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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.345(2006/5/5)  2006/05/05


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第345号*
  *■■■■■■■■■*2006/5/5        *
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                          ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第345号
  ■映画インプレッション『小さき勇者たち〜ガメラ〜』
  ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(244)
  ■ホラ〜言ったじゃないの(No.11)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.282)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『小さき勇者たち〜ガメラ〜』
  監督:田崎竜太  主演:富岡涼、夏帆
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  ☆ゴジラと人気を二分する日本の生んだ巨大怪獣であるガメラですが、
  平成ガメラシリーズではシリアスなSF作品として大人の特撮マニア
  から支持されましたが、今回はファミリー映画としてお子様と一緒に
  お父さんも楽しめる作品となりました。

  美しい海に臨む伊勢志摩地方。事故で母を亡くした透は、沖の孤島で
  赤く光る石の上に乗った卵を見つけた。手にとると卵が割れ、中から
  は小さな亀が。透はその亀に「トト」と名づけ、ペットを禁止してい
  る父に見つからないよう、自分の部屋で育てることにした。しかしあ
  る朝、トトが父に見つかりそうになってしまう。焦ってトトを見失っ
  た透が次の瞬間見たものは…なんと、窓の外を飛んでいるトトの姿だ
  った…。

  平成のモスラシリーズを彷彿とさせる子供達が主演のファミリー映画
  ですが、三重県志摩と名古屋を舞台にしたバトルシーンはかなりの大
  迫力でシリアスだった平成ガメラ3部作に負けない迫力がありました。
  ヒロイン役の夏帆が未来のスターの輝きをみせていたのが印象的でし
  た。津田寛治と寺島進の親父ぶりも良かったです。

  今回の脚本がドラマ『星の金貨』などの龍居由佳里が初の女性脚本家
  ということで、とてもハートフルな展開で不覚にもクライマックスに
  はちょっとうるっとさせられました。
  
  作品公式サイト /http://gamera.jp/
   
  STONEMAN推薦度★★★☆ ケヅメリクガメ度★★★☆
                                (10点満点:★=2点・☆=1点)

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■おやぢ幹のお気楽DVD日記(244)
   最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評
   http://homepage2.nifty.com/mikisan 
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 「青い棘」★★☆  2005/10/29公開
  1927年、ドイツ・ベルリンの郊外の別荘での寄宿生の友情と愛情。
  雰囲気良いのに無理やりフィルムつないだって感じでよくわからん。 
  男たちを手玉にとる役アンナ・マリア・ミューエはドキっとするほど
  かわゆかった。
 
 「スカイハイ」★★★ 2006/2/25公開 2005アメリカ ディズニー
  『ファンタスティック・フォー』『Mr.インクレディブル』のスー
   パーヒローの養成学園みたいな感じ。学園ヒーローもの。
   特に目新しいものは何もないがダメ組が立ち上がればってやつ。 

 『V フォー・ヴェンデッタ』★★★☆ 2006/4/29〜公開中 
  2005年イギリス/ドイツ
  1960年のコミックを『マトリックス』シリーズのワォシャウスキー
  兄弟が脚本した近未来第3次世界大戦後の政治体制VS反体制もの。
  主演は「マトリックス」のヒューゴ・ウィーヴィング(エージェント
  ・スミス)とスキンヘッドで話題を呼んだナタリー・ポートマン。
  『マトリックス』つながりだし、仮面がユニークで『マルコビッチの
  穴』様の宣伝すれば大ブームが起きたのでは?とふと思った。 

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■ホラ〜言ったじゃないの(No.11) by.おやっさん

 「テキサス・チェーンソー」★★★
  監督:マーカス・ニスペル
  出演:ジェシカ・ビール、エリック・バルフォー、R・リー・アーメイ

  ☆「マイケル・ベイ製作」と聞いただけで「わっちゃ〜〜」と思わず
  漏らしてしまう映画ファンがいるのをご存じだろうか。ワシもその中
  の一人で、名作『悪魔のいけにえ』のリメイクという素晴らしい素材
  が、彼のせいで台無しになると思っていた。見るまでは。

