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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.348(2006/5/26)  2006/05/26


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第348号*
  *■■■■■■■■■*2006/5/26       *
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                          ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第348号
  ■映画インプレッション『嫌われ松子の一生』
  ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(247)
  ■ホラ〜言ったじゃないの(No.12)
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.20)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.285)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『嫌われ松子の一生』
  監督:中島哲也  主演:中谷美紀
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  ☆山田宗樹の人気小説を『下妻物語』の中島監督がCGやミュージカ
  ル・シーンを挿入するなど、原作小説に敬意を払いながらも挑戦的な
  演出で、愛すべき松子の一生を作り上げた話題作です。

  昭和22年。福岡県でひとりの女の子が誕生した。お姫様のような人
  生を夢見る彼女の名は川尻松子。教師になり爽やかな同僚とイイ感じ
  になるも、セクハラ教師のせいで辞職に追いやられる。ここから、松
  子の転落人生が坂を転がり落ちるがごとく、始まっていく。愛を求め
  る松子の前にはさまざまな男が現れるが、彼女の選択はことごとく不
  幸へと繋がってしまうのだった。53歳、河川敷で死体となって発見
  された彼女の生涯を探る甥が見たものは…。

  不器用で一生懸命な松子を、「松子を演じるために女優を続けてきた
  のかもしれない」と話す中谷美紀が熱演していました。中島監督のき
  つい演技指導に貯金を全部下ろしてここまで撮影にかかったお金を払っ
  て逃げ出そうと思ったほど追い詰められたとか…詳しくは中谷美紀が
  書いた「嫌われ松子の一年」参照。

  2時間10分という長編ながら、ハイテンポでミュージカルシーン満
  載で不幸の連続を見せてくれましたが、何故か癒され泣かされる作品
  に仕上がっていました。個人的には笑える『ダンサー・イン・ザ・ダ
  ーク』というか、和風『シカゴ』とも言えますね。純粋に笑える映画
  と思って見に行くと肩透かしかもしれませんし、泣こうと思って見て
  もダメかもしれませんね。ニュートラルな気持ちで見てもらいたい気
  がします。

  作品公式サイト http://kiraware.goo.ne.jp/
   
  STONEMAN推薦度★★★★ 内海君命度★★★☆
                                (10点満点:★=2点・☆=1点)

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■おやぢ幹のお気楽DVD日記(247)
   最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評
   http://okirakuoyadi.cocolog-nifty.com/miki/ 
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 「アンダー・ザ・プラネット」★★☆ 2005年カナダTMV 日本未公開
  地球の“核”の資源活用で大陸プレートを刺激したら地殻変動が起き
  地球壊滅の恐れが、地下40Kmへ爆弾をしかけるべく出発するが…
  博士とその助手2人のトリオが漫才のようで面白かったがそれ以外は
  「コア」のマネンぼで(^_^;) 

 「5ive」★★☆    2002年アメリカ 日本未公開
  HIVの自転車集配、9ヶ月の妊婦、金融ビジネスマン、掃除のおばちゃ
  んの4人が地震でエレベーターに閉じ込められての密室パニック。
  雰囲気良いと思うがこれじゃ公開にならないか・・ 

 「HYDE」★★☆    2005年アメリカ 日本未公開
  ジキル&ハイドの多重人格サスペンスホラー。
  医学生が殺さるが犯人は多重人格の仲間の学生だった。
  良い雰囲気なのですがちょっと脚本・編集が悪い。
 
 「この胸いっぱいの愛を」★★★   2005/10/8公開
  まあちょっと“ウルっ”とは来たが、「黄泉がえり」の二番煎じ。
  バイオリンを壊すシーンはいらないんじゃないか? 

 「ヘラクレス 選ばれし勇者の伝説」★★ 2005年アメリカTVM日本未公開
  “ヘラクレス”の勉強にはなりましたが。178分あります。 

 『ピンクパンサー』★★★★☆ 2006/5/13〜公開中 2006年アメリカFOX
  往年の人気シリーズを、スティーヴ・マーティン主演でリメイク。
  ドジ振りが良い結果と転じる「ビーン」風(“ビーン”程キツクは感じ
  ないが)のドタバタコメディ。 
  脇役陣ももったいないくらいにこれでもかと出てきて満喫の93分! 

