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**************************** *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* *■□■■□□■☆彡* 第352号* *■■■■■■■■■*2006/6/23 * **************************** ※このメールは等幅フォントでご覧ください。 ==【もくじ】======================================================== □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第352号 ■映画インプレッション『トリック劇場版2』 ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(251) ■ホラ〜言ったじゃないの(No.14) by.おやっさん ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.24) ■石男的衛星電影案内(Vol.289) ■編集後記 ==================================================================== ■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN 『トリック劇場版2』 監督:提幸彦 主演:仲間由紀恵、阿部寛 -------------------------------------------------------------------- ☆テレビシリーズから早6年、劇場版前作から3年半ぶりとなる人気 シリーズの最新作です。 自称・売れっ子奇術師の山田奈緒子は、物理学教授の上田次郎と筐神 島に乗り込んだ。例のごとく、ひとりでは恐かった上田が奈緒子を巻 き込んだのだ。事の発端は、上田の研究室に、“どんと来い、超常現 象”を持った青年が現れたこと。10年前、彼の幼なじみを連れ去っ たという筐神佐和子に会うべく、島へと入ったふたりは、佐和子によ る数々のスペクタクルな奇蹟を目にする。佐和子の霊能力は本物なの か?最強の霊能力者を前にした奈緒子と上田の運命やいかに…。 劇場版というスケール感よりもTVシリーズに近いぬるい笑いが随所 に仕掛けられているのが私にはツボでした、特に「ゆーとぴあ」のギ ャグとか選挙ポスターに貼ってある微妙な芸能人、大仁田厚と秘書の 中牧氏の登場には一人で笑っていました。もはや謎解きなんてどうで もよくなってしまいます。 今回のゲストの片平なぎさがいい味を出していました。相変わらず堀 北真希は可愛い!!私の目も萌え〜となってしまいました。果たして 本当にこれでファイナルなんでしょうかねぇ? 作品公式サイト http://trick2.jp/index.html STONEMAN推薦度★★★ ミスター梅助度★★★☆ (10点満点:★=2点・☆=1点) ==================================================================== ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(251) 最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評 http://okirakuoyadi.cocolog-nifty.com/miki/ ---------------------------------------------------------------------- 「ミリオンズ」★★★☆ 2005/11/5公開 2004年イギリス/アメリカ 「28日後...」のダニー・ボイル監督作品。 通貨ポンドがユーロに変わるイギリスで廃棄処分される旧ポンド札が 襲われ行方不明に、そのお金を拾った8歳、10歳の兄弟が使い道に 困る。さらに親や強盗犯人巻き込んでの「ホーム・アローン」テイス トのコメディ。 「蝉しぐれ」★★★☆ 2005/10/1公開 同名NHKドラマ脚本黒土三男が映画版の監督・脚本。 主演市川染五郎と木村佳乃。子供時代の石田卓也・佐津川愛美も良い! 藩内の権力闘争に翻弄される男女の悲恋を描く本格時代劇。 「8mmII」★★ 2005年 アメリカ 日本未公開 ニコラス・ケイジ主演「8mm」の続編らしいのですが、スタッフも 出演者もまったく別モノ。 昔はエッチな裏モノは“8mm”だったの ですが、今はネットかDVDですから、“8mm”はもう死語ですね。 「ディック&ジェーン 復讐は最高!」★★★☆ 2005/12/24公開 監督「ギャラクシー・クエスト」のディーン・パリソット。 