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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.364(2006/9/15)  2006/09/15


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第364号*
  *■■■■■■■■■*2006/9/15       *
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                          ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第364号
  ■映画インプレッション『X−MEN:ファイナル ディシジョン』
  ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(261)
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.34)
  ■ホラ〜言ったじゃないの(No.17)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.301)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『X−MEN:ファイナル ディシジョン』
  監督:ブレット・ラトナー  主演:ヒュー・ジャクマン
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  ☆シリーズ3作目は『スーパーマン・リターンズ』のために降りてし
  まったブライアン・シンガーに代わって、『ラッシュアワー』のブレ
  ット・ラトナーが前作までの雰囲気を壊さず監督しました。
  
  ミュータントを導くための学校エグゼビア・スクールの主催者、チャ
  ールズ・エグゼビアはグレイ家を訪ねる。両親は、一人娘ジーンが病
  気だと思い世間に隠していた。しかし、彼女は世界最高のミュータン
  トパワーの持ち主のエグゼビアをはるかにしのぐ能力の持ち主だった。
  それから10年後。大企業ワージントン社の社長の息子、ウォーレンは、
  自分の背中に翼が生え始め、誰にも言えず悩んでいた。彼が自分の手
  で翼を切り落とし、手と体が血で染まっているのを父親に見られ、父
  親は息子がミュータントであると確信する…。
  
  新キャラもたくさん登場して、ド派手なVFXでファイナルに相応し
  い豪華な作品に仕上がっていました。不遇なキャラもいましたし、話
  が全然終わらずに意味深な感じでエンドロールなので消化不良なとこ
  ろも…。それぞれのキャラでのスピンオフ作品が決定しているので、
  商売上手な感じもします。

  ヒュー・ジャックマンの男の魅力が光りました。ハル・ベリーも風格
  さえ感じました。ただ、ファムケ・ヤンセンはちっとも美人に見えな
  いのですが…。アンナ・パキンの出番が少なかったのがちょっと残念。

  それにしても、マグニートとエグゼビアは友情を超えて愛情を感じて
  しまいました。 

  作品公式サイト http://movies.foxjapan.com/x-menfinal/ 
   
  STONEMAN推薦度★★★ ミスティークのエロエロ度★★★☆
                                (10点満点:★=2点・☆=1点)

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■おやぢ幹のお気楽DVD日記(261)
   最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評
   http://homepage2.nifty.com/mikisan/
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 「バッシュメント」★   2005/12/17公開 
  シブがき隊のふっくんこと布川敏和初監督作品
  TVの無料放映ってならまあ許せるけどこれでお金は取れないでしょう。
  裏社会、洋画なら“怖さ”が伝わってくるけど、これは学芸会見てる
  みたいで耐えられない。中山エミリちゃんの演技にはびっくり。 

 「ステイ」★★★★    2006/6/3公開
  「チョコレート」「ネバーランド」のマーク・フォースター監督作品。
  自殺願望の青年(「きみに読む物語」のライアン・ゴズリング)と担当
  精神科医(ユアン・マクレガー)と自殺未遂の過去を持つ彼女(ナオミ
  ・ワッツ)。ストーリーがちょっと難解。
 
 「ホテル・ルワンダ」★★★★☆ 2006/1/14公開2004年英/伊/南アフリカ
  1994年アフリカのルワンダのツチ族、フツ族の民族対立による大量虐殺
  内戦の最中1200人もの人を匿い抜いた一人のホテルマンを映画化。
  日本公開が中々されず署名活動の結果2006年1月にようやく公開に。
  近くで公開されず劇場で見れませんでした。
  
 「陰謀のターゲット」★★  2005年 カナダ/アメリカ 日本未公開
  クレスチャン・スレイター製作総指揮・主演。 なかなかキレのある
  俳優だと思いますが、やはり主役よりも脇の方が際だつ。 
  TVドラマ「24シーズン5」もそうですが原油争奪モノが多いですな。
 
 「ザ・インターネット2」★★★★ 2006年アメリカ 日本未公開
  1996年サンドラ・ブロック主演でなかなかキレのあった1作目の続編
  (主人公の名前など詳細は異なるが、インターネット犯罪が題材)。
  「海辺の家」のアーウィン・ウィンクラー監督が製作し息子が監督。
  トルコ、イスタンブールにヘッドハンティングされアメリカから旅立つ
  がロシアマフィア犯罪に巻き込まれ殺人犯にされてしまう。
 
 「アンダーワールド2エボリューション」★★★  2006/4/22 アメリカ
  狼男VS吸血鬼でその混血が最強ってめちゃくちゃな設定ですが、前作の
  意外なヒットにより予算アップでスケールアップ。 
  ケイト・ベッキンセイルのコスプレが見物。 

