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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.367(2006/10/6)  2006/10/06


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第367号*
  *■■■■■■■■■*2006/10/6       *
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                          ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第367号
  ■映画インプレッション『涙そうそう』
  ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(264)
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.37)
  ■先取り☆Cinema(No.9)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.304)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『涙そうそう』
  監督:土井裕泰 主演:妻夫木聡、長澤まさみ
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  ☆『いま、会いにゆきます』の土井裕泰監督が森山良子が亡き兄への
  思いを込めて詞を書いた名曲「涙そうそう」をモチーフに兄妹愛を描
  いた感動作です。
  
  いつか自分の店を出したいと夢を抱いて那覇の市場や居酒屋で朝から
  晩まで元気いっぱい働く洋太郎。そんな彼にとって自分の夢より何よ
  りも優先すべきは大切な妹・カオルの幸せ。まだ幼い頃、どんなこと
  があっても妹を守ると母と交わした約束を忘れることはなかった。そ
  の妹が高校進学を機にオバァと暮らす島を離れ、洋太郎と一緒に暮ら
  すことになる。久々に再会したカオルの美しく成長した姿に洋太郎は
  動揺を隠せない…。

  兄貴があまりにも善人過ぎて不幸な運命な分、最後の手紙が涙を誘い
  ます。妻夫木聡は善人が似合いますね。しかし、なんと言っても長澤
  まさみ表情が素晴らしいです。あんなに可愛くて素直な妹がいれば誰
  だって頑張りますね。みのもんたや明石家さんまのハートを掴んで離
  さない親父キラーぶりも発揮してますね。

  沖縄映画というジャンルが確立してきたような気がしますが、長澤ま
  さみは『深呼吸の必要』で既に沖縄映画に出演していましたね。蒼井
  優主演の『ニライカナイからの手紙』は母子愛で手紙がテーマでした
  がこの作品と通じるものを感じました。土井監督はエンドロールの見
  せ方が毎回上手いです。
    
  作品公式サイト http://www.nada-so.jp/
   
  STONEMAN推薦度★★★☆ 鼻つまみ度★★★☆
                                (10点満点:★=2点・☆=1点)

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■おやぢ幹のお気楽DVD日記(264)
   最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評
   http://homepage2.nifty.com/mikisan/
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 「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」★★★★ 2006/4/15公開
  2005年イギリス/アメリカ/フランス
  エマ・トンプソン脚本・主演の家族愛魔女ファンタジーコメディ。 
  監督は「ウェイクアップ!ネッド」のカーク・ジョーンズ。
  コリン・ファースも不器用な役はぴったりんこ。
  子供向けの作りだがしみじみと深く来ました。
  
 「すべてはその朝始まった」★★★★ 2005年アメリカ 日本未公開
  クライブ・オーウェン主演。ジェニファー・アニンストン、ヴァン
  サン・カッセル共演 愛妻、愛娘の為に真面目に働くサラリーマン
  がふとしたきっかけで火遊びが罠にはめられ、脅される。 
  ジェニファー・アニンストンがコメディでなくシリアスで影のある
  演技にびっくり! ヴァンサン・カッセルは「ドーベルマン」様の
  怖いくらいにキレのある役はぴったりんこ。

 「ロンゲスト・ヤード」★★★★ 2006/4/29 2005年アメリカ
  アダム・サンドラー主演 プリズン(刑務所)アメフトもの。
  アメフトのスターQBが八百長疑惑で執行猶予中、恋人の車で騒動を
  起こし刑務所に。 看守セミプロフットボールチームと囚人チーム
  が練習試合となるスポコンコメディ。ボブ・サップが囚人役で出演。
 
 「マインドハンター」★★★☆ 2006/2/25公開 2004年アメリカ
  「ダイ・ハード2」のレニーハリソン監督作品。
  クリスチャン・スレーターが最初から飛ばしているので主役か思い
  きや、ヴァル・キルマーがいやらしく次の主役と思いきや・・・
  プロファイラー(心理分析官)を目指すFBI捜査官が最終研修で
  無人島へ研修のはずが次々と予告殺人が起きて犯人は誰?の疑心暗
  鬼がさらに状況を悪くする。  

