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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.366(2006/9/29)  2006/09/30


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第366号*
  *■■■■■■■■■*2006/9/29       *
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                          ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第366号
  ■映画インプレッション『フラガール』
  ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(263)
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.36)
  ■先取り☆Cinema(No.8)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.303)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『フラガール』
  監督:李相日  主演:松雪泰子
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  ☆『96』の李相日監督がストレートに描く炭鉱の女性たちがダンサ
  ーへと生まれ変わる物語です。
  
  昭和40年。エネルギーの需要は石炭から石油へとシフト、世界中の炭
  鉱が次々と閉山していた。そんな中、福島県いわき市の炭鉱会社は、
  地元の温泉を活かしたレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」の計
  画を進めていた。目玉となるのは、フラダンスのショー。早速、本場
  ハワイでフラダンスを学び、松竹歌劇団で踊っていたという平山まど
  かを東京から招き、地元の娘たちのダンス特訓を始める。しかし数世
  代も前から山で生きてきた住民は、閉山して“ハワイ”を作る計画に
  大反対。まどかや娘たちへの風当たりも強く…。
  
  ベタな話ですが、笑って泣けて元気の出る映画でした。松雪泰子の女
  っぷりも上がりました。初々しい蒼井優のダンス、久々に迫力の啖呵
  を富司純子を見せてくれるなど女優さんたちの見所満載です。特にコ
  メディリリーフだけかと思いきや南海キャンディーズのしずちゃんが
  泣かせる演技を見せてくれました。

  昭和40年という時代を見事に表現した種田陽平の美術も素晴らしく
  ジェイク・シマブクロの音楽も非常にマッチしていました。
  
  作品公式サイト http://www.hula-girl.jp/
   
  STONEMAN推薦度★★★★ 女性は強い度★★★☆
                                (10点満点:★=2点・☆=1点)

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■おやぢ幹のお気楽DVD日記(263)
   最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評
   http://homepage2.nifty.com/mikisan/
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 「トム・ヤム・クン!」★★★★☆ 2006/4/22公開 2005年タイ
  「マッハ!」の監督・主演コンビ、プラッチャヤー・ピンゲーオ&
  トニー・ジャーが密輸像を追ってオーストラリアで大暴れ。
  勢いとCG一切なしの格闘シーンは益々切れが増して凄い! 

 「トゥー・フォー・ザ・マネー」★★★ 2006/3/18公開 
  アル・パチーノ、マシューマコノヒー主演。 よくアメリカ映画で
  アメフトのどっちが何点差?と言う賭博シーンが出てきますが、
  その賭博の情報元もの。
  ちょっと馴染みがない世界ですので主役二人の熱演は感じるが… 

 「単騎、千里を走る。」★★★★ 2006/1/26公開 2005年中国/日本 
  チャン・イーモウ監督作品「HERO」「LOVERS」のような
  ワイヤーアクション&CG使いまくりではなく「初恋のきた道」様
  の中国の綺麗な風景と田舎の生活しみじみ系。
  高倉健さんを崇拝するチャン・イーモウ監督らしい描き方。
  日本での場面は日本が良く撮れてるなと思いましたら「鉄道員(ぽ
  っぽや)」の降旗康男監督でした。
 
 「恋人はゴースト」★★★★ 2005年アメリカ 日本未公開
  リース・ウィザースプーン主演のファンタジー・ラブコメディ。
  共演は「死ぬまでにしたい10のこと」のマーク・ラファロ。
  監督は「フォーチュン・クッキー」のマーク・ウォーターズ。 
  なんでビデオスルー? 「ゴースト/ニューヨークの幻」様の見え
  る人には見える。 「バス男(日本未公開DVDあり)」のジョン
  ・ヘダーキモかわいくいい味出てます。
 
 「ボビーとディンガン」★★★☆ 2005/11/26公開 
  2005年オーストラリア/イギリス
  貧しい鉄鋼の町の男たちが裸になった「フル・モンティ」のピータ
  ー・カッタネオ監督作品。 オーストラリアのオパールの発掘の
  田舎町、空想の友を信ずる下娘が病に、下娘の為に両親、兄が奔走
  する家族愛もの。発掘業は一攫千金だが、現実はなかなか厳しい。 

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■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol. 36)by TAK・G
 『セレブの種』
 監督:スパイク・リー  主演:アンソニー・マッキ−
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  ☆ジャックは、ハーバードでMBA取得の若くハンサムなエグゼクテ
  ィブ。会社の不正を告発したことから仕事を剥奪され、自らの精子を、
  子供をのぞむレズビアンたちに売るビジネスを始めてしまうのだが。

  ストーリーの本筋に、ウォーターゲイト事件をも絡ませ、社会派の匂
  いもする。セックス描写がハードだけれど嫌らしくなくスタイリッシ
  ュだし、CGを使った精子や卵子の表し様は笑いを誘う。出産シーン
  も生々しくアップに写しているにもかかわらず醜くない。“人間のリ
  アリティ”として描かれているからに違いない。予告編は、邦題『セ
  レブの種』に忠実なため、セックス描写が多く、性がテーマの映画と
  思わせるが、ウォーターゲイト事件を主人公のインサイダー取引疑惑
  に絡めたミックス・ジャンルの映画だ。

