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**************************** *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* *■□■■□□■☆彡* 第382号* *■■■■■■■■■*2007/1/19 * **************************** ※このメールは等幅フォントでご覧ください。 ==【もくじ】======================================================== □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第382号 ■映画インプレッション『ラッキーナンバー7』 ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(278) ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.52) ■先取り☆Cinema(No.11) ■石男的衛星電影案内(Vol.319) ■編集後記 ==================================================================== ■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN 『ラッキーナンバー7』 監督:ポール・マクギガン 主演:ジョシュ・ハートネット -------------------------------------------------------------------- ☆ABCのテレビシリーズ「Karen Sisco」の脚本で注目された新鋭ジ ェイソン・スマイロヴィックの脚本を、スコットランド出身のポール ・マクギガンが監督したクライムサスペンスです。 空港のロビーで、青年の前に現れた謎の車椅子の男。男は、20年前 の幸運のナンバーにまつわる残酷な物語を語り始める。一方、NYの アパートではスレヴンとリンジーが偶然の出会いを果たす。不運続き のスレヴンは、友人を頼ってNYに来たのだという。ところが友人は 姿を消し、スレヴンは敵対するギャング、“ボス”と“ラビ”の争い に巻き込まれる。そしてその影には、あの空港の男−凄腕の暗殺者グ ッドキャットがいるのだった…。 ジョシュ・ハートネットが堂々の主役で、ブルース・ウィリス、モー ガン・フリーマン、ベン・キングズレーら渋いキャストを脇に揃えて 予測不能の展開で楽しませてもらいました。特にM・フリーマンとB ・キングズレーのオスカー俳優の本当の意味での正面対決は見応えが ありました。 ヒロインのルーシー・リューも個人的には好きではなかったのですが 本作ではとてもチャーミングでした。R−15なのはエロシーンでは なくて、無駄に人が死にまくるからのようです。 最後の『シックスセンス』ばりのタネ証し回想シーンはちょっとクド かったかもしれませんが、観た翌日にも思い出してニヤニヤ出来る小 粋な作品でした。 作品公式サイト http://www.lucky-movie.jp/ STONEMAN推薦度★★★☆ ジョシュの裸の出番度★★★☆ (10点満点:★=2点・☆=1点) ==================================================================== ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(278) 最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評 http://homepage2.nifty.com/mikisan/ ---------------------------------------------------------------------- 「ラッキー・ガール」★★★★ 2006年アメリカ 日本未公開 子供の頃から人気俳優リンジー・ローハン主演のラブコメディ。 イギリス出身の若手人気ロックグループ“マクフライ”もなかなか。 面白いのにビデオスルー? 「ブロークン・フラワーズ」★★★★ 2006/4/29公開 2005年アメリカ 2005年カンヌ映画祭審査委員特別グランプリ受賞 ビル・マーレイ主演の不思議なロードムービー。 やる気、覇気のない淡々とした展開で眠くなりますがなかなか。 「スーパーマン リターンズ」★★★ 2006/8/19公開 とてもよく出来てるとは思うのですが、間が私と合わない(^_^;) ケビン・スペイシーも頭を丸めて頑張ってましたが何か噛み合わず残念。 ♪スーパマンの ○ども ○ども ○ども ス〜パ〜マン○(自粛) 「サイレントヒル」★★★ 2006/7/8公開 コナミの人気ホラーゲームを「ジェヴォーダンの獣」のクリストフ・ガ ンズ監督で映画化した親子愛ホラー。 得体の知れぬ怪物の数々に???で入り込めず。 ラストは“そうきたかぁ〜”とちょっとやられましたが。 「ウルトラヴァイオレット」★★★ 2006/6/24公開 2005年アメリカ キュートなコスプレ女性戦士No1ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のSF アクションもの。 ミラ・ジョヴォヴィッチ以外は何も見えませんでしたと言うか他は見る ほどのものではなくて(笑) 『ラッキーナンバー7』★★★★☆ 2007/1/13〜公開 2005年アメリカ ちょっとタランティーノ風でいきなり血糊ドピュッ!でしたがテンポも あって引き込まれました。 ブラッド・ピットの軌跡を追うのか?ジョシュ・ハーネット。 とてもキュートなルーシー・リュー。やっぱりズラとヒゲは似合わない ブルース・ウィリス。 ==================================================================== ■ TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.52) 『恋人たちの失われた革命』 監督:フィリップ・ガレル 主演:ルイ・ガレル --------------------------------------------------------------------- ☆フィリップ・ガレルが『白と黒の恋人たち』に引き続き、アルレッ ト・ラングマン&マルク・ショロデンコと共に脚本を手がけ、ジャン =クロード・バニエに音楽を担わせた。息子、ルイ・ガレルを主演に、 自らの青春をも投影し、フランス、パリ、1968年の五月革命、若 者のありさまや恋愛を描く。 フランソワ(『白と黒の恋人たち』の主役と同名)は、徴兵を拒み、 デモに身を投じ、リリーと出会い、恋に落ちる。 『白と黒の恋人たち』と同様にモノクロでありながらも、アーティス ティックな絵画を見るかのようで、デモもシーンでさえも、普遍的な 橋からの景色でさえもが美しかった。ただ、ワンカットで神妙に撮ら れたデモのシーンは、長すぎるだけでなく、静寂な中の闘争で、芸術 的というよりも、現実的。 当時の音楽にしては、現在に通じるものがあり、ポップなのりのダン スミュージックが投入。身を乗り出して踊ってしまいたくなるような 曲で、カメラがゆったり目に捉えた踊りに興じる若者たちの当時の踊 り方が、微笑ましい。 当時の社会運動や自由恋愛の中で、フランシスの純粋な生き方や詩人 としての頑なな様は、モノトーンのフランス映画に映え得る。フラン シスの彼女、リリーの性格の変化にも面白いものがある。フランシス を愛しながらも、表面的、且つ性的に、他の男に興味を抱くことを平 然と口にする。が、大人の大成した画家に恋したとたんに、翳りある 寡黙な女性へと変貌し、さらには、フランシスの大人になりきれなさ に踏ん切りをつけ、自らの夢、彫刻家になることを追い、ニューヨー クへと旅立つ。女とは、わがままな生き物なのか、それとも、ただ自 分の心に忠実なのか。F・ガレルの粋な人間描写だ。 そしてラストは、やけに幻想的で、オープニングのスタイリッシュで モードな描写に比べて、ファンタスティックである。それが、さらに フランシスの最期の思いを悲しげにさせる。とにかく、美しい絵画的 且つ詩的映画である。 ==================================================================== ■先取り☆Cinema(No.11) by 奈津子 『どろろ』(1/27より全国公開) 監督:塩田明彦 出演:妻夫木聡、柴咲コウ、瑛太、中井貴一 -------------------------------------------------------------------- ☆手塚治虫の漫画を妻夫木聡、柴咲コウという当代きっての人気俳優 で実写化したアクション時代劇です。海外から『HERO』で有名な チン・シウトン監督を招き、ニュージーランドでロケを行ないながら 邦画には馴染の薄いワイヤーアクションをふんだんに取り入れるなど、 制作サイドの気合も十分。全編通してほとんど主人公2人だけで物語 が進む為やや閉塞感はあるものの、雄大な景色に”命”というテーマ がマッチし、なかなかの作品に仕上がっていました。 今回爽やかな笑顔を封印してクールに百鬼丸を演じた妻夫木聡は、撮 影の半年前からアクションや殺陣のトレーニングを始めていたとあっ て、さすがの格好良さでした。また原作では少年だったどろろを演じ る柴咲コウも、声色や仕草を工夫しての熱演で演技の幅を広げていま す。 だからこそ、肝心の妖怪の出来が非常にお粗末で、最新のCG技術を 駆使しているとは思えない特撮映画レベルの映像だったのが残念でな りません。彼らが熱演すればする程ギャップが生じ、一気に現実に引 き戻されてしまうのです。これでは中井貴一の重厚な演技も虚しく映 るだけ。ニュースによると、『どろろ』は既にアジア20カ国や米での 配給も決まっているとの事ですが、果して海外の映画ファンにはどう 受け取られるのでしょうか。いくら海外で人気の高い手塚作品とは言 え、ちょっぴり不安ですね。 因みに原作とは少々異なる映画オリジナルのラストに関しては、私は 良かったと思います。欲を言うならば、後半まで出番がないながらも 重要な鍵として存在感を発揮した瑛太の、凛とした若武者姿がもっと 見たかったですね。瑛太に限らず土屋アンナに劇団ひとり、麻生久美 子と、豪華キャストをほんの数シーンで使うという、ある意味とても 贅沢な映画でした。 ==================================================================== ■石男的衛星電影案内(Vol.319)1/20〜1/26 by.STONEMAN 1月22日(月)21:00 BS-11(衛星第2) 『ゴースト ニューヨークの幻』('90 アメリカ) 監)ジェリー・ザッカー 主)パトリック・スウェイジ ※大ヒットしたファンタジックなラブ・ストーリー。ニューヨークで 陶芸家として活躍するモリーと銀行に勤めるサムは順風満帆の人生 を送っていたが、突然の悲劇が2人を襲い、サムは他界してしまう。 サムはモリーを思うあまり成仏できず、インチキ霊媒師の助けを借 りて幽霊になっても愛する彼女を必死に守ろうとするが、自分を殺 した犯人の魔の手がモリーに迫る。霊媒師役のW・ゴールドバーグ が、アカデミー賞助演女優賞を受賞。 1月23日(火)21:00 BS-11(衛星第2) 『オーロラの彼方へ』('00 アメリカ) 監)グレゴリー・ホブリット 主)デニス・クエイド ※オーロラの出現によってできた時空のゆがみから、30年の時を超 えて交流する父と息子のきずなを描いたヒューマン・ファンタジー。 消防士だった父の形見の無線機から突然聞こえてきた男の声は、信 じがたいことに亡くなる前のジョンの父フランクだった。フランク が救助活動中に亡くなる運命にあることを告げ、父を事故から救う ジョン。しかし、過去を変えたことによって思いもよらぬ未来が父 と息子を待ち受けていた…。 