほか
  『姑獲鳥の夏』('04 日本) 
   監)実相寺昭雄 主)堤真一
  ※昭和27年夏、東京。古本屋の主人にして神社の神主である京極堂は、
   友人の小説家からある相談を受ける。雑司ケ谷の産婦人科医の娘が
   妊娠20ケ月を過ぎても一向に出産する気配がなく、さらにその夫が
   1年半前から行方不明だというのだ…。憑物落としで謎を解決する
   唯一無二の人物・京極堂とその仲間たちが、大病院を経営する名家
   をめぐる奇々怪々な事件に挑む。映像化不可能と言われた京極夏彦
   の衝撃のデビュー作を、昨年惜しくも逝去された『帝都物語』の実
   相寺昭雄監督が完全映画化した怪奇ミステリー。

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■編集後記
  ☆もうじき春休みということで、そろそろ春のアニメ祭りですね。大
  人も楽しめるアニメも結構多いですね。特に『ハッピーフィート』に
  期待しています。

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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.389(2007/3/9)
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■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city)
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