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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.365(2006/9/22)  2006/09/22


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第365号*
  *■■■■■■■■■*2006/9/22       *
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                          ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第365号
  ■映画インプレッション『出口のない海』
  ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(262)
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.35)
  ■ホラ〜言ったじゃないの(No.18)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.302)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『出口のない海』
  監督:佐々部清  主演:市川海老蔵
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  ☆『半落ち』の横山秀夫と佐々部清のコンビが送る忘れてはならない
  戦争の虚しさを描いた作品です。
  
  時は1945年4月。青年が、一隻の潜水艦に乗り込んでいく。彼の名は
  並木浩二。戦況苦しい日本を前に、自ら志願した極秘任務を果たそう
  としているのだ。野球ボールを握る彼の胸に、思い出が去来する。高
  校時代、甲子園優勝投手として周囲の注目を集め、大学に進学したこ
  と。大事な肩を痛めたこと。しかし夢をあきらめなかった日々。そし
  て日米が開戦。同級生らが志願しはじめ、並木も海軍への志願を決め
  る。彼の任務は人間魚雷“回天”としての、敵艦への激突だった…。
  
  神風特攻隊は有名で、飛行機だけに派手なアクションも見れますが、
  人間魚雷・回天は、とにかく動きが地味なので戦争アクションを期待
  して見に行くと肩透かしでしょうね。実際、史実的にもあまり戦果は
  得られず、事故も多かったようです。そんな訳で、反戦映画として戦
  争の虚しさを強く印象付ける作品となりました。特にラストは意表を
  つくものでした。

  市川海老蔵の映画初出演作品にして初主演を堂々と務めていました。
  甘いマスクなので大学生に見えました。恋人役の上野樹里も今までと
  は違ったキャラを見せてくれました。
  
  作品公式サイト http://www.deguchi-movie.jp/ 
   
  STONEMAN推薦度★★★☆ 動く棺桶度★★★☆
                                (10点満点:★=2点・☆=1点)

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■おやぢ幹のお気楽DVD日記(262)
   最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評
   http://homepage2.nifty.com/mikisan/
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 「ターミネーター2018」★★★ 2004年スペイン 日本未公開
  シュワちゃんの“ターミネーター”とはまったく別もの。
  サイボーグ?(犬)に追われるってとこだけターミネーターもどき。
  はちゃめちゃなところが良いのか悪いのか? 

 「東京ゾンビ」★★☆   2005/12/10公開 
  「殺し屋1」脚本の佐藤佐吉、初長編監督作品
  浅野忠信、哀川翔主演。格闘技ゾンビもの。 小ネタは笑えた。
  まあ飽きずに最後まで見れましたが、はちゃめちゃなストーリーで?

 「ドリフト」★★ 2006/6/10公開 神野太監督作品
  柏原収史主演。街道ドリフト族もの。
  車のシーンは良く撮れてますが、演技は学芸会じゃないんだから(^_^;) 

 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」★★★★ 2006/3/11公開
  「ザ・フライ」のデヴィッド・クローネンバーグ監督作品。
  街のレストランで働く夫がレストラン強盗二人を見事に退治射殺し一躍
  街の英雄に。すると夫の昔を知るギャングがやってきて平穏な生活が…
  主演ヴィゴ・モーテンセン、共演エド・ハリス、ウィリアム・ハート。
 
 「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」★★★★ 2006/3/11公開
  トミーリー・ジョーンズ初監督作品。 アメリカ-メキシコの国境地帯
  でメキシコ人が射殺され亡骸を友人である主人公が射殺犯を無理やり
  連れて帰る。
  なかなかなんですけど、最後まで我慢して見れるかどうか・・・ 

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■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol. 35) by TAK・G
 『記憶の棘』
 監督:ジョナサン・グレイザー 主演:二コール・キッドマン
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  ☆二コール・キッドマンが、まさにクラシックハリウッド女優張りの
  顔が生きた『記憶の棘』。アン(N・キッドマン)は愛する夫ショー
  ンに先立たれ、なかなか新しい愛を受け入れられずに、すでに10年
  という月日が経っていた。ジョゼフに3年間求婚され続け、やっと決
  意できた矢先、「僕は、君の夫、ショーンだ・・・。」と、言って現
  われた10歳の少年(キャメロン・ブライト)。アンは、過去の思い
  を振り払おうとするが、少年は、ショーンしか知りえないこと伝えな
  がら、アンに徐々に接近していくのだった。アンの心の変化が微妙に
  見えてくる。この少年は、夫の生まれ変わりか、それとも・・・。

