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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.376(2006/12/8)  2006/12/08


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第376号*
  *■■■■■■■■■*2006/12/8       *
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                          ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第376号
  ■映画インプレッション『トゥモロー・ワールド』
  ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(272)
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.46)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.313)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『トゥモロー・ワールド』
  監督:アルフォンソ・キュアロン  主演:クライヴ・オーウェン 
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  ☆英国作家界の女王P.D.ジェイムズの「The Children of Men」を
  スペイン出身のアルフォンソ・キュアロン監督が描いた近未来SFで
  す。
  
  2027年。我々人類にはすでに18年間も子供が誕生していない。このま
  までは、そう遠くない日、地球を引き継ぐ者はすべて地上から消え去っ
  てしまう! 国家的事業に従事するセオは、人類の未来はおろか、自
  分の将来すら興味のない絶望を生きる男。しかし、彼は人類存続に関
  わる重要な鍵(キー)に接触する運命にあることを、まだ知らない…。

  東宝東和がかなり出資したせいか、仰々しい宣伝で『アルマゲドン』
  や『デイ・アフター・トゥモロー』みたいな映画のように宣伝したの
  が残念ですね。何はともあれ賛否が分かれる作品ではありますが、私
  はこういう世界観は好きです。

  爆弾テロや銃撃戦のリアルさは凄いです。特に今回はカット割をしな
  い長回しに拘った構成でレンズに返り血がついてもそのまま主人公を
  追い続けるカメラの臨場感は素晴らしいとしかいいようがありません。
  カット割してても気づかないように最新のデジタル処理で繋いでいる
  ようですね。今までにない出産シーンのカット割りにもVFXが使わ
  れて印象に残りました。

  音響効果も見事で、「プライベートライアン」ばりに音でも驚かされ
  ました。特に途中で主人公が靴を失くして仕方なくビーチサンダルを
  履くシーンがあるのですが、緊迫したシーンにも係らずそのビーチサ
  ンダル独特のペタペタという音がしていたのが印象的でした。  

  作品公式サイト http://www.tomorrow-world.com/
   
  STONEMAN推薦度★★★★ ビーチサンダルは危険だ度★★★☆
                                (10点満点:★=2点・☆=1点)

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■おやぢ幹のお気楽DVD日記(272)
   最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評
   http://homepage2.nifty.com/mikisan/
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 「ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン」★★★  2006/6/17公開 
  ヒップホップ界のカリスマ“50セント”の自叙伝映画に自ら主演。 
  麻薬がらみの底辺の世界からラップで一旗上げるまで色々ありました。
 
 「2番目のキス」★★★☆   2006/7/8公開 
  去年公開された同じくドリュー・バリモア主演の「50回目のファ
  ースト・キス」にひっかけての邦題だがこりゃ酷い。
  今年の邦題ワーストNo1(^_^;) 
  熱狂的レッド・ソックスファンいわゆるヲタクの彼氏を持つとって
  言うラブコメディ。 レッドソックス入団の松坂大輔、岡島は必ず
  観ておいたほうが良いですよ。 
  ヤンキースの松井のホームラン実況ラジオが流れる(笑)
 
 「ブレイブ ストーリー」★★★☆  2006/7/8公開
  宮部みゆきの小説をアニメ化。 原作読んでいないのですが良い話
  だとは思いますが、この手はもうちょっと(^_^;)
  松たか子の声はこのアニメの主人公には適役だとは思うが。
 
 「森のリトルギャング」★★★ 2006/8/5公開 2006年アメリカ
  「シュレック」のドリームワークス製作のCG擬人化動物アニメ。 
  この手はもうちょっと(^_^;) 

 「超能力学園WXY」★★     2001年アメリカ 日本未公開
  高校生の男の子が超能力を身につけてしまい超エロ暴走する。
  演技がしっかりしているのでそれなりに見れるがちょと過激(^_^;) 

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■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol. 46) by TAK・G
 『イカとクジラ』
 監督:ノア・バームバック  主演:ジェフ・ダニエルズ
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  ☆80年代アメリカ、富裕層の一家庭の崩壊を『ライフ・アクアテ
  ィック』の脚本を手がけたN・バームバック監督が描くドラマ。

  父バーナード・バークマン(J・ダニエルズ)はスランプ気味の作
  家、母ジョーン(ローラ・リニ−)は新鋭作家。二人の心のすれ違
  いから離婚問題が勃発し、息子達ウォルト(J・アイゼンバーグ)
  とフランク(O・クライン)は、学校で問題を起こしてしまう。そ
  の兄弟の心の葛藤が繊細に描かれている。子供たちは親以上に人間
  的且つ大人でコミカルに演出され、親に酷似した性質もユーモラス
  に表されている。シニカルなストーリーにも関わらず、密かに笑え
  る。とにかく、バークマン家の心の複雑さがあからさまにシビアな
  言葉や行動にストレートに表され、時として聞き逃しそうにもなる
  辛辣な台詞で微妙に心を揺るがされる。

  スティーブン・キングに「なんて恐ろしい映画なんだ」と言わせる
  ほどの映画であり、現代社会における家庭の神妙さをあからさまに
  描いている。この監督N・バームバックの洗練された脚本が、アカ
  デミー脚本賞にノミネートされる他、数々の賞を獲得している。

  お涙ちょうだいものではなくて、微妙にウッディ・アレン調のNY
  舞台で台詞が楽しめる映画。また、音楽がまた興味深い・・・ピン
  クフロイドはマニアックだけれど、カーズの名作『ドライブ』がウ
  ォルトと彼女のラブシーンで流れるなんて、センスいい!!あとで
  もう一度、会話を楽しむのに、じっくり見る価値あり。満足度高!

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■石男的衛星電影案内(Vol.313)12/9〜12/15 by.STONEMAN

  ☆今週も海外ドラマ特番です。日中には没後50年・溝口健二特集を
   放送しています。 

  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
   12月10日(日)20:00
  『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』('05 アメリカ) 
   監)マイク・ニューウェル 主)ダニエル・ラドクリフ
  ※J・K・ローリングの児童小説を基にしたメガヒット・ファンタジー
   第4弾。原作同様、映画も7部作が予定されており、今回はその中
   間点。内容的にもハリーの宿敵ヴォルデモートの復活が描かれるター
   ニングポイントとなった。冒頭に描かれるクィディッチのW杯、そ
   して主筋となるホグワーツと外国の魔法学校との対抗戦など、世界
   観もますます広がりを見せる。成長したハリーたち主要キャラクター
   の青春模様や、彼らを演じるD・ラドクリフら若手俳優の姿も見ど
   ころ。監督は「フォー・ウェディング」の英国人M・ニューウェル
   が抜擢された。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
   12月10日(日)21:00ほか
  『破線のマリス』('99 日本) 
   監)井坂聡 主)黒木瞳
  ※ニュース番組の辣腕編集者・瑤子のもとに、ある官僚から贈収賄事
   件を内部告発する1本のビデオテープが持ちこまれた。瑤子はそれ
   をもとに番組を作るが、その映像はヤラセだったことが発覚する…。
   江戸川乱歩賞を受賞した野沢尚の同名小説を本人が脚色、テレビ報
   道の欺瞞と原罪を問いかけた異色サイコ・サスペンス。

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■編集後記
  ☆そろそろ正月映画が出揃ってきましたね。逆に見る映画がなくて困
  る時期でもあります。正月らしくないなんだか重い映画が多いですね。
  明るい映画は『オープンシーズン』位ですかね。

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