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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.370(2006/10/27)  2006/10/27


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第370号*
  *■■■■■■■■■*2006/10/27      *
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                          ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第370号
  ■映画インプレッション『スネーク・フライト』
  ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(267)
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.40)
  ■先取り☆Cinema(No.10)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.307)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『スネーク・フライト』
  監督:デイヴィッド・エリス   主演:サミュエル・L・ジャクソン
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  ☆『デッド・コースター』や『セルラー』で観客を驚かせた監督が、
  今度は空を舞台にヘビで驚かせてくれました。単なるバカ映画的題材
  に65億円も投じたニューラインも凄いとしか言いようがありません。
  
  ハワイのオフロードをバイクで走っていたショーンは、偶然、大物ギャ
  ングのキムが検事を殺している現場を目撃してしまった。目撃者を消
  すため組織の魔の手が迫るが、ショーンはFBIエージェント・フリ
  ンの助けで危機を脱する。そしてショーンはフリンの護衛のもとロス
  へと向かい、キムの悪事を証言することに。2人は民間の航空機へと
  乗り込むが、それを察知したキムは、航空機に“暗殺者”大量の毒ヘ
  ビを送り込むのだった…。

  本当に小学生が考えそうなプロットを大の大人がマジメに100分の
  映画にしてしまったスタッフに脱帽です。一発ネタなだけによくも最
  後まで飽きさせなかったのは素晴らしいです。ドリフのコントなみに
  定石通りの展開が逆に心地よくて笑えました。結構グロいシーンもあ
  るので全米ではR−15だったようですが、何故か日本では一般映画
  だったりします。

  既に大御所にも係らず、こんなバカな映画に率先して出演しているサ
  ミュエル・L・ジャクソンは本当にノリノリで楽しんで演じていまし
  た。脳味噌空っぽにして、大笑いして突っ込みながら鑑賞するのが、
  本作品の正しい観方だと思います。ヘビ嫌い&犬好きにはちょっとへ
  ビーな映画かもしれませんが、オススメの1本です。  
    
  作品公式サイト http://www.movie-eye.com/snake/
   
  STONEMAN推薦度★★★☆ 色んな意味でサービス度★★★☆
                                (10点満点:★=2点・☆=1点)

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■おやぢ幹のお気楽DVD日記(267)
   最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評
   http://homepage2.nifty.com/mikisan/
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 「テニスの王子様」★★★☆     2006/5/13公開
  テニスが趣味の私。原作がテニスアニメですからどんなになるのか
  ちょっと心配でしたが、原作の雰囲気もこわさずまずまず。 
  洋画も含めて映画に出てくるテニスシーンは情けないものばっかり
  ですがこの主役越前リョウマ役(本郷奏太)は合格。テニスの試合
  でこういうジュニア上がりの憎たらしい小僧がいるんですよ(笑)
 
 「夢駆ける馬ドリーマー」★★★☆   2006/5/27公開
  骨折した馬が奇跡の復活を助ける少女とその家族愛もの。 動物&
  子供のひきょうではありますがええ話。
  もう少し厳しい世界だと思いますが。 ダコタ・ファニング(娘)
  カート・ラッセル(父親)親子はなかなか。 

 「RENT/レント」★★★★☆       2006/4/29公開 
  「ホーム・アローン」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のクリス
  ・コロンバス監督作品。ピュリッツァー賞も獲得したブロードウェ
  イの大ヒットミュージカルの映画化のミュージカル映画。
  1年=60分×24時間×365日=525600分のオープニング
  曲を始めミュージカル音楽全てが素晴らしかった。
  サントラ版が欲しい〜! 映画としてはつまらないかもしれません
  がミュージックビデオとして最高! 

 「県庁の星」★★★★          2006/2/25公開
  石坂浩二の悪議員役、佐々木蔵之介が石坂浩二に付くのか付かない
  のかとまるで“白い巨塔”平成版と思いきや“白い巨塔”の演出の
  西谷弘映画初監督作品でした。 
  織田裕二&柴崎コウ主演もどこかで見た感じで違和感がないのは私
  としては良かった。 もうちょっと爽快なエンディングでも良かっ
  たと思うが次作への複線か? 