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■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.37) by TAK・G
 『サムサッカー』
 監督:マイク・ミルズ   主演:ルー・プッチ
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  ☆親指をしゃぶる癖が17歳になってもいまだ抜けきらずにいるジャ
  スティン(L・プッチ)の悩めるティーンエージャーの目を通して、
  彼自信と彼を取り囲む人々のかかえる葛藤、苦難、寂しさ、悩みを繊
  細に描き出している。

  ニューエイジにはまっている歯科医ペリー(K・リーブス)と家族の
  ように接し、催眠術によってジャスティンの癖を止められたのは良か
  ったけれど、不安の解消ができなくなったジャスティンはADHD
  (注意欠陥多動性障害)と診断され、その処方箋に依存するようにな
  り、ディベートクラブでの活躍は素晴らしいものとなる。しかし、同
  級生に“ドラッグとかわらない”と忠告され、青春真っ只中の悩める
  ジャスティンは、次にはマリファナに依存していく・・・。

  エリオット・スミスの軽やかでやさしいサウンドトラックが心をくす
  ぐる中、L・プッチの初々しい演技は賞賛されるべく、サンダンス映
  画祭の他、ベルリン映画祭やストックホルム映画祭でも賞を獲得し、
  将来有望な若手俳優である。また、本作でエジンバラ国際映画祭の新
  人監督賞を獲得した、M・ミルズは、ビースティボーイズ、モービイ
  等のビデオ・クリップをコラボレーションし、ヴィジュアル・アーテ
  ィストの彼の初の長編映画作品である。彼の映像の色彩や感覚は、ビ
  デオ・クリップとのそれとは違い格段とソフトで、ほのかにやさしい
  映画に仕上がっている。

  ペリーが最後につぶやく“The trick is living without answers.”
  に、感銘するでしょう。

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■先取り☆Cinema(No.9) by 奈津子
  『ワールド・トレード・センター』(10/7より全国公開)
  監督:オリヴァー・ストーン 
  出演:ニコラス・ケイジ、マイケル・ペーニャ他
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  ☆世界を震撼させた9.11の同時多発テロを舞台に、倒壊したワー
  ルド・トレード・センターの瓦礫の下から奇跡的に生還した、2人の
  警官の実話を元にした作品です。実話とは言えそこはハリウッド映画
  ですから、当然お得意の迫力ある映像で、愛国精神に満ち溢れた大感
  動作に仕上げているとばかり思っていましたが、意外にもドキュメン
  タリータッチの地味な作品でした。

  テロリストを露骨に批判するわけでもなければ、警官や消防隊員を過
  剰に英雄として描くわけでもなく、ただひたすら死に直面した人間の
  苦しみと恐怖、そして家族の絆を描こうという誠実な姿勢はとても好
  感が持てます。しかし物語をパーソナルな部分に絞ってしまったが故
  にスケール感が失われ、残念ながらエンターテイメント作品としては
  やや物足りない印象を受けました。

  もちろんニコラス・ケイジ、マイケル・ペーニャ共に身体を張っての
  熱演でしたが、「ニコラス・ケイジ」「警官」と聞いて劇的な救出劇
  を期待して見に行くと、思いっきり肩透かしを喰らうかもしれません。
  ビルの倒壊に巻き込まれてから救出されるまでの耐え難い苦しみは、
  非常にリアルで生々しい息使いが伝わって来るものの、迫力や盛り上
  がりという点では今ひとつと言ったところ。またタイトルの割りには
  9.11の要素が乏しかったのも残念でした。主人公達だけの世界を
  切取ってしまうのではなく、もっと広い視点で描いた方がよりドラマ
  性のある深い作品になったと思うのですが・・・。