  映画のビギニングは、ドイツ系の研究者ドクター・シラー(ダーヴィ
  ッド・べネント)と主人公ジョン・ヘンリー・ジャック・アームスト
  ロング(A・マッキ−)の会話のたどたどしさと淡々とした感じのS
  ・リー監督の演出が、ウッディ・アレン風のようにも思えた。そして、
  研究者ドクター・シラーを演じたのは、見るからにあの『ブリキの太
  鼓』(1979)のオスカルではないか!!驚異的な出演者と演出で、初
  っ端から映画ファンの心にビートを贈るS・リーは、もしかして今、
  のっている?最近、撮るごとに違うスタイルでの作品が今回もおもし
  ろい。『25時』では、エドワード・ノートンを起用し、S・リーら
  しからぬ映画にも思え、今回は久々のエレン・バーキンやウディ・ハ
  レルソン、ジョン・タトゥーロ、モニカ・ベルッチ等の奇抜なキャス
  ティングでシニカルに描いている。

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■先取り☆Cinema(No.8) by 奈津子
  『涙そうそう』(9/30より全国公開)
  監督:土井裕泰
  出演:妻夫木聡、長澤まさみ、麻生久美子、塚本高史他
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  ☆歌手森山良子作詞による名曲『涙そうそう』をモチーフにして、血
  の繋がらない兄妹の深い絆を描いた温かくも切ない物語です。父の失
  踪と母の死によりたった2人だけの家族となった”兄ィニィ”と”カ
  オル”。ひたすら妹の幸せを願って働き続ける優しい兄に、押しも押
  されぬ若手人気俳優妻夫木聡が、そして兄の愛情を一心に受けすくす
  くと育った妹にはみずみずしい演技を見せる長澤まさみが扮し、切な
  くも爽やかな感動を与えてくれます。

  人一倍頑張り屋でとことんお人好しな”兄ィニィ”は、爽やかな笑顔
  が持ち味の妻夫木聡にピッタリ。登場シーンのやや浮き気味な演技も
  すぐに落ち着き、時に優しく時に厳しく妹に接する愛情深い兄を好演。
  その溢れんばかりの笑顔がラストで涙を誘います。一方の長澤まさみ
  も少女から大人の女性へと成長する過程を見事に演じ、ピュアな笑顔
  が印象的でした。ただ、主役2人に重点を置くあまり脇役の使い方が
  非常に勿体無かったのが残念。”兄ィニィ”こと妻夫木のバイト先の
  女将を演じた森下愛子はいい味を出していたものの、主人公の友人と
  いう定位置から今ひとつ抜け出せない感のある塚本高史はもとより、
  大森南朋や橋爪功と言った味のある役者の存在意義が薄いのが気にな
  りました。この辺りの役者の使いようによっては、もっとドラマに厚
  みが出たと思うのですが…。

  全体としてはストーリーが少々ベタで時代錯誤の感も否めず、故意に
  泣かせようとする演出が目に付き、残念ながら「涙そうそう」という
  程には泣けなかったのが正直なところ。それでも美しい沖縄の風景と
  名曲に誘われ、血の繋がりを越えた強い兄妹愛に、思わず涙がこぼれ
  てしまいました。ここは一つ、あまり斜に構えず純粋な気持ちでご覧
  になる事をお薦めします。

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■石男的衛星電影案内(Vol.303)9/30〜10/6 by.STONEMAN

   10月3日(火)20:00 BS-11(衛星第2)  
  『三匹の侍』('64 日本)
   監)五社英雄 主)丹波哲郎
  ※9月24日に亡くなった丹波哲郎さんをしのび、彼が男気あふれる
   浪人に扮した人気テレビシリーズの映画化作品を放送。浪人・柴左
   近は、旅の途中で凶作と悪代官の重税に苦しむ農民たちに出会う。
   農民たちは代官の娘を人質に年貢の軽減を訴えるほどだった。彼ら
   のために悪代官と闘うことを決意した左近は、平幹二朗、長門勇ふ
   んする2人の浪人侍を仲間にえて、壮絶な死闘へと身を投じていく。
   鬼才五社英雄監督による痛快娯楽時代劇。

  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
   10月1日(日)20:00
  『この胸いっぱいの愛を』('05 日本) 
   監)塩田明彦 主)伊藤英明
  ※「黄泉がえり」では、死者たちが死後の世界からこの世に蘇って来
   る様子を描いたのに対し、本作で原作・梶尾真治&監督・塩田明彦
   のコンビが描くのは、思いも寄らぬタイム・スリップによって20
   年前の過去の世界へと舞い戻ることになった登場人物たちの不思議
   な運命。トレンディ・ドラマでお馴染みの伊藤英明とミムラが主役
   カップルを務めるほか、勝地涼、クドカンこと宮藤官九郎、倍賞千
   恵子等々、多彩な顔ぶれの助演陣も見もの。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
   10月2日(日)21:00ほか
  『東京タワー』('04 日本) 
   監)源孝志 主)黒木瞳
  ※2組の人妻と青年の愛の行方を描いたドラマ。監督は本作が初の劇
   場用作品となる『失われた約束』の源孝志。江國香織による同名原
   作を基に、『南くんの恋人』の中園ミホと源監督が共同で脚色。撮
   影を「7月7日、晴れ」の袴一喜が担当している。主演は黒木瞳と
   岡田准一。日本テレビオリジナルムービー。
   
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■編集後記
  ☆いよいよ私の住む広島でも10月1日から地デジ放送が始まります。
  まあBSデジタル放送でHV放送を見ていたのでそれほど感慨深いも
  のはありませんが…。コピーワンスが面倒なので録画はまだ地アナか
  なぁ。

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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.366(2006/9/29)
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