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■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol. 40) by TAK・G
 『サンキュースモーキング』
 監督:ジェイソン・ライトマン 主演:アーロン・エーカット
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  ☆ニック(A・エッカート)は、タバコのPRのため、アメリカの世
  相に反しながらも敵対する言葉を翻してきた。さらには、ハリウッド
  の映画中でタバコをPRする企画を思いつき・・・。そんな父を疎ま
  ず、まさに父の血を引いたかのように、ディベートをうまく交わす息
  子のジョーイ(キャメロン・ブライカー)は、『記憶の棘』でも大人
  顔負けに好演している。

  会長役にロバート・デュバル、映画界ディレクター役にロブ・ロウ、
  上議員役にウィリアム・H・メイシ−・・・と、往年の大スターがお
  もしろく演じている。特に、ロブ・ロウが着物をまとってワイングラ
  スを掲げ、セレブな部屋の窓辺でニックと電話で密談する様は苦笑す
  る。やたらと日本通をかもし出そうとする中に、女性用着物をガウン
  として真剣にまとっているのは、実は製作サイドも女性ものと知らず
  の使用だったらしい。

  なぜか、トム・クルーズ夫人のケイト・ホームズがすごくえぐい役を
  こなしている。ニックを取材するジャーナリストなのだが、色仕掛け
  で情報を仕入れようとしたり、“えっ?トム、こんなこと奥方に演じ
  させるのOKなんだぁ”と、思わず、つぶやいてしまうようなシーン
  もチラホラ。

  とにかく、細かく笑いがちりばめられ、ディベート大好きなアメリカ
  らしい映画だが、たくさんの台詞をあまりの早口調で英語を聞き取る
  にも早いし、字幕を読むにも追いつけないほどのスピード感で、テン
  ポが小気味いい!タイトルのわりに、タバコを吸うシーンが一つもな
  かったこともインパクトがある。

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■先取り☆Cinema(No.10) by 奈津子
  『父親たちの星条旗』(10/28より全国公開)
  監督:クリント・イーストウッド 
  出演:ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード他
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  ☆第2次世界大戦での硫黄島の攻防戦を、日米双方の視点から描いた
  クリント・イーストウッド監督の意欲作です。今週末公開されるのは
  その第1弾で、硫黄島の山頂に掲げられた星条旗を巡る1枚の写真に
  翻弄された帰還兵の姿が描かれています。スピルバーグが制作総指揮
  に名を連ねているだけあって、冒頭の硫黄島上陸シーンはまるで「プ
  ライベート・ライアン」を彷彿とさせる様なド迫力。ただ、その激し
  い戦闘シーンは少々描写が生々しすぎる気も。第2次世界大戦で最も
  悲惨な戦いをリアルに表現する為とは言え、直視するには耐え難いも
  のがありました。

  しかし、この作品のテーマは激しい戦闘でもなければ、劇的なアメリ
  カの勝利でもありません。たたった1枚の写真によって英雄に仕立て
  られ、その後の人生を大きく変えられてしまった3人の兵士の姿を通
  して見えてくるのは、戦争のむごさと政治的あざとさ、愚かさ、そし
  て虚しさでした。戦争大国であり、誰よりもヒーローを好むアメリカ
  国民への、いわばアンチテーゼとでも言うべきでしょうか。イースト
  ウッド監督の強固な反戦メッセージがひしひしと伝わってきました。

  唯一残念だったのは、前半物語の視点が入り乱れ、時間軸がひっきり
  なしに前後していた点です。物事の事実関係が掴み辛く、ストーリー
  の全体像を把握するのに時間がかかってしまったのが惜しまれます。
  もっとスッキリ描かれていれば、より一層彼らの苦悩が浮き彫りにな
  ったと思うのですが・・・。何はともあれ、よくあるヒロイックな戦
  争映画とは明らかに一線を画したこの作品。戦争の意義を深く考えさ
  せられる、見事な社会派ヒューマンドラマに仕上がっていました。日
  本側の視点で描かれた『硫黄島からの手紙』も、是非足を運んでみた
  いと思います。

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■石男的衛星電影案内(Vol.307)10/28〜11/3 by.STONEMAN

   10月30日(月)20:00 BS-11(衛星第2)  
  『潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ』('93 アメリカ)
   監)ランダ・ヘインズ 主)ロバート・デュバル
  ※仕事を引退し、悠々自適だが孤独な暮らしを送るふたりの老人が、
   偶然の出会いから生まれた友情によって再び人生を輝かせていく様
   を描いた感動作。ベーコンサンドを持って海辺の公園へ行くのが日
   課の元理容師ウォルターは、海の男だったフランクと出会い、ベー
   コンサンドを作ってくれるウエイトレスのいるレストランへ一緒に
   行くことになり…。ブレイク前のサンドラ・ブロックがウエイトレ
   ス役で出演。