1977年ジョージ・シーガルとジェーン・フォンダ共演「おかしな泥棒デ ィック&ジェーン」を、ジム・キャリーとティア・レオーニでリメイク。 最高顧問CEOが自社株を売り払い大儲けするも会社は倒産。社員は路頭 に迷うが社会は辛い、生活もままならず強盗で生計を建てるも会社の友 人が銀行強盗して捕まるのを見て反省。CEOへの仕返しを計画。 このCEO役アレック・ボイールドウィン相変わらず葉巻が似合います。 「秘密のかけら」★★★ 2005/12/23公開 アトム・エゴヤン監督作品 出演:「ミスティック・リバー」のケヴィン・ベーコン、「ブリジット・ ジョーンズの日記」のコリン・ファース、「ビッグ・フィッシュ」のアリ ソン・ローマン。 華やかなショウビジネスの裏側を舞台に描く官能ミステリー。 性描写結構凄いです。 =================================================================== ■ホラ〜言ったじゃないの(No.14) by.おやっさん 「カルマ」★ 監督:ビリー・チョン 出演:フランシス・ン、アテナ・チュウ、ニック・チャン ☆ホラーだと思って借りて、ホラーじゃなかったという非常に貴重な 体験をさせて頂いた。なんやねんコレ、である。目がテンになった。 アクション・サスペンス・ちょっと怖がらせ・ラブストーリーという ジャンルがあれば、そこにカテゴリされるだろう。だってカーチェイ スとかさー、むりくり入れてるんだもん。 真夏の渋滞。車内の男女。助手席の女は、仕事ばかりで自分を構って くれないデカの夫に向かって、離婚だ離婚だとヒステリックに文句を 言っている。 するといきなり的に銃撃戦が始まり、その際、流れ弾に当たった妻は、 一命は取り留めたものの昏睡状態に陥ってしまった。そして3週間後 に目覚めた彼女が体験する「奇怪な現象」が一応お話の中心である。 その体験とは、事故の後遺症による幻覚なのか、その場に居ずして、 事件が起こる前に「猟奇殺人の犯行現場が見えてしまう」というもの だった。 それとは別にして、髪の長い女の幽霊がしょっちゅう見えてしまう彼 女が、怖がるというよりも「一体何やねんお前」と鬱陶しく感じてる 様子は良かった。 全体的には、死体に助けを求められ勝手に時間を巻き戻されてしまう 『トゥルー・コーリング』と似た雰囲気である。 妻を助けるために必死に犯人を捕まえようと走り回るのだが「運命の 皮肉」というか、そんなアホなというか、な意外な人物に行き当たる。 「愛しているからこそ」の描写と、幽霊の正体については「なるほどな」 だったが、「そもそもあんな渋滞下でドンパチやるからだ」という、 フリダシに戻る的な後味はいただけない。 =================================================================== ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.24)by TAK・G 『プルートで朝食を』 監督:ニール・ジョーダン 主演:キリアン・マーフィ -------------------------------------------------------------------- ☆アイルランドの小さな町の教会に捨てられ、ブレイデン家に養子に なったパトリック(C・マーフィ)は、キトゥンと名乗りいつも笑顔 で生きてきた。女の子の心をもった彼は、変わり者と称され、居心地 の悪い町を飛び出し、母親を探しにロンドンへ向かうのだった。 “クライング・ゲーム”、“インタヴュー・ウイズ・ヴァンパイア” のN・ジョーダン監督の繰り広げる戯曲的でコケッティッシュな新作 コメディ。時代背景は70年代かと思われ、キッチュでレトロなキト ゥンのアウトフィットが目に付く。(キトゥンの持ち歩くボストンケ ースが妙にかわいらしい。)そのなかで、当時のアイルランドのIR Aの活動や、反同性愛者主義など社会背景・問題を掲げながら、軽や かなBGMにのって愛くるしいキトゥンの人生の旅は描かれる。キト ゥンに絡む男役として、"クライング・ゲーム"のステファン・リーや、 ロキシーミュージックのブライアン・フェーリーらが華を添えている。 N・ジョーダンの“ダブリン上等”に続き、C・マーフィが今までと は違った独特の演技を放ち、ゴールデングローブ賞の男優賞を獲得し ている。個性的でも地味目だったキリアンも、これからが大いに楽し みな男優だ。今年は、ケン・ローチ監督の“ザ・ウィンド・ザッツ・ シェイクス・バーレー”、ルーシー・リューとの共演の“ウォッチン グ・ザ・ディテクティブ”、さらに2007年には、ダニー・ボイル 監督作品に真田広之と、他、サム・ニールとの共演作品も控え、のり にのっているキリアンだ。 ==================================================================== ■先取り☆Cinema(No.3) by 奈津子 『タイヨウのうた』(6/17より全国ロードショー) 原作・脚本:坂東賢治 監督:小泉徳宏 キャスト:YUI、塚本高史、麻木久仁子、岸谷五朗ほか -------------------------------------------------------------------- ☆太陽の光に当たれない難病XP(色素性乾皮症)に侵され、昼夜逆 転した孤独な毎日を過ごしていた16歳の少女薫(YUI)。そんな彼 女の日課は、夜の駅前でギター片手に歌う事。そして明け方サーフィ ンに向かう一人の青年(塚本高史)を、自宅の窓からひっそりと眺め る事がささやかな楽しみだった。決して出会うはずのなかった薫と青 年孝治。しかし、運命が偶然にも2人を引き合わせ・・・。 最近やたらと多い難病がテーマの純愛物語。正直「またか」と言った 感が否めず、あまり期待をせずに試写へ足を運んだのですが、これが 見事にやられました。難病ものにありがちな大袈裟な演出や感情の押 し付けは一切なく、むしろそのシンプルなストーリーと演出が「命の 輝き」を際立たせ、切なくも前向きな気持ちになれる作品に仕上がっ ていました。 今回一番印象的だったのは、やはり主人公”薫”を演じたYUIの透 き通った力強い歌声でしょう。YUIがこの映画の為に書き下ろした という主題歌「Goo―by days」は薫の心情と見事にリンク し、強さとはかなさを併せ持ったその歌声が見る者の心にストレート に響いて来ます。演技面に関してまだまだ未熟さを感じますが、その 一生懸命さが逆に精一杯生きようとする主人公の姿にも重なり、ピュ アな佇まいと魂のこもった歌声に、思わず涙がこぼれてしまいました。 病気の悲しさや辛さよりも、生きる事の喜びを描いたこの作品。薫を 取り巻く家族や友人、そして恋人の温かい眼差しが優しく心に響き、 切ないながらも後味のよい爽やかに泣ける作品に仕上がっていました。 ==================================================================== ■石男的衛星電影案内(Vol.289)6/24〜7/1 by.STONEMAN ☆今週のBS衛星映画劇場も「魅惑のミュージカル」特集です。 6月26日(月)19:45 BS-11(衛星第2) 『ザッツ・エンタテインメント』('74 アメリカ) 監)ジャック・ヘイリー・ジュニア 主)フレッド・アステア ※映画の冒頭、ライオンがほえる映像で有名な映画製作会社MGM。 その創立50周年を記念して製作した、歴代の名作ミュージカルの 名場面を往年のスターが語る傑作ミュージカルの総集編。ジーン・ ケリーのダンス・シーンで有名な「雨に唄えば」から、可憐なジュ ディ・ガーランドが印象的な「オズの魔法使」など、ミュージカル 映画の黄金時代を築いた数多くの傑作ミュージカルを中心に名場面 を選りすぐりで紹介する。 6月27日(火)19:50 BS-11(衛星第2) 『ザッツ・エンタテインメント PART2』('76 アメリカ) 監)ジーン・ケリー 主)フレッド・アステア ※大ヒットを記録した前作に引き続くシリーズ第2弾。ミュージカル はもちろんのこと、コメディー映画などの傑作名場面を交えながら、 映画史を往年の大スターとともに振りかえる。マルクス兄弟の「オ ペラは踊る」からクラーク・ゲーブルの「風と共に去りぬ」まで、 映画史に残る名シーンをたんのうできる豪華けんらんの作品。ラス トは、フレッド・アステアとジーン・ケリーがコンビを組み、魅惑 のステージを披露してくれる。 6月28日(水)19:50 BS-11(衛星第2) 『ザッツ・エンタテインメント PART3』('94 アメリカ) 監バド・フリージェン 主)ジーン・ケリー ※大ヒットを記録した「ザッツ・エンタテインメント」から20年を へて、MGM創立70周年を記念して製作されたシリーズ第3弾。 今回は映画史初のミュージカル映画から時代を追い、未公開映像や NGシーン、当時の撮影風景などを紹介する。往年の大スターが旧 MGMスタジオの跡地に集い、撮影秘話や当時の思い出などを存分 に語り合う。 6月29日(木)19:45 BS-11(衛星第2) 『ムーラン・ルージュ』('01 アメリカ) 監)バズ・ラーマン 主)ニコール・キッドマン ※N・キッドマンとE・マクレガーが主演して大ヒットした豪華絢爛 なミュージカル大作。1900年のパリにあるナイト・クラブ“ム ーラン・ルージュ”で、貧乏だが才能あふれる作家志望の青年が、 パリで最も有名な高級娼婦サティーンと出会い恋に落ちる。しかし、 2人には過酷な運命が待ちかねていた・・・。ロジャース&ハマー スタインの曲から、ジョン・レノン、エルトン・ジョン、マドンナ まで、ヒット曲が満載。 ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本 <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch 6月24日(土)20:00 『逆境ナイン』('05 日本) 監)三木聡 主)松尾スズキ ※熱血スポーツ漫画にありがちなパターンを次々にパロディ化しつつ、 どこまで本気でどこからか遊びか分からないほどテンションを高め た島本和彦の原作を、CGなどの最新技術を駆使し、そのまま劇画 タッチで映像化したのが何とも楽しい本作。「少林サッカー」に影 響を受けたであろうハチャメチャ野球場面も楽しいが、田中直樹や “藤岡弘、”ら俳優陣のオーバー・アクトにも大笑い必至。熱さと 脱力感のミスマッチが醸す、独自のユーモア感覚はクセになる?監 督はTV界出身で映画版「海猿」シリーズも手がける羽住英一郎。 <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch 6月25日(日)21:00ほか 『四十七人の刺客』('94 日本) 監)市川崑 主)高倉健 ※1701年の春、江戸城内で浅野内匠頭が起こした刃傷事件は、赤 穂藩断絶という理不尽な結果に終わる。これを吉良の後ろ盾・色部 又四郎の策略と気付いた大石内蔵助は、塩相場を操作し次々と謀略 を仕掛けていく。『忠臣蔵』の定説を覆した池宮彰一郎のベストセ ラー小説を、市川崑監督が映画化。高倉健ら日本を代表する映画人 が豪華競演を果した超大作。 ********************************************************************* ■編集後記 ☆W杯の日本は完敗でしたね。また4年後を目指して頑張ってもらい たいです。 ***************************************************** http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/movie/2699/ ↑BBS携帯用入口(※iモード・ボーダフォンlive!・ezウェブ対応) http://jbbs.livedoor.jp/movie/2699/ ↑BBS入り口(PC用)2ちゃんねる方式スレッドBBS http://stoneman.air-nifty.com/ ↑石男的ブログ(コメント大歓迎!) ***************************************************** ★ULCホームページ★ ≪定例チャット開催≫毎週金曜23時スタート! http://www.ulc-stone.com ***************************************************** ●○●○●読者ボランティア・ライター募集中●○●○● 映画の感想を投稿してくれるライターさんを募集中 mailmaga#ulc-stone.com(#を@に変えて下さい) ↑詳しくはこちらまでメールして下さい! ***************************************************** ======================================================================== ■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.352(2006/6/23) ■発行:ULC (Ushimitu Listeners Club) http://www.ulc-stone.com ■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city) ■問合せ先(ご意見ご感想も)> mailmaga#ulc-stone.com(#を@に変えて下さい) ■購読&解除はそれぞれの配信サービスにてどうぞ。 【まぐまぐ】ID:0000025922 http://www.mag2.com/m/0000025922.htm 【メルマガ天国】ID:490 http://melten.com/m/490.html 【メルマ!】ID:m00017409 http://melma.com/mag/09/m00017409/ 【MAGBee】ID:00000065 http://magbee.ad-j.com/mlm/index.php 【E-Magazine】ID:stoneman http://www.emaga.com/info/stoneman.html 【メイラックス】ID:MM3E96CCB3C7B20 http://www.mailux.com 【カプライト】ID:7594 http://kapu.biglobe.ne.jp/?GL ======================================================================== ※このメールマガジンの掲載記事の無断転載を禁じます。 |