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■ホラ〜言ったじゃないの(No.12) by.おやっさん

 「ランド・オブ・ザ・デッド」★★★
  監督:ジョージ・A・ロメロ
  出演:サイモン・ベイカー、ジョン・レグイザモ、デニス・ホッパー

  ☆ああロメロ。あなたはなぜロメロなの。
  ホラーファンなら絶対に知っているこの名。ゾンビの生みの親である。
  期待というよりも、彼がメガホンを取るなら「間違いない」みたいな
  気持ちになるから不思議だ。

  そしてやっぱり間違いなかった。なんせ初っぱなからもう怖い。でも
  青暗い画面には、まるでフェリーニの画を見ているような、幻想的な
  ムードが漂っていた。

  ゾンビから逃げ、生き残った人間たちは、川で挟まれた三角の土地に
  ゾンビ除けフェンスを張り巡らし、傭兵を置いてそこに暮らしていた。
  中央にそびえ立つ高層ビルには裕福層が暮らしており、その頂点に立
  つ男カウフマンが、金持ち連中と外に暮らす貧民層の両方、街全体を
  コントロールし、牛耳っていた。

  しかしゾンビにある変化が現れ、街は再びパニックに陥るのであった。
  ゾンビ映画共通のお約束は「生き残った方が大変」である。

  ロメロはただのゾンビ映画にせず、メッセージを込めている。人間の
  野蛮で愚かな姿を見せ、現代の我々の姿とを合わせ鏡にしているのだ。
  さすがだ。
  娯楽や憂さ晴らしのために利用されているゾンビらの姿に、心が痛ま
  なかったらそれは病んでいる証拠である。

  ここからは感想を箇条書きチックにする。

  花火きれい。それを見上げるゾンビ、なんかかわいい。
  ゾンビは二度死ぬ。
  見せ物ゾンビ。生きてる人間のがよっぽど残虐。
  生涯学習。あっ、銃ってこう使うんだ。
  俺だって好きでゾンビやってんじゃねぇ。てめぇらついてこい。
  川渡るゾンビ、ちょっとカッコイイ。

  一番心躍った場面は「臓物引っ張り出し健在」であった。そんでゾン
  ビお食事シーンはやっぱりえげつないんである。素敵だ。

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■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.20)by TAK・G
  『ダヴィンチ・コード』
  監督:ロン・ハワード 主演:トム・ハンクス
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    ☆ルーブル美術館での殺人事件を発端に、ダヴィンチの絵画の謎を紐
  解きながらキリスト教に秘められた真実を探ろうとする世界的に大ヒ
  ットしたダン・ブラウンのミステリー小説のアダプテーションを
  『ウィロー』や『アポロ13』のロン・ハワード監督が手がける。

  美術館館長の謎の死を、フランス警部(J・レノ)は、ハーバード大
  学の象徴学の権威ロバート(T・ハンクス)に協力を仰ぐが、実はロ
  バート自身を犯人ではと睨んでいた。館長の孫娘ソフィー(A・トト
  ゥ)は、暗号解読員として現われるが、死体の元に書かれた暗号から
  ロバートの無実を確信し共に逃亡を始め、その謎解きと犯人探しに挑
  むのであった。

  配役が的確だったかは定かではないにしろ、T・ハンクスのいつもよ
  り抑えた演技は知的に教授役をうまくカバーしていたし、A・トトゥ
  (『アメリ』)も成長し現実味ある役所についた。地味ながらもイン
  パクトのあったビショップ役に『プリック・アップ』や『フリーダ・
  ガーロ』のアルフレッド・モリナ、ジャン・レノの警部と、なかなか
  の豪華キャストに加え、今まではクールな役所の多かったポール・ベ
  タニー(『ギャングスターNo1』)が狂気的な悲哀のモンクを演じ
  る。かなりおいしい役所で、観衆の印象に強く残ったに違いない。

  原作読破者にはこの映画は不評のようだ。しかし、視覚的には、撮影
  されたフランス、イギリス、スコットランドの景観や建造物の美しさ
  をみごとにカメラに捉え、絵画の美しさと、自然の美しさのコラボレ
  ーションが図られ芸術的だ。個人的には、ストーリー中に織り込まれ
  たモンク、シラスの悲哀の人生に強く打たれ、鑑賞後に原作を読みた
  い心地にされた。

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■石男的衛星電影案内(Vol.285)5/27〜6/2 by.STONEMAN

  ☆今週のBS衛星映画劇場は『カンヌ国際映画祭特集』です。

   5月29日(月)20:00 BS-11(衛星第2)  
  『泥の河』('81 日本)先日亡くなられた田村高廣さんの主演映画です。
   監)小栗康平 主)田村高廣、藤田弓子
  ※宮本輝の太宰治賞受賞小説を映画化、アカデミー外国語映画賞にノ
   ミネートされたほか国内でも様々な映画賞を受賞し、高い評価を得
   た名匠小栗康平の監督デビュー作。高度成長期時代の流れの裏に生
   きる下層の人々の生活が、幼い子供たちのつかの間の交流を通して、
   周辺の風物や世相の描き込みもきめ細やかにつづられていく。

