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タイトル:NO=938 北陸三十六不動霊場  2021/03/21


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2021ー3ー21  第938 毎日曜日発行
 地方の札所を巡る旅  北陸三十六不動霊場  12 氷見
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氷見 北陸三十六不動 12番札所 【上日寺】   真言宗 14−8−9

北陸本線高岡駅から氷見線に乗り換え途中海岸の景色の良い「雨晴」を通り
終着駅「氷見」へ、商店街を通り抜け市民会館の脇を通って突き当たり、
「大銀杏」で有名な【上日寺】へ。

日本最古、最大の観音菩薩霊木「大銀杏」、樹齢1,300年 樹高35m 
胴回り12mの見事な銀杏である。
秋には 「ぎんなん」がドラム缶に6杯も収穫されるという。 

大銀杏の前の参道を通り、
道脇に石仏が並び中には600年前の石仏「如意輪観音」もある。

参道を進むと左手に『竜神池』池には木製の遊歩道が架けられ、
水面には黄色い睡蓮が咲いていた、池の向い側に『本堂』12番の不動明王、
大日如来、阿弥陀如来、地蔵菩薩を合祀する,
参道に戻り更に奥に進む長い石段が迫る。

石段の右手前に『観音菩薩霊水』といわれる湧水がコンコンと湧き出ている、
泉を覆うように大楓が水面陰を落としている。

霊水で喉を潤し急な石段を登る、両側に句碑や石仏が随所に建つ、
登り詰めると広い平地、『千体地蔵堂』『閻魔堂』『動物塚』『稲荷社』等が
点在し『鐘楼』は1688年の作で市文化財指定、
亦長沢筑前寄進の『石仏群』は高さ30cm程の石仏が39体
お堂に並んでいるのも見応えがある。

中心に『観音堂』十一面観世音菩薩が秘仏として、
十六羅漢,十二神将が周りを囲むように祀られている。

堂内の天井絵は1935年に描かれた『竜王の図』市指定文化財である。

所在地 石川県氷見朝日本町16−8  0766-72−0341

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