  監督はイギリス出身のジョナサン・グレイザー。マッシブ・アタック、
  ブラー、レディオヘッド等のプロモーション・ビデオで名声を上げて
  いる。70年代のヨーロッパ映画のような仕上がりで、映像が薄暗く
  荒いにもかかわらず、クリアだ。カメラ使いは、無音無声でパンの長
  いシーンが多々あり、事態の神妙さがより重々しく描かれている。音
  楽は、『真珠の耳飾りの少女』『シリアナ』『カサノバ』等も手がけ
  るアレクサンドル・デプラ。クラシカルな調べで、重厚なコンテンツ
  と映像を引き立たせる。

  やはり、二コールは、本作品や『ある貴婦人の肖像』『アザ−ズ』
  『コールドマウンテン』等の薄幸で寂しげな表情の役柄がよく似合う。
  今回は、ローレン・バコールのような往年の大女優との共演もあり、
  10歳にして異様な演技力を見せつけた少年役C・ブライトとの掛け
  合いは、みごとだった。また、彼の今後の活躍も楽しみで、『ウルト
  ラ・バイオレット』『X−MEN:ファイナルディシジョン』では、
  すでにその姿が見られる。


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■ホラ〜言ったじゃないの(No.18) by.おやっさん

 「輪廻」★★★
  http://www.j-horror.com/rinne/
  監督:清水崇
  出演:優香、椎名桔平、香里奈

  ☆オープニングロールがどこか古めかしくて、でもオドロしくてよい。
  音楽がかぶっているせいか、なんかメディアプレイヤーのスキンを見
  ているような気持ちにもなった。どうでもいいが優香ときて香里奈て。
  しりとりか。

  ホラー映画において怖がらせツールってのは色々あるけれど、不気味
  な2大怖いが出ていた。それは「人形」と「子ども」である。よく知
  らんが、清水監督のお家芸なのか「怖い子ども」って。

  しかし考えてみると「怖い」は至る所にある。彼の作品には生活に密
  着した恐怖とでもいおうか、ああっ「こんな時に!」ああっ「こんな
  出かた?」というのが詰まっている。改めて言う事じゃないが、彼は
 「怖い」を本当によく分かっているんだな。素敵なことね。

  35年前にホテルで起きた猟奇的な大量殺人事件を元にした映画が製作
  される事になり、俳優オーディションが行われる。若手女優である渚
  もこのオーディションを受け、合格し重要な配役をもらう事になるの
  だが、撮影前から奇妙な現象が彼女の周りに起きるのだった。

  ホラーに明るい人なら、前半の早い段階で「あっ!」と思うだろう。
  その「あっ!」は「分かったぞ!」の「あっ!」である。しかし展開
  が分かったからといって楽しめなくなるわけじゃなく、最後までちゃ
  んと怖かった。さすが清水監督。ただ山場が弱かった気がする。連続
  してドキドキさせたら、更によかったと思います(キダ・タローで)。

  そして主演の優香ちゃん。頑張ってました。絶叫と白目は、よかった
  と思います。自分を捨てれば尚によかったと思います。優香ちゃんは
  その演技よりも「首筋の辺がなんか怖い」だったと思います。

  椎名桔平演じる映画監督が出すスタートの掛け声が「アクション!」
  ではなく「はいっ!」だったのは大島渚への何かか。主人公の名前も
  渚だし。

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■石男的衛星電影案内(Vol.302)9/23〜9/29 by.STONEMAN