  そう。気持ち悪くて衝撃的な始まりから、なかなか良かったんである。
  クーラーの壊れた車の中に若モン5人と、女の自殺体。このどうしよ
  うもなくムッとくる状況と動揺に暑さをシェイクした撮影が良かった。
  画面がザラついてるのも、一層不快感を煽っている。

  無名というか地味な配役ばかりだが、ちゃんと演技出来る若い俳優を
  起用したのも好感が持てる。うっかりしてると単なるアイドル映画や
  スタイリッシュなもんに転がりそうな気配をちゃんとセーブしてた。

  5人の若い男女がワゴン車での旅の途中、テキサスの田舎道を呆然と
  歩いていた一人の少女を助け(ようとす)る場面から、物語は想像を
  絶する展開を見せる。
 
 「ああ、あの時にこうしていれば」とか「ああ言ってたら」満載である。
  この「たられば」ってやつは、ホラーやサスペンスによく出てくる。
  後で命を脅かすやつだ。だからこそ見ている者はドキドキするんだが
  オノレらの命がかかってる選択を前に、いつだって余計な事を言う奴
  がいるんだ(たいがい女だ)。んで案の定「あーあ」な結果になって
  しまうのである。余計な事言った奴に限って結構しぶとく残ったりも
  する。

  オリジナルの『悪魔のいけにえ』は、最初っから終わりまで恐怖しか
  なかったが、今作はちょっとした笑いがあった。惨劇の起こる家の中。
  まるでブタ小屋だな、て本当に豚がいるんだ。しかもそれが結構「こ
  ぎれいな子豚」だ。
  現代人は息抜きさせないと保たんのかも知れん。おかげで「チェーン
  ソーて意外に何でも使えるんだな」とか思ってしまった。

  レザーフェイスに追っかけられとるシーンは、勢いがありすぎるのか
  何かマヌケな感じも漂っているし、おぞましい行為の中にどこかしら
  彼なりのコダワリ(手順とかね)が見えるのもちょっと笑ってしまう。
  ミシンまで踏んだりしてな。ふふ。器用な奴。

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■石男的衛星電影案内(Vol.282)5/6〜5/12 by.STONEMAN

  ☆今週のBS衛星映画劇場は『サンダンス・NHK国際映像作家賞』
   特集です。

   5月8日(月)20:03 BS-11(衛星第2)
  『セントラル・ステーション』('98 ブラジル)
   監)ウォルター・サレス 主)フェルナンダ・モンテネグロ
  ※サンダンス・インスティテュートとNHKの協賛による新人監督の
   登竜門「シネマ100・サンダンス国際賞」の支援で制作され、ベ
   ルリン映画祭主要3部門受賞というブラジル映画史上初の快挙に輝
   いたほか、数々の映画祭で高く評価された秀作。駅の構内で代筆屋
   を営む中年女と父親を探す少年の旅と交流を詩情豊かに描きながら、
   様々な問題をかかえるブラジル社会の現状にも目をむけたロードム
   ービー。

   5月9日(火)20:03 BS-11(衛星第2)
  『彼女を見ればわかること』('99 アメリカ)
   監)ロドリゴ・ガルシア 主)グレン・クローズ
  ※ハリウッドを代表する女優たちが共演し、ロサンゼルス郊外に住む
   悩める女性たちの日常を5話構成で描いた珠玉のオムニバス風映画。
   サンダンス・インスティテュートとNHKの協賛による新人監督の
   登竜門「サンダンス・NHK国際映像作家賞」の支援で製作された
   ロドリゴ・ガルシア初監督作品で、カンヌ国際映画祭「ある視点」
   部門グランプリに輝いた。

   5月10日(水)20:01 BS-11(衛星第2)
  『スモーク・シグナルズ』('98 アメリカ)
   監)クリス・エア 主)アダム・ビーチ
  ※サンダンス・インスティテュートとNHKの協賛による新人監督の
   登竜門「シネマ100・サンダンス国際賞」の支援で製作され、サ
   ンダンス映画祭観客賞、東京国際映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞し
   たアメリカ先住民族の血をひくクリス・エアの監督デビュー作。
   「スモーク・シグナルズ」とは“のろし”の意で、アイダホからア
   リゾナへと、亡き父の軌跡を訪ねていく青年の友情と心の再生を描
   いたロードムービー。