  とは言え、狂おしい不安に苛まれながらも彼らの生還を信じて必至に
  支え合う家族の姿には、自然と涙がこぼれてしまいます。やはり実話、
  それもたった5年前の出来事という事で、当時ニュースで見た衝撃映
  像が鮮明に脳裏に蘇り、当然の事ながらリアリティと臨場感はさすが
  でした。家族愛のドラマとしては、十分に感動できる作品だと思いま
  す。

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■石男的衛星電影案内(Vol.304)10/7〜10/13 by.STONEMAN

   10月10日(火)20:00 BS-11(衛星第2)  
  『勝利への旅立ち』('86 アメリカ)
   監)カーター・デ・ヘイヴン 主)ジーン・ハックマン
  ※高校のバスケット部を舞台に、多彩な人間模様と輝かしい青春を描
   いた感動のスポーツドラマ。1951年、インディアナ州の小さな
   町にある高校のバスケット部に、かつてはニューヨークの名門チー
   ムのコーチだったノーマン(G・ハックマン)がやってくる。しか
   し主力選手を欠き、やる気をなくしていたバスケット部に、ノーマ
   ンは型破りな指導を行い、町の人々の反感をかってしまう。

   10月11日(水)20:00 BS-11(衛星第2)  
  『エッジ・オブ・アメリカ』('03 アメリカ)
   監)クリス・エア 主)ジェームズ・マクダニエル
  ※アメリカ先住民のクリス・エア監督による実話をもとにしたスポー
   ツ感動作。アフリカ系アメリカ人のケニーは、先住民居住地域にあ
   る高校の英語教師として採用され、はるばるユタ州にやってきた。
   きずなの固い先住民の町での生活に最初は苦労するが、女子のバス
   ケットボール・コーチとなり、生徒たちの問題と向き合いながら弱
   小チームを鍛え上げていく。州大会を勝ち進んだチームはやがて決
   勝に進出、強豪チームに挑む。

   10月12日(木)20:00 BS-11(衛星第2)  
  『空中ぶらんこ』('56 アメリカ)
   監)キャロル・リード 主)バート・ランカスター
  ※「第三の男」で知られる名匠キャロル・リードがサーカスの花形、
   空中ブランコに生きる人々の人間模様を描く。サーカス団に新しく
   加わったティノは、昔の花形芸人マイクとローラの3人で、空中ブ
   ランコのトリオとして人気を博す。ティノはローラに恋心を抱くが、
   彼女はマイクに心ひかれていた・・・。バート・ランカスターがベ
   ルリン映画祭主演男優賞に輝いた。

  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
   10月12日(木)22:00
  『スクラップ・ヘブン』('05 日本) 
   監)李相日 主)オダギリジョー
  ※前作の「69 sixty nine」では、1969年の高校生たちのスコーンと突
   き抜けた破天荒な青春像を明るく軽快に活写し、一躍好評を得た李
   相日監督。その彼が本作では一転して、一向に先の見えない閉塞し
   た日常生活の中で、不安や焦燥、鬱屈した怒りを募らせ、やがて奇
   抜な憂さ晴らしゲームに身を乗り出していく現代の若者たちの姿を、
   やるせなさとほろ苦さをこめて切実に描写。オダギリジョーら、3
   人の主役陣の鮮烈な演技合戦も見もの。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
   10月2日(日)21:00ほか
  『明日があるさ  THE MOVIE』('02 日本) 
   監)岩本仁志 主)浜田雅功
  ※宇宙開発に乗り出したトアール・コーポレーション。しかし参画す
   るのはエリート集団・営業1課。エリートコースから外れた浜田課
   長率いる営業13課の運命は…?CMから誕生し、日本テレビでド
   ラマ化、初回29%という視聴率を記録した作品の映画版。ダウン
   タウンの浜ちゃんを筆頭に、吉本興業のお笑い芸人が総出演したエ
   ンタメ・ムービー。吉本興業創業90周年記念、日本テレビ開局5
   0周年記念作品。
   
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■編集後記
  ☆明日から3連休の方も多いでしょうね。私は仕事だったりしますが
  …。天気も良くない地域も多そうなので、やはりシネコンは混みそう
  ですね。

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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.367(2006/10/6)
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