   5月30日(火)20:00 BS-11(衛星第2)
  『炎のランナー』('81 イギリス)
   監)ヒュー・ハドソン 主)ベン・クロス
  ※走ることに人生を賭け、1924年のパリ・オリンピック陸上競技
   金メダリストとなった二人の青年を実話に基づいて描く。ユダヤ人
   への偏見に立ち向かうため走るハロルド・エイブラハムズと、聖職
   者をめざし、神のために走るエリック・リデル。二人がライバルと
   なり、仲間たちやコーチに支えられ見事栄光を勝ち取るまでを綴っ
   た感動作。イアン・ホルムがカンヌ助演男優賞を受賞し、アカデミ
   ー賞では作品賞ほか4部門受賞。

   5月31日(水)20:00 BS-11(衛星第2)
  『男と女』('66 フランス)
   監)クロード・ルルーシュ 主)アヌーク・エーメ
  ※カンヌ映画祭グランプリとアカデミー外国語映画賞に輝いた、クロ
   ード・ルルーシュによる大人の愛の物語。事故で夫を亡くしたアン
   ヌと、妻に自殺されたカー・レーサーのジャン。2人は、それぞれ
   の子供を同じ寄宿舎にあずけていたため、面会に訪れたとある日曜
   日に偶然めぐりあい、恋が芽生えていくのだが・・・。監督のC・
   ルルーシュとともに、この映画のテーマ曲を作曲したフランシス・
   レイもこの作品で世界に名を知らしめた。

   6月1日(木)20:00 BS-11(衛星第2)
  『カンバセーション…盗聴…』('74 アメリカ)
   監)フランシス・フォード・コッポラ 主)ジーン・ハックマン
  ※ジーン・ハックマン演じるハリーは、サンフランシスコで盗聴を職
   業としている。ある日、依頼を受けて2人のカップルの会話を盗聴
   してしまったために、殺人事件に巻き込まれることに…。やがてハ
   リーは自分が逆に盗聴されているのでは、という強迫観念にかられ、
   激しい孤独と恐怖が彼を襲いはじめる。「ゴッドファーザー」のコ
   ッポラ監督が描いた緊張感あふれる傑作サスペンス。カンヌ映画祭
   でグランプリを受賞。

  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
   5月27日(土)20:00
  『カンフーハッスル』('04 中国/香港) 
   監)チャウ・シンチー 主)チャウ・シンチー
  ※「少林サッカー」で世界中の映画ファンを興奮と爆笑の渦に巻き込
   んだ、香港映画界の奇才C・シンチー。彼がまたしても、脱力系ナ
   ンセンス・ギャグと怒涛のアクション、奇抜なCG(「少林サッカ
   ー」よりもレベルアップ)を一緒くたに混ぜ合わせて、珍無類の劇
   画的世界を構築。庶民のアパートから立ち退きを迫られたカンフー
   の達人たちが、伝説の殺し屋たちと互いに超人技を競い合い、壮絶
   な死闘を繰り広げるさまは、荒唐無稽を通り越して圧巻。「少林サッ
   カー」に続いてシンチーの“ブルース・リー魂”も激アツだ。続編
   の製作も決まった。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
   5月28日(日)21:00ほか
  『天国から来た男たち』('01 日本) 
   監)三池崇史 主)吉川晃司
  ※エリート商社マン・早坂は、出張先のフィリピンで身に覚えの無い
   罪で逮捕され、現地の刑務所に収容されてしまう。そこはあらゆる
   言語が飛び交い、老人から子供までの男女があふれる囚人たちのカ
   オスだった。そんな刑務所の中で、タフに生きる日本人囚人に裏ビ
   ジネスを持ち掛けられて…。三池崇史監督が吉川晃司を主演に迎え
   ておくるクライム・アクション。
   
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■編集後記
  ☆今週から始まったTBSの昼ドラマ『我輩は主婦である』は、面白
  いですね。クドカンが昼ドラ初挑戦ということで、どんなドラマかと
  思いきやライトなホームコメディでしたね。斉藤由貴のコメディエン
  ヌぶりは舞台『君となら』なんかで知ってましたが、姑役の竹下景子
  のノリノリぶりには驚きました。それにしても40話もクドカンが締
  め切り守れるのかなぁ…。

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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.348(2006/5/26)
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