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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.363(2006/9/8)  2006/09/08


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第363号*
  *■■■■■■■■■*2006/9/8        *
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                          ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第363号
  ■映画インプレッション『UDON』
  ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(260)
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.33)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.300)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『UDON』
  監督:本広克行  主演:ユースケ・サンタマリア  
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  ☆『踊る大捜査線』シリーズの本広監督と亀山プロデューサーのチー
  ムが意外にもソウルフードをテーマにした人情モノを撮ってしまいま
  した。
  
  「世界を笑わせてやる!」と一流コメディアンを夢見て単身NYに渡っ
  た松井香助が、返し切れないほどの借金を抱え、一度は捨てた故郷・
  香川に舞い戻ってくる。製麺所を営み、日々黙々とうどんを打ち続け
  るがんこ一徹な父親は「なにしに帰ってきた」とにべもない。それで
  も、親友・庄介の紹介でタウン情報誌「さぬき」に職を得た香助は、
  香川名物さぬきうどんのコラムを企画し、やがて空前のうどんブーム
  が巻き起こるのだが…。
  
  初めて本広監督が自分の撮りたい企画を自ら立案して取り組んだ作品
  だけに、よくも「うどん」ネタで1本の映画を作り上げたと熱い情熱
  を感じる作品でした。ただ、身近なネタなだけに展開があまりに強引
  なのでこの作品をファンタジーと捉えられない観客にはちょっとお話
  についていけないかもしれません。うどん版フィールド・オブ・ドリ
  ームスって感じもしますね。

  ユースケ・サンタマリアは主役2本目で、尚且つ前作のシリアスな役
  柄と違って素に近い役なので、アドリブ全開で楽しんで演じていまし
  た。小西真奈美はTVのバラエティでコントドラマとかやっているの
  でお笑いのセンスもありますね。

  同じ香川ロケだった本広監督の「サマータイムマシンブルース」の出
  演者が出てくるなど、お遊びが随所にありました。佐々木蔵之助は同
  じ大学の先生役でしたね。ペンギンのギンギンもちらりと出てました。

  間違いなく見終わったら、うどんが食べたくなる映画です。

  作品公式サイト http://www.udon.vc/ 
   
  STONEMAN推薦度★★★ 小ネタ満載度★★★☆
                                (10点満点:★=2点・☆=1点)

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■おやぢ幹のお気楽DVD日記(260)
   最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評
   http://homepage2.nifty.com/mikisan/
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 「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」★★★★ 2006/1/14公開アメリカ
  天才数学者の晩年は精神病を病んでいた。同じ数学者の道を選んだ
  次女が看病するも死に至る。カギのかかった机の中から世紀の証明
  (プルーフ)のノートが出てきた。 家族愛&ロマンス。
  グウィネス・パウトロー、ジェイク・ギンレイホール、アンソニー
  ・ホプキンスの演技は見物です! 

 「デッドマン・コーリング」★★★☆ 2004年アメリカTVM日本未公開  
  アン・ヘッシュ製作・主演ミステリーホラー  婚約者に貰ったア
  ンティークな婚約指輪はなんとその昔結婚間じかに殺された娘のも
  のとわかる。 指輪をしてからその殺された娘が現れ・・・ 
 
 「NOEL ノエル」★★★★   2005/12/10公開
  スーザン・サランドン主演、ペネロペ・クルス、ポール・ウォーカ
  ー共演
  クリスマス・イブに孤独を抱えた人々が遭遇する不思議な出来事。
  クリスマス・イブだけに孤独はキツイですけど心温まります。 

 「シムソンズ」★★★★ 2006/2/18公開
  2002年ソルトレイク冬季五輪に日本代表で出場した日本女子カーリ
  ングチームの誕生実話。
  「ウォーターボーイズ」様の学園スポコンもの。
  カーリングシーンもなかなか良く撮れてます。
 
 「男たちの大和/YAMATO 」★★  2005/12/17公開
  辺見じゅんのノンフィクションを「敦煌」の佐藤純彌監督が映画化。
  男たちの女々しいこと。ダメだこりゃ。
  
 「ピーナッツ」★★★★☆ 2006/1/28公開 内村光良主演・監督作品
  映画通で知られるウッチャンとお笑い番組から生まれたNO PLANメン
  バー出演の草野球もの。 
  真面目な演技等、映画として成り立っていると思います。
  今年観た邦画で今のところ1番!
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■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol. 33) by TAK・G
 『キンキー・ブーツ』
 監督:ジュリアン・ジャロルド 主演:ジョエル・エドガ−トン
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  ☆海辺のデッキで父を待ちぼうける、かわいいブラックの子は、待ち
  くたびれて、バッグのなから赤いヒールのあるシューズを取り出して
  履き替え、スキップを弾ませながら踊り始める。それを見つけた父は
  険しい顔でしかりつける、“息子よ”・・・と。

  英国ノーサンプトンで幸せに結婚を控えるチャーリーの父は、プライ
  ス社の靴製造工場を営む。しかし、とある日、父の突然な死によって、
  工場の貧窮な状況を知る。ひ弱で優柔不断なチャ−リーのできること
  といったら雇用解雇。それでも、なんとか結婚生活はうまくいくと信
  じつつも、婚約者ニコラは心中穏やかでなくなる。そこで、ロンドン
  を訪れたチャーリーが偶然にも暴漢に襲われそうだったローラに出会
  うのだが・・・。このローラは何者なのか、彼女を助けようとしたこ
  とから、チャーリーは工場救済のアイデアを思いつく・・・。