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■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol. 34)by TAK・G
 『トリノ、24時からの恋人たち』
 監督:デヴィデ・フェラーリオ 主演:ジョルジョ・パソッティ
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  ☆アマンダ(フランチェスカ・イナウディ)、マルティーノ(G・パ
  ソッティ)、アンジェロ(ファビオ・トライアーノ)・・・3人の男
  女の繰り広げるコケティッシュなラブストーリー。イタリア、トリノ
  の平凡な町と、キートンのフィルム・イン・フィルムが美しくもあり、
  笑いをも誘う不思議な感覚の一作です。

  アンジェロは、車泥棒を職とする、なかなかのクールガイ、アマンダ
  との付き合いをぞんざいにしながらも、いつも心はアマンダに・・・。
  アマンダも、バーガーショップでアルバイトをするクールな女の子で、
  アンジェロの稼業を避難しながらも心を寄せていた。しかし、彼の態
  度へのいらつきからバイト先で問題を起こし、自分が警察に追われる
  羽目に・・・。そこに、いつもアマンダのバーガーショップに通うマ
  ルティーノがいた。マルティーノは、アンティークな8ミリカメラを
  まわすのが好きな映画博物館で夜間勤務する無口な青年。はたして、
  3人の織り成す恋模様はいかに・・・。

  フェラーリオ監督の映画作りへの思いがマルティーノの嗜好に託され、
  フェラーリオ監督自身のきれいな映像の中に織り込まれるキートンや
  フェリーニ作品から抽出した映像がすごく斬新で、ストーリーの進行
  と共に繋がれていく・・・。その、アンジェロの編集した短編がすご
  くポエティックで心温まります。人間関係は極淡々と綴られていて、
  むしろ非現実的な世界観もありますが、主人公マルティーノの無口な
  キャラクターを通して古い映画を賛美しながら描いているよう。

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■ホラ〜言ったじゃないの(No.17) by.おやっさん

 「吸血鬼アンジェラ」★
  監督:ブレット・ハル
  出演:リリアナ・カバル、ジョン・ウッドハウス

  ☆たまに訪れる「たまらなくB」な気持ち。抑えきれずにBのニオイ
  を辿って借りてしまったが、ホラーじゃないBであった。ちぇっ。
  まぁいいやと思ってとりあえず見たが、パチモンくさい俳優ばかり出
  てきて、最後までいい具合にノる事は出来なかった。

  ワシの切ないB級ホラー魂を鎮める事が出来なかったので、評価はか
  なり低い。しかし吸血鬼だけど天使という名で、クロスのネックレス
  なんかも堂々としちゃっている不思議ちゃん・アンジェラをはじめ、
  呆れるほどに「あれ〜?」「おや〜?」満載。この「妙な抜け感」だ
  けは心地よかった。

  比較的最近の作品にもかかわらず、ものすごく古い映画を見てる気に
  なるのは、全体に流れるロマンポルノなかほりのせいだろう。これは
  純粋に気持ち悪かった。あなたはありますか。B級ヴァンパイア映画
  を借りたつもりでヘンテコロマンチック・ラブストーリーだった事が。
  逆の方が何十倍も面白かろうて。

  ヒッチハイクしながら獲物を見つけるアンジェラを、ロジャーの運転
  する車がはねてしまい、彼女が記憶喪失になってしまう所から物語は
  始まる。その後はミステリアスな彼女に惹かれていき……と、誰もが
  容易に想像出来るだろう分かりやすいコイバナ展開。

  アンジェラが(中途半端に)誠実なロジャーを唐突に愛してしまい、
  夜這いをかけるのが可笑しかった。何故だ。自分をちゃんと「感情の
  ある人間」として扱ってくれたからか。後に正体がバレて「そうよ、
  私は人間じゃない」てセリフが浮いてしまい、思わずフフッとなる。

  そうだ。首筋にくわっと噛みつく演技が上手かったよ、アンジェラ。
  彼女にとってはこの行為は「ごはん」に当たるわけで、アーンしてい
  ただきまぁすなわけなんだな。ムードたっぷりのお食事シーンだった。

  夜毎見る夢が「ちょっとしたPV」みたいなのも、一応頑張ってるん
  だなと思わせていじらしい。ロジャーを愛してしまったから「血ィ吸
  うたろか」とはいかないのもいじらしい。でも関係ない奴は躊躇なく
  ガブーののちに有無を言わせずお仲間入りさせるのは厚かましい。

  ラストにはアンジェラの正体を知ってしまったロジャーが、木の杭を
  手に決断を迫られ、さぁ!どうする!ロジャーはん!というシーンが
  来るわけだが、なんつーかショボいというかあまりに安い終わり方で
  おくちポッカーン、であった。予算足りなかったのか。