   10月31日(火)20:00 BS-11(衛星第2)  
  『アイリス』('01 アメリカ)
   監)リチャード・エア 主)ジュディ・デンチ
  ※イギリスを代表する女流作家アイリス・マードックと夫ジョンの半
   生をつづるラブ・ストーリー。大学時代、自由奔放に過ごしていた
   アイリスは、純粋なジョンと出会い、次第にひかれていく。2人は
   結婚し、アイリスは作家として大成、平和な老後を迎えていたが、
   やがて彼女は認知症となる。ジョンは、くじけそうになりながらも
   懸命に妻を支える。老後のジョンを演じたジム・ブロードベントは
   アカデミー助演男優賞に輝いた。

   11月1日(水)20:00 BS-11(衛星第2)  
  『過去のない男』('02 フィンランド)
   監)アキ・カウリスマキ 主)マルック・ペルトラ
  ※フィンランドの鬼才アキ・カウリスマキ監督が、何もかも奪われ、
   記憶までも失った男が見知らぬ人々とのふれあいの中で自己を再生
   していく様を描く。列車に乗って夜の町へと降り立った一人の男。
   暴漢に襲われてひん死の重傷を負うが、港湾のコンテナに住む一家
   に助けられ、新しい生活を始める。カンヌ映画祭で最高賞パルム・
   ドールに次ぐグランプリと主演女優賞の二冠を獲得したほか、世界
   各国の映画祭で多数の賞を受賞した。

   11月2日(木)20:00 BS-11(衛星第2)  
  『オール・アバウト・マイ・マザー』('98 スペイン)
   監)ペドロ・アルモドバル 主)セシリア・ロス
  ※「トーク・トゥ・ハー」がアカデミー脚本賞を受賞、最新作「VO
   LVER」(※原題)がカンヌ映画祭脚本賞と主演女優賞を受賞す
   るなど目覚ましい活躍を見せるペドロ・アルモドバル監督作。女手
   ひとつで育てた17歳の息子を目の前で亡くした女性が、別れた夫
   を探しながら様々な人生を抱えた人々と関わり、生きる希望を見出
   していく過程を力強く描く。アカデミー外国語映画賞、カンヌ映画
   祭監督賞などを受賞、各国で絶賛された。

  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
   11月2日(木)22:00
  『蝉しぐれ』('05 日本) 
   監)黒土三男 主)市川染五郎
  ※「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」等、近年次々と原作が映画
   化され、日本映画界に再び時代劇ブームをもたらしている人気作家、
   藤沢周平。その彼の珠玉の小説群の中でも最高傑作の呼び声高い
   「蝉しぐれ」を、かつてTVドラマ版の脚本も手がけた黒土三男が、
   今回は自ら監督も兼ねて映画化。四季折々の美しい風景を織り交ぜ
   ながら、藤沢周平独特の人情世界をじっくりと描き出した。主演は、
   「阿修羅城の瞳」の7代目市川染五郎。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
   10月29日(日)21:00ほか
  『銀のエンゼル』('04 日本) 
   監)鈴井貴之 主)小日向文世
  ※北海道の田舎町にある一軒のコンビニエンスストア。オーナーの北
   島昇一は、妻に店も娘の教育も任せっきりの気ままな毎日を送って
   いた。だが、妻の交通事故をきっかけに、彼の毎日はガラリと変わっ
   てしまう。鈴井貴之監督第3作。北海道のとあるコンビニを舞台に、
   店のオーナーとその家族愛を通して、店に集まる人々のふれあいを
   描いたハートウォーミング・ドラマ。北海道三笠市出身の小日向文
   世が映画初主演。 
   
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■編集後記
  ☆本日(10/27)、日テレで「デス・ノート(前編)」を放送してい
  ましたね。ビデオ発売より早く地上波で放送するとは、非常に珍しい
  事ですね。日テレの後編を当てようとする並々ならぬ意欲が垣間見れ
  ますね。金子修介監督としても本シリーズは、興行成績的にも最高に
  なるでしょうね。こんな大作を撮りながら『神の左手、悪魔の右手』
  みたいな低予算作品も撮るところが良いですね。
  
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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.370(2006/10/27)
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