   5月11日(木)20:02 BS-11(衛星第2)
  『ミラーを拭く男』('03 日本)
   監)梶田征則 主)緒形拳
  ※サンダンス・NHK国際映像作家賞を受賞した梶田征則の初劇場長
   編映画監督作品。定年間近で思わぬ交通事故を起こしてしまった一
   人の中年サラリーマンが突然会社を辞め、家族を残し、日本全国の
   カーブミラーを拭く旅に出る。崩壊寸前だった家族が、戸惑いなが
   らもやがて新たな関係を見出していくまでを描く家族の崩壊と再生
   の物語。

  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
   5月11日(木)22:00
  『カナリア』('04 日本) 
   監)塩田明彦 主)石田法嗣、谷村美月
  ※「害虫」の俊英・塩田明彦監督が、今回またしても少年少女を主人
   公に据えつつ、あのオウム真理教事件という実在の事件をモチーフ
   に、今日の社会的テーマにより大きく踏み込んだ映画作りに果敢に
   挑戦。カルト教団の元信者の少年と、やはり心に深い傷を持つ少女
   が、地獄の縁を危うく綱渡りしながら、新たな人生に向かって懸命
   に疾走する様子を鮮烈なタッチで描く。2人の子役主人公、石田法
   嗣と谷村美月の瑞々しい好演も見逃せない。ちなみに谷村美月は海
   賊版撲滅キャンペーンのCMで黒い涙を流す女の子です。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
   5月7日(日)21:00ほか
  『インストール』('02 日本) 
   監)片岡K 主)上戸彩
  ※平凡そこそこな女子として過ごす毎日に脱力してしまった、17歳
   の朝子。このまま小さくまとまった人生を送るのかも…と思った朝
   子は、学校へ行くという習慣を捨ててみた。そんなある日、自分が
   捨てたパソコンを拾っていった小学生・かずよしと知り合い、二人
   は人妻風俗嬢を偽ってエロチャットのバイトを始めることに…。
   『蹴りたい背中』で芥川賞を受賞した綿矢りさのデビュー小説を、
   上戸彩と天才子役・神木隆之介主演で映画化。誰もが身に覚えのあ
   る、どうにもならない疼きと再生をポップなテイストで綴った青春
   映画。
  
  <BSデジタル民放>今週は「BS-i」デジタルBS-6ch
   5月7日(日)12:30
  『MUSA−武士―』('04 韓国) 
   監)キム・ソンス 主)チャン・ツィイー
  ※1375年、朝鮮の高麗は明朝と友好関係を築くため、南京城へ使
   節団を遣わした。しかし城に辿り着いた使節団はスパイ容疑をかけ
   られ広大な砂漠地帯へ流刑されてしまう。更に、遭遇した元軍から
   も襲撃を受けた一行は…14世紀の韓国の史実を基に、中国大陸激
   動の時代に生きた高麗武士たちの熱い生き様を壮大なスケールで描
   いた作品。
 
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■編集後記
  ☆GWも後半に入りましたがいかがお過ごしでしょうか?話題作がな
  いせいかシネコンに行っても活気がありませんでした。みんな行楽に
  出かけているのでしょうかね。

  先日、広島の横川シネマにて「オール西島秀俊ナイト」がありました。
  俳優の西島秀俊さんをゲストに迎えてのトークと出演作4作品の上映
  がありました。西島さんは映画やドラマで見る通り背が高く二枚目で
  したが、意外に芸能人的なオーラを発散しまくるタイプではなく、普
  通の人の中に混ざれば溶け込みそうな感じの人でした。 

  趣味を聞かれ、今は撮影の合間に映画館で古い日本映画の名画を見る
  ことだそうで、海外で映画祭に呼ばれても開いた時間は他の映画を見
  ているそうです。 

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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.345(2006/5/5)
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