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■石男的衛星電影案内(Vol.301)9/16〜9/22 by.STONEMAN

   9月18日(月)21:00 BS-11(衛星第2)  
  『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』('84 アメリカ)
   監)セルジオ・レオーネ 主)ロバート・デ・ニーロ 
  ※「荒野の用心棒」などで知られるマカロニ・ウエスタンの巨匠セル
   ジオ・レオーネが、ニューヨークを舞台に、半世紀に及ぶユダヤ系
   ギャングの友情、裏切り、そして愛を描いた一大叙事詩であり、彼
   の遺作となった大作。少年時代に貧困街で出会った男たちの生涯を
   通して、アメリカ社会の裏面史を描きだす。ロバート・デ・ニーロ
   の演技や、エンニオ・モリコーネの音楽も秀逸。
 
   9月19日(火)20:00 BS-11(衛星第2)  
  『夕陽のガンマン』('65 イタリア)
   監)セルジオ・レオーネ 主)クリント・イーストウッド
  ※「荒野の用心棒」でマカロニ・ウエスタンの名を世界に知らしめた
   セルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド主演による第
   2弾。おたずね者を殺しては賞金を稼ぐすご腕のガンマン二人が、
   凶悪な強盗団のリーダーをめぐって鉢合わせする。イーストウッド
   と渡り合う「大佐」にふんするリー・ヴァン・クリーフの存在感と、
   エンニオ・モリコーネの印象的な音楽で、大ヒットした。

   9月20日(水)20:00 BS-11(衛星第2)
  『続 夕陽のガンマン 地獄の決斗』('66 イタリア)
   監)セルジオ・レオーネ 主)クリント・イーストウッド
  ※アメリカ南北戦争末期、隠された20万ドルをめぐって、3人の流
   れ者がしのぎを削る。「荒野の用心棒」、「夕陽のガンマン」に続
   き、マカロニ・ウエスタンの巨匠セルジオ・レオーネが、クリント
   ・イーストウッド、イーライ・ウォラック、リー・ヴァン・クリー
   フの3人を迎え、巨費を投じて作った大作。イーストウッドはこの
   作品の後、人気スターとしてアメリカに凱旋帰国する。

   9月21日(木)20:00 BS-11(衛星第2)
  『夕陽のギャングたち』('71 イタリア)
   監)セルジオ・レオーネ 主)ロッド・スタイガー
  ※マカロニ・ウエスタンの第一人者セルジオ・レオーネが、「ウエス
   タン」に続いて手がけた西部劇大作。動乱のメキシコ。陽気な山賊
   の首領ファンは、ある時アイルランドから逃れてきた革命の闘士ジ
   ョンと出会い意気投合。二人で銀行を襲うが、そこには金のかわり
   に政治犯が監禁されており、一躍革命の英雄になってしまう。男同
   士の友情が豪快かつ哀愁たっぷりに描かれ、エンニオ・モリコーネ
   の甘美な音楽も魅力。
 
  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
   9月19日(火)22:00
  『50回目のファースト・キス』('04 アメリカ) 
   監)ピーター・シーガル 主)アダム・サンドラー
  ※どれだけ一所懸命に愛しても、翌日には愛されていることを忘れて
   しまう恋人。そんな彼女を毎日自分に振り向かせようと奮闘する主
   人公に、思わず声援を送りたいロマンティック・コメディの佳作。
   映画が幕を開けてからその幕を下ろすまでに、実は登場人物は誰一
   人成長していないのかもしれない。しかし本当の愛が只そこにある
   ことを、この映画は独自のユーモアで包んで、優しく語りかけるか
   のよう。愛しく、秀逸な感動作だ。監督は「N.Y.式ハッピー・セ
   ラピー」やリメイク版「ロンゲスト・ヤード」でもサンドラーと組
   んだP・シーガル。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
   9月17日(日)21:00ほか
  『夜逃げ屋本舗』('92 日本) 
   監)原隆仁 主)中村雅俊
  ※夜逃げ屋・ミッドナイトランに、暴力団組長が夜逃げを依頼してき
   た…。借金で首が回らなくなってしまった人々を夜逃げさせるとい
   う珍商売“夜逃げ屋”と、債権回収に闘志を燃やす人々との丁々発
   止をコミカルに描いた大ヒットシリーズ第1弾。
   
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■編集後記
  ☆明日から3連休という方も多いでしょうが、台風が近づいているの
  が心配ですね。明日主な封切り作品は「出口のない海」「シュガー&
  スパイス」「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」です。  
 
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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.364(2006/9/15)
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