1月24日(水)21:00 BS-11(衛星第2) 『ソラリス』('98 アメリカ) 監)スティーブン・ソダーバーグ 主)ジョージ・クルーニー ※「タイタニック」のジェームズ・キャメロンが製作を務め、「トラ フィック」のスティーブン・ソダーバーグが監督・脚本・撮影の三 役をこなして、スタニスワフ・レムの名作を新たに映画化した話題 作。謎にみちた惑星「ソラリス」を探査する宇宙ステーション“プ ロメテウス”の科学者グループが突然、地球との連絡を絶った。真 相究明のため、心理学者のクリス・ケルヴィン博士(ジョージ・ク ルーニー)が調査を始めるが…。 1月25日(木)21:00 BS-11(衛星第2) 『アイリス』('01 アメリカ) 監)リチャード・エア 主)ジュディ・デンチ ※イギリスを代表する女流作家アイリス・マードックと夫ジョンの半 生をつづったラブ・ストーリー。大学時代、自由奔放に過ごしてい たアイリスは、純粋なジョンと出会い、次第にひかれていく。2人 は結婚し、アイリスは作家として大成、平和な老後を迎えていたが、 やがて彼女は認知症となる。ジョンは、くじけそうになりながらも 懸命に妻を支える。老後のジョンを演じたジム・ブロードベントは アカデミー助演男優賞に輝いた。 ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本 <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch 1月21日(日)22:00 『イントゥ・ザ・サン』('05 アメリカ) 監)ミンク 主)スティーヴン・セガール ※大阪に住んだこともある合気道の達人で、日本語が使える珍しいハ リウッド・スター、セガールにとっての「ブラック・レイン」とい うべき野心作が本作。米国から東京に来たCIA(CIA出身と噂 されたこともあるセガール)とFBI(「ブルークラッシュ」のM ・デーヴィス)のコンビが、東京で国際派ヤクザ(「世界の中心で、 愛をさけぶ」の大沢たかお)と対決。英語と日本語がごちゃ混ぜに なった会話など、結果的にB級のスケールに収まったのはご愛嬌と はいえ、欧米人から見たアジアのエキゾチズムが散見でき、独特な ムードは特筆もの。 <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch 1月21日(日)21:00ほか 『真夜中まで』('99 日本) 監)和田誠 主)真田広之 ※ジャズ・トランペッターの守山にとって、今夜は憧れのジャズマン が彼のステージを聞きに来る特別な夜…になるはずだった。だが守 山は事件に巻き込まれ、外国人ホステスと逃走するはめに。果たし て彼はステージ開演までに戻れるのか?!和田誠が監督のみならずオ リジナル脚本も手がけたファンタジー。 ********************************************************************* ■編集後記 ☆12月にあった第2回映画検定の4級に受験したのですが、無事合 格しました。まあ4級ですからねぇ合格して当然ですが(笑)今年もア カデミー賞の授賞式の中継はWOWOWだそうですね。司会はなんと キムタクだとか…。来週にはノミネート発表があるので、オスカー予 想クイズをお楽しみに。 ***************************************************** http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/movie/2699/ ↑BBS携帯用入口(※iモード・ボーダフォンlive!・ezウェブ対応) http://jbbs.livedoor.jp/movie/2699/ ↑BBS入り口(PC用)2ちゃんねる方式スレッドBBS http://stoneman.air-nifty.com/ ↑石男的ブログ(コメント大歓迎!) ***************************************************** ★ULCホームページ★ ≪定例チャット開催≫毎週金曜23時スタート! http://www.ulc-stone.com ***************************************************** ●○●○●読者ボランティア・ライター募集中●○●○● 映画の感想を投稿してくれるライターさんを募集中 mailmaga#ulc-stone.com(#を@に変えて下さい) ↑詳しくはこちらまでメールして下さい! ***************************************************** ======================================================================== ■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.382(2007/1/19) ■発行:ULC (Ushimitu Listeners Club) http://www.ulc-stone.com ■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city) ■問合せ先(ご意見ご感想も)> mailmaga#ulc-stone.com(#を@に変えて下さい) ■購読&解除はそれぞれの配信サービスにてどうぞ。 【まぐまぐ】ID:0000025922 http://www.mag2.com/m/0000025922.htm 【メルマガ天国】ID:490 http://melten.com/m/490.html 【メルマ!】ID:m00017409 http://melma.com/mag/09/m00017409/ 【MAGBee】ID:00000065 http://magbee.ad-j.com/mlm/index.php 【E-Magazine】ID:stoneman http://www.emaga.com/info/stoneman.html 【メイラックス】ID:MM3E96CCB3C7B20 http://www.mailux.com 【カプライト】ID:7594 http://kapu.biglobe.ne.jp/?GL |