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タイトル:NO=961 北陸三十六不動霊場  2021/08/29


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2021ー8ー29  第961 毎日曜日発行
 地方の札所を巡る旅  北陸三十六不動霊場  35   上中 
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上中 北陸三十六不動 34番札所 【天徳寺】 高野山真言宗 14−5−16
R27を小浜方面に8k、天徳寺の信号を左折、
突き当たりの「若狭爪割名水公園」の一角に【天徳寺】はある。

入り口に天徳寺会館がありその前が駐車場、川の流れに沿って奥に進む、
右手に『本坊』本坊には岩と苔で造られた江戸時代の名勝庭園がある。

本坊から観音橋を渡り奥に進むとやや高台に『本堂』がある。

豪華な厨子にご本尊秘仏馬頭観世音菩薩が祀られている。

本堂から更に奥へ、長い石段を登った所に『阿弥陀堂』が建つ、
ご本尊阿弥陀如来は平安期の作、重要文化財指定の穏やかな表情の仏様、
合わせて聖観世音菩薩、勢至菩薩が祀られている。

お堂の周りには、時計回りに四国八十八ケ所の本尊石仏が苔むした台座に50cm間隔でずらりと並んでいる様子は壮観である。

阿弥陀堂から山道を更に奥へ、名水百選に選ばれた「瓜割の滝」に行き着く、
深い木立に包まれた谷合に大岩が座り、岩から2本の滝が流れ出ている、
と言いたいが2ケ所から湧水が出ているといったほうが正しい、
この水は水量が豊富で爪が割れるほど冷たいと言うことで「爪割の霊水」
と呼ばれています。
この名水で喉を潤し杉木立の中を下山の途に着く。

所在地 福井県上中町天徳寺 

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