   9月25日(月)21:00 BS-11(衛星第2)  
  『シンシナティ・キッド』('65 アメリカ)
   監)ノーマン・ジュイソン 主)スティーブ・マックィーン 
  ※リチャード・ジェサップの同名小説の映画化。ニューオーリンズを
   舞台に、賭博師の世界を描いたN・ジュイソン監督の傑作。ポーカ
   ーの名手として自他ともに認める若き賭博師シンシナティ・キッド
   (S・マックィーン)は、ポーカー界に君臨する帝王ランシー(エ
   ドワード・G・ロビンソン)に、名人位をかけて勝負を挑む。心理
   的駆け引きがスリリングに描かれたポーカーゲームの場面は見もの。
   主題歌をレイ・チャールズが熱唱。
 
   9月26日(火)20:00 BS-11(衛星第2)  
  『ブリット』('68 アメリカ)
   監)ピーター・イエーツ 主)スティーブ・マックィーン
  ※重要証人の殺害事件を追求する敏腕刑事ブリットの活躍を描いて大
   ヒットした傑作アクション。アクション・スター、スティーブ・マ
   ックィーンが自ら独立プロを率いて製作しただけに、アクション描
   写の見事さ、特に坂の多いサンフランシスコを舞台にしたスピード
   感あふれるカー・チェイスの迫力が話題を呼んだ。アカデミー編集
   賞受賞。

   9月27日(水)20:00 BS-11(衛星第2)
  『華麗なる賭け』('68 アメリカ)
   監)ノーマン・ジュイソン 主)スティーブ・マックィーン
  ※大金強奪に情熱と才能を燃やす大金持ちの実業家と彼を追う保険調
   査員の攻防と恋のさやあてを描いた粋なクライム・サスペンス。綿
   密に練った銀行強盗計画を、自分の手は一切汚さず見事成功させた
   トーマス・クラウン。被害を受けた銀行の腕利きの女性保険調査員、
   ビッキーはクラウンに目をつけ接近していくが・・・。主題歌「風
   のささやき」がアカデミー歌曲賞を受賞。99年にピアース・ブロ
   スナン主演でリメークされた。

   9月28日(木)20:00 BS-11(衛星第2)
  『ゲッタウェイ』('72 アメリカ)
   監)サム・ペキンパー 主)スティーブ・マックィーン
  ※バイオレンス映画の鬼才サム・ペキンパーがS・マックィーンと組
   んだ本格アクション。町の銀行を襲い、奪った金を山分けするとい
   う悪徳政治家ベイノンとの裏取引により、刑務所を出所した銀行強
   盗のプロ、ドク。妻キャロルとベイノンが派遣した二人の殺し屋と
   ともに計画は実行されるが、仲間の裏切りにあった上、キャロルが
   ベイノンを射殺してしまう。警察と仲間双方から追われる身となっ
   たふたりの命がけの逃亡が始まった。
 
  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
   9月27日(水)19:55
  『四日間の奇蹟』('05 日本) 
   監)佐々部清 主)吉岡秀隆
  ※第1回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した浅倉卓弥のベ
   ストセラーを、「半落ち」の佐々部清監督が映画化した感動のファ
   ンタジー。落雷事故で重体に陥ったヒロインが、初恋の男性が娘の
   ように世話する少女と魂が入れ替わってしまい…。ヒロインと青年
   と少女、心に傷を負った3人それぞれの再生を描き出す。主演は「
   ALWAYS 三丁目の夕日」の吉岡秀隆と「解夏」の石田ゆり子。
   さらに少女役の尾高杏奈が見事な熱演を披露した。ほか西田敏行、
   松坂慶子らベテラン勢が脇を固める。ロケ地となった山口県角島の
   美景も見どころ。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
   9月24日(日)21:00ほか
  『現実の続き 夢の終わり』('00 日本) 
   監)チェン・イーウェン 主)水野美紀
  ※台湾マフィアの抗争に巻き込まれた恋人の死を確認するため、ただ
   一人台北へ渡った加奈子。復讐を誓った加奈子は過去に訣別し、拳
   銃を握った…。水野美紀の初主演作で、彼女のアクション女優とし
   ての魅力が光る。主題歌はTHE YELLOW MONKEY。
   
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■編集後記
  ☆今日は、『涙そうそう』を試写で見てきました。長澤まさみに萌え
  てきました(笑)ベタなお話ですが、泣けました。『ニライカナイから
  の手紙』とセットで見てもいいかもしれません。

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