  “偏見”という言葉を取り払うために、ローラの取る行動の控えめさ、
  優しさ、謙虚さは、じんわりと目を潤ませる。『フルモンティー』を
  髣髴とさせるイギリスの片田舎でのストーリー、ドラッグクィーン版
  風だけれども、人間のジェンダを問わず、偏見の無い人々の内面の美
  しさをとても表現している映画です。

  ノーサンプトンの田舎らしさも、ロンドンの都会らしさも、効果的に
  映し出されることも無く、主役はあくまでも男でも女でもなく“人々
  のやさしい心”といった感じです。だからこそ、すべてが現実感あふ
  れていて、チャーリーがミラノのシューズ・ショーに行った時の街の
  表情は、まさに旅行者が見つめるそのものです。

  ローラは、ドスの効いた声で愛情深く歌います。ベスト・キャスティ
  ングだと思いました。

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■石男的衛星電影案内(Vol.300)9/9〜9/15 by.STONEMAN

   9月11日(月)20:00 BS-11(衛星第2)  
  『大脱走』('63 アメリカ)
   監)ジョン・スタージェス 主)スティーブ・マックィーン 
  ※第2次大戦中、脱走不可能といわれたドイツ捕虜収容所における連
   合軍空軍将校らの集団脱走を、史実に基づきオールスター・キャス
   トで映画化したアクション大作。捕虜として実際にこの脱走計画に
   参加していたポール・ブリックヒルの原作をもとに、アクション映
   画の名手ジョン・スタージェスが見事に映画化。大ヒットした音楽
   とともに、スティーブ・マックィーンのかっこよさが話題となった。 
 
   9月12日(火)20:00 BS-11(衛星第2)  
  『パトリオット』('01 アメリカ)
   監)ローランド・エメリッヒ 主)メル・ギブソン
  ※アメリカ独立戦争を舞台に、一人の平凡な男が愛する家族を守るた
   めに立ち上がり、やがて愛国心に目覚めてゆく姿をパワフルな映像
   美で描いた感動巨編。妻を亡くし、今は7人の子供の良き父親とし
   て平穏な日々を送っているベンジャミン。そこに英国の圧政からの
   解放を叫ぶ独立戦争がぼっ発。長男の参戦に反対していたが、イギ
   リス将校に次男を殺されたとき、封印したはずの戦士としての本能
   が目覚め、再び銃を取ることを決意する。

   9月13日(水)20:00 BS-11(衛星第2)
  『アクシデンタル・スパイ』('01 香港)
   監)テディ・チャン 主)ジャッキー・チェン
  ※ジャッキー・チェンとビビアン・スーが共演した痛快娯楽アクショ
   ン大作。不思議な力を持つ正義感の強いセールスマン、バック・ユ
   エン。銀行強盗を予知して一躍時の人となるが、彼の前に突然謎の
   男が現れ、出生の秘密をほのめかす。そして孤児である自分の過去
   を求めるために旅に出たバックは、いつの間にか細菌兵器を巡る陰
   謀に巻き込まれることに…。 

   9月14日(木)20:00 BS-11(衛星第2)
  『リプリー』('99 アメリカ)
   監)アンソニー・ミンゲラ 主)マット・デイモン
  ※パトリシア・ハイスミスの小説を映画化した『太陽がいっぱい』を
   A・ミンゲラ監督がリメークした話題作。貧しい青年リプリーは、
   富豪の息子と親しくなり贅沢な日々を過ごす。しかし、あることが
   きっかけでリプリーはその友人を殺してしまい、彼になりすます決
   意をする。そして、彼の恋人からの愛までも手に入れようとするが
   …。リプリー役をM・デイモン、富豪の青年にJ・ロウ、そして彼
   の恋人をG・パルトロウが演じている。
 
  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
   9月13日(水)22:00
  『バタフライ・エフェクト』('04 アメリカ) 
   監)エリック・ブレス 主)アシュトン・カッチャー
  ※“もしもあの時××していたら”という主人公の選択が物語を急展
   開させていく、優れた発想のスリリング・ファンタジー。「ジャス
   ト・マリッジ」などの全米アイドルで、本作主演のA・カッチャー
   らの製作総指揮のもと、「デッドコースター」の脚本家コンビ、E
   ・ブレスとJ・M・グルーバーが共同監督し、ユニークな佳作を生
   んだ。“バタフライ・エフェクト”とは“1匹の蝶(バタフライ)が
   羽ばたいた結果、地球の裏側で竜巻が起きる”というように、初期
   条件の僅かな差異が将来の結果に大きな差をもたらすというカオス
   (混沌)理論の1つ。 

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
   9月10日(日)21:00ほか
  『人間の証明』('77 日本) 
   監)佐藤純彌 主)松田優作
  ※アメリカから東京へやってきた黒人青年が殺害された。彼が最期に
   残した「ストウハ」という謎の言葉を頼りに、日米警察官が真相に
   迫る。松田優作の存在を世に知らしめた大ヒット作で、「母さん、
   僕のあの帽子どうしたでしょうね?」のキャッチコピーや、ジョー
   山中の主題歌も忘れがたい。
   
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■編集後記
  ☆お子様映画もそろそろ終わり、芸術の秋に相応しい映画がたくさん
  公開されますね。注目は「イルマーレ」